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自宅用サウナの電気代はどれくらい?コストと失敗回避のポイントを徹底解説
#メリット・デメリット #個宅サウナ #費用自宅用サウナの電気代、実際どれくらいかかるの?と思う方もいるのではないでしょうか?ドライ・スチーム・遠赤外線などタイプ別の消費電力からコストを抑える運用のコツ、工事費用や失敗例も含めて詳しく解説します。

目次
1.自宅用サウナを検討するときに気になる「電気代」
自宅にサウナ検討時の最大のハードルといえば…?それは初期費用と、ランニングコスト。 本体価格や工事費用の検討も大切ですが、毎月の光熱費がどの程度増加するかを理解しておく必要があります。実際に使い始めてから「思っていたよりも電気代が高い」と感じたら困りますよね。
そこで、まずはサウナの種類ごとに大まかな電気代の目安を解説します。どのような工夫をすればランニングコストを抑えられるのかを考えてみましょう。
2.種類別、自宅用サウナの電気代
自宅用サウナは大きく分けてフィンランド式サウナ、スチームサウナ、遠赤外線サウナの三つのタイプ。それぞれ消費電力や利用感に違いがあります。同じサイズのサウナ室を用意しても、月々の電気代には差が。これは、ヒーターや発生装置の仕組みによって必要な電力が変わるためです。
違いを具体的に知っておくと、自分や家族に合ったサウナを選ぶ指標になります。また、導入後に費用面で後悔するリスクを減らせるでしょう。
サウナ利用1回あたりの電気代についてはヒーターのkW × 使用時間 × 電力単価で計算可能です。電気料金計算用ツールも便利です。

2-1.自宅用フィンランド式サウナの電気代:約90円/1時間
フィンランド式サウナは、サウナストーンを搭載したヒーターで温めるサウナ。「熱い蒸気でしっかり汗をかく」スタイルが好きな方に向いています。
家庭用サイズのドライサウナなら、消費電力はおおむね2〜5kW程度が目安。出力3kW前後のヒーター を1時間使用した場合、電気料金単価を30円/kWhとすると約90円になる計算です。
実際の想定で計算してみましょう。出力2.7kWのヒーターを搭載したハルビアのソポ0909で計算します。1時間サウナ浴をする場合、予熱と乾燥用に前後各1時間の追加運転が必要です。3時間ずつ利用すると、一回当たり約270円。週に1回入ると、月約1,080円。週2回であれば月約2,160円です。※3時間ヒーターがフル稼働した場合。センサー付きヒーターの場合はアイドリングタイムを挟むため、計算より安価になることが多いです。
フィンランド式サウナは魅力な反面、予熱や乾燥運転のための電気代が発生する点はデメリットかもしれません。サウナルームの断熱性も電気代に影響します。フィンランド式サウナを選ぶなら、サウナルームの断熱性は必ず確認しましょう。また、温度センサー付きのタイプであれば電力ロスを抑えやすくなります。

参考商品
ハルビア ソポ0909PF
標準付属ヒーター:デルタ3(出力2.7kW)
定員:1名
熱源:単相200V+照明用AC100V(50/60Hz)+アース線
希望小売価格:1,601,600円(税込)
2-2.自宅用スチームサウナの電気代:約60円/1時間
スチームサウナは、比較的低い温度帯で高い湿度を保つのが特徴です。湿度を高めるためにスチーム発生装置が必要です。このため、ヒーターに加えてスチーム用の消費電力も加わる場合があります。温度自体は低めでも、蒸気を発生させ続けるためのコストがかかることは覚えておきたいポイントです。
とはいえ、近年は省エネ設計のスチームジェネレーターも増えています。家庭用サイズであれば1〜3kW程度の消費電力で稼働できるタイプが主流です。仮に2kWの装置を1時間動かし、30円/kWhの電気料金単価を基準にすると1回60円前後で済みます。週に1回使う場合、月240円ほど。週2回なら約480円と考えられます。
低温ゆえに長めの時間入る方が多いので、その分点には留意しましょう。ただし、乾燥が苦手な方や肌への刺激を抑えたい方には、スチームサウナのしっとり感が大きな魅力になるはずです。
2-3.自宅用遠赤外線サウナの電気代:約75円/1時間
遠赤外線サウナは、遠赤外線ヒーターを用いて身体を温めるタイプのサウナです。ヒーターの消費電力は2〜4kWのものが主流。余熱が必要ですが立ち上がりが比較的早い機種もあるため、トータルの運転時間を短縮できる可能性があります。例えば2.5kWのヒーターならば1時間あたり約75円。30分の予熱と1時間の入浴の1.5時間で計算すると、1回あたり約112.5円の電気代になる計算です。
じんわり身体を芯から温める遠赤外線式は、多くの愛好家から好評を得ています。一方で、高温環境を好む人には物足りなく感じることもあり、そのあたりが好みの分かれどころです。ただし、長期的な電気代を低めに抑えやすいというメリットもあります。
3.【比較表】自宅サウナと施設利用はどっちがお得?
項目 | 自宅サウナ | 施設サウナ |
---|---|---|
初期費用(設備・設置) | 高(数十万~数百万) | なし |
電気・燃料代 | 中(電気・薪ストーブなど) | なし |
水道代 | 中(水風呂・シャワー) | なし |
メンテナンス費 | 低(防カビ・木材補修) | なし |
清掃用品・消耗品 | 低(タオル・オイル) | なし |
修繕費 | 中~高(経年劣化) | なし |
施設利用料 | なし | 高(都度払い・数百~数千円) |
交通費 | なし | 中(移動距離による) |
飲食代 | 自由(自宅で用意) | 中(サウナ飯・ドリンク代) |
月額会員・回数券 | なし | 中(頻度次第) |
時間コスト | 低(移動なし) | 高(移動時間+混雑) |
サウナを楽しむ方法には、近隣のスパやジム、公共施設を利用する選択肢もあります。費用面で見ると、施設利用は初期投資が不要な反面、入浴料金が必要です。
一方、自宅サウナでは最初に大きな支出がありますが、その後1回ごとの支払いは生じません。電気代などのランニングコストを中心に考えることになります。また、施設までの移動時間や待ち時間が不要になるメリットも大きいでしょう。
たとえば週に数回利用する場合、自宅サウナの方がコストパフォーマンスが良くなります。
4.自宅用サウナの電気代を抑えるポイント
自宅用サウナの電気代については、運用面の工夫が意外と大きなポイントです。
まず、予熱時間を短くする工夫。断熱性能の高いサウナルームや部材を選ぶ方法が挙げられます。これによって熱が外に逃げにくくなり、余熱時間を短縮できます。ガラス面は少ない方が熱が逃げにくく、電気代を抑制できます。また、必要以上に広いサウナルームにすると加熱の効率が下がります。利用人数に合った大きさのサウナを検討することも大切です。
さらに、機種選びで大きく消費電力が変わる点は見落とせません。各メーカーが公表している1回あたりの消費電力データはチェックしておきましょう。また、口コミで「実際にかかった電気代」などをチェックしておくのも〇。導入後のランニングコストへの不安が少なくなるでしょう。効率よく温度をキープできれば、電気代を抑えることができます。
5.導入時に必要な工事・初期費用を把握する
自宅用サウナには電気代の他に、設置や電気工事の費用も必要になってきます。ここでは基本的な工事内容と、費用の目安について紹介します。

5-1.電気工事のポイントと見積もりの取り方
自宅用サウナは種類と機種によって必要な電力が変わります。一般的な家庭用電源(単相100V)では足りず単相200Vへの切り替えが必要なケースも少なくありません。この場合、ブレーカーの容量アップや専用回路の増設が必要になります。工事費用としては数万円から十数万円程度が相場です。もちろん、既にオール電化で単相200Vが整っているご家庭であれば追加費用はかかりません。
工事の見積もりを取る際には、メーカーや販売店の提携工事業者を利用する方法と、自分で近所の電気工事店に依頼する方法があります。どちらにせよ「ヒーターの消費電力は何kWなのか」「サウナ室はどこに設置する予定で、配線経路はどうなるか」などを細かく伝えると、より正確な見積を出してもらえます。
配線を大きく迂回しなければならない場合は費用が嵩みがちです。また、電力会社への申請手続きに追加コストが発生するケースも。そのあたりを確認しながら進めると安心です。
5-2.防水・換気・サイズ
サウナの種類によっては、排水・防水・換気に関する施工も欠かせません。既存の浴室スペースを拡張してサウナを設置する人も多いです。その場合は床や壁の防水加工を再確認したり、追加の排気ダクトを用意したりする必要が出てきます。特にマンションでは専用部分と共用部分の境界をどこまで変更できるかが管理規約で決まっています。事前に必ず確認しましょう。
また、利用人数に対してサウナが小さすぎると、設置後に不満が募ることも。逆に広すぎると加熱に時間がかかり、無駄な電気代が発生してしまいます。設置場所の大きさと、想定する利用人数や入浴スタイルをうまくすり合わせながら、最適なサイズを選ぶことが大切です。
こうした細かい確認を怠ると、快適に使えなかったり想定より維持費が高くて後悔することに繋がります。最初の段階でしっかり検討しておくことが失敗回避の近道といえるでしょう。
項目 | フィンランド式 | スチーム | 遠赤外線式 |
---|---|---|---|
床の防水 | 必要 | 必要 | 不要 |
壁の防水 | 不要 | 必要 | 不要 |
排水設備 | 不要 | 必要 | 不要 |
換気ダクト | 不要 | 場合により必要 | 不要 |
6.本当に後悔しない? 自宅用サウナと電気代 以外のポイント
自宅用サウナというと注目されがちなのが電気代と初期費用。ですが、その他にも確認するべきポイントがあります。実際に設置してみて「広さや温度設定は十分か」「メンテナンス性は良いか」など使用感に関わる要素も重要です。ここではその他のランニングコストや、失敗例から学ぶポイントを解説します。
6-1.自宅用サウナのランニングコストは電気代だけじゃない
自宅用サウナのランニングコストというと、どうしても電気代に注目しがちですよね。でもランニングコストはそれだけではありません。
たとえば、フィンランド式サウナの場合、サウナストーンの交換が定期的に必要です。ロウリュで水を掛けると、サウナストーンは徐々に割れて砂状になり、ヒーター内に溜まっていきます。これを放置すると通気が妨げられ、ヒーターが余計に電力を消費します。また、ヒーターの故障の原因にもなるため、定期的な交換でコストを抑えましょう。
また、サウナ使用時には汗を流すためにシャワーの利用も増えます。いつものお風呂に加えて水風呂を張る場合もあるでしょう。水道代もある程度増えることを覚えておきましょう。
さらに、フィルターの交換時期や換気扇のメンテナンスにも気を配る必要があります。特にスチームサウナの場合、カビや雑菌の繁殖を防ぐために定期的な清掃が必須です。その際にフィルター交換や内部の点検をすることで予防保全にもつながります。換気扇が詰まると余計な電力を消費するだけでなく、室内の空気が滞って快適な環境が保てなくなる恐れも。小さなチェックを怠らずに続けることが理想的です。
こうした細部のメンテナンスを積み重ねることで、一見大きく見えるサウナの維持費を徐々に抑えられますし、トラブルが起きにくい安心感にもつながります。
見逃しがちなランニングコスト
- サウナストーン
- 水道代(シャワー、水風呂)
- カビ予防のメンテナンス代
6-2.自宅サウナ導入の失敗例から学ぶ!活用ポイント
サウナを自宅に置いたのはいいものの、使わなくなってしまったという失敗談を耳にすることがあります。電気関係では「電気容量が変更できるはずだったのに管理組合からNGが出て、他の電気製品と加減して使わなければならず、面倒になった」という声も。また、「家族や友達と利用する予定だったのに、思ったより狭くて一緒に使えなかった」という失敗談も耳にします。こうした残念な思いをしないためには、導入前の下調べが何より大切です。
たとえば、ヒーターの容量に合わせた契約電力の見直しは必須です。マンションの場合は管理組合に必ず確認しましょう。また、サウナ室のサイズと利用人数のバランスもしっかり考慮する必要があります。他にも動線や設置場所の防水対策、換気ルートなど、事前にチェックすべき項目は意外と多いものです。それでも一つひとつクリアにしておきましょう。そうすることで導入後に後悔するリスクを大幅に減らせます。
どれも難しい話のように聞こえますが、事前に専門業者やショールームで相談をすれば大丈夫。具体的なプランと費用の見通しが立つはずです。ハルビアでは全国に体験型ショールームを開設しています。ぜひ一度ショールームへ足を運んでみてください。
6-3.自宅用サウナを選ぶ流れ
自宅用サウナを検討する際は、まずお好みやライフスタイルに合ったサウナタイプを選ぶことから始めましょう。フィンランド式サウナの熱と蒸気を好むのか、スチームサウナのしっとりした心地よさが魅力なのか、あるいは遠赤外線でじんわり温まるほうが合っているのか。タイプを決めたうえで、スペースと容量に合う機種を探しましょう。
機種やサイズ、使い方が具体的に見えてきたら、次は電気工事や配線経路、防水や換気の施工といった細かい部分。ここまで来れば、全体の予算を把握しやすくなります。
そして、機種や施工面で疑問が出たときこそ、ショールームに足を運ぶタイミングです。実際の大きさや使用感、熱の感じ方は、カタログやネットの情報だけではわかりません。実物を見て確認するのがおすすめです。また、その場で直接質問してみれば、利用イメージがさらにクリアになります。具体的な見積もりと導入後のランニングコストも相談できるはずです。納得してから購入を決めることで、自宅サウナ生活を安心してスタートできるでしょう。
6-4.自宅用サウナで充実した生活を
自宅用サウナを設置するときは、電気代や初期費用だけでなく、メンテナンスにかかるコストや設置場所のサイズ感まで総合的に考えることが大切です。思っていたよりも電気代がかさみ、結局使わなくなったという失敗を避けるためにも、機種選びや施工内容のチェックはしっかり行いましょう。
とはいえ、カタログやネット情報だけでは限界があります。そこでおすすめなのが、実際にショールームで実物を見ながら相談する方法です。疑問や不安をその場で解決できるので、導入へのハードルが一気に下がります。「自宅用サウナが気になる」と思ったら、ぜひ一度ショールームへ足を運んでみてください。
7.自宅用のフィンランド式サウナなら、ハルビアのソポシリーズがおすすめ
サウナブームの中心、ロウリュサウナ。フィンランド生まれのハルビアのヒーターは全てロウリュ対応です。 「家でロウリュサウナを楽しめたらいいのに…」ロウリュサウナの気持ちよさに目覚めた方なら一度は考えたことがあるのでは?そんなニーズに応えて、家庭用サウナルームが販売されています。
実は意外とリーズナブルに、簡単に実現できるってご存じでしたか?ロウリュができて高品質かつリーズナブルなおすすめサウナルームをご紹介します。
7-1.フィンランドの世界No.1ブランドが日本のために特別開発した「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
7-2.1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。 ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
7-3.安心の<PS>E適合品
運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。 一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。 ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。
7-4.購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。