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COLUMN コラム

2025.03.05 サウナの基本知識

サウナの入り方とロウリュの極意を学ぼう

#サウナの効果 #サウナの基本 #メリット・デメリット

サウナに興味のある方必見!サウナの入り方やマナー、ロウリュのやり方、「ととのう」って何?などなど、気になる基本知識を解説。健康的に楽しむための注意点も要チェックです。

目次

1.サウナの入り方:サウナについてこれだけは知っておこう

そもそもサウナとは?必要な持ち物は?「正しい」サウナの入り方ってあるの?「ととのう」とは?サウナって危険?等々、基本的な疑問について解説します。

1-1.サウナとは何か? 基本的な知識と楽しみ方

サウナは、身体を温めて汗をかくことでリフレッシュとリラクゼーションを提供する伝統的な入浴法です。フィンランド発祥の文化で、近年日本でも多くの人々に親しまれています。その魅力は多岐にわたります。心身をリフレッシュさせるだけでなく、血行促進や体内の老廃物の排出を助ける効果も。さらに、サウナに入ることでストレスが軽減され、精神的なリラックス効果も得られます。日常の疲れを癒すのに最適な手段と言えるでしょう。
サウナには色々なタイプがあります。現在のサウナブームの中心にあるのは、ロウリュが出来るフィンランド式サウナです。

1-2.サウナの入り方:必要な持ち物

必要な持ち物は訪れる施設によって異なることが多いです。お出かけ前に、施設の公式サイトやサウナポータルサイトなどで確認しておきましょう。
基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っています。こだわりがある場合以外はもっていかなくても大丈夫でしょう。
バスタオル、フェイスタオルもほぼ全ての施設で用意があります。ただし、レンタル料(数百円)がかかる場合も多いので、マイタオルを持参するとお得です。
クレンジングや洗顔料、水やスポーツ飲料、スキンケア用品などは持参をおすすめします。そのほか、サウナハットやサウナタオルなどを持っていくとサ活が充実します。

サウナの持ち物について詳しくはこちら

1-3.サウナの「正しい入り方」?「ととのう」とは?

Wellness and Relax、サウナはリラックスして楽しむものというイメージを伝える画像。湖の桟橋で横たわっている女性の画像。我慢や考えすぎにNGマーク。

「正しい」サウナの入り方としてサウナ→水風呂→外気浴のサイクルが色々な媒体で紹介されています。サウナでしっかりと汗をかき、水風呂で身体を引き締め、外気浴でリラックスすることで、気分がクリアになり、深いリラックスを感じられます。
“ととのう”とは、概して、これによって得られる心身のリラックス状態を指します。特に、心拍数の落ち着きを感じることができる外気浴は、このサイクルの鍵となります。サウナの熱と水風呂の冷たさが交互に刺激を与えることで、体内の循環を促進。身体がリセットされる感覚を味わうことができます。
これがまさに”ととのう”の醍醐味であり、多くの人がサウナを愛する理由の一つです。反面「ととのう」ことを目的にしすぎる傾向も。どういう状態になれば「ととのう」と言えるのかを突き詰めすぎて、「今日はととのえなかった」と、せっかくのサウナ体験にネガティブな評価をつけてしまうのは少し残念です。
サウナで一番大切なことは「楽しむこと」。実際、フィンランドではサウナの入り方に決まった「型」はありません。その日の気分や体調に合わせて、入り方のパターンは様々です。あまり難しく考えず、その日のコンディションに合わせて自由に楽しむことが、一番の「正しい入り方」かもしれません。

1-4.サウナは危険?注意しなければならないこと

サウナは心身の健康に様々なメリットをもたらします。同時に、身体に負担をかける行為でもあります。例えば、サウナのメリットをもたらす要因の一つである心拍数の上昇。健康な人にとっては心血管疾患のリスクの低下につながります。その一方、すでに心血管疾患を患っている方にとっては深刻なリスクを生みます。心臓疾患や高血圧のある方、心臓に負担をかけることについて注意が必要な方は、サウナ浴は避けたほうがいいでしょう。
また、発汗作用も健康効果を生む要素ですが、これは脱水のリスクもはらんでいます。サウナ後の水風呂も、メリットがある一方、ヒートショックのリスクが高い行為です。
サウナの健康効果は、基本的には現状健康な人向け。基礎疾患がある方や、体調の悪い方にとってはハイリスクな場合が多いということを念頭に置いておく必要があります。 サウナ利用時の健康上の注意点については後述します。是非しっかりチェックしてください。

サウナの危険性と安全にととのうための対策についてはこちら

2.ステップバイステップ: サウナの入り方

ここではサウナの入り方の詳細を解説していきます。

2-1.サウナ→水風呂→外気浴人気のサイクルを試してみよう

準備:

入浴前に軽くシャワーを浴び、身体を清潔に保ちます。シャワー後は水分をしっかりふき取りましょう。これによりサウナの熱が伝わりやすくなり、より効果的に汗をかくことができます。また、体を洗うことで毛穴が開き、発汗作用が高まります。

サウナ:

サウナマットを使用し、ベンチに腰掛けます。あぐらや体育座りなどで、足までベンチの上に乗せるのがおすすめです。サウナ室内にいる時間は10分が目安ですが、時間に拘らず、体調を優先しましょう。心地よい温度を感じるまで、無理せず、リラックスしながら入浴することが大切。サウナに入る際には、深呼吸を心がけ、徐々に体を慣らしていくことがポイントです。

水風呂:

サウナ後はシャワーで汗を流し、心臓に負担をかけないよう足からゆっくり水に浸かります。手桶が置いてある場合は、水風呂の水を脚や腕にかけてから入るのを推奨します。入水時は、急激な温度変化を避けるため、少しずつ体を慣らしてから入ると良いでしょう。水風呂には、身体を引き締めるだけでなく、心拍数を落ち着かせる効果もあります。

外気浴/内気浴:

水風呂後は、脈拍が落ち着くまでリラックスします。心身を自然に戻す大切な時間です。この時間をしっかりと取ることで、”ととのう”感覚をより深く味わうことができます。外気浴や内気浴の時間は、その日の体調や気分に応じて調整しましょう。基本的には、脈拍が落ち着くまで休むようにするといいでしょう。

2-2.フィンランド流サウナの入り方: 型にはまらない自由な体験

フィンランドでは、サウナは自由に楽しむことが基本です。ルーティンに拘らず、自分の心地よいペースでサウナを楽しむことを大切にしています。”ととのう”ことよりも、リラックスを重視することを忘れずに。
フィンランドの人々にとって、サウナは日常生活の一部。そのため、ルールにも柔軟性を持たせています。自分の身体と心の声を大切にし、その時々の気分や体調に合わせたサウナの楽しみ方を見つけること。真のサウナ体験と言えるでしょう。フィンランド流のサウナ文化では、友人や家族と一緒にリラックスする時間も大切にしています。

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2-3.サウナの入り方と体調管理の重要性: 無理せず、気持ちよく楽しむために

サウナは身体に負担をかけることもあります。体調が優れないときや空腹・満腹時、飲酒後の利用は避けましょう。特に高血圧や心臓疾患をお持ちの方は、利用を避けるか、医師に相談の上、無理せず楽しむことが大切です。サウナに入る前には、自分の体の状態を常に把握しておく。これも、健康的なサウナ体験のための第一歩です。
体調を崩さないためにも、無理をせず、自分に合ったペースでサウナを楽しむことが推奨されます。また、健康的に楽しむという観点を忘れないようにしましょう。

3.サウナの入り方:ロウリュの楽しみ方と注意点

サウナブームの中心、ロウリュサウナ。「ロウリュはサウナの魂」「ロウリュが出来ないサウナはサウナじゃない」とフィンランドの人々が口をそろえるほど、フィンランド式サウナにとってなくてはならない存在です。ここではその楽しみ方と注意点を解説します。

3-1.ロウリュとは

ロウリュは、サウナと同じくフィンランド語。löylyと綴ります。「サウナストーブの石に水を掛けて発生させる蒸気」を意味する単語です。こんな特定の蒸気を表す単語があるなんて、さすがサウナ発祥の地ですね。
日本では「サウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させること」を指す場合が多いです。 ロウリュが出来るのは、ヒーターの上に石を積んでサウナを温める、フィンランド式(ストーン対流式)サウナ。遠赤外線式や格納式のボナサウナではロウリュはできません。

3-2.ロウリュを楽しむサウナの入り方: 効果と注意点を知ろう

ロウリュの魅力を一覧にした画像。発汗の促進、サウナの健康効果アップ、心地よさ、アロマでリラックス。

ロウリュには、次のような効果があります。

①サウナ室内の湿度を上げる
②蒸気によって体感温度を上げる
③発汗作用を促進する

ロウリュによって蒸気が発生すると、体感温度が一気に上昇します。これによって発汗が促進され、サウナの健康効果にブーストがかかるというわけです。
一方で、体感温度が上がりすぎる場合も。ロウリュを前提としているフィンランド式サウナの推奨温度は70℃~80℃。ところが、日本では多くの商業施設が90℃~100℃以上に設定しています。この場合、高温の蒸気によって危険を感じるほど熱くなる可能性があります。やけどのリスクもあります。熱すぎると感じたら絶対に我慢せず、サウナ室を出るかヒーターから離れてください。

3-3.サウナの入り方:セルフロウリュの場合は周りへの配慮も忘れずに

施設によっては、利用者が自分でロウリュが出来る「セルフロウリュ」を実施しています。好きなタイミングでロウリュができるので人気です。ただし、蒸気の刺激が強すぎると感じる人もいるので、事前に一声かけて理解を得ることが大切。周りの利用者に一声かけるなど、配慮を忘れずに行いましょう。
また、蒸気の量を調節しながら、適度に楽しむことが推奨されます。周囲の状況を確認し、他の利用者に不快感を与えないよう心掛けましょう。
加えて、ロウリュは電気製品に水を掛ける行為です。つまり、頻繁すぎるロウリュはサウナヒーターの寿命を短くします。「15分に1回」など、施設のルールを守り適度に楽しみましょう。

3-4.ロウリュで使うアロマオイルの選び方と使い方

ロウリュではサウナヒーターに水を掛けますが、これにロウリュ専用のアロマオイルを入れることができます。蒸気と共にアロマに包まれるリラックス体験は、ロウリュサウナならでは。
ただし、運転中、ヒーター内部は400度以上の高温になっています。ロウリュ用でないアロマオイルや、濃度の高いアロマ水を掛けると、発火の危険があります。火災や怪我につながり、非常に危険です。アロマロウリュの際は、必ず専用のアロマオイルを使い、用法容量を守りましょう。
また、殆どの施設ではアロマオイルの持ち込みを認めていません。プライベートサウナなどでは好きなアロマを選んでロウリュ水に入れられるところも。この場合も用法容量についてのルールをしっかり守るようにしましょう。

ロウリュの魅力についてはこちらをどうぞ

4.サウナの入り方:基本的なマナー

サウナは共用スペースです。そのため、他の利用者への配慮が重要です。独自のルールを設定している施設も多いです。お出かけ前や入浴前に、注意書きをしっかり確認しましょう。

4-1.音や話し声に関する配慮

フィンランドにおけるサウナは交流の場所でもあります。フィンランドの公共サウナでは基本的に会話は禁止されていません。一方、日本のサウナ施設では黙浴をルールにしているところも少なくありません。その場合は施設のルールに従いましょう。また、会話OKの施設でも、非常識な声量で会話しないよう注意が必要です。

4-2.汗に関するマナーと注意点

共有スペースであるサウナ。サウナの入り方で一番問題になるのが、汗の処理。誰しも、他人の汗には極力触れたくないものです。とはいえ汗をかくのは自然なことですし、サウナのメリットでもあります。皆が気持ちよく過ごせるように、以下のことに気を付けましょう。

  1. サウナタオルを持ち込む
    汗がなるべくサウナ室内に落ちないよう、サウナタオルを首からかけておくようにしましょう。
  2. サウナマットを利用する
    殆どの施設で、サウナマットが用意されています。サウナ室のそばに用意されているものを持ち込んで使用するシステムになっているところも。他の人と共有するのが気になる場合はマイサウナマットを持ち込むのもおすすめです。
  3. 水風呂に入る前に汗を流す
    サウナから水風呂に直行して汗だくのまま水風呂に浸かるのはNG。水風呂前にはシャワーなどで汗を流してから入るようにしましょう。ヒートショックのリスクを下げる上でも効果的です。
  4. 使用後のサウナマットや椅子は水で流す
    使用したサウナマットはラックやかごに戻す前に、シャワーなどを使って洗いましょう。内気浴や外気浴で使用した椅子も、利用後に水で流すといいでしょう。施設によっては椅子の近くに洗浄用のシャワーが用意されています。ない場合は手桶等を使うと良いでしょう。

4-3.他の利用者に配慮して、気持ちのいいサウナ浴を

サウナ室内はスペースが限られています。足先まで温めるためには胡坐をかいたり体育座りをしたりしたほうがいいですが、混んできたら足を下ろして他の人の座るスペースを空けてあげることも必要です。また、外で待っている人がいる場合は早めに上がるなどの気遣いが必要な場合も。思う存分サウナ浴が出来ないのは残念かもしれません。それでも共有スペースであることを念頭に、配慮するようにしましょう。

5.サウナ利用時の健康上の注意点

前述の通り、サウナは健康上のリスクもはらんでいます。ここでは健康的にサウナを楽しむための入り方を解説します。

安全なサウナの入り方をまとめた画像。サウナに入る前に体を洗う等。

5-1.サウナに入る前の体調チェックポイント

体調不良時は、サウナのメリットがリスクになります。特に、下のような場合はサウナの利用を控えましょう。
・飲酒後や二日酔いの時
・空腹時や満腹時
・寝不足、過労など体調が万全でないとき
・ケガや炎症があるとき
少しでも健康上の不安がある場合は、サウナの利用を避けるか、医師に相談の上で利用してください。

5-2.サウナ浴も体調最優先で楽しむ

サウナ中も、体調を最優先にして、入浴時間や入浴方法を調整しましょう。入る前は特に不調を感じていない場合でも、サウナ浴中に不調を感じたら無理せずサウナ室をでることが重要です。
また、不調の時は水風呂をやめてシャワーで済ませるなど、負担の少ない入り方にするのもおすすめです。サウナは上に行くほど温度が高い為、下の段に座ることで負担を減らすこともできます。
身体からの不調のサインを見逃さず、サウナの入り方を柔軟に変えましょう。

5-3.サウナでの水分補給

サウナにはいると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。 このイメージで水分補給をするといいでしょう。

5-4.高血圧や心臓疾患を持つ方の注意事項

サウナによる健康効果は、健康体であること、が大前提です。サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、入り方には特に注意が必要です。下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。

  • 高血圧の方
  • 心血管疾患の患者
  • 高齢の方
  • 妊娠中の方
  • その他、炎症、排煙、皮膚感染症、発熱など健康状態に問題がある方

6.自宅サウナなら自分の好きなようにサウナを満喫できる

自宅にサウナがあることによる利点を一覧にした画像。

自宅にサウナがあれば、好きな時に自由な入り方で楽しむことができます。また、家族や友人と共に、心地よいサウナタイムを過ごすことで、日常生活に新たな楽しみを加えることができるでしょう。自宅サウナは、日常の疲れを癒すための新しい方法として、多くの利点をもたらします。

6-1.自宅にサウナがあれば気分や体調に合わせて自由な入り方が可能

前述してきた通り、サウナ施設の空間は共有スペース。ルールを守る必要がありますし、他の利用者への配慮も必要です。その点、自宅サウナであれば、他の方に配慮する必要もなく、ルールも自由。更に、気分や体調に合わせて設定温度を変えることもできてしまいます。
中でストレッチをしたい日は低めの温度にしたり、体調を調整したい日は中温設定にしたり。好きなアロマオイルをつかうのも、好きな音楽をかけるのも、気分次第!友達や家族とおしゃべりをしながらサウナを気兼ねなく楽しむこともできます。
でも高いのでは…?と思った方に朗報ですが、設置費も維持費も、意外と手頃なんです。

6-2.フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」

おすすめは、ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)。サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。さらに、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

6-3.1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。

6-4.購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。
家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。