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 家庭用サウナとカビ。自宅にサウナを導入する方が増えている中、多くの方が頭を悩ませているのが「カビ問題」です。せっかくの家庭用サウナが、カビによって台無しになってしまうのは避けたいものですよね。この記事では、家庭用サウナにカビが発生する原因から予防策、そして効果的な清掃方法まで徹底解説します。

 適切なメンテナンス方法をマスターして、清潔で気持ちの良いサウナライフを送りましょう。

家庭用サウナにカビが発生する主な原因

 家庭用サウナでカビが発生するのは偶然ではありません。サウナの環境は、実はカビにとって絶好の生育条件を揃えているのです。カビの発生原因を正しく理解することが、効果的な対策の第一歩となります。

家庭用サウナにおけるカビの主な原因をまとめた図。
高温多湿、木質、通気不良、汗や皮脂の影響。

高温多湿環境とカビの関係

 サウナの高温多湿の環境は、残念ながらカビの成長にも理想的な条件です。カビは一般的に20〜30℃の温度と60〜80%の湿度環境で最も活発に成長します。サウナ使用中は高温であるため、カビの活動は抑制されます。しかし使用後に冷える過程でサウナ内は湿度が高いまま適温になり、カビが繁殖しやすい状態になります。

 特に梅雨時期や夏場は外気の湿度も高くなるため、サウナ室内の湿度もさらに上昇。カビの発生リスクが高まります。この季節には特に注意が必要です。

木材の特性とカビの親和性

 サウナには木材が使われますが、木材には湿気を吸収・保持しやすいという側面も。木材の微細な孔や割れ目は、カビの胞子が定着するのに最適な場所となり得ます。

 また、木材自体が有機物であることから、カビにとっては栄養源にもなり得ます。特に未処理の木材や保護処理が不十分な木材は、カビに対する抵抗力が弱く、発生リスクが高まります。

通気不良によるカビの発生

 サウナは基本的に密閉性の高い空間です。そのため使用後に適切な換気を行わないと、湿気が室内に滞留してしまいます。密閉された高湿度の環境は、カビの胞子が活性化し繁殖する絶好の条件となります。

 特に屋内のサウナや、通気口が少ないサウナでは、この問題が顕著に表れます。使用後にドアを閉めたまま放置すると、湿気が逃げ場を失い、室内の湿度が長時間高いままに。これによってカビの発生リスクが高まります。

汗や皮脂がカビの栄養源になる

 汗や皮脂は、木材の表面に付着することでカビの栄養源となります。人間の汗には塩分やミネラル、皮脂には脂肪酸やタンパク質など、カビが好む栄養素が豊富に含まれているからです。

 これらの有機物が木材に付着したまま湿度の高い環境に置かれると、カビが発生・繁殖するための理想的な条件が整ってしまいます。特にベンチやバックレストなど、肌が直接触れる部分はカビが発生しやすい箇所です。

家庭用サウナのカビによるリスクと問題点

 カビが発生したサウナは、健康面でも様々な問題を引き起こす可能性があります。また、サウナ設備自体にも悪影響を及ぼすため、早期の対策が重要です。

健康面へのリスク

 サウナ内に発生したカビは、単なる見た目の問題ではなく、健康上のリスクも伴います。カビの胞子が空気中に放出され、呼吸によって体内に取り込まれると、アレルギー反応や呼吸器系の不調を引き起こす可能性があります。

 カビの種類によっては、マイコトキシン(カビ毒)を産生するものも。長期間の曝露は深刻な健康問題につながる可能性があります。安全にサウナを楽しむためにも、カビの発生・繁殖は徹底的に防ぐ必要があります

サウナ設備への影響

 カビはサウナの木材を侵食し、長期的には構造的な劣化を引き起こす可能性があります。特に湿気を吸収した木材は、カビの繁殖によって腐食や強度の低下を引き起こすことがあります。

また、カビが発生した木材は、表面の質感や色が変化し、元の美しさが損なわれます。一度深く侵食されたカビは完全に除去することが困難です。最悪の場合は、木材の部分的な交換が必要になることもあります。

 さらに、電気系統やヒーターなどにも影響が及ぶと、接触不良や故障の原因に。こうなると修理費用が発生する可能性があります。カビを放置することで、サウナの寿命が短くなり、初期投資の価値が損なわれることにもつながります。

快適性の低下と美観の損失

 サウナの魅力は、清潔で心地よい空間でリラックスできることにあります。カビが発生すると、不快な臭いや見た目の悪さによって、リラクゼーション効果が大幅に減少してしまいます。

 また、カビ特有の臭いは、サウナの木材に浸透すると取り除くのが非常に困難です。この臭いは、サウナ使用時の高温によってさらに強く感じられることがあり、本来のサウナの香りを損ねます。

カビによる問題点具体的な影響対策の重要性
健康リスクアレルギー症状、呼吸器系の問題、頭痛など予防と早期除去が必須
設備への悪影響木材の腐食、強度低下、電気系統の故障定期的な点検とメンテナンス
快適性の低下不快な臭い、見た目の悪化、リラックス効果の減少清潔な環境維持が満足度向上に直結

家庭用サウナのカビを予防する効果的な方法

 カビは一度発生すると完全に除去するのが困難。なので、予防が最も効果的なアプローチです。日常的なメンテナンスを習慣化することで、カビの発生リスクを大幅に低減できます。

家庭用サウナのカビ予防の方法をまとめた図。
使用後の換気と乾燥、定期的な清掃と温度管理、ベンチの使い方と工夫、長期間使用しないときのケア。

家庭用サウナ使用後の適切な換気と乾燥によるカビ予防

 サウナを使用した後は、必ず追加で1時間ほど、サウナヒーターを運転させましょう。これによってサウナ室内を乾燥させることができます。また、乾燥運転の後もドアを開けて室内の湿気を逃がすことが重要です。これにより、カビの繁殖に適した高湿度環境を素早く解消することができます。理想的には、使用後15〜30分程度はドアを開放状態にしておきましょう。

 屋内サウナでは、扇風機やサーキュレーターで空気の循環を促進することも効果的です。風を送ることで、木材の隅々まで乾燥を早めることができます。ただし、強制的な急速乾燥は木材の反りや割れの原因になる可能性があります。自然な風の強さを心がけましょう。

 夏場や梅雨時期など湿度が高い季節には、換気の時間を通常より長めに取ることをおすすめします。季節に応じた換気時間の調整が、効果的なカビ予防につながります。

定期的な清掃と湿度管理による家庭用サウナのカビ予防

 サウナの清掃は使用頻度に応じて計画的に行うことが大切です。毎回の使用後に簡単な清掃を行い、週に1回程度はより丁寧な清掃を実施しましょう。

 毎回の簡易清掃では、よく絞った布で木材表面の汗や水滴を拭き取ります。特にベンチやバックレストなど、体が直接触れる部分は念入りに行いましょう。

 週に1回の定期清掃では、専用のクリーナーで木材表面を優しく拭き、その後きれいな水で洗剤を拭き取ります。洗剤が残らないよう、しっかりとすすぎましょう。清掃後は十分に乾燥させることを忘れないでください。

カビ予防のための、家庭用サウナのベンチの使い方と工夫

 サウナのベンチは最もカビが発生しやすい場所の一つです。使用時には必ずタオルをベンチに敷いて座る習慣をつけましょう。これにより、汗や皮脂が直接木材に付着するのを防ぐことができます。

 使用後のタオルはサウナ内に放置せず、すぐに洗濯するか乾燥させましょう。湿ったタオルを放置すると、それ自体がカビの温床になる可能性があります。

 可能であれば、取り外し可能なベンチやすのこを採用することも検討してください。定期的に取り外して日光に当てることで、より徹底的な清掃が可能になります。日光には天然の殺菌効果があり、カビの繁殖を抑制する効果があります。

長期間使用しない場合の注意点

 旅行や出張などで長期間サウナを使用しない場合は、閉め切ったままにせず、適度な換気ができる状態にしておくことが重要です。完全に閉め切ると湿気が溜まり、カビが発生しやすくなります。

 ただし、戸外に設置されているバレルサウナなどの場合は、雨や雪が直接入らないよう、換気口は開けつつもドアはしっかり閉める配慮が必要です。

 長期不在前には、サウナ内を徹底的に清掃し、乾燥させておくことも大切です。可能であれば、シリカゲルなどの除湿剤を適量配置しておくと、湿度上昇を抑えることができます。

カビと灰汁(アク)の見分け方と対処法の違い

 サウナの木材に発生する黒ずみや変色は、必ずしもすべてがカビではありません。木材特有の「灰汁(アク)」と呼ばれる現象と混同されることがあります。適切な対処のためにも、両者の違いを正確に把握しましょう。

カビと灰汁の特徴と違い

 灰汁とは、木材内部の成分(タンニンなど)が表面に染み出す現象です。黒や茶色の変色として現れます。一方、カビは微生物の一種。湿気と栄養があれば繁殖し、様々な色(白、緑、黒など)の斑点や模様を形成します。

 灰汁の大きな特徴は、人体に無害なこと。むしろ木材の自然な経年変化として捉えられるます。中には防虫効果があるとされる成分も含まれています。一方、カビは健康リスクを伴う可能性があります。

 また、灰汁は比較的均一な変色として現れ、時間の経過とともに少しずつ広がります。対してカビは、斑点状や綿毛状の不規則な模様として現れ、環境条件が合えば数日で急速に広がることがあります。

正しい判断のためのチェックポイント

カビと灰汁を見分けるための簡単なチェックポイントをいくつか紹介します:

 1. 臭いを確認する: カビには特有の不快な臭いがあります。特にサウナの温度が上がると強くなります。灰汁には特別な臭いはありません。
 2. 触った感触: カビは表面が粉っぽく、ふわふわした質感があることがあります。灰汁は木材の表面と同じ平らな質感です。
 3. 広がり方の観察: 数日間で明らかに範囲が広がる場合は、カビの可能性が高いです。灰汁は緩やかに変化します。
 4. パターンの確認: 不規則な斑点や特定の場所に集中している場合はカビの可能性が高いです。一方、全体的に均一な変色は灰汁の特徴です。

 簡易的なテスト方法として、薄めたエタノールを少量、綿棒に含ませて変色部分を軽く拭いてみる方法があります。カビであれば色が取れることがありますが、灰汁は簡単には取れません。ただし、このテストだけで判断せず、複数の特徴を総合的に判断することが重要です。

特徴カビ灰汁(アク)
色と形状白、緑、黒などの斑点や模様、綿毛状均一な黒や茶色の変色
臭いカビ特有の不快な臭い特になし
健康への影響潜在的な健康リスクあり基本的に無害
広がり方条件が合えば急速に拡大ゆっくりと徐々に広がる
触感粉っぽい、ふわふわした感触あり木材と同じ平らな質感

家庭用サウナにカビが発生した場合の掃除方法

 カビが発生してしまった場合でも、適切な方法で対処すれば、サウナを清潔な状態に戻すことが可能です。ただし、木材を傷めないように注意しながら掃除を行うことが重要です。

木材に優しい掃除方法の基本

 カビの掃除を始める前に、まずサウナ内の湿度を下げ、換気を十分に行いましょう。これにより、掃除中にカビの胞子が飛散するのを最小限に抑えることができます。掃除の際は、マスクと手袋を着用して、健康を守ることも大切です。

 基本的な掃除方法としては、柔らかいブラシや布と中性洗剤を使用するのが最適です。強い洗剤や研磨剤は木材を傷める可能性があるため避けましょう。

具体的な手順は以下の通りです。

 1. 中性洗剤を水で薄め、洗浄液を作ります。
 2. 柔らかいブラシや布に洗浄液を含ませ、カビが発生している部分を優しくこすります。
 3. きれいな水で湿らせた布で洗剤をしっかり拭き取ります。
 4. 乾いた布で水分を拭き取り、その後十分に乾燥させます。

 市販のカビ取り剤を使用する前に、上記の方法を2〜3回繰り返してみましょう。多くの場合、これだけでかなりの改善が見られます。

安全なカビ取り剤の選び方と使用方法

 市販のカビ取り剤を使用する場合は、木材に安全で、サウナ環境での使用に適したものを選ぶことが重要です。一般的な塩素系カビ取り剤は木材を傷める可能性があるため、避けるべきです。

代わりに、以下のような特徴を持つカビ取り剤を探しましょう:

 ・ 木材用または天然素材の家具に使用可能と明記されているもの
 ・ 非塩素系または弱酸性タイプ
 ・ アルコールベースの製品
 ・ 「自然由来」や「エコフレンドリー」と表示されている製品

 カビ取り剤を使用する際は、必ず製品の説明書をよく読み、指示に従いましょう。使用前に目立たない場所でパッチテストを行いましょう。木材の変色や損傷がないことを事前に確認することが大切です。

 カビ取り剤を使用した後は、必ず十分に換気し、サウナを完全に乾燥させてから使用してください。残留した化学物質が高温のサウナ環境で蒸発すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

プロのクリーニングサービスを利用すべき状況

 家庭用サウナにおけるカビの問題が広範囲に及ぶ場合は、専門的なクリーニングサービスの利用を検討することが賢明な選択と言えます。特にカビが木材の内部まで浸透している疑いがある場合や、広い範囲でカビが発生している状況、何度掃除をしても繰り返しカビが発生する場合には、プロの手を借りることが効果的です。また、サウナから強いカビ臭が消えない場合や、ご家族の中にアレルギーや呼吸器系の健康問題を抱えている方がいる場合も、専門家による徹底的な清掃が推奨されます。

 プロのクリーニングサービスを選ぶ際には、サウナやスパ設備の清掃経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。事前に使用される洗剤の種類や清掃方法について詳しく質問し、木材の特性を理解した上で優しく効果的なアプローチを取る業者であることを確認しましょう

家庭用サウナのカビ対策に役立つグッズと用品

 カビ対策を効果的に行うために、便利なグッズや用品を活用することで、予防と清掃がより簡単になります。ここでは、家庭用サウナのカビ対策に役立つアイテムをご紹介します。

家庭用サウナのカビ予防に効果的な除湿・換気グッズ

サウナの湿度管理は、カビ予防の鍵となります。以下のようなグッズを活用して、効果的な湿度管理を実現しましょう:

1. 湿度計: サウナ内に設置して湿度レベルを常に把握しておきましょう。適切なタイミングでの換気や除湿対策が可能になります。デジタルタイプは見やすく正確で便利です。
2. 小型除湿機: サウナ専用の小型除湿機を設置するのも◎。使用後の湿度を効率的に下げることができます。ただし、木材を急速に乾燥させすぎないよう、適切な使用が必要です。
3. サーキュレーター: 小型のファンやサーキュレーターによる空気の循環促進。湿気のこもりを防ぎます。特に角や隅の換気を改善するのに効果的です。
4. 自動換気システム: 一定の湿度を検知すると自動的に換気を行うシステム。不在時も適切な湿度管理が可能になります。
5. 調湿木炭: 天然の調湿効果がある木炭を適量配置します。湿度の変動を緩やかにし、カビの発生を抑制できます。

 これらのグッズは、定期的なメンテナンスと組み合わせることで、より効果的にカビを予防できます。サウナの使用頻度や設置環境に合わせて、最適な組み合わせを見つけることが大切です。

サウナ専用の清掃道具とメンテナンス用品

 サウナの清掃とメンテナンスには、木材の特性を考慮した専用のアイテムを活用しましょう。まず、湿気や汗を効率よく拭き取るためには、柔らかく吸水性に優れたマイクロファイバークロスが最適です。このクロスを使うことで、木材表面を傷つけることなく水分を吸収できます。

 また、サウナ内の木材には溝や隙間が存在します。そうした箇所の清掃には柔らかい毛のブラシが役立ちます。

 清掃後の木材保護には、サウナ専用の木材用保護オイルの塗布が効果的です。このオイルが木材に浸透することで水分の侵入を防ぎ、結果的にカビの発生リスクを低減することができます。

 これらのメンテナンスアイテムを適切に組み合わせて使用することで、サウナの木材を長期間美しく保ちながら、カビの発生を効果的に予防することが可能になります。

カビに強い家庭用サウナの選び方

 新しくサウナを導入する予定の方や、買い替えを検討している方にとって、カビに強いサウナを選ぶことは非常に重要です。初期の選択が、その後のメンテナンスの手間や頻度に大きく影響します。

カビに強い家庭用サウナのポイントをまとめた図。
カビに強い材質の物や換気設計がしっかりしているものを選ぶ。

カビに強い家庭用サウナの木材と素材の特徴

 サウナに使用される木材の中でも、カビへの抵抗力や耐久性に違いがあります。カビに強いサウナを選ぶ際には、以下のような木材や素材の特徴に注目しましょう:

  1. 熱処理木材(サーモウッド): サーモウッドは高温で特殊処理された木材です。湿気による変形が少なく、カビへの抵抗力が向上しています。また、熱伝導率も低くなっている為、ベンチ等が熱くなりにくく快適です。サーモアスペンなどが代表的です。
  2. アスペン: フィンランドでは伝統的にサウナに使用される木材です。湿気による変形が少なく、比較的カビへの抵抗力があります。熱を持ちにくいため、低温でも快適です。
  3. 杉(スギ): 日本の伝統的なサウナ材で、天然の防カビ・防虫成分を含んでいます。適切に乾燥処理されたものであれば、カビへの抵抗力が比較的高いです。
  4. ヒノキ: 抗菌性に優れ、耐湿性も高いことから、カビが発生しにくい木材として知られています。香りも良く、高品質なサウナに多く使用されています。
  5. シダー(杉桧): 天然の防腐成分を含み、カビや腐食に強い特性を持っています。独特の香りも魅力ですが、強い香りが苦手な方もいるので注意が必要です。

木材の処理方法にも注目しましょう

 木材の処理方法も重要なポイントです。適切な材質のサウナを選ぶことで、カビのリスクを大幅に低減できます。購入時には、木材の種類だけでなく、処理方法についても確認することをおすすめします。

 ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)シリーズは、カビへの抵抗力が強いアスペンを更に熱処理したサーモアスペンを使用しています。

 また、造作のサウナルームを作られる方には、サウナ専用木材をお勧めします。高温多湿環境でも快適に使える機能性を備えており、日々のお手入れも楽になりますよ。

THERMORYサーモリー | サーモ処理木材とサウナ用建材の世界最大のメーカー

換気システムを重視した設計

 カビ対策において、換気システムの良し悪しは非常に重要な要素です。効果的な換気システムを備えたサウナを選びましょう。湿気の滞留を防ぎ、カビの発生リスクを大幅に低減できます。

 1. 自然換気システム: 温度差による空気の流れを利用した換気システム。換気口が適切に配置されているか確認しましょう。特に天井付近と床付近の両方に換気口があると、効率的な空気循環が期待できます。
 2. 強制換気システム: ファンを使った強制換気システムです。これが搭載されているモデルは、より確実な湿度管理が可能です。特に使用後の湿気を素早く排出する機能があると便利です。
 3. 湿度センサー連動型: 湿度を感知して自動的に換気を行うシステムです。不在時のカビ対策に非常に効果的です。特に頻繁に家を空けることがある方には重宝するでしょう。
 4. すのこ床構造: 床の構造がすのこ状になっているもの。すのこがあると、下部からの空気の流れが生まれます。これにより、床面の湿気滞留を防ぐことができます。特に床は水分が溜まりやすい場所なので、この設計は重要です。
 5. 取り外し可能なパーツ: ベンチやすのこなどが簡単に取り外せる設計のもの。清掃や乾燥が容易になり、カビ対策に大いに役立ちます。

 購入前には、ショールームで実物を確認し、換気システムについて相談するのがおすすめです。また、既存のユーザーからの口コミや評価も参考になるでしょう。

まとめ:家庭用サウナのカビを防いで清潔に保つための習慣づくり

 家庭用サウナのカビ対策は、日常的な習慣として継続することが大切です。ここでは、これまでに解説したポイントを踏まえて、サウナを清潔に保つための習慣づくりについてまとめます。

 家庭用サウナを、カビの心配なく長く愛用するためにも、対策を実践してみてください。

カビに強いサウナルームやサウナ用建材

 家庭用サウナをカビから守るには日々のお手入れが大切。でもカビにくい素材のサウナルームや建材を選ぶのも重要です。

サーモアスペンを使用した家庭用サウナルーム

カビに強い家庭用サウナルーム、ソポの画像

 ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。

 また、サウナの本場フィンランド産なので換気もしっかりと設計されています。

 材質はサーモアスペン。もともと比較的カビへの耐性が高い性質を持つアスペン材を、サーモ処理(熱処理加工)によって更に強くしています。カビへの耐性の他、寸法安定性や耐久性にも優れています。また、節のない美しい外観がサウナタイムをクラスアップしてくれます。

1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

サウナの為に作られたサウナ用建材 サーモリー サーモウッド

カビに強い家庭用サウナを作るサウナ建材の画像

 一からこだわった造作のサウナを考えている方には、サウナ用建材がおすすめです。エストニアのサーモリー(Thermory)社は、サーモ加工木材とサウナ用建材の世界最大のメーカー。高温多湿な環境でも安定した品質を維持できるサーモウッドを世界中に供給しています。サーモ加工は熱と蒸気のみで行われ、化学薬品を一切使用しません。そのため、使用中も廃棄の際も有害物質が発生せず、安心です。

自宅用サウナの電気代、実際どれくらいかかるの?と思う方もいるのではないでしょうか?ドライ・スチーム・遠赤外線などタイプ別の消費電力からコストを抑える運用のコツ、工事費用や失敗例も含めて詳しく解説します。

自宅用サウナを検討するときに気になる「電気代」

自宅にサウナ検討時の最大のハードルといえば…?それは初期費用と、ランニングコスト。 本体価格や工事費用の検討も大切ですが、毎月の光熱費がどの程度増加するかを理解しておく必要があります。実際に使い始めてから「思っていたよりも電気代が高い」と感じたら困りますよね。
そこで、まずはサウナの種類ごとに大まかな電気代の目安を解説します。どのような工夫をすればランニングコストを抑えられるのかを考えてみましょう。

種類別、自宅用サウナの電気代

自宅用サウナは大きく分けてフィンランド式サウナ、スチームサウナ、遠赤外線サウナの三つのタイプ。それぞれ消費電力や利用感に違いがあります。同じサイズのサウナ室を用意しても、月々の電気代には差が。これは、ヒーターや発生装置の仕組みによって必要な電力が変わるためです。
違いを具体的に知っておくと、自分や家族に合ったサウナを選ぶ指標になります。また、導入後に費用面で後悔するリスクを減らせるでしょう。
サウナ利用1回あたりの電気代についてはヒーターのkW × 使用時間 × 電力単価で計算可能です。電気料金計算用ツールも便利です。

自宅用サウナの種類別電気代をまとめた図。

自宅用フィンランド式サウナの電気代:約90円/1時間

フィンランド式サウナは、サウナストーンを搭載したヒーターで温めるサウナ。「熱い蒸気でしっかり汗をかく」スタイルが好きな方に向いています。
家庭用サイズのドライサウナなら、消費電力はおおむね2〜5kW程度が目安。出力3kW前後のヒーター を1時間使用した場合、電気料金単価を30円/kWhとすると約90円になる計算です。
実際の想定で計算してみましょう。出力2.7kWのヒーターを搭載したハルビアのソポ0909で計算します。1時間サウナ浴をする場合、予熱と乾燥用に前後各1時間の追加運転が必要です。3時間ずつ利用すると、一回当たり約270円。週に1回入ると、月約1,080円。週2回であれば月約2,160円です。※3時間ヒーターがフル稼働した場合。センサー付きヒーターの場合はアイドリングタイムを挟むため、計算より安価になることが多いです。
フィンランド式サウナは魅力な反面、予熱や乾燥運転のための電気代が発生する点はデメリットかもしれません。サウナルームの断熱性も電気代に影響します。フィンランド式サウナを選ぶなら、サウナルームの断熱性は必ず確認しましょう。また、温度センサー付きのタイプであれば電力ロスを抑えやすくなります。

参考商品
ハルビア ソポ0909PF
標準付属ヒーター:デルタ3(出力2.7kW)
定員:1名
熱源:単相200V+照明用AC100V(50/60Hz)+アース線
希望小売価格:1,601,600円(税込)

SOPO – https://harvia.jp/products/sop0909g/

自宅用スチームサウナの電気代:約60円/1時間

スチームサウナは、比較的低い温度帯で高い湿度を保つのが特徴です。湿度を高めるためにスチーム発生装置が必要です。このため、ヒーターに加えてスチーム用の消費電力も加わる場合があります。温度自体は低めでも、蒸気を発生させ続けるためのコストがかかることは覚えておきたいポイントです。
とはいえ、近年は省エネ設計のスチームジェネレーターも増えています。家庭用サイズであれば1〜3kW程度の消費電力で稼働できるタイプが主流です。仮に2kWの装置を1時間動かし、30円/kWhの電気料金単価を基準にすると1回60円前後で済みます。週に1回使う場合、月240円ほど。週2回なら約480円と考えられます。
低温ゆえに長めの時間入る方が多いので、その分点には留意しましょう。ただし、乾燥が苦手な方や肌への刺激を抑えたい方には、スチームサウナのしっとり感が大きな魅力になるはずです。

自宅用遠赤外線サウナの電気代:約75円/1時間

遠赤外線サウナは、遠赤外線ヒーターを用いて身体を温めるタイプのサウナです。ヒーターの消費電力は2〜4kWのものが主流。余熱が必要ですが立ち上がりが比較的早い機種もあるため、トータルの運転時間を短縮できる可能性があります。例えば2.5kWのヒーターならば1時間あたり約75円。30分の予熱と1時間の入浴の1.5時間で計算すると、1回あたり約112.5円の電気代になる計算です。
じんわり身体を芯から温める遠赤外線式は、多くの愛好家から好評を得ています。一方で、高温環境を好む人には物足りなく感じることもあり、そのあたりが好みの分かれどころです。ただし、長期的な電気代を低めに抑えやすいというメリットもあります。

【比較表】自宅サウナと施設利用はどっちがお得?

項目自宅サウナ施設サウナ
初期費用(設備・設置)高(数十万~数百万)なし
電気・燃料代中(電気・薪ストーブなど)なし
水道代中(水風呂・シャワー)なし
メンテナンス費低(防カビ・木材補修)なし
清掃用品・消耗品低(タオル・オイル)なし
修繕費中~高(経年劣化)なし
施設利用料なし高(都度払い・数百~数千円)
交通費なし中(移動距離による)
飲食代自由(自宅で用意)中(サウナ飯・ドリンク代)
月額会員・回数券なし中(頻度次第)
時間コスト低(移動なし)高(移動時間+混雑)

サウナを楽しむ方法には、近隣のスパやジム、公共施設を利用する選択肢もあります。費用面で見ると、施設利用は初期投資が不要な反面、入浴料金が必要です。
一方、自宅サウナでは最初に大きな支出がありますが、その後1回ごとの支払いは生じません。電気代などのランニングコストを中心に考えることになります。また、施設までの移動時間や待ち時間が不要になるメリットも大きいでしょう。
たとえば週に数回利用する場合、自宅サウナの方がコストパフォーマンスが良くなります

初期費用や維持費等について詳しくはこちら

自宅用サウナの電気代を抑えるポイント

自宅用サウナの電気代については、運用面の工夫が意外と大きなポイントです。
まず、予熱時間を短くする工夫。断熱性能の高いサウナルームや部材を選ぶ方法が挙げられます。これによって熱が外に逃げにくくなり、余熱時間を短縮できます。ガラス面は少ない方が熱が逃げにくく、電気代を抑制できます。また、必要以上に広いサウナルームにすると加熱の効率が下がります。利用人数に合った大きさのサウナを検討することも大切です。
さらに、機種選びで大きく消費電力が変わる点は見落とせません。各メーカーが公表している1回あたりの消費電力データはチェックしておきましょう。また、口コミで「実際にかかった電気代」などをチェックしておくのも〇。導入後のランニングコストへの不安が少なくなるでしょう。効率よく温度をキープできれば、電気代を抑えることができます。

導入時に必要な工事・初期費用を把握する

自宅用サウナには電気代の他に、設置や電気工事の費用も必要になってきます。ここでは基本的な工事内容と、費用の目安について紹介します。

導入時のチェックポイントをまとめた図。

電気工事のポイントと見積もりの取り方

自宅用サウナは種類と機種によって必要な電力が変わります。一般的な家庭用電源(単相100V)では足りず単相200Vへの切り替えが必要なケースも少なくありません。この場合、ブレーカーの容量アップや専用回路の増設が必要になります。工事費用としては数万円から十数万円程度が相場です。もちろん、既にオール電化で単相200Vが整っているご家庭であれば追加費用はかかりません。
工事の見積もりを取る際には、メーカーや販売店の提携工事業者を利用する方法と、自分で近所の電気工事店に依頼する方法があります。どちらにせよ「ヒーターの消費電力は何kWなのか」「サウナ室はどこに設置する予定で、配線経路はどうなるか」などを細かく伝えると、より正確な見積を出してもらえます。
配線を大きく迂回しなければならない場合は費用が嵩みがちです。また、電力会社への申請手続きに追加コストが発生するケースも。そのあたりを確認しながら進めると安心です。

防水・換気・サイズ

サウナの種類によっては、排水・防水・換気に関する施工も欠かせません。既存の浴室スペースを拡張してサウナを設置する人も多いです。その場合は床や壁の防水加工を再確認したり、追加の排気ダクトを用意したりする必要が出てきます。特にマンションでは専用部分と共用部分の境界をどこまで変更できるかが管理規約で決まっています。事前に必ず確認しましょう。
また、利用人数に対してサウナが小さすぎると、設置後に不満が募ることも。逆に広すぎると加熱に時間がかかり、無駄な電気代が発生してしまいます。設置場所の大きさと、想定する利用人数や入浴スタイルをうまくすり合わせながら、最適なサイズを選ぶことが大切です。
こうした細かい確認を怠ると、快適に使えなかったり想定より維持費が高くて後悔することに繋がります。最初の段階でしっかり検討しておくことが失敗回避の近道といえるでしょう。

項目フィンランド式スチーム遠赤外線式
床の防水必要必要不要
壁の防水不要必要不要
排水設備不要必要不要
換気ダクト不要場合により必要不要

本当に後悔しない? 自宅用サウナと電気代 以外のポイント

自宅用サウナというと注目されがちなのが電気代と初期費用。ですが、その他にも確認するべきポイントがあります。実際に設置してみて「広さや温度設定は十分か」「メンテナンス性は良いか」など使用感に関わる要素も重要です。ここではその他のランニングコストや、失敗例から学ぶポイントを解説します。

自宅用サウナのランニングコストは電気代だけじゃない

自宅用サウナのランニングコストというと、どうしても電気代に注目しがちですよね。でもランニングコストはそれだけではありません。
たとえば、フィンランド式サウナの場合、サウナストーンの交換が定期的に必要です。ロウリュで水を掛けると、サウナストーンは徐々に割れて砂状になり、ヒーター内に溜まっていきます。これを放置すると通気が妨げられ、ヒーターが余計に電力を消費します。また、ヒーターの故障の原因にもなるため、定期的な交換でコストを抑えましょう。
また、サウナ使用時には汗を流すためにシャワーの利用も増えます。いつものお風呂に加えて水風呂を張る場合もあるでしょう。水道代もある程度増えることを覚えておきましょう。
さらに、フィルターの交換時期や換気扇のメンテナンスにも気を配る必要があります。特にスチームサウナの場合、カビや雑菌の繁殖を防ぐために定期的な清掃が必須です。その際にフィルター交換や内部の点検をすることで予防保全にもつながります。換気扇が詰まると余計な電力を消費するだけでなく、室内の空気が滞って快適な環境が保てなくなる恐れも。小さなチェックを怠らずに続けることが理想的です。
こうした細部のメンテナンスを積み重ねることで、一見大きく見えるサウナの維持費を徐々に抑えられますし、トラブルが起きにくい安心感にもつながります。

見逃しがちなランニングコスト

自宅サウナのメリットデメリットについて詳しくはこちら

自宅サウナ導入の失敗例から学ぶ!活用ポイント

サウナを自宅に置いたのはいいものの、使わなくなってしまったという失敗談を耳にすることがあります。電気関係では「電気容量が変更できるはずだったのに管理組合からNGが出て、他の電気製品と加減して使わなければならず、面倒になった」という声も。また、「家族や友達と利用する予定だったのに、思ったより狭くて一緒に使えなかった」という失敗談も耳にします。こうした残念な思いをしないためには、導入前の下調べが何より大切です。
たとえば、ヒーターの容量に合わせた契約電力の見直しは必須です。マンションの場合は管理組合に必ず確認しましょう。また、サウナ室のサイズと利用人数のバランスもしっかり考慮する必要があります。他にも動線や設置場所の防水対策、換気ルートなど、事前にチェックすべき項目は意外と多いものです。それでも一つひとつクリアにしておきましょう。そうすることで導入後に後悔するリスクを大幅に減らせます。
どれも難しい話のように聞こえますが、事前に専門業者やショールームで相談をすれば大丈夫。具体的なプランと費用の見通しが立つはずです。ハルビアでは全国に体験型ショールームを開設しています。ぜひ一度ショールームへ足を運んでみてください。

自宅用サウナを選ぶ流れ

自宅用サウナを検討する際は、まずお好みやライフスタイルに合ったサウナタイプを選ぶことから始めましょう。フィンランド式サウナの熱と蒸気を好むのか、スチームサウナのしっとりした心地よさが魅力なのか、あるいは遠赤外線でじんわり温まるほうが合っているのか。タイプを決めたうえで、スペースと容量に合う機種を探しましょう。
機種やサイズ、使い方が具体的に見えてきたら、次は電気工事や配線経路、防水や換気の施工といった細かい部分。ここまで来れば、全体の予算を把握しやすくなります。
そして、機種や施工面で疑問が出たときこそ、ショールームに足を運ぶタイミングです。実際の大きさや使用感、熱の感じ方は、カタログやネットの情報だけではわかりません。実物を見て確認するのがおすすめです。また、その場で直接質問してみれば、利用イメージがさらにクリアになります。具体的な見積もりと導入後のランニングコストも相談できるはずです。納得してから購入を決めることで、自宅サウナ生活を安心してスタートできるでしょう。

自宅用サウナで充実した生活を

自宅用サウナを設置するときは、電気代や初期費用だけでなく、メンテナンスにかかるコストや設置場所のサイズ感まで総合的に考えることが大切です。思っていたよりも電気代がかさみ、結局使わなくなったという失敗を避けるためにも、機種選びや施工内容のチェックはしっかり行いましょう。
とはいえ、カタログやネット情報だけでは限界があります。そこでおすすめなのが、実際にショールームで実物を見ながら相談する方法です。疑問や不安をその場で解決できるので、導入へのハードルが一気に下がります。「自宅用サウナが気になる」と思ったら、ぜひ一度ショールームへ足を運んでみてください

自宅用のフィンランド式サウナなら、ハルビアのソポシリーズがおすすめ

サウナブームの中心、ロウリュサウナ。フィンランド生まれのハルビアのヒーターは全てロウリュ対応です。 「家でロウリュサウナを楽しめたらいいのに…」ロウリュサウナの気持ちよさに目覚めた方なら一度は考えたことがあるのでは?そんなニーズに応えて、家庭用サウナルームが販売されています。
実は意外とリーズナブルに、簡単に実現できるってご存じでしたか?ロウリュができて高品質かつリーズナブルなおすすめサウナルームをご紹介します。

フィンランドの世界No.1ブランドが日本のために特別開発した「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。 ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。

安心の<PS>E適合品

運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。 一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。 ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

サウナの温度設定と効果の違いを知ろう!フィンランドと日本のサウナの温度の比較や、目的に合わせた適切な温度、サウナヒーターの種類と温度の関係について解説します。結局何度がいいの?熱ければ熱いほどいいの?などなど、サウナの温度に疑問や興味を抱いているサウナ愛好家必見の情報です!

日本のサウナは本場より暑い!?フィンランドと日本のサウナ温度の違い

今や一過性のブームを超えて日本でも定着してきたサウナ。ロウリュの出来るフィンランド式サウナが人気です。ところで、実は日本のサウナの設定温度が本場よりかなり高いってご存じでしたか?ここでは日本とフィンランドのサウナ温度の違いや適切な設定温度について解説します。

日本のサウナの特徴と温度

日本のサウナは、一般的に高温で知られています。多くの施設では温度が90度以上に設定されており、場合によっては100度を超えることもあります。
短時間で効率的に発汗を促すことができるため、多くのサウナ愛好者に人気があります。一方で、高温による負担も考慮する必要があります。特に初めてサウナを利用する人や体調が優れない場合には、無理をせず適切な休憩を取ることが重要です。

フィンランドのサウナの特徴と温度

フィンランド式サウナは、水を熱した石にかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が特徴です。この方法により、湿度が高まり、体感温度が上昇します。
本場フィンランドでは、一般的に70度から80度程度に設定されています。湿度が高いため、比較的低温でも十分に発汗を促すことができ、体への負担も少ないとされています。また、心地よい蒸気に包まれることで心身ともにリフレッシュすることができます。

フィンランド式サウナについて詳しくはこちら

適切なサウナの設定温度とは

それでは適切なサウナの設定温度はどれくらいなのでしょうか?それは、求める効果や体調によって異なるというのが結論です。こちらについては次のブロックで解説します。
とはいえ、フィンランド式サウナの特徴上、高すぎる設定はあまりお勧めしません
前述の通り、フィンランド式サウナはロウリュが前提です。ロウリュによって、空気よりも熱伝導率が高い水分が室内に満ちるため、体感温度が一気に上がります。つまり設定温度が高すぎると、ロウリュ後の体感温度が上がりすぎてしまうのです。
ロウリュをしたら熱すぎて目や鼻が痛くなった、サウナ室内にいられなくて慌てて外に出た…という経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
サウナの本質は心身のリラックス。施設によっては超高温のハードなロウリュを売りにしているところもあります。ただ、安全性や心地よさの観点からすると、設定温度は高くても90℃程度に抑えるのをお勧めします。

サウナの温度が心身に与える効果や影響

現在主流となりつつあるフィンランド式サウナの温度については前述しました。ここではその他サウナの温度帯と、温度帯別の効果についても解説します。

サウナの種類と温度

サウナの種類は大きく分けて3種類。フィンランド式サウナは高温サウナに属します。
高温サウナ  温度:75~110℃  フィンランド式サウナ、一部の遠赤外線サウナ(ガスタイプなど)
中温サウナ  温度:60~70℃  一般的な遠赤外線サウナ、中温設定のフィンランド式サウナ(電気式)
低温サウナ  温度:40~60℃  ミストサウナ、スチームサウナ、塩サウナなど

高温サウナの効果

フィンランド式サウナと一部の遠赤外線サウナ(主にガス式の遠赤ストーブ)が該当します。
フィンランド式サウナはロウリュで湿度が上がるため、湿度は~40%程度。息苦しさや肌の乾燥を感じにくくなっています。対して、いわゆる「昭和のカラカラサウナ」である高温遠赤外線サウナの湿度は10%程度と低いです。
高温サウナは、短時間で大量の発汗を促すため、デトックス効果が非常に高いです。発汗によって肌の調子が良くなり、代謝も活発になります。また、血行促進効果も期待でき、筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果も得られます。
ただし、高温サウナは体への負担も大。長時間の利用は避け、適切な水分補給と休憩を取ることが重要です。 また、熱すぎるサウナや乾燥しすぎているサウナは、肌や髪にダメージを与える可能性もあります。サウナハットやタオルなどを利用して保護し、サウナ後に適切なケアを実施しましょう。

中温サウナの効果

遠赤外線サウナ(主に電気式)とフィンランド式サウナが該当します。
湿度は10~15%と低めですが、温度も低いので息苦しさは感じません。
遠赤外線式は、他のサウナよりも低い温度でより激しい発汗を身体に促します。中温サウナは高温サウナに比べて温度が低いため、循環器系の問題を抱える人にも適しています。また、リラックスしながら読書をするなど、複数のことを同時に行うのに最適です。
電気式ヒーターのフィンランド式サウナも温度設定により、中温で楽しむことができます。ロウリュで体感温度を上げながらゆっくりリラックスしたいときにおすすめです。

低温サウナの効果

ミストサウナやスチームサウナなどが該当します。
湿度は90~100%。湿度が高いため熱が伝わりやすく、低温ですがしっかりと温まることができます。 低温サウナは、比較的長時間リラックスして入ることができるのが特徴です。体への負担が少なく、心地よい温度でじっくりと汗をかくことができます
低温サウナは、ストレス解消やリラクゼーション効果が高く、心身のリフレッシュに最適です。また、湿度が高い環境では、呼吸器系にも良い影響を与えるため、風邪予防や喉のケアにも効果的です。肌や髪への保湿効果もあります。

目的や体調に合わせたサウナの温度の選び方

前述の通り、サウナの温度によってそれぞれ異なる効果があります。ここでは、目的別に最適な温度や、サウナ室内での位置と温度の関係を解説します。

リラックスしたいときの最適な温度

リラックスしたいときは、低温~中温のサウナがおすすめです。
身体への負担が少ないので、体調が万全でないけれど温まりたいというときも低温~中温サウナがいいでしょう。遠赤外線サウナは筋肉の痛みや苦痛の軽減に効果があり、スチームサウナやミストサウナは呼吸器系のケアに効果があります。気分や体調などに合わせてサウナを選択しましょう。
フィンランド式サウナの場合はロウリュの水に専用のアロマオイルを混ぜて、アロマロウリュをすると更にリラックス効果が高まるのでおすすめです。

デトックス効果を高めたいときの最適な温度

デトックス効果を高めたい場合は、高温サウナが適しています。
短時間で集中的に汗をかくことで、体内の老廃物を効率よく排出することができます。
ただし、体への負担も大きいため、適切な水分補給と休憩を忘れずに行いましょう。また、体調が優れない場合は無理をせず、低温サウナに切り替えることも一つの方法です。

サウナの温度と場所の関係

特にフィンランド式サウナの場合、サウナ室内の温度は場所によって異なります。温められた空気は上に向かうためで、高い位置の方が温度は高くなります。
ベンチの高さが数種類ある場合、下段と上段を温度で使い分けるのもおすすめです。効率的に汗をかいてデトックスを促進させたい場合は上段、一休みしたい場合は下段など移動する…といった具合に一度のサ活で温度帯を変えることもできますよ。

サウナヒーターの種類とサウナの温度の関係

サウナの種類と温度帯は前述の通りですが、フィンランド式サウナが高温と中温の両方に出てきていたことにお気づきでしょうか?実は、一言でフィンランド式サウナといっても、ヒーターのタイプによって適した温度帯が違います。ここではヒーターのタイプと適した温度帯、そして温度の設定方法の違いを解説します。

ヒーターのタイプによる温まり方の違いを図で解説しています。石が多いヒーターは対流熱がメインなので柔らかい熱が楽しめます。石が少ないヒーターは対流熱と輻射熱の両方で温めるため、早く温まりますが柔らかさは控えめです。

中温サウナに適したサウナヒーター

フィンランド式サウナのサウナヒーターの特徴はサウナストーン。フィンランド式サウナではヒーターで加熱された石が室内の空気を温めます。この空気を介した熱は対流熱と言われ、ヒーターから直接伝わる熱(輻射熱)に比べて非常に柔らかく感じます
中温サウナに適したヒーターはこの対流熱の割合が高いヒーター=ストーンの数が多いヒーター。ヒーター全面に石が配置されているものがこれにあたります。
ハルビアのサウナヒーターでは、シリンドロシリーズやスピリットシリーズ、レジェンドシリーズが該当します。
部屋を温める前に石を温める仕組みのため、適温になるまでに時間がかかりますが、柔らかな熱に包まれてじっくり温まることができます。
【石が多いヒーターの特徴】
〇フィンランド式サウナ本来の柔らかな熱を味わえる
△部屋を温めるのに時間がかかる=高温設定にしたときのエネルギー効率が悪い
△石が多いのでメンテナンスが大変 ➡中温設定のサウナ、少人数用のサウナ室におすすめ

高温サウナに適したサウナヒーター

100℃前後の高温でフィンランド式サウナを楽しむ場合は、ストーンの数が少ないヒーターが最適
ストーン部分から生まれる対流熱と、本体から直接身体を温める輻射熱を併用するタイプで、箱型のヒーターの上部に石が積まれているものが多いです。
ハルビアのサウナヒーターでは、キップシリーズやクラブシリーズ、ヴィルタプロがこれに該当します。
輻射熱は遠赤外線式のように直接身体を温める熱なので、対流熱のみのタイプよりも早く温度を上げることができます。ただし、直接的な熱が大きい分、熱の柔らかさは控えめ。設定温度によってはヒリヒリ感を感じることもあります。
【石が少ないヒーターの特徴】
〇部屋が早く温まる=高温設定にしたときのエネルギー効率がよい
〇石がすくないのでメンテナンスが容易
△フィンランド式サウナ特有の熱の柔らかさは控えめ ➡高温設定のサウナ、大人数用のサウナ室におすすめ

温度設定とサウナヒーター

フィンランド式サウナのサウナヒーターの加熱方式は、電気式と薪式の二種類。薪式の場合は温度設定ができません。電気式には、液晶コントローラーで設定が出来るタイプと、本体についたダイヤルで設定するタイプがあります。
前者は液晶パネルから1℃単位で温度が設定可能。後者の場合は弱・中・強のような大まかな温度帯で設定できます。 正確に設定したい場合はコントローラー式をお勧めします。正確な温度設定は必要ない、という方には、より安価なダイヤルタイプがおすすめです。

自宅サウナなら好きな温度でととのえる

さて、サウナの温度別の効果などをお伝えしてきましたが、色々な温度設定やサウナタイプの商業施設を把握しておいて、体調や気分に合わせて選ぶ…というのはあまり現実的ではありませんよね。その点、自宅にサウナがあればいつでも好きな温度で楽しむことができます。ここでは多々ある自宅サウナのメリットのうち、温度に関するものをご紹介します。

でも普通の人には自宅サウナなんて手が出せないんじゃないの…?という方はぜひこちらをお読みください

サウナの温度と自宅サウナのメリット

サウナの温度に関わる自宅サウナのメリットといえば、自由に温度を設定できること。自分の体調や目的に合わせて最適な温度を設定することができます。例えば、リラックスしたいときには低温に設定し、デトックス効果を高めたいときには高温に設定することが可能です。

家族全員がそれぞれ好みの温度でサウナを楽しめる

自宅サウナなら、家族全員がそれぞれの好みに合わせて温度を調整可能。誰もが快適にサウナを楽しむことができます。フィンランドにおいて、サウナは家族のコミュニケーションの場でもあります。温度を低めに設定してお子さんと一緒に入ったり、という活用もおすすめです。スマホを置いて一緒に汗をかくひと時は、日々の生活においてもかけがえのない時間になるはずです。

自宅サウナでの温度設定の注意点

自宅サウナで気になるのは電気代。当然ですが、設定温度が高いほど電気代は高くなります。サウナに入る際は、暖機運転と入浴、入浴後の乾燥運転で1回3時間ほど運転が必要です。電気代が気になる方は、この点でも温度に注意を払いましょう。とはいえ、1~2人用のサウナルームを3時間運転させた場合の電気代はおよそ300円程度。施設に行くよりもお得です。

好きな温度で快適にととのいたいなら…ハルビアのソポシリーズがおすすめ

自宅サウナを導入して好きな温度で快適にととのいたい!そんな方には、サウナ&スパの世界No.1ブランド ハルビアの純正サウナルームがおすすめです。手軽なダイヤルタイプのヒーターが標準付属されていますが、1℃単位で設定したい場合は液晶コントローラー式のヒーターに変更も可能です。

フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

様々な健康効果を持つサウナ。ストレス軽減や疲労回復にもつながって、メリットだらけですよね。できれば家で毎日サウナを楽しみたいというサウナーの方も多いのではないでしょうか?でもそもそもどんなサウナなら家に作れるの?設置場所は?必要な設備は?などなど、色々な疑問がわいてくるはず。ここでは、ロウリュのできるサウナを自宅に導入するために知りたい様々なことを解説していきます。

家で楽しめるサウナの種類

自宅や別荘など、個宅に設置できるサウナにはどんな種類があるのでしょうか?住居タイプや予算に合わせて選んでみましょう。

サウナの本体価格相場とおすすめの住居タイプを種類別にまとめた表

屋内埋め込み型サウナ

サウナを家で、と聞いて一番に想像するのはおそらくこのタイプではないでしょうか?ベンチや壁、床材や照明までこだわった、夢のホームサウナですね。
屋内埋め込み型サウナはその名の通り、壁に埋め込むような形でカスタムメイドするサウナです。デザインから材質、サウナヒーターまで自由に決めることができます。また、水風呂や外気浴スペースの導線にもこだわることで、自分だけの理想的なサウナ空間を作ることも可能
ただし、自由に設計できる分、費用は高額になりがち。一般的には200万円以上の予算は見ておいた方がいいでしょう。また、大規模な工事が必要になるので、新築時やリノベーション工事の際でないと検討が難しいこともあり、少しハードルが高い選択肢かもしれません。

屋内設置型サウナ(家庭用サウナルーム)

屋内設置型サウナは、サウナヒーターのついたボックス型の規格品サウナルームです。大半の製品は組み立て式のキット一式になっています。
規格品のためカスタマイズはほとんどできませんが、ロウリュのできるフィンランド式サウナルームでも、費用は100万円台~と手頃。設置費などを含めても軽自動車程度の予算があれば自宅サウナを実現できます
また、専門メーカーの物はすべて、断熱や通気も適切に設計されています。設計士と試行錯誤して作らなくても、専門施設と同じようなクオリティのサウナが楽しめます。
更に、組み立て品なのでスペースさえあれば設置できるのも大きな強み。新築住宅はもちろん、すでにお住まいの一戸建てやマンションにも導入可能です。また、原状回復も容易で、賃貸住宅で検討できるのも嬉しいですね。

バレルサウナ

バレルサウナは屋外用の樽型サウナです。庭に置いて、外の景色を見ながらサウナを楽しむことができます。
こちらも組み立て式の規格品で、リーズナブルです。費用は100万円台~。かなり安価なものも販売されていますが、製品の性質上断熱構造などを持たないため、木材の質が物を言います。また、雨風の影響も受けるので、低品質のものは早期に劣化する恐れがあります。値段とクオリティのバランスは良く検討しましょう。
バレルサウナは庭の広い一戸建てにおすすめです。また、マンションのルーフバルコニーなどにも設置できますが、重量規制などもあるため事前協議が必要です。

テントサウナ

テントの中にサウナストーブを設置した簡易タイプのサウナです。手ごろな価格と、折り畳みや持ち運びができる手軽さが魅力です。
テントサウナは最も安価に実現できるロウリュサウナです。6万円台から販売されています。ただし、手軽に設置できる分、断熱性や通気設計などが整えられたサウナルームと比べると、妥協しなければならない点が多くなります。
テントサウナは家庭用のコンセントに差すだけで使えるタイプも多く、集合住宅でも手軽に利用できます。折りたたんで片付けられて省スペースなのも魅力的。施設のサウナほど本格的でなくていいので、安価に実現したい!という方にはお勧めの選択肢です。

自宅サウナの費用について詳しくはこちら

家庭用サウナルームの設置場所の選び方

家にサウナを設置するには、特別仕様のスペースが必要?いえいえ、実はそんなことないんです。組み立て式のサウナルームは、床が防水仕様になっていれば設置可能。意外と、家の中の色々なスペースに設置できます。

家庭用サウナルームを設置できる場所のアイデアをまとめた図。浴室エリア、空き部屋、庭やテラス、地下室やガレージ

浴室内に設置する方法

家で、浴槽と同じ空間にサウナルームを置けますか?という質問を時々いただきます。
サウナルームは木製です。直接水がかかったり、蒸気が充満するような環境ではカビや劣化が発生します。そのため、浴槽やシャワーのすぐ隣などには設置できません。ただし、ドアや壁で隔てられていればOK。
前述の通り、床がタイルやビニールなど防水仕様ならば設置できるので、浴室手前の脱衣スペースへの設置をお勧めしています

庭やテラスに設置する方法

屋内用サウナルームは風雨に耐えられるように作られていないため、庭やテラスには設置できません。その場合はバレルサウナや、屋外用のサウナキャビンをお勧めします。屋根がかかっている場合も同様です。
2階以上のバルコニー等に設置する場合は、制限重量と商品重量を良く確認しましょう

既存の部屋を改造する方法

家にサウナを設置するにあたって、子供が独り立ちして空いた部屋をサウナスペースに、という事例も増えています。空き部屋活用法として魅力的な選択肢ですね。
普通の部屋をサウナスペースにできるの?と驚かれるかもしれません。こちらも、床を防水仕様にして、適切な換気機構を設ければ問題ありません。脱衣スペースに設置する場合、そもそもの空間が狭く、組み立てスペースの確保が難しいケースがあります。この点も、空き部屋ならば問題ありません。意外と検討しやすいですよね。

地下室やガレージの活用

家の地下室やガレージの一角にサウナルームを置く、というのもおすすめです。地下室やガレージの床はコンクリートやタイルなので、防水仕様。組み立てスペースの確保も問題なし。換気さえ確保できればすぐに設置できます。車が趣味の方なら、愛車を眺めながらととのいチェアでクールダウン……なんて夢みたいなサ活も叶いますね。
地下室の場合は搬入経路のサイズをしっかり確認しましょう。

防湿対策と換気

前述の通り、意外と色々なところに設置できる家庭用サウナルーム。ただし、高温になる製品であることと、ロウリュで蒸気が発生することから、防湿対策と換気は事前にしっかり配慮しておく必要があります
既存の部屋や地下室等を活用する場合には、換気システムの確認や追加を検討しましょう。

家庭用サウナルームに必要な設備と道具

家にサウナを設置する場所の候補は絞れましたか?ここでは、サウナルームやサウナヒーターの適切な選び方、必要な設備をご紹介します。

サウナルームの選び方

サウナルーム選びのポイントをまとめた図。サウナルームのサイズ、断熱材と換気設計、法令違反品でないか

家庭用サウナルームの需要増に伴い、色々な商品が販売されるようになりました。サウナルームを選ぶ際、デザインと共に下の項目も必ず確認しましょう。

①サウナルームのサイズ

まずは定員を目安にサウナルームを選びましょう。サウナはコミュニケーションの場にもなります。家族や友人と語らったり一緒にリラックスする場にするならば、2人用以上のサイズがおすすめです。
また、設置場所の寸法と共に、作業スペースがどれくらい必要かも必ず確認しましょう。
内側から組み立て施工できるタイプなら、設置場所のスペースさえ確保すれば大丈夫。外側から組み立てするタイプの場合は、製品サイズ+400mm四方のスペースが必要です。ただ、設置場所に余裕がない場合も、別のスペースで組み立てて押し込むことも可能です。購入前に相談しましょう。

②断熱材と換気設計

ロウリュのできるフィンランド式サウナは、対流する空気でサウナ室内を温めます。そのため、サウナは密閉空間ではなく、適切に空気が流れる吸排気構造を備えている必要があります
また、断熱材が使用されているかどうかも確認しましょう。断熱材のないサウナルームは外気温の影響を受けやすく、温まるまで時間がかかります。電気代も余分にかかってしまうので、断熱のしっかりしたサウナルームを選ぶのが重要です。
専門メーカーの純正品であれば、換気も断熱も適切に設計されているので安心です。好みのデザインのサウナルームが専門メーカーの製造品でない場合は、購入前に断熱や換気を確認しましょう。

③法令違反品でないか

家庭で使用される電気製品は、電気用品安全法による規制の対象です。「特に安全上規制が必要」とされる電気製品は「特定電気用品」に指定され、対象製品を販売する際には適合検査をクリアすることが義務付けられています。この適合検査をクリアした製品には、ひし形の、<PS>Eマークを掲示することができます。
サウナ関連製品では、出力10kW以下のサウナヒーターと、それを搭載するサウナルームが対象です。
非適合品の販売は法律違反ですが、現状、非適合品のサウナルームやサウナヒーターを販売している業者も存在します。違反品を購入、使用して、万一製品が原因の火災や事故が発生した場合、保険が下りない可能性もサウナルームを選ぶ際は、必ず<PS>E適合品であることを確認しましょう

サウナヒーターの選び方

サウナヒーターの種類は出力で大きく二つに分けられます。
①出力10kW未満のヒーター
②出力10kW以上のヒーター

家庭用で使用されるのは①の10kW未満のヒーターです。10kW以上は業務用の三相電力が必要になるため、基本的には一般家庭ではご使用いただけません。
では10kW未満のサウナヒーターの中からはどうやって選ぶのでしょうか?ここでもやはり、出力が選定の基本になってきます。

選定の基準は、サウナルームの大きさと、サウナヒーターの出力

サウナルームの広さに対して出力が小さすぎるヒーターを設置してしまうと、設定温度に到達するまで時間がかかります。こうなると、ほとんど常にヒーターが加熱運転をしなければなりません。電気代も余計かかり、ヒーターの消耗も早くなってしまいます。
逆に出力が大きすぎると、単純にオーバースペック。出力が大きいほど本体のサイズも大きくなるため、価格も高くなり、非効率です。
適切な出力のヒーターを選ぶ目安は… 1㎥(立米)=1kW
例えばサウナルームの大きさが1.2m×1.2m×2.0mなら2.88㎥ ➡ 3kW前後のヒーター
この例では、ハルビアのラインナップで行くと、デルタ3(出力2.7kW)がよさそうです。
ただしこれは、ソポのように断熱面が大きいサウナルームの場合。一面が全面ガラスなど、非断熱面が大きいサウナルームの場合は、もう少し出力の大きいヒーターが必要です。サウナルームの大きさを決めて、販売店にヒーターの選定について相談することをお勧めします。

サウナヒーターとサウナルームのサイズ目安をまとめた図。1~2人用サウナルームにはデルタ3、2~3人用にはシリンドロ6~スピリット6、3~4人用にはキップ8やスピリット9など。ただし適合サイズは目安であり、サウナ室の仕様によって異なってきます。

サウナストーンの種類と使い方

サウナストーンは主に2種類。花崗岩などの天然石か、セラミック製の人工石です。 ヒーターとの相性もあるため、ヒーターメーカーの純正品や推奨品を使用するようにしましょう

天然石のサウナストーン

天然石のサウナストーンとして流通しているのは主に4種類。いずれも火成岩に分類される石で、マグマが冷えて固まった岩石です。700度~1,700度になってから固まっているため、石の中には空気が含まれていません。このため、高い耐熱性を持っています。熱によって崩壊したり変形することが少ないため、安全性が高いです。
ただ、天然石はロウリュなどによって徐々に割れてヒーターの底部へ堆積していきます。このため、定期的な交換と清掃が必要です。

セラミックストーン

セラミックストーンは、高い耐久性と熱伝導性をもつ人工石です。火成岩よりも更に耐熱性が高く、安定している為、天然石のサウナストーンのような清掃が不要です。
一方、水分を吸収する特性上、ストーン内部にロウリュの水分が残った状態で加熱されたことでストーンが破裂した事故の例もあります。購入の際は適切に設計されたものを選びましょう。

サウナストーンのよくある設置不良例

また、サウナストーンは、ヒーターの施工説明書の手順に従って適切に配置しましょう。サウナストーンのよくある設置不良例は以下の通りです。
①ヒーターエレメント(加熱部分)が外から見えるくらい隙間がある
②ヒーター上部に石を積みすぎている
③ストーンが割れて堆積した状態で運転させている

いずれも、サウナ室が温まりにくくなったり、ヒーターが故障したりする原因になります。ストーンは適切に使用しましょう。

温度計や湿度計、その他ツール

サウナを家で楽しむために必要なその他のツールをご紹介します。
①ラドル&バケット
ロウリュの為の必須アイテムです。素朴な木製のものから、デザインにこだわったものまで色々な選択肢があります。サウナルームのインテリアや好みに合わせて選びましょう。
②温度計&湿度計
サウナ室内の温度や湿度を確認するためのツールです。規格品のサウナルームであれば標準付属していることがほとんどです。こちらも色々なデザインがあるので、カスタムサウナの場合は好きなデザインの物をこだわって選びましょう!
③砂時計
サウナ室内には時計を持ち込まないので、サウナ浴中の時間経過の確認用に設置されます。サウナ用砂時計は15分計測のものが多いです。ロウリュの間隔の管理用にも使えます。

サ活をもっと充実させるアイテム

家でサウナを楽しむとき、あると更にサ活が充実するアイテムをご紹介します。
①サウナマット
自宅サウナでは、サウナマットの使用がおすすめ。サウナマットが汗を吸収してくれるので、サ活後毎回ベンチを拭く必要がなくなります。日々のお手入れが簡単になるのでおすすめです。
②ロウリュ用アロマオイル
ロウリュの水にお好みの香りをつけて、更にリラックス効果を高めることができます。フィンランドで伝統的に好まれている、パインやバーチ、タールなどのアロマオイルを使うと本場の雰囲気も楽しめますね。アロマロウリュを楽しむときは、安全のため、必ずロウリュ用の専用オイルを使用しましょう

個宅サウナにオススメな家庭用のフィンランド式サウナルーム

自宅や別荘にフィンランド式サウナがあったら最高だけど、どこでどう買えばいいの?高いのでは?そんな方におすすめの家庭用のフィンランド式サウナルームをご紹介します。

フィンランドの世界No.1ブランドが日本のために特別開発した「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。

安心の<PS>E適合品

自宅サウナを選ぶ前に知っておきたいのが、関連する法規制。「PSE適合品」や「PSEマーク」という表示を目にしたことはないですか?
PSE適合品とは、「電気用品安全法」に則った検査等をクリアしている製品です。適合が認められた場合のみPSEマークを表示することができます。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。自宅サウナを検討する際は<PS>Eマークの有無を必ず確認しましょう。
ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

朝サウナの驚くべき効果!健康とパフォーマンスを向上させる方法を徹底解説。朝の時間を有意義に変える秘訣とは?

朝サウナとは?

サウナーの間で話題の「朝サウナ」。朝ウナ(あさうな)と呼ばれたりもしますが、つまりは朝、サウナに入ること。どちらかというと夕方や夜に入ってリラックスするイメージが強いサウナですが、朝のサウナも人気です。ここではおすすめの入り方や施設の探し方などを解説します。

朝サウナでオススメの入り方

朝サウナでおすすめなのは、意識をシャキッと起こしてくれる入り方。
ただしこれは、夜眠っていて日中活動するライフスタイルの方向けです。夜に活動をして日中休むスタイルの方には、朝サウナでも、一般的な「ととのう」サウナの入り方をおすすめします。
意識をシャキッとさせるサウナの入り方を一言でいうと「サウナ短め、水風呂しっかり、休憩は最低限」。 夕方サウナの「ととのう」サイクルを サウナ10分+水風呂1分+休憩10分を3セット(約60分) とすると、朝サウナのおすすめは、 サウナ5分+水風呂2分+休憩5分を2セット(約20分) この入り方で、休憩は寝転がったり目を瞑ってリラックスせず、できれば立ったままにしましょう。この入り方なら、覚醒を司る交感神経を優位にできます。日中活動する人の朝サウナにぴったりです。

用意するもの

朝サウナだけに必要な持ち物は、特にありません。ただし、効率的に水分補給できるスポーツドリンクなどの用意はおすすめします。朝は睡眠中の発汗によって身体の水分量が通常より低い状態にあるからです。水分補給は、普段のサウナよりも意識してしっかりと行いましょう。 その他、朝サウナにおすすめの持ち物は、化粧水などのスキンケア用品血行が良くなった肌に水分を補給すると、顔の印象が格段に良くなります。男女問わず、朝サウナ後のスキンケアはとてもおすすめですよ。

利用できる施設の探し方

朝サウナできる施設は、検索エンジンで「朝サウナ 施設」と検索すると紹介記事が沢山出てきます。注目度がわかりますね。ロウリュのできるフィンランド式サウナで朝サウナしたい!という方には、サウナ&スパの世界No.1ブランド ハルビアが提供している「ハルビアエクスペリエンスマップ」がおすすめ。ハルビアのサウナヒーターは全てロウリュ対応なので、このマップに掲載されていれば必然的にロウリュのできるサウナです。近くのサウナを探して、営業時間を確認してみましょう!ロウリュのできる施設に絞って探すことができますよ。

ロウリュのできるサウナ施設探しはこちらがおすすめ

朝サウナにおすすめの時間帯

朝サウナにおすすめの時間帯は、6時~9時くらい
なぜかというと、このあたりの時間帯を「朝風呂タイム」として割引料金にしている施設が多いからです。(※朝の営業時間は施設によって異なります) 9時から始業の方は、遅くとも朝7時には開店している施設を選ぶと安心ですね。職場の近くで朝営業している施設を見つけて、サウナ後そのまま出勤、というスタイルもおすすめです。
ただし、女性はメイクアップ用品をフルセットもっていかなければいけないのでちょっとハードルが高いかも。その場合は家の近くで朝サウナして、家に戻って支度をするほうが楽かもしれません。
ちなみに、この悩みは、自宅にサウナを導入すると完全解決できますよ!この機会に自宅サウナを検討してみるのもいいかもしれません。

女性サウナー向けのお役立ち情報はこちらから

朝サウナのメリット

朝サウナをするとどんないいことがある?そんな疑問を解決します。

朝サウナのメリットをまとめた図。
頭がすっきりする、疲労解消、集中力向上、むくみがとれる、肌ツヤアップ、特別料金でサ活出来る、人が少ない

眠気を解消して頭がすっきりする

人の体は、呼吸、血液循環、消化などを調整する自律神経によって制御されています。この自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。交感神経はいわばアクセル。副交感神経はブレーキ。つまり、活動するべきタイミングで働くのが交感神経、リラックスするべきタイミングで働くのが副交感神経です。 朝起きた状態の体は、副交感神経が優位。このせいで、頭がぼんやりしていわゆる「寝ぼけ」た状態だったりするわけです。
一方、サウナに入ると、温浴や温冷交代浴(サウナ➡水風呂)の刺激で交感神経が優位になります。これによって、眠気が飛び、頭がすっきりします。 つまり朝サウナに入ると、午前中からフルパフォーマンスで活動できる、というわけです!

疲労の解消と集中力の向上

何かを学んだり、考えたり、新しいアイデアを生み出すためには集中力が必要です。この集中力を生み出すのは言わずもがな、脳。ですが、現代人の脳は様々な刺激にし対応し続けなければならず、脳疲労が溜まっていると言われています。
脳疲労を解消するシンプルな方法は「目を閉じて、心を落ち着かせ、その瞬間にだけ集中して呼吸する」こと。
おや?これは?と思ったサウナーの方、正解です。サウナは入っているだけで、脳疲労解消になるんです。 朝サウナに入って脳疲労をリセットすれば、午前中から集中力を発揮することができます。クリエイティブな発想も浮かびやすくなるので、クリエイター系の方にもおすすめですよ。

むくみが取れ、肌ツヤが良くなる

朝起きると顔がむくんでいることが多い…大事な商談があるのに顔色が悪い…。そんな悩みをお持ちの方にも朝サウナがおすすめ。
むくみの主な原因は、何らかの原因で、皮膚ないし皮膚の下に水分が溜まっているせい。サウナでは大量の汗をかくので、この水分を減らすことができます
また、サウナに入ると血行も促進されます。皮膚細胞の周りにある毛細血管の血流も良くなるので、顔色も健康的に。また、肌のツヤも出ます。さらに習慣化することで、皮膚細胞の代謝が活発になって美肌効果も期待できますよ。
朝サウナでむくみを取って肌ツヤをアップさせ、”良い顔”で一日をスタートさせましょう!人と会う大事な予定や、大きなプレゼンがある日の朝はサウナに入る、という習慣にするのもおすすめです。

サウナの健康効果について詳しくはこちら

人が少ないので快適にサ活できる

夕方のサウナは特に混みあいますよね。人気施設では、施設に入るまでに並んで、サウナ室に入るのにも並んで…ということも少なくありません。
その点、朝サウナなら人が少ないので待ち時間なく快適にサ活ができます
また、セルフロウリュの施設の場合、人が少ない時間帯は特に狙い目。ロウリュの頻度が少ない為、サウナストーンはアツアツ状態のことが多いです。このタイミングでロウリュすると、普段より沢山蒸気を浴びられる可能性が高いですよ!早起きは三文の徳、というやつですね。

朝の特別料金でお得にサ活できる

朝サウナはお財布にもメリット有り。利用者の少ない朝の時間帯は、通常より安い特別料金を設定している施設が多いです。早起きは三文の徳その2ですね。ご自宅や職場の近くはもちろん、お休みの日に、いつも混雑であきらめている人気施設で朝サウナも良いですよ。サウナの後はご飯もおいしくなるので、浮いたお金で朝ご飯を食べに行くと、更に良い休日になるかもしれませんね。

朝サウナの取り入れ方

メリットだらけの朝サウナ。どうやって日常に取り入れればよいのか、習慣化のコツとおすすめのパターンをご紹介します。

朝サウナを習慣化するコツ

朝サウナの最大の壁は、早起き。体にいいことは分かっていても、早起きできない…という方も多いと思います。アラームで目が覚めても、どうしても二度寝の誘惑に負けてしまうこと、ありますよね。
これに勝つコツは…
朝起きたらストレッチをする: 寝たまま出来る寝起き用ストレッチなどで目を覚ますと、頭がすっきりして二度寝の誘惑を振り払えます。起きてしまえばこっちのもの。サウナに向かいましょう。
お気に入り施設の会員権や回数券を買ってしまう: 思い切って、朝サウナで利用しやすい施設の会員権や回数券を買ってしまうのも有りです。施設によっては朝や午前中専用のサブスク入り放題プランが有るので、是非調べてみましょう。
朝サウナ用バッグを用意しておく: サウナハットやタオル、スキンケア用品などを入れた朝サウナ専用バッグを用意しておくのもおすすめです。前の日に用意してしまえば、朝サウナに行くモチベーションも上がります。出かける前の手間も一つ減るので、重い腰も上がりやすくなるかも

忙しい朝でもできる短時間サウナ

朝は忙しくてサウナに時間がかけられない…という人にも朝サウナはオススメです。なぜなら、前述の通り、朝におすすめの入り方は時短だから。 交感神経を優位にする「サウナ5分+水風呂2分+休憩5分を2セット」の入り方なら、着替えや身支度の時間を入れても1時間程度。1時間の早起きなら、習慣化するのも難しくなさそうです。 もっと短縮したい方は思い切って自宅に家庭用サウナルームを導入してしまうのも手です。家➡サウナの為の身支度をしなくて済むので、かなり時短になりますよ。

朝サウナと併用する運動

朝サウナは朝のトレーニングとも相性抜群。サウナには血行促進によって筋肉疲労を軽減する効果もあります。すでに朝のトレーニングが習慣化している方は、その後にサウナを取り入れるのがおすすめです。最近はサウナ付きのランニングステーションも増えています。脱衣所をロッカー代わりにできる銭湯ランニングサービスもありますよ。朝サウナと一緒に朝ランも始めてみようかな、という方は、そういった施設を探してみましょう。

朝サウナと食事の関係

サウナ後は、血行の促進により、胃腸の動きが活発になります。サウナのあとにお腹が空くのはこのせい。
また、サウナの後のごはんはいつもよりおいしく感じますよね。発汗によって、塩分や糖分、クエン酸が消費されます。そのため、サウナ後は、塩味・甘味・酸味を普段より感じやすいといわれています。
つまり、朝サウナには、朝ご飯をいつもよりおいしく感じさせてくれるというメリットが!朝ご飯は午前中の活動の大切なエネルギー源。食べたほうがいいとはわかっているけどお腹が空かない…という人も、朝サウナで健康生活を始めてみましょう。

朝サウナの注意点とリスク

いいことづくめの朝サウナですが、入り方によってはリスクも。ここでは注意点をまとめて解説します。

朝サウナの注意点をまとめた図。
二日酔いや満腹時は避ける、普段以上にしっかり水分補給、交感神経を意識して短めに

避けるべき状況と体調

サウナは健康に様々な効果をもたらしますが、一方で、リスクになることも多い活動です。下記のような状況の時は、朝サウナも避けましょう。
二日酔いの時:脱水症状を引き起こす恐れ有
満腹時:消化不良の恐れ有
その他体調に不安がある時
また、極端な空腹時も、低血糖発作を起こす可能性があるので危険です。サウナ前に空腹を感じるときは、軽く何か口に入れておくことをお勧めします。

朝サウナの温度と時間

朝サウナにおすすめの温度と時間は、中温(80度前後)×短時間サウナ5分+水風呂2分+休憩5分を2セットという入り方を前半でお勧めしました。なぜ一般的に言われる「サウナ10分+水風呂1分+休憩10分×3セット」を朝サウナにおすすめしないのか。それは、この入り方をしてしまうと、副交感神経が優位になってしまうから。つまり、シャキッと目覚めたいのに、リラックスのスイッチが入って眠くなってしまうからです。
朝サウナの場合は、サウナはいつもより短め、水風呂は少し長め、休憩でもリラックスしすぎないようにするのがおすすめです。 熱すぎるサウナも同様に身体が疲れてしまうので、中温(80度前後)がおすすめ。ただしここは個人差もあるので、ガツンと熱いサウナに短時間入ったほうがすっきりする!という場合は高温のサウナに短い時間入って、水風呂でしっかり冷やす、というのもありです。

水分補給の重要性

朝サウナで特に重要なのが水分補給。朝の身体は、睡眠中の発汗によって水分量が減っています。この状態でサウナに入ると脱水症状のリスクが高いです。朝サウナの時は、いつも以上に水分補給に気を付けましょう一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。
まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)の水を飲み、その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給し、サウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲むイメージで水分補給をするといいでしょう。

適切な休息とクールダウン

朝サウナでは、クールダウンと休息の仕方も重要です。リラックスしてしまうと副交感神経が優位になり、眠くなってしまいます。水風呂をいつもより長めにして、休息(内気浴や外気浴)時もリラックスしすぎないようにしましょう。インフィニティチェアでリラックスするのは避け、椅子に浅く腰掛けて目は瞑らずに心拍数の落ち着きを待つか、立ったまま安静にするといいでしょう。

朝サウナ習慣におすすめなのは自宅サウナ

メリットだらけの朝サウナ。強いてデメリットを上げるなら、忙しい朝に時間を捻出するのが難しい…というところでしょうか。特に家から外に出るまでの身支度と、サウナが終わった後の身支度で二回身支度しなければならないのもネック…。そんなデメリットを一挙に解決するのが、自宅サウナです。家にサウナがあれば、いつもより少し早起きするだけで朝サウナできます! おすすめの家庭用サウナルームをご紹介します。

サウナの効果を堪能!家庭用サウナルーム「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。フィンランド語で”かわいい”を意味するその名前の通り、最小サイズは約96センチ角と非常に省スペースです。1人用、1~2人用、2~3人用の3サイズを展開しており、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

ハルビア ソポはオールインクルーシブで160万円台から

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。

自宅サウナの費用について詳しくは

安心の<PS>E適合品

自宅サウナを選ぶ前に知っておきたいのが、関連する法規制。「PSE適合品」や「PSEマーク」という表示を目にしたことはないですか?
PSE適合品とは、「電気用品安全法」に則った検査等をクリアしている製品です。適合が認められた場合のみPSEマークを表示することができます。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。自宅サウナを検討する際は<PS>Eマークの有無を必ず確認しましょう
ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています

検討、購入、設置、アフターサービスまで安心のサポート体制

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用なら3年間の長期保証が適用される為、消耗部品の交換費用も保証期間内はかかりませんし、もしもの時も安心です(※ 取扱説明書記載の保証書内容に基づきます)。また、全国のハルビアサウナディーラーは、ソポ等のサウナルームを実際に体験いただける、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。是非お出かけいただき、ご納得の上お買い求めください。

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