©HARVIA Sauna & Spa. All rights reserved.

COLUMN コラム

2024.08.23 サウナの基本知識

サウナ愛好者必見!フィンランド式サウナの魅力

#サウナの入り方 #サウナの効果 #サウナの基本 #個宅サウナ

フィンランド式サウナの特長と魅力をご紹介!他のサウナとの違いや本場の楽しみ方、フィンランド式サウナならではの効果を解説。家でフィンランド式サウナを楽しむためのおすすめのサウナルームも紹介します。

1.フィンランド式サウナとは何か

そもそもフィンランド式サウナってどういうもの?他のサウナと何が違うの?基礎知識をおさらいしましょう。

1-1.日本のサウナブームの中心、フィンランド式サウナ

1964年にサウナが日本へ上陸して以来、何度か訪れてきたサウナブーム。2010年代から現在は「第三次サウナブーム」と言われています。特に2019年に、サウナブームの端緒となった「サ道」がドラマ化されると「ととのう」という言葉と共に人気が爆発しました。
その第三次サウナブームの中心にあるのが、フィンランド式サウナです。従来日本で主流だったのは遠赤外線式サウナ。俗に「昭和のカラカラサウナ」「昭和ストロング」と言われるもので、100度近い高温で湿度が低いサウナです。これに対し、フィンランド式サウナは80度~90度と温度がやや低く、湿度が高いのが特徴。これに加え、「ととのう」入り方や健康効果が注目され、若年層や女性にも人気が広がりました。
サウナ&スパの世界No.1ブランド ハルビアも、2023年3月に日本へ本格上陸。日本におけるフィンランド式サウナは、ブームから文化へ定着しつつあります。

1-2.始まりは約6000年前!?フィンランド式サウナの起源

フィンランドはサウナ発祥の地。高緯度のため、冬は寒さが厳しく、日照時間も数時間という過酷な環境です。サウナはこの厳しい環境の中で体調をコントロールするために生まれました。
サウナの起源には諸説ありますが、考古学研究では約6000年前にはサウナの原型が生まれたとされています。当時は木や動物の皮を使ったテント式のサウナだったようです。以来進化を続け、フィンランドの文化として継承されています。2020年にはユネスコの無形文化遺産に指定されました。

1-3.フィンランド式サウナの特徴

それでは、何をもってフィンランド式サウナというのか、他のサウナと何が違うのかを解説していきます。

ストーン対流式ヒーター

フィンランド式サウナの一番の特徴は、ヒーターです。ヒーターが上部や周りに敷き詰めた石を温め、それによって温められた空気が循環する対流熱で身体を暖めます。空気を温める為、適温になるまでに時間がかかりますが、柔らかな熱に包まれてじっくり温まることができます。
これに対し、遠赤外線式は、ヒーターから直接伝わる輻射熱で身体を温めます。直接的な熱なので効率が良い分パワフルで、ヒリヒリ感の原因にもなります。対流式がエアコン、遠赤外線式が魚焼きグリルと同じ原理と考えると、温まり方の違いがわかりやすいかもしれません。

ストーン対流式サウナヒーターと遠赤外線式サウナヒーターの違いを解説する図。
ストーン対流式は、ストーンの熱で温められた空気の対流熱で温める。
遠赤外線式はヒーターからの輻射熱で直接あたためる。

ロウリュ

サウナヒーターに水を掛けてロウリュをする男性の写真

フィンランド式サウナと切り離せないもの、それがロウリュです。ロウリュ(löyly)は「サウナストーブの石に水を掛けて発生させる蒸気」を意味するフィンランド語。熱したサウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させることで室温を一気に上げて発汗を促進させます。フィンランドでは「ロウリュはサウナの魂」「ロウリュできないサウナはサウナじゃない」と言われるほど、重要な要素です。日本のサウナブームでもこの蒸気浴の気持ちよさが広く喧伝され、フィンランド式サウナが人気になりました。

ヴィヒタ

サウナに入りながら、白樺の若い枝葉の束で身体を叩いてヴィヒタを楽しむ女性

ロウリュと合わせて重要な要素が、ヴィヒタ。約2000年前にフィンランドで誕生した健康法です。サウナ浴中、白樺の若い枝葉の束で身体を叩くことで血行促進や殺菌・保湿作用が得られます。また、若い白樺の若々しい香りによる癒し効果も。日本のサウナ専用施設でもヴィヒタサービスを提供するところが増えてきました。機会があれば是非体験してみてください。

2.本場は意外と自由。フィンランド式サウナの入り方

人気のフィンランド式サウナ。入ってみたいけれど、入り方のルールが分からないと二の足を踏んでいる人もいるのでは。ここではフィンランド式サウナの入り方について解説します。

2-1.本場フィンランドにおける「サウナの入り方」

本場フィンランドにおける「サウナの入り方」とは。実は、自由。「サウナには何分入るのがベストか」という論争が日本ではしばしばみられますが、フィンランドのサウナには時計がありません。その日の体調と相談しつつ、「その人が、その日いたいだけサウナにいれば、それでいい」というマインドなのだそうです。また、サウナの後の行動も人それぞれ。湖やプールに飛び込む人もいれば、外気浴や内気浴でクールダウンするだけの人も。「サウナの数だけ入り方があり、人の数だけ入り方がある」というのがフィンランドの考え方です。

2-2.日本で人気の「サウナの入り方」

とはいえ、突然自由と言われても困るのも実際のところ。その場合は、日本で人気の入り方を一度試してみて、そこから自分なりに幅を広げてみるといいかもしれません。
「ととのう」という言葉と共に現在人気なのが「サウナ→水風呂→外気浴」を1セットとして2~3回繰り返す入り方。温冷交代浴ともいわれ、自律神経や血液循環に大きな刺激を与えるため、健康効果が高まるとされています。ただし、ヒートショックを誘発するリスクも高いため、特に心血管疾患のある方は避けましょう。

2-3.公共施設でのマナーは世界共通

「入り方」に付随してくるのが、サウナ入浴のマナー。公共の施設で、皆が気持ちよく利用できるよう配慮するのは、世界共通のマナーです。

  • サウナ浴前にしっかり全身を洗う
  • 水風呂前にはかけ湯で汗を流す
  • 場所は不必要に占有せず、譲り合う
  • サウナ室内、クールダウンスペースで大声を出さない

その他、施設が定めているルールも守って、気持ちよくサ活をしましょう。

3.フィンランド式サウナの魅力

フィンランド式サウナは何故日本で人気なのか。その魅力を解説していきます。

3-1.温度が低めで湿度が高めなのでゆっくりと楽しめる

フィンランド式サウナの温度は80度~90度で、前述の通り、空気を温める対流式です。このため、グリルで炙られるような刺激を感じず、心地よく身体を温めることができます。また、ロウリュによって湿度が得られるので、呼吸も楽。ゆっくり時間をかけて楽しむことができます。

3-2.サウナ中にアロマも楽しめる

ロウリュする水にアロマオイルを混ぜて、好きな香りをサウナで楽しむこともできます。リラックスしたいときは白樺やラベンダー、リフレッシュしたいときはレモン、夏はミントなど、色々な楽しみ方ができますよ。
ただし、運転中、サウナヒーターの中心部は400度以上の高温になっています。普通のオイルを使うと発火する危険性が高く、大変危険です。アロマロウリュを楽しむ際は、ロウリュ専用のオイルを、正しい容量で使いましょう。

3-3.フィンランド式サウナの効果

サウナには様々な健康効果がありますが、その鍵となるのは発汗作用。フィンランド式サウナはロウリュが発汗を促進するため、健康効果がより高まると考えられています。加えて、フィンランド式サウナで特筆するべきは「気持ちよさ」。我慢せずに気持ちよく健康になれるとなれば、活用しない手はありません。

サウナの健康効果について詳しくはこちら

4.フィンランド式サウナを家で楽しむ「個宅サウナ」のすすめ

いいことづくめのフィンランド式サウナ。もし家に有ったら、と考えたことはありませんか?自宅や別荘に「個宅サウナ」を実現するとどんなメリットがあるのか考えてみましょう。

個宅サウナのメリットをまとめた図。
好きなタイミングで入れる、好きな温度で楽しめる、施設に行くよりお得、人の目を気にしなくていい、コミュニケーションの場が増える

4-1.フィンランドでは「1家に1台サウナ」が当たり前

フィンランドでは人口500万人に対して300万個のサウナがあります。実に国民2人に対して1個サウナがある状態で、自家用車の登録台数より多いのだそう。そして、この内ほとんどが自宅や別荘に設置された個人所有のサウナです。1900年代以降、電気式サウナヒーターの普及に伴い都市部の住宅にも導入可能になり、一気に設置が進んだと言われています。

4-2.好きな時間に好きな温度で楽しめる

個宅サウナの一番のメリットはやはりこれ。たとえば朝出勤前にさっとサウナに入ったり、在宅ワーク中にリフレッシュしたり、安眠のために夜じっくりサウナで身体を温めたり……。その都度施設に行くとなると中々出来ないことが、自宅サウナなら叶います。人の目を気にしなくていいのも大きなメリットですね。

4-3.施設に行くよりお得

施設に行ってサ飯を外食で済ませると、大体1回につき数千円の費用が掛かります。対して、自宅サウナの1回(運転時間三時間で想定)あたりの電気代は300円~と安価。さらにサ飯も自炊で賄えます。初期費用やメンテナンス費用を考えると、ヘビーサウナーほどコストメリットが大きいと言えるでしょう。 定期的なサウナ浴の健康効果を考えると、入れば入るほどお得な自宅サウナはとても理にかなった選択肢です。

4-4.家族や友人とのコミュニケーションの場にもなる

本場フィンランドでは、サウナ=コミュニケーションの場。家族と一緒に入ってコミュニケーションを取ったり、友人とゆっくりサウナを楽しんで会話に花を咲かせたりするのが日常です。サウナでリラックスしているときなら、普段話せないことも良い形で口に出せるかもしれません。個宅サウナは人間関係を円滑にする場としても活用できます。小さな第二のリビングと言ってもいいかもしれません。

個宅サウナのメリット、デメリットについて詳しくはこちら

5.個宅サウナにオススメな家庭用のフィンランド式サウナルーム

自宅や別荘にフィンランド式サウナがあったら最高だけど、どこでどう買えばいいの?高いのでは?そんな方におすすめの家庭用のフィンランド式サウナルームをご紹介します。

5-1.フィンランドの世界No.1ブランドが日本のために特別開発した「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

5-2.1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。

5-3.安心の<PS>E適合品

自宅サウナを選ぶ前に知っておきたいのが、関連する法規制。「PSE適合品」や「PSEマーク」という表示を目にしたことはないですか?
PSE適合品とは、「電気用品安全法」に則った検査等をクリアしている製品です。適合が認められた場合のみPSEマークを表示することができます。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。自宅サウナを検討する際は<PS>Eマークの有無を必ず確認しましょう。
ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。

5-4.購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。