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COLUMN コラム

2025.11.20 サウナの基本知識

サウナは健康に悪い?嘘と本当を徹底解説!

#サウナの入り方 #サウナの効果 #サウナの基本

空前のブームもあり、サウナはリフレッシュや健康増進の手段として多くの人に親しまれています。しかし、その一方で「サウナは健康に悪いのではないか」という声も。高温の環境と水風呂による急激な温度変化は、本当に体に良いのでしょうか。この記事では、サウナが健康に与える影響について、リスクとメリットの両面から深く掘り下げ、誰もが安全にサウナを楽しめるための知識を解説します。

1.サウナは本当に健康に悪いのか?

「サウナは健康に良い」というイメージが強い一方で、安全性に疑問を呈する意見も存在します。実際、サウナが体に与える影響は、個人の健康状態や入り方によって大きく変わります。そのため、一方的に「良い」「悪い」と決めつけることはできません。大切なのは、リスクとメリットを正しく理解すること。そして、自分に合った方法で利用することです。

1-1.サウナブームの裏にある健康リスクへの懸念

近年、メディアでサウナが頻繁に取り上げられ、多くの著名人がその魅力を語っています。その結果、サウナ人口は急増しました。しかし、サウナ室内で倒れたり、利用後に体調を崩したりするケースも散見されています。そのため、「サウナは体に悪い」という意見が注目されるようになってきました。特に、サウナに慣れていない人が自己流で無理な入り方をすることが、健康リスクを高める一因と考えられています。

1-2.「健康に悪い」は誤解?条件付きでメリットも

サウナが健康に悪いというのは、必ずしも正しいわけではありません。多くの研究で、サウナの適切な利用は心血管機能の改善やストレス軽減に良い影響を及ぼすことが示されています。例えば、サウナ発祥の地フィンランドの研究では、サウナ入浴の頻度が高い人ほど心血管系の病気のリスクが低いという結果も出ています。問題は「どう入るか」。正しい知識を持って利用すれば、サウナは健康の強力な味方になり得ます。

参考:サウナ入浴と致命的な心血管および全死因死亡イベントとの関連 |理学療法 |JAMA内科 |JAMAネットワーク

2.サウナが健康に悪いと言われる5つの理由

サウナが健康に悪いと言われる背景には、いくつかの具体的な医学的リスクが存在します。これらを理解することが、安全なサウナ利用の第一歩です。

サウナ浴時に気を付けなければならない5つのリスクをテキストとピクトグラムでまとめた図。
・心臓発作を起こしているピクトグラムとテキスト「急激な温度変化によるヒートショック」
・空のボトルを掲げて喉の渇きを訴えるピクトグラムとテキスト「水分補給不足による脱水症状」
・頭を抱えているピクトグラムとテキスト「高温と乾燥による肌や髪のダメージ」
・額を抑えて湯気を出しているピクトグラムとテキスト「長時間の利用によるのぼせ症状」
・床に伏せて伸びているピクトグラムとテキスト「無理なサウナ浴による自律神経の乱れ」。
リスクの種類主な原因具体的な症状・危険性
ヒートショック高温と低温の急激な温度変化血圧の乱高下
心筋梗塞
脳卒中
脱水症状大量の発汗と水分補給不足めまい
頭痛
吐き気
血栓形成
皮膚・髪へのダメージ高温と乾燥肌の乾燥
バリア機能低下
髪のパサつき
のぼせ長時間の利用めまい
体温の過度な上昇立ちくらみ
転倒事故
自律神経の乱れ過度な我慢疲労感
無理な温冷交代浴不眠
動悸

2-1.急激な血圧変動による心臓への負担

サウナの高温環境では血管が拡張して血圧が下がります。そして、その後の水風呂で血管が急激に収縮して血圧が上昇します。この急激な血圧の変動は「ヒートショック」と呼ばれ、心臓や血管に大きな負担をかけます。特に、高血圧や心臓に持病のある方にとっては、心筋梗塞や脳卒中の引き金となる可能性があり、非常に危険です。

2-2.大量の発汗による脱水症状のリスク

サウナでは、1回の利用で300〜500mlもの汗をかくと言われています。適切な水分補給を怠ると、脱水症状を引き起こす可能性があります。脱水症状は、血栓ができやすくなるなど、深刻な事態を招くことがあります。

2-3.高温による皮膚や髪へのダメージ

サウナ室の高温と乾燥した空気は、肌の水分を奪い、乾燥肌や皮膚のバリア機能の低下を招くことがあります。また、髪の毛はタンパク質でできており、高温に弱い特性があります。濡れたまま高温のサウナに入るとキューティクルが傷つき、パサつきや枝毛の原因となります。

2-4.めまいや立ちくらみを引き起こす「のぼせ」

長時間サウナに入り続けると、体の体温調節機能が限界を超え、のぼせてしまうことがあります。のぼせは、めまい、立ちくらみ、吐き気などの症状を引き起こします。これはサウナ室内や浴室内での転倒事故につながる危険性があります。特に、体調が万全でないときは注意が必要です。

2-5.誤った入り方による自律神経の乱れ

サウナと水風呂の温冷交代浴は、自律神経のバランスを整える効果が期待されます。しかし、我慢して長時間サウナに入ったり、冷たすぎる水風呂に無理に入ったりするのは禁物。交感神経が過剰に刺激され、かえって自律神経のバランスを乱す原因に。疲労感が抜けなくなったり、睡眠の質が低下したりすることがあります。

参考:温冷交代浴・サウナの自律神経活動への影響

3.サウナの利用を控えたほうがいい人

サウナは誰にでも良い効果をもたらすものではありません。健康状態によっては、サウナの利用が大きなリスクとなる場合があります。以下に該当する方は、サウナの利用を控えるか、事前にかかりつけの医師に相談してください。

サウナの利用を控えた方が良い人の例をまとめた図。
心臓病や高血圧の持病がある、飲酒後や二日酔いの状態、睡眠不足、妊婦・乳幼児・高齢者、その他健康状態に問題がある場合

3-1.心臓病や高血圧の持病がある人

不安定狭心症、最近心筋梗塞を起こした方、重度の高血圧や大動脈狭窄症など、心血管系に疾患のある方はサウナの利用は原則として禁忌です。血圧の急激な変動が、命に関わる事態を引き起こす可能性があります。状態が安定している場合でも、必ず医師の許可を得てから利用するようにしてください。

3-2.飲酒後や二日酔いの状態の人

アルコールを摂取すると、血管が拡張し血圧が下がりやすくなります。この状態でサウナに入ると、さらに血圧が低下し、意識を失ったり、不整脈を誘発したりする危険性が高まります。また、アルコールの利尿作用とサウナの発汗作用が重なり、深刻な脱水症状に陥るリスクもあります。「汗をかけばアルコールが抜ける」というのは誤解です。飲酒後のサウナは絶対にやめましょう。

3-3.睡眠不足や体調が優れない人

風邪をひいている時、発熱している時、極度に疲れている時など、体調が万全でない時のサウナ利用は避けるべきです。体力が低下している状態でサウナに入ると、身体に更なる負担がかかります。これは回復を遅らせるだけでなく、症状を悪化させる可能性もあります。自分の体調をよく観察し、少しでも不安があれば無理をしないことが重要です。

3-4.妊娠中の人や小さなお子さん

妊娠中、特に初期は、体温の過度な上昇が胎児に影響を与える可能性が指摘されています。 また、妊娠中は脱水症状や立ちくらみを起こしやすい状態です。サウナの利用は避けるのが賢明です。体温調節機能が未熟な小さなお子さんも同様です。熱中症などのリスクが高いため、特に高温のサウナの利用には注意が必要です。

4.健康リスクを回避!サウナの安全な入り方

サウナのリスクを理解した上で、いくつかのポイントを守れば、安全にその効果を享受することができます。初心者から上級者まで、すべての人が心掛けるべき安全な入り方を紹介します。

サウナのリスクを回避する入り方をテキストとピクトグラムでまとめた図。
・ボトルから水を飲むピクトグラムとテキスト「水分補給を徹底する」
・時計を見ているピクトグラムとテキスト「我慢せずにサウナを出る」
・バスタブに浸かっているピクトグラムとテキスト「注意しながら冷浴する」
・寝椅子に横たわっているピクトグラムとテキスト「しっかり休憩する」
・大きなビーズクッションで寝ているピクトグラムとテキスト「サウナ後ゆっくり休む」

4-1.サウナ前の水分補給を徹底する

サウナに入る前には、必ずコップ1〜2杯(約300〜500ml)の水分を補給しましょう。水やお茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。サウナの途中や後にも、こまめな水分補給を忘れないでください。一度に大量に飲むのではなく、少しずつ継続して飲むのが効果的です。

4-2.我慢は禁物!適切なサウナ時間を守る

サウナにいる時間は、6分から12分程度を目安にしましょう。 大切なのは時間よりも自分の体感です。「少しきついな」と感じる前にサウナ室を出るのがポイントです。特に初心者は、温度が低めの場所に座るなどして、無理のない範囲から始めましょう。

4-3.水風呂は心臓から遠い場所からゆっくりと

サウナで温まった体を急に冷たい水につけると、心臓に大きな負担がかかります。水風呂に入る際には、足先、手先からゆっくりと体を水に慣らしていきましょう。かけ水をするだけでもクールダウンの効果はあります。水風呂が苦手な方は無理に入る必要はありません。

4-4.休憩はサウナ時間と同じくらい取る

サウナ、水風呂の後は、外気浴などでゆっくりと休憩することが非常に重要です。休憩時間は、サウナに入っていた時間と同じくらい取るのが理想。この時間に副交感神経が優位になり、心身がリラックス状態になります。ここで焦らず、体の感覚に集中することが「ととのう」ための鍵です。

4-5.サウナ後のクールダウンと栄養補給

サウナの後は、体から水分とミネラルが失われています。水分補給はもちろんのこと、ミネラルを豊富に含む食事を摂ることを心がけましょう。また、サウナ直後の激しい運動は避けましょう。体をゆっくり休ませてあげることが、健康効果を持続させることにつながります。

5.サウナの健康効果を最大限に引き出すには?

リスク管理を徹底した上で、サウナの効果をさらに高めるためのポイントを紹介します。

5-1.「ととのう」のメカニズムを正しく理解する

「ととのう」とは、サウナと水風呂による極限状態から、休憩によって心身が平常に戻る過程で訪れる、多幸感や深いリラックス状態を指します。これは、交感神経と副交感神経が激しく切り替わることで起こる現象です。このメカニズムを理解し、特に休憩時間を大切にしましょう。より質の高い「ととのい」を体験することができますよ。

5-2.自分に合ったサウナの種類を見つける

サウナには、高温で湿度が低い「ドライサウナ」の他に、蒸気で湿度を高める「フィンランド式サウナ」や、低温でじっくり体を温める「遠赤外線サウナ」など、様々な種類があります。それぞれ体に与える負担や効果が異なるため、自分の体調や好みに合わせてサウナを選ぶことも、安全に楽しむための工夫の一つです。

5-3.無理のない範囲で継続することが大切

サウナの健康効果は、一度の利用で劇的に現れるものではありません。運動と同様に、無理のない範囲で定期的に続けましょう。継続することで、血行促進や自律神経の調整といった効果が定着しやすくなります。週に1〜2回など、自分に合ったペースで、長く付き合っていくことが理想です。

6.まとめ

「サウナは健康に悪い」という言葉は、誤った入り方をした場合に当てはまるものです。サウナがもたらすリスクを正しく理解し、水分補給や時間管理、そして自身の体調との対話を怠らなければ、サウナは心身に多くの恩恵をもたらす素晴らしい習慣となります。この記事で紹介したポイントを参考に、安全で快適なサウナライフをお楽しみください。

HARVIA Sauna & Spa

ショールーム – harvia


参考:

ヒートショック対策~サウナを楽しむために~| 病院・診療科について | 杏林大学医学部付属病院 KYORIN UNIVERSITY HOSPITAL

ととのう2.0 – 活動・支援|公益社団法人日本サウナ・スパ協会

妊娠中や妊活中のサウナ利用:リスクと効果、そして安全な選択 – idetox (アイデトックス)

子どものサウナ浴① – Saunology -Studies on Sauna-

初心者でも安心!正しいサウナの入り方と心掛けたいマナーとは? |ルネサンスマガジン