COLUMN コラム
サウナの適切な温度とその効果について徹底解説
#サウナの効果 #サウナの基本 #個宅サウナサウナの温度設定と効果の違いを知ろう!フィンランドと日本のサウナの温度の比較や、目的に合わせた適切な温度、サウナヒーターの種類と温度の関係について解説します。結局何度がいいの?熱ければ熱いほどいいの?などなど、サウナの温度に疑問や興味を抱いているサウナ愛好家必見の情報です!
目次
1.日本のサウナは本場より暑い!?フィンランドと日本のサウナ温度の違い
今や一過性のブームを超えて日本でも定着してきたサウナ。ロウリュの出来るフィンランド式サウナが人気です。ところで、実は日本のサウナの設定温度が本場よりかなり高いってご存じでしたか?ここでは日本とフィンランドのサウナ温度の違いや適切な設定温度について解説します。
1-1.日本のサウナの特徴と温度
日本のサウナは、一般的に高温で知られています。多くの施設では温度が90度以上に設定されており、場合によっては100度を超えることもあります。
短時間で効率的に発汗を促すことができるため、多くのサウナ愛好者に人気があります。一方で、高温による負担も考慮する必要があります。特に初めてサウナを利用する人や体調が優れない場合には、無理をせず適切な休憩を取ることが重要です。
1-2.フィンランドのサウナの特徴と温度
フィンランド式サウナは、水を熱した石にかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が特徴です。この方法により、湿度が高まり、体感温度が上昇します。
本場フィンランドでは、一般的に70度から80度程度に設定されています。湿度が高いため、比較的低温でも十分に発汗を促すことができ、体への負担も少ないとされています。また、心地よい蒸気に包まれることで心身ともにリフレッシュすることができます。
1-3.適切なサウナの設定温度とは
それでは適切なサウナの設定温度はどれくらいなのでしょうか?それは、求める効果や体調によって異なるというのが結論です。こちらについては次のブロックで解説します。
とはいえ、フィンランド式サウナの特徴上、高すぎる設定はあまりお勧めしません。
前述の通り、フィンランド式サウナはロウリュが前提です。ロウリュによって、空気よりも熱伝導率が高い水分が室内に満ちるため、体感温度が一気に上がります。つまり設定温度が高すぎると、ロウリュ後の体感温度が上がりすぎてしまうのです。
ロウリュをしたら熱すぎて目や鼻が痛くなった、サウナ室内にいられなくて慌てて外に出た…という経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
サウナの本質は心身のリラックス。施設によっては超高温のハードなロウリュを売りにしているところもあります。ただ、安全性や心地よさの観点からすると、設定温度は高くても90℃程度に抑えるのをお勧めします。
2.サウナの温度が心身に与える効果や影響
現在主流となりつつあるフィンランド式サウナの温度については前述しました。ここではその他サウナの温度帯と、温度帯別の効果についても解説します。
2-1.サウナの種類と温度
サウナの種類は大きく分けて3種類。フィンランド式サウナは高温サウナに属します。
・高温サウナ 温度:75~110℃ フィンランド式サウナ、一部の遠赤外線サウナ(ガスタイプなど)
・中温サウナ 温度:60~70℃ 一般的な遠赤外線サウナ、中温設定のフィンランド式サウナ(電気式)
・低温サウナ 温度:40~60℃ ミストサウナ、スチームサウナ、塩サウナなど
2-2.高温サウナの効果
フィンランド式サウナと一部の遠赤外線サウナ(主にガス式の遠赤ストーブ)が該当します。
フィンランド式サウナはロウリュで湿度が上がるため、湿度は~40%程度。息苦しさや肌の乾燥を感じにくくなっています。対して、いわゆる「昭和のカラカラサウナ」である高温遠赤外線サウナの湿度は10%程度と低いです。
高温サウナは、短時間で大量の発汗を促すため、デトックス効果が非常に高いです。発汗によって肌の調子が良くなり、代謝も活発になります。また、血行促進効果も期待でき、筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果も得られます。
ただし、高温サウナは体への負担も大。長時間の利用は避け、適切な水分補給と休憩を取ることが重要です。 また、熱すぎるサウナや乾燥しすぎているサウナは、肌や髪にダメージを与える可能性もあります。サウナハットやタオルなどを利用して保護し、サウナ後に適切なケアを実施しましょう。
2-3.中温サウナの効果
遠赤外線サウナ(主に電気式)とフィンランド式サウナが該当します。
湿度は10~15%と低めですが、温度も低いので息苦しさは感じません。
遠赤外線式は、他のサウナよりも低い温度でより激しい発汗を身体に促します。中温サウナは高温サウナに比べて温度が低いため、循環器系の問題を抱える人にも適しています。また、リラックスしながら読書をするなど、複数のことを同時に行うのに最適です。
電気式ヒーターのフィンランド式サウナも温度設定により、中温で楽しむことができます。ロウリュで体感温度を上げながらゆっくりリラックスしたいときにおすすめです。
2-4.低温サウナの効果
ミストサウナやスチームサウナなどが該当します。
湿度は90~100%。湿度が高いため熱が伝わりやすく、低温ですがしっかりと温まることができます。 低温サウナは、比較的長時間リラックスして入ることができるのが特徴です。体への負担が少なく、心地よい温度でじっくりと汗をかくことができます。
低温サウナは、ストレス解消やリラクゼーション効果が高く、心身のリフレッシュに最適です。また、湿度が高い環境では、呼吸器系にも良い影響を与えるため、風邪予防や喉のケアにも効果的です。肌や髪への保湿効果もあります。
3.目的や体調に合わせたサウナの温度の選び方
前述の通り、サウナの温度によってそれぞれ異なる効果があります。ここでは、目的別に最適な温度や、サウナ室内での位置と温度の関係を解説します。
3-1.リラックスしたいときの最適な温度
リラックスしたいときは、低温~中温のサウナがおすすめです。
身体への負担が少ないので、体調が万全でないけれど温まりたいというときも低温~中温サウナがいいでしょう。遠赤外線サウナは筋肉の痛みや苦痛の軽減に効果があり、スチームサウナやミストサウナは呼吸器系のケアに効果があります。気分や体調などに合わせてサウナを選択しましょう。
フィンランド式サウナの場合はロウリュの水に専用のアロマオイルを混ぜて、アロマロウリュをすると更にリラックス効果が高まるのでおすすめです。
3-2.デトックス効果を高めたいときの最適な温度
デトックス効果を高めたい場合は、高温サウナが適しています。
短時間で集中的に汗をかくことで、体内の老廃物を効率よく排出することができます。
ただし、体への負担も大きいため、適切な水分補給と休憩を忘れずに行いましょう。また、体調が優れない場合は無理をせず、低温サウナに切り替えることも一つの方法です。
3-3.サウナの温度と場所の関係
特にフィンランド式サウナの場合、サウナ室内の温度は場所によって異なります。温められた空気は上に向かうためで、高い位置の方が温度は高くなります。
ベンチの高さが数種類ある場合、下段と上段を温度で使い分けるのもおすすめです。効率的に汗をかいてデトックスを促進させたい場合は上段、一休みしたい場合は下段など移動する…といった具合に一度のサ活で温度帯を変えることもできますよ。
4.サウナヒーターの種類とサウナの温度の関係
サウナの種類と温度帯は前述の通りですが、フィンランド式サウナが高温と中温の両方に出てきていたことにお気づきでしょうか?実は、一言でフィンランド式サウナといっても、ヒーターのタイプによって適した温度帯が違います。ここではヒーターのタイプと適した温度帯、そして温度の設定方法の違いを解説します。
4-1.中温サウナに適したサウナヒーター
フィンランド式サウナのサウナヒーターの特徴はサウナストーン。フィンランド式サウナではヒーターで加熱された石が室内の空気を温めます。この空気を介した熱は対流熱と言われ、ヒーターから直接伝わる熱(輻射熱)に比べて非常に柔らかく感じます。
中温サウナに適したヒーターはこの対流熱の割合が高いヒーター=ストーンの数が多いヒーター。ヒーター全面に石が配置されているものがこれにあたります。
ハルビアのサウナヒーターでは、シリンドロシリーズやスピリットシリーズ、レジェンドシリーズが該当します。
部屋を温める前に石を温める仕組みのため、適温になるまでに時間がかかりますが、柔らかな熱に包まれてじっくり温まることができます。
【石が多いヒーターの特徴】
〇フィンランド式サウナ本来の柔らかな熱を味わえる
△部屋を温めるのに時間がかかる=高温設定にしたときのエネルギー効率が悪い
△石が多いのでメンテナンスが大変 ➡中温設定のサウナ、少人数用のサウナ室におすすめ
4-2.高温サウナに適したサウナヒーター
100℃前後の高温でフィンランド式サウナを楽しむ場合は、ストーンの数が少ないヒーターが最適。
ストーン部分から生まれる対流熱と、本体から直接身体を温める輻射熱を併用するタイプで、箱型のヒーターの上部に石が積まれているものが多いです。
ハルビアのサウナヒーターでは、キップシリーズやクラブシリーズ、ヴィルタプロがこれに該当します。
輻射熱は遠赤外線式のように直接身体を温める熱なので、対流熱のみのタイプよりも早く温度を上げることができます。ただし、直接的な熱が大きい分、熱の柔らかさは控えめ。設定温度によってはヒリヒリ感を感じることもあります。
【石が少ないヒーターの特徴】
〇部屋が早く温まる=高温設定にしたときのエネルギー効率がよい
〇石がすくないのでメンテナンスが容易
△フィンランド式サウナ特有の熱の柔らかさは控えめ ➡高温設定のサウナ、大人数用のサウナ室におすすめ
4-3.温度設定とサウナヒーター
フィンランド式サウナのサウナヒーターの加熱方式は、電気式と薪式の二種類。薪式の場合は温度設定ができません。電気式には、液晶コントローラーで設定が出来るタイプと、本体についたダイヤルで設定するタイプがあります。
前者は液晶パネルから1℃単位で温度が設定可能。後者の場合は弱・中・強のような大まかな温度帯で設定できます。 正確に設定したい場合はコントローラー式をお勧めします。正確な温度設定は必要ない、という方には、より安価なダイヤルタイプがおすすめです。
5.自宅サウナなら好きな温度でととのえる
さて、サウナの温度別の効果などをお伝えしてきましたが、色々な温度設定やサウナタイプの商業施設を把握しておいて、体調や気分に合わせて選ぶ…というのはあまり現実的ではありませんよね。その点、自宅にサウナがあればいつでも好きな温度で楽しむことができます。ここでは多々ある自宅サウナのメリットのうち、温度に関するものをご紹介します。
5-1.サウナの温度と自宅サウナのメリット
サウナの温度に関わる自宅サウナのメリットといえば、自由に温度を設定できること。自分の体調や目的に合わせて最適な温度を設定することができます。例えば、リラックスしたいときには低温に設定し、デトックス効果を高めたいときには高温に設定することが可能です。
5-2.家族全員がそれぞれ好みの温度でサウナを楽しめる
自宅サウナなら、家族全員がそれぞれの好みに合わせて温度を調整可能。誰もが快適にサウナを楽しむことができます。フィンランドにおいて、サウナは家族のコミュニケーションの場でもあります。温度を低めに設定してお子さんと一緒に入ったり、という活用もおすすめです。スマホを置いて一緒に汗をかくひと時は、日々の生活においてもかけがえのない時間になるはずです。
5-3.自宅サウナでの温度設定の注意点
自宅サウナで気になるのは電気代。当然ですが、設定温度が高いほど電気代は高くなります。サウナに入る際は、暖機運転と入浴、入浴後の乾燥運転で1回3時間ほど運転が必要です。電気代が気になる方は、この点でも温度に注意を払いましょう。とはいえ、1~2人用のサウナルームを3時間運転させた場合の電気代はおよそ300円程度。施設に行くよりもお得です。
6.好きな温度で快適にととのいたいなら…ハルビアのソポシリーズがおすすめ
自宅サウナを導入して好きな温度で快適にととのいたい!そんな方には、サウナ&スパの世界No.1ブランド ハルビアの純正サウナルームがおすすめです。手軽なダイヤルタイプのヒーターが標準付属されていますが、1℃単位で設定したい場合は液晶コントローラー式のヒーターに変更も可能です。
6-1.フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
6-2.1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。
6-3.購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。