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 サウナブームが続く中、特に注目を集めているのが「屋外サウナ」です。川や湖、海など自然の中のサウナで、汗を流した後に自然の水で身体を冷やす贅沢。そんな特別な体験を楽しむことができます。

 本記事は、屋外サウナについての情報を網羅したガイドです。

屋外サウナとは?

 屋外サウナとは、文字通り屋外に設置されたサウナ施設のことです。室内施設とは異なり、自然の中でサウナを楽しむというコンセプトが特徴です。テント型やバレル(樽)型、専用の小屋など、さまざまな形態があります。キャンプ場やアウトドア施設に設置されていることが多いですが、個人宅の庭にプライベートサウナとして設置するケースも増えています。

屋内サウナとの違いを把握する

 屋内サウナと屋外サウナには、いくつかの大きな違いがあります。主な相違点を表にまとめました。

項目屋内サウナ屋外サウナ
設置環境室内(スーパー銭湯、ジム、ホテルなど)屋外(キャンプ場、川辺、湖畔、海辺、庭など)
外気浴専用の休憩スペースで実施自然の中で開放的に実施可能
水風呂人工的な水風呂川、湖、海などの自然水系を活用可能
開放感限られた空間内で密閉的自然を感じながら開放的
季節の影響季節を問わず一定環境季節や天候の影響を受けやすい

 屋内サウナは一年中安定した環境で利用できる反面、その体験は箱の中に限定されます。一方、屋外サウナでは自然との一体感を味わえる点が最大の魅力です。サウナ室から出て、清らかな空気を胸いっぱいに吸い込み、川や湖に身を委ねる贅沢な時間は、屋外サウナならではの体験といえるでしょう。

屋外サウナのメリット

 屋外サウナには数多くのメリットがあります。その魅力は単なる汗を流す場所にとどまりません。自然との一体感やコミュニケーションの場としての価値も含まれています。

景色や自然を活かしたリラクゼーション

 屋外サウナ最大の魅力は、何と言っても大自然の中でサウナを楽しめる点です。高温のサウナで身体が温まり、汗が滴り落ちた後に体験する外気浴。ここには、屋内施設では味わえない爽快感があります。山々の景色、川のせせらぎ、森の香り、波の音…。五感を通じて自然を感じることができる体験は、心身のリラックス効果をさらに高めてくれます。

屋外のサウナなら仲間や家族とワイワイ楽しめる

 屋外サウナは「楽しさを共有する場」としての側面も持っています。仲間や家族と一緒に火を起こしたり、サウナテントを組み立てたり。その過程そのものが、コミュニケーションの機会を生み出します。特にテントサウナの場合、準備や後片付けを通して、一体感や達成感を共有できます。

 また、屋内サウナと違い、屋外サウナでは比較的自由な会話や交流が許容される傾向にあります。熱々のサウナ室での会話、水風呂での歓声、外気浴スペースでの語らいなど、リラックスした環境での交流は普段とは違った親密さを生み出します。非日常体験と相まって、より思い出深いイベントになるでしょう。

屋外サウナのデメリット

 屋外サウナの魅力は多いものの、認識しておくべきデメリットや課題も存在します。設置や利用を検討する際は、これらの点もしっかりと考慮する必要があります。

天候トラブルとプライバシー問題

 屋外サウナ最大のデメリットは、天候に左右されやすい点です。急な雨や強風、気温の変化は、サウナ体験の質を大きく左右します。特にテントサウナの場合、強風時には設営が困難に。安全上の問題で使用を中止せざるを得ないケースもあります。

SaunaCamp.のガイドラインによると、風速5m以上ではテントサウナの使用を控えることが推奨されています。

テントサウナ安全ガイドライン

 プライバシーの確保も課題の一つです。特に公共の場所でのサウナ利用では、水着着用が必要になることが多いです。そのため、素肌でのサウナ体験とは異なる感覚になります。また、外部からの視線を気にする必要があり、リラックス度合いが減少する可能性もあります。

維持費とメンテナンスの負担

 屋外サウナを設置する場合、初期費用や維持費、メンテナンスの負担が発生します。特にバレルサウナなどの木製サウナは、屋外環境に常時さらされます。このため、屋内サウナと比較して劣化が早まる傾向にあります。

 木材の定期的なメンテナンス(防水処理、塗装の塗り直しなど)、サウナストーンの交換、ストーブや煙突の清掃と点検など、継続的なケアが必要です。バレルサウナでは雨漏り対策も重要になります。

 また、冬季には凍結防止策が必要になる場合もあります。さらに、自然環境の中では虫や小動物の侵入なども考慮する必要があるでしょう。燃料費も負担の一つ。薪ストーブを使用する場合は薪の調達と保管コストがかかります。電気ストーブの場合は電気代が必要です。

屋外サウナを自宅に設置した場合の費用についてはこちら

屋外サウナの種類を理解する

 屋外サウナにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。自分のライフスタイルや予算、設置場所に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。ここでは主な4つのタイプについて解説します。

屋外サウナの種類を図にまとめたもの。テントサウナ、バレルサウナ、アウトドアキャビン、キャンプ場・アウトドア施設。

テントサウナ

 テントサウナは、専用のテントと薪ストーブを組み合わせた移動可能なサウナです。比較的低コストで始められ、持ち運びができる点が最大の魅力です。キャンプ場や河川敷、湖畔など、場所を選ばずに設置できるので、アウトドア好きの方に特に人気があります。

 一番のメリットは、手頃な価格(6万円台~30万円程度)で購入可能なこと。また、軽量で持ち運びや収納、設営・撤去が比較的簡単なところも魅力です。様々な場所でサウナ体験ができる自由度の高さも人気の理由のひとつです。

 一方、耐久性に限界があり長期使用には不向きなことが大きなデメリットです。また、断熱性が低く外気温の影響を受けやすいという弱点も。そして、風に弱いので強風時には使用できません。設営や薪の管理など手間もかかります。

 そして、テントサウナを利用する際は、安全対策が非常に重要です。通気口の確保、一酸化炭素チェッカーの使用、適切な場所選び、周囲の可燃物との距離確保などが必須です。水辺で楽しむ場合は水難事故にも十分気を付けましょう。

バレルサウナ

 バレルサウナは、樽(バレル)の形をした木製のサウナです。主に庭やテラスなどの屋外スペースに設置されます。見た目の美しさと実用性を兼ね備え、屋外サウナの中でも人気の高いタイプです。

 一番のメリットは、円筒形の構造により熱が均一に広がり温まりやすいこと。デッドスペースが少なく効率的に熱を利用できるのも魅力です。また、木の匂いに包まれながらサウナ浴ができるのも人気の理由。テントサウナよりも耐久性が高く、適切なメンテナンスをすれば長期間使用可能です。

 一方、価格が比較的高い(100万円~200万円程度)のはデメリットです。また、屋外設置のため雨漏りや木材劣化のリスクがあります。多くのバレルサウナには断熱材が入っていないため、テントサウナほどではありませんが外気温の影響を受けます。設置のために基礎工事が必要な場合もあり、テントサウナほど容易には設置できません。

バレルサウナを選ぶ際は、設置場所の確保とメンテナンスの計画を立てることが重要です。平らで安定した場所に設置し、定期的な木材の保護処理や雨漏り対策を行いましょう。

ハルビアのバレルサウナシリーズはこちら

アウトドアサウナキャビン

 アウトドアサウナキャビンは、屋外用のサウナキャビンです。材質は木やコンクリートなど様々です。高級感のあるモデルや、ガラス面の大きなモデルがあり、ハイクオリティなアウトドアサウナエリアを実現できます。

 メリットとして挙げられるのは、外気温の影響を受けにくい事。アウトドアサウナキャビンには基本的に断熱材が入っています。バレルサウナよりも更に耐久性が高く、長期間使用することができます。

 一方デメリットとして大きいのはコスト面です。アウトドアサウナキャビンは価格が高く(200万円~500万円以上)、設置費用も必要です。また、重量によっては基礎工事が必要です。組み立て式ではないものもあるので、搬入経路の問題で設置できないこともあります。

 アウトドアサウナキャビンを選ぶ際は、設置ができるかどうか、経路も含めて十分に確認しましょう。

レジェンドアウトドアキャビン

キャンプ場・アウトドア施設

 自分で屋外サウナを購入せずに楽しむ手段もあります。キャンプ場やアウトドア施設に併設されたサウナを利用する方法です。近年では、テントサウナやバレルサウナを備えたキャンプ場や日帰り施設が増えています。サウナ付きのグランピング施設であれば、屋外サウナを快適に楽しむことができそうです。

 メリットとしては、初期投資なしで屋外サウナを体験できることが大きいでしょう。メンテナンスや設置の手間もかかりません。また、専門スタッフのサポートがあり初心者でも安心です。必要な道具や設備が整っているのも魅力ですね。

 デメリットは、施設の予約状況や営業時間に左右される点が大きいでしょう。もちろん利用料金も必要です。施設のルールに従う必要があること、完全なプライベート空間ではないことなどもデメリットです。

 この方法は、屋外サウナを試してみたい初心者の方や、設置場所や予算の制約がある方、様々なサウナ体験を楽しみたい方に適しています。また、サウナ仲間との交流を楽しみたい方にもおすすめです。

屋外サウナを施設で楽しむ方法を把握する

 自宅に屋外サウナを設置するのではなく、既存の施設を利用する方法も人気です。全国各地に魅力的な屋外サウナ施設が増えており、手軽に非日常の体験を楽しむことができます。

キャンプ場やアウトドア施設など、屋外サウナのタイプで決める

 屋外サウナを楽しめる施設を選ぶ際のポイントとして、まず施設タイプによる特徴が挙げられます。キャンプ場併設型は宿泊とセットで楽しめて、自然との距離が近いのが魅力です。一方、日帰り専門施設は手軽に利用でき、サウナ専用の設備が充実しています。

 温浴施設併設型であれば通常の温浴設備と併用でき、雨天時も楽しめます。そしてリゾート・グランピング型は高級感のある体験ができ、食事やアクティビティも充実しています。

 立地と環境、サウナの種類と設備、予約と利用条件、男女別・混浴の別、口コミや評価などを考慮して選ぶと良いでしょう。

 施設を決める際は、自分の優先順位を明確にすることも大切です。自然との一体感を求めるのか、アクセスの良さを重視するのか、設備の充実度を優先するのかなど、自分のニーズに合った施設を選びましょう。

当日の流れと楽しみ方を確認する

 屋外サウナ施設を訪れる際の当日の基本的な流れを事前に確認しておきましょう。多くの場合、まず受付・チェックインで予約確認、利用料金の支払い、タオルやアメニティのレンタル、施設内のルール確認を行います。次に更衣と準備として更衣室での着替え(水着着用が必要な施設が多い)、持参したサウナグッズの準備、貴重品の管理を済ませます。

 その後、シャワーでの体の洗浄を行い、サウナタイムです。休憩と回復として水分と塩分の補給もしっかりと行いましょう。心行くまで堪能したら、帰り支度。シャワーで汗を流し、ゆっくり着替え、体調を確認してから帰路につきます。

 屋外サウナでも、自分のペースを大切にすることが大事。水分補給も忘れずに行いましょう。最大の魅力である自然との一体感は、全力で堪能しましょう。また、コミュニケーションのバランスをとること、写真撮影はほかの人に配慮を持って行うことも大切です。

服装と持ち物をチェックする

 屋外サウナを快適に楽しむためには、適切な服装と持ち物の準備が欠かせません。季節や施設のルールに合わせた準備をすることで、より充実したサウナ体験が可能になります。

屋外のサウナで快適に過ごすための基本アイテム

 屋外サウナを訪れる際の必須アイテムは次の通り。

 施設側で準備されている場合や、持ち込みにルールがある場合もあります。事前に確認しましょう。

 屋外サウナ利用時には、水着の選択もポイント。男性はサウナパンツや水陸両用のショートパンツ、女性は動きやすい水着、締め付けの少ないものがおすすめです。また、脱衣後の服装も考慮しておきましょう。クールダウン用にサウナポンチョやラッシュガードがあると安心です。

 また、金属のアクセサリーはサウナ内で熱くなるため外しておきましょう。川や湖に入る場合は紛失する可能性もあるので注意が必要です。

 基本アイテムを準備する際は、コンパクトにまとめることも大切です。貴重品は鍵のかかるロッカーに入れられるようにまとめておきましょう。サウナグッズはスパバッグなどを活用すると持ち運びが便利です。

屋外サウナの快適性を高めるプラスアルファの工夫

 基本アイテムに加えて、便利なグッズで屋外サウナ体験を充実させましょう。

 季節別の追加アイテムとして、夏季はUVカット用品・虫除けスプレー・冷感タオル・日陰を作る簡易テントなどがあります。冬季の場合は保温性の高いアウター・ヒートテック等の機能性インナー・防寒用ブランケット・使い捨てカイロ・厚手の靴下などが役立ちます。

 防水バッグと通常バッグを分けたり、乾いたものと濡れたものを分けられるような準備もしておくと便利です。また、モバイルバッテリーや、防水ケース付きの充電器もあると安心です。

その他サウナの持ち物について詳しくはこちら

サウナの検索サイトで屋外サウナを探す

 自分に合ったサウナの種類に狙いを定めたら、サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。

日本最大のサウナ検索サイト:サウナイキタイ

 サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。

 サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。

**2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!**ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!

サウナがみぢかになるサウナ専門口コミメディアサイト:SAUNA TIME

 SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。

ロウリュのできるフィンランド式サウナを探すなら:ハルビアエクスペリエンスマップ

 HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。

 ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。

 グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。

まとめ

 屋外サウナでは、自然との一体感を味わいながら心身をリフレッシュできる贅沢な体験ができます。テントサウナ、バレルサウナ、施設のサウナなど様々な形態から自分に合ったものを選ぶことで、より充実したサウナライフを楽しむことができるでしょう。設置から利用まで適切な知識を持ち、安全に配慮しながら、日常から離れた特別なリラクゼーションの時間を堪能してください。

 風邪をひいた時、「サウナに入ったら良くなるのでは?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、サウナは免疫力を高める効果があると言われています。しかし一方で、風邪の状態によっては逆効果になることも。

 この記事では、風邪をひいた際のサウナ利用の是非や、風邪の段階別での適切な入り方、さらには最新の研究から明らかになった免疫機能との関係性まで詳しく解説します。健康的にサウナを活用するためにも、ぜひ最後までご覧ください。

結論:風邪をひいたらサウナに入らない方がよい

 「風邪をひいたらサウナで汗をかいて治す」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、医学的な観点から見ると、風邪をひいている時のサウナ利用は基本的に避けるべきです。その理由について詳しく見ていきましょう。

風邪をひいた時にサウナに入ってはいけない理由をまとめた図。

1. 風邪の時のサウナは体力を消耗するから

 風邪をひいているとき、ウイルスと戦うために体はすでに多くのエネルギーを使っています。そこにサウナの高温環境が加わると、体にさらなる負担がかかります。また、風邪の時は体の体温調節機能も正常に働いていない状態です。高温のサウナに入ると大きな負担となり、回復が遅れる可能性があります。

 昔は「風邪でも汗をかけば治る」という風習がありました。しかし強制的に汗をかくことは体力の消耗につながります。体力がなくなると、風邪と戦う力も弱まってしまうのです。

2. サウナで風邪の感染を広げる可能性があるから

 風邪は周囲の人に感染する可能性があります。サウナは密閉された空間で多くの人が利用するため、風邪の症状がある状態で利用すると、他の利用者に感染を広げてしまう恐れがあります。

 また、風邪の初期症状は他の感染症とも似ています。実はインフルエンザや新型コロナウイルスなどの重篤な感染症かもしれません。公衆衛生の観点からも、風邪の症状がある場合はサウナの利用は控えましょう。

3. 風邪の時はサウナによる脱水症状のリスクが高いから

 サウナに入ると大量の汗をかきます。健康なときは適切な水分補給を行えば問題ありません。しかし、風邪で体調を崩している時は、すでに発熱により体内の水分が失われている状態です。

 そこにサウナでの発汗が加わると、脱水症状を引き起こすリスクが高まります。脱水は風邪の回復を遅らせるだけでなく、深刻な場合は命に関わる危険性もあります。この点でも、風邪の時はサウナを避けたほうがいいでしょう。

風邪の段階別のサウナ利用ガイド

 とはいえ、風邪と一言で言っても、その症状や段階によってサウナ利用の是非は異なります。ここでは、風邪の各段階におけるサウナ利用の考え方を解説します。

風邪の段階別のサウナ利用ガイドをまとめた図。風邪初期と回復期は体調と相談。風邪ピーク時はNG。

風邪の初期症状段階のサウナ

 風邪の初期症状(軽い喉の違和感や鼻のムズムズ感など)がある場合、サウナの利用は体調によっては可能です。サウナの熱刺激が免疫力を活性化させ、症状の進行を抑える可能性があるという意見もあります。

 ただし、体調に不安を感じる場合は、無理せず休養を優先することをおすすめします。また、公共のサウナは使わず、自宅など感染拡大の恐れがないサウナを使いましょう。

ポイント: 風邪の初期でサウナを利用する場合は、通常より短い時間(5分程度)にとどめ、水分補給を十分に行いましょう。また、極端な高温サウナや長時間の水風呂は避けるのが賢明です。

風邪のピーク時のサウナ

 発熱、強い倦怠感、咳や鼻水が多いなど、風邪の症状がピークに達している場合は、サウナの利用は避けるべきです。この時期は体を十分に休ませ、水分と栄養を摂ることに専念してください。

 サウナの高温環境は体にさらなる負担をかけ、回復を遅らせる可能性があります。また、他の利用者への感染リスクも最も高い時期です。

風邪の回復期のサウナ

 風邪の主な症状が治まり、回復に向かっている段階では、体調と相談しながらサウナの利用を検討できます。この時期のサウナは、循環促進や代謝アップによって、回復を早める効果が期待できます。

 ただし、通常より控えめな温度と時間でサウナを利用し、体調の変化に敏感に対応することが大切です。少しでも不調を感じたら、すぐにサウナから出るようにしましょう。また、咳や鼻水など感染を拡大させる症状が残っている場合は公共のサウナは使わないようにしましょう。

ポイント: 回復期のサウナ利用時は水分補給を徹底します。また、サウナと休憩のバランスを重視しましょう。通常の3分の2程度の時間で控えめに利用するのがおすすめです。

感染拡大防止のために気をつけること

 サウナは共有空間であるため、風邪やその他の感染症の拡大を防ぐための配慮が必要です。以下のポイントを心がけましょう。

サウナ利用時の感染予防対策

  1. 体調不良時は利用を控える: 軽い症状であっても、風邪の可能性がある場合はサウナの利用を控えましょう。
  2. タオルの適切な使用: 顔や体を拭くタオルは清潔なものを使い、共用を避けましょう。咳やくしゃみが出る場合は、公共のサウナを利用しないようにしましょう。
  3. 適切な距離の確保: 混雑時は、他の利用者との適切な距離を保てるよう心がけましょう。

自宅サウナの活用

 感染リスクが気になる場合は、自宅用のサウナを検討するのも一つの選択肢です。最近では家庭用のコンパクトなサウナ製品も増えており、自宅で安心してサウナを楽しむことができます。

自宅サウナのメリットは以下の通りです:

サウナで免疫力が上がる仕組み

 サウナに継続的に入ることで免疫力が上がることが期待できます。その結果、風邪を予防することができるとされています。その理由や仕組みをご紹介します。

定期的なサウナ浴の健康効果について詳しくはこちら

HSP(ヒートショックプロテイン)の増加

 サウナに入ると体温が上昇し、細胞はストレス反応としてHSP(ヒートショックプロテイン)を生成します。HSPは熱によるダメージから細胞を保護するタンパク質。そして同時に免疫機能の調整や強化にも重要な役割を果たします。

 HSPの増加により、免疫細胞の活性化や、体内の炎症反応の調整が促進されます。これにより、ウイルスや細菌への抵抗力が高まるとされています。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki1962/71/1/71_1_23/_pdf

白血球数の増加

 サウナによる温熱刺激は、白血球(特にリンパ球)の数を増やすことが研究で示されています。白血球は体の免疫系の主要な構成要素。病原体と戦う役割を担っています。

 健康な被験者がサウナ入浴後、白血球数が増加したという研究結果も。これが風邪予防効果につながっていると考えられます。

参考:Effect of a Single Finnish Sauna Session on White Blood Cell Profile and Cortisol Levels in Athletes and Non-Athletes – PMC

風邪予防のための効果的なサウナの入り方

 サウナが風邪予防に効果的であることがわかりました。しかし、その効果を最大限に引き出すには適切なサウナの入り方が重要です。ここでは、風邪予防を目的としたサウナの効果的な利用方法をご紹介します。

風邪予防に適したサウナ利用頻度

 風邪予防のためには、週に2〜3回のサウナ利用が理想的です。これは免疫系の刺激を定期的に与えつつ、体に過度の負担をかけない頻度です。免疫機能の向上効果は一度のサウナで得られるものではなく、継続的な利用によって徐々に高まっていきます。

風邪予防の場合の適切なサウナ滞在時間

 1回のサウナ滞在時間は、サウナの種類や温度、個人の体調や慣れによって異なります。風邪予防を目的とする場合は、以下の目安が適切です:

 初心者の方は短い時間から始め、徐々に体を慣らしていくようにしましょう。無理をして長時間滞在するよりも、複数回のサイクル(サウナ→水風呂/冷水シャワー→休憩)を行う方が効果的です。

ポイント: サウナ後の冷却(水風呂や冷水シャワー)も免疫刺激には重要です。しかし、風邪予防を目的とする場合は極端な温度差は避けたほうが無難。シングル水風呂などは控え、適度な温度変化を心がけましょう。

サウナで風邪予防する際の水分補給の重要性

 水分補給は、風邪予防効果を高める上で非常に重要です。サウナでは大量の汗をかくため、適切な水分補給を行わないと脱水症状のリスクがあります。脱水状態になると、免疫機能が低下し、せっかくのサウナの効果が半減してしまいます。

 1回のサウナ入浴で合計1〜1.5リットルの水分補給が理想的です。特に風邪予防を目的とする場合は、十分な水分補給が免疫機能を正常に保つために欠かせません。

風邪予防におすすめのサウナタイプと温度設定

 サウナには主に乾式(ドライ)サウナと湿式(スチーム/ミスト)サウナの2種類があります。風邪予防という観点からは、どちらのタイプも効果が期待できます。それぞれ特徴を把握して選びましょう。

サウナの種類について詳しくはこちら

乾式サウナ(遠赤外線式サウナ・フィンランド式サウナ)

 乾式サウナは湿度が低く、温度が高い(70〜100℃)のが特徴です。乾いた熱で体を芯から温めるため、深部体温の上昇効果が高く、免疫細胞の活性化に効果的です。

 フィンランド式サウナはサウナストーンに水を掛ける「ロウリュ」で湿度を上げるため、遠赤外線式よりも湿度が高め(20~30%)です。風邪予防の場合、フィンランド式サウナがおすすめです。

 風邪予防には、極端な高温は避けましょう。80〜90℃程度の温度設定が適しています。高温すぎると体への負担が大きくなりすぎるためです。初心者や高齢の方は、さらに低めの温度(70〜80℃)から始めるのがおすすめです。

湿式サウナ(スチームサウナ・ミストサウナ)

 湿式サウナは湿度が高く(70〜100%)、温度が比較的低め(40〜60℃)です。湿度の高さが特徴で、体表面からじっくりと温まります。湿った空気は呼吸器系を潤し、鼻や喉の粘膜の機能を高める効果があります。

 風邪の初期症状がある場合や、喉や鼻の乾燥が気になる季節には、湿式サウナが特におすすめです。湿度の高い環境が粘膜を保護し、ウイルスの侵入を防ぐ働きを助けます。

まとめ:風邪とサウナの関係を理解して健康に活用しよう

 この記事では、風邪とサウナの関係について科学的根拠に基づいて解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。

  1. 風邪の時のサウナ利用: 風邪の症状がある場合は、基本的にサウナの利用は避けるべきです。体力の消耗、感染拡大、脱水リスクなどの理由から、風邪のピーク時のサウナ利用は控えましょう。
  2. サウナの風邪予防効果: 定期的なサウナ利用は免疫力を向上させ、風邪予防に効果があることが研究で示されています。
  3. 効果的なサウナ利用法: 風邪予防には週2〜3回の頻度で、適切な温度設定と滞在時間を守り、十分な水分補給を行うことが重要です。

 サウナは正しく利用すれば、風邪予防に役立つ素晴らしい健康法です。この記事の情報を参考に、サウナを健康管理の一環として上手に活用してみてください

サウナで風邪予防×家庭用サウナルームのススメ

 風邪の初期症状段階や回復段階ではサウナが有効。また、日々の風邪予防にも役立ちます。けれど、週に何度もサウナに通うのはコスト的にも時間的にも大変です。更に、感染拡大の可能性がある場合、公共のサウナには入れません。そんなときは思い切って家庭用サウナルームを導入してしまうのもおすすめです。

 定期的なサウナ浴には様々な健康上のメリットがあるので、風邪予防以外の健康増進にも自宅サウナをおすすめできます。

風邪予防における個宅サウナの優位性をまとめた図。体調に合わせて自由な設定で楽しむことができ、感染拡大を広げるリスクも少ない。

自宅サウナなら体調に合わせて設定自由自在!

 サウナを風邪予防や健康増進に活かしたい。そんな人にこそ自宅サウナがおすすめ。自宅サウナなら好きなタイミングで、好きなスタイルで楽しめます。体調に合わせて温度を調整することもできますし、並ぶ必要もありません。加えて、施設に通うよりリーズナブル。感染を広げてしまう心配もないので、回復期などでもサウナを安心して活用できます。

一回あたりのコストは自宅サウナの方がリーズナブル

 自宅サウナとサウナ施設、一回当たりのコストはどっちが安いのでしょうか?

 答えは自宅サウナ。例えば、出力2.7kWのデルタ3を搭載しているハルビアのソポ0909(1人用)やソポ1212(1~2人用)を例にとると、東京電力(36.6円/kWh)の場合、1時間当たり98.82円。温め、サウナ利用、乾燥運転で1日3時間運転させると296.46円。サウナ施設に毎日通うことと比べるととてもコスパが良いことがわかります。

 とはいえ、もちろん初期費用は掛かります。ただ、新築やリフォームの際であれば住宅ローンに組み込むこともできます。また、ハルビアサウナディーラーではサウナ用ローンのご相談も承っております。気になった方は是非お問い合わせください。

自宅サウナの費用について詳しくはこちら

フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」

 ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

 一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

 購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

「サウナに入れば痩せるんじゃないか」と期待している方も多いのではないでしょうか?サウナブームの中で、ダイエット効果についても注目が集まっています。しかし、サウナと痩せることの関係は一筋縄ではいきません。この記事では、サウナが本当に痩せるのか、その効果のメカニズムや正しい活用法を科学的根拠に基づいて解説します。

そもそもサウナは本当に痩せる?

「サウナで汗をかいた分だけ痩せられる」というのは、残念ながら誤解です。サウナでの発汗による体重減少は、ほとんどが一時的な水分の喪失によるもの水分補給をすればすぐに元の体重に戻ってしまいます。

 しかし、だからといってサウナに痩せる効果がまったくないわけではありません。サウナには、私たちの体を「痩せやすい状態」に導く様々な効果が。継続的なサウナ利用で、代謝アップや血行促進、ストレス軽減などの効果が期待できます。これらが間接的にダイエットをサポートしてくれるのです。

 つまり、サウナ単体で脂肪を燃焼させる効果は限定的ですが、適切な食事管理や運動と組み合わせることで、ダイエットの強力な味方になると言えるでしょう。

サウナで痩せる?一時的に体重が減る仕組み

 サウナに入ると体温が上昇し、体は汗をかくことで体温調節を行います。これによる大量の発汗で、1kg前後の体重減少が見られることもあります。

汗の量による体重減少の目安


軽い発汗(100ml)


中程度の発汗(500ml)


大量発汗(1,000ml以上)


 しかし、この減少は水分の一時的な喪失によるもの。水分補給をすれば数時間から1日以内に元の体重に戻ります。体脂肪の燃焼によって本当に痩せるためには、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くする「カロリー収支のマイナス」が必要です。

 つまり、一時的な体重減少に一喜一憂することには、あまり意味がありません。サウナがもたらす「痩せやすい体質への変化」に注目することが重要です。

サウナで痩せる!痩せやすい体質を作る5つの効果

 サウナ入浴は直接的な脂肪燃焼効果は限定的です。ただし、以下の5つの効果によって「痩せやすい体質」を作り出す手助けができます。これらの効果が、適切な食事管理や運動と組み合わさることで、ダイエットの相乗効果を生み出すのです。

痩せやすい体質を作るサウナの効果を図にまとめた画像。
代謝のアップと血行促進効果、HSPの生成促進、デトックス効果、ホルモンバランス改善、むくみ改善が効果としてまとめられています。

代謝アップと血行促進効果

 サウナで体温が上昇すると、体は体温を下げようと余分なエネルギーを消費します。そしてこれにより、基礎代謝が一時的に向上します。研究によれば、体温が1℃上昇すると基礎代謝は約10%上昇するとされています。

 例えば、成人女性の基礎代謝が1,200kcalだとすると、サウナによる体温上昇で約120kcalの代謝アップが期待できることになります。これは、30分程度のウォーキングに相当するエネルギー消費量です。

 また、サウナと水風呂の交互浴は血管の拡張と収縮を促し、血行を大幅に改善します。血行が良くなると、細胞への酸素や栄養素の供給が増加し、脂肪燃焼効率が高まるという相乗効果も期待できます。結果、サウナで痩せる効果を得られます。

HSP(ヒートショックプロテイン)の効果

 サウナの高温環境は、HSP(ヒートショックプロテイン)と呼ばれるタンパク質の生成を促進します。HSPは細胞を保護・修復する役割を持つだけでなく、脂肪を燃やす褐色脂肪細胞を活性化する効果があります

 HSPは体温が38℃以上になると増加し始めるため、サウナが効果的。褐色脂肪細胞は熱を産生するためにより多くのカロリーを消費します。これがダイエットに有利に働きます。

 そしてこの効果は、サウナから出た後も一定時間継続します。サウナ浴後の適度な運動と組み合わせることで、さらなる脂肪燃焼効果が期待できます

入浴などで増える!ヒートショック・プロテインとは | 睡眠リズムラボ | 大塚製薬

老廃物の排出とデトックス効果

 サウナでの発汗は、体内に溜まった老廃物や毒素の排出を促進します。発汗によるデトックス効果は、代謝をスムーズにし、体の機能を最適化するのに役立ちます

 特に、サウナでの発汗は通常の汗と比べて「深部発汗」と呼ばれます。深部発汗は、より多くの老廃物を含む汗を排出すると言われています。これにより、皮下脂肪に蓄積された余分な物質も排出されやすくなります。

むくみ改善と見た目の変化

 サウナ入浴による血行促進は、体内の余分な水分の排出を助け、むくみの改善に効果的です。特に、長時間のデスクワークや立ち仕事で足がむくみやすい方にとって、サウナは即効性のあるデトックス法と言えるでしょう。

むくみの原因サウナによる改善効果
血液循環の悪化血管拡張による血流改善
リンパ液の滞り発汗と体温上昇によるリンパ流促進
水分・塩分の過剰摂取発汗による余分な塩分・水分排出

 むくみが改善されると、体重自体の大きな変化がなくても、見た目にすっきりとした印象になります

ストレス軽減によるホルモンバランスの改善

 サウナ入浴には、リラックス効果によるストレスホルモン「コルチゾール」の低減効果があります。コルチゾールは過剰に分泌されると、内臓脂肪の蓄積を促進してしまうホルモンです。

 ストレスによる食欲増加や過食は、ダイエットの大敵です。サウナは、ストレスによる無意識の過食を防ぎ、健全な食習慣の維持をサポートします

 また、サウナの「ととのう」体験は、自律神経のバランスを整える効果もあります。自律神経が正常に機能するようになると、睡眠の質も向上し、成長ホルモンの分泌が促されます。成長ホルモンには脂肪分解を促進する効果があります。これが結果的にダイエットをサポートしてくれます。

サウナで痩せる…消費カロリーはどのくらい?

 サウナ入浴中の消費カロリーについて、具体的な数値を見ていきましょう。実は、サウナでの消費カロリーは思ったほど多くありません。これが、サウナだけで痩せるとは言えない理由です。

 一般的に、サウナに10分間入ることで消費されるカロリーは約15〜30kcalとされています。これは、ゆっくりと歩く程度の消費カロリーに相当します。以下の表で、サウナと他の活動の消費カロリーを比較してみましょう。

活動内容10分あたりの消費カロリー目安(60kg体重の場合)
サウナ浴15〜30kcal
ウォーキング(通常速度)30〜40kcal
ジョギング80〜100kcal
水泳(クロール)100〜120kcal
エアロビクス70〜90kcal

 この比較から分かるように、サウナ単体での消費カロリーは、運動と比べるとかなり少ないと言えます。つまり、サウナだけでは大きな脂肪減少効果が期待できないのです。

 しかし注目すべきは、サウナによる代謝アップ効果です。前述のように、サウナで体温が上昇すると基礎代謝が向上し、サウナ後も一定時間は代謝が高まった状態が続きます。これを「アフターバーン効果」といいます。これにより、サウナ後の運動や日常活動での脂肪燃焼効率が向上する可能性があります。

 つまり、サウナだけで痩せるのは難しいですが、適切な運動や食事管理と組み合わせることで、ダイエット効果を高める「触媒」としての役割を期待できるのです。

ダイエット効果を高めるサウナの入り方

 サウナを活用して痩せるためには、適切な入り方が重要です。ここでは、ダイエット効果を最大化するサウナの入り方をご紹介します。

サウナの基本的な入り方についてはこちら

温冷交代サウナ浴で代謝を上げて痩せる方法

 温冷交代浴は、代謝を大きく高める効果的な方法です。この方法は、血管の拡張と収縮を繰り返すことで血行を促進し、代謝を活性化させます。

具体的な手順は以下の通りです。

 ・準備段階: 入浴前に水分を補給し、湯船に5分ほど浸かり、体を温めます
 ・サウナ入浴: 体の水分を拭き取り、6〜12分程度サウナに入ります(初心者は5分程度から始めましょう)
 ・水風呂: サウナ後、シャワーで汗を流してから30秒〜1分程度水風呂に入ります
 ・休憩: 5〜10分の休憩を取ります(外気浴がおすすめです)
 ・繰り返し: この過程を2〜3セット繰り返します

 水風呂が苦手な方は、冷水シャワーで代用することも可能です。ただし、水風呂に浸かるほどの効果は得られにくいことを覚えておきましょう。

 温冷交代浴は体温調節機能も活性化させ、代謝が高い状態を長時間維持できます。これにより、サウナ後の脂肪燃焼効率が高まるのです。一方で、健康体でない方にはリスクもあります。安全な入り方を事前に確認して、注意をしながら楽しみましょう。

サウナの安全な入り方はこちらをチェック

効果的な繰り返しサウナ浴で痩せるテクニック

 繰り返し浴は、水風呂を挟まずにサウナを複数回利用することで、大量の発汗を促す方法です。特に皮下脂肪を減らしたい方におすすめのテクニックです。

繰り返し浴の基本手順:

 1. 事前準備: 十分な水分補給をし、浴槽で体を温めておきます
 2.サウナ入浴: 90〜100℃のサウナに10分程度入ります
 3.休憩: サウナから出たらぬるめのシャワーで汗を流し、5分間休憩します(水風呂は使用しません)
 4.繰り返し: サウナ→休憩のサイクルを3〜4回繰り返します。ただし、サウナの時間は徐々に短くしていきます(例:8分→5分→3分)

 繰り返し浴の重要ポイントは、サウナ後に冷水を浴びないことです。体を冷やさないことで代謝を高い状態に保ち、多くの汗をかくことができます。ただし、脱水症状を防ぐため、サウナ前後には必ず水分補給を行ってください

 この方法は一時的なむくみ解消や老廃物排出に効果的です。ただし水分補給を怠ると危険なため、体調を十分に確認しながら行うことが大切です。

サウナダイエットの頻度と時間配分

 サウナダイエットの効果を最大化するためには、適切な頻度と時間配分が重要です。一般的に週に2〜3回のサウナ利用が理想的とされています。

サウナ利用の頻度効果と注意点
毎日代謝効果は高いが、体への負担や依存のリスクあり
週2〜3回最も効果的とされる頻度。休息日を設けることで体の回復も促進
週1回効果はあるが、継続的な代謝アップには少々物足りない

 1回あたりのサウナ時間については、初心者は5分程度から始め、慣れてきたら10〜15分を目安にしましょう。ただし、個人の体調や体質によって適切な時間は異なります。無理をせず、心地よいと感じる範囲で調整することが大切です。

 サウナと痩せる相乗効果を高めるには、サウナ前の軽い運動も効果的です。筋肉を使って体温を上げておくことで、サウナでの発汗がより促進され、代謝アップ効果も高まります。例えば、10分程度のウォーキングやストレッチをサウナ前に行うと良いでしょう。

 サウナ後は十分な休息を取り、体を回復させることも忘れないでください。サウナによる代謝アップ効果は、適度な休息とのバランスがあってこそ最大化されます。

サウナダイエットの注意点

 サウナダイエットを安全かつ効果的に行うためには、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、健康を維持しながらサウナダイエットを成功させるためのポイントを解説します。

水分補給の重要性

 サウナでは大量の汗をかくため、適切な水分補給は絶対に欠かせません。水分不足は、脱水症状やめまい、頭痛などの体調不良を引き起こす恐れがあります。

水分補給のタイミングと量の目安:

 ・サウナ入浴前: コップ1杯程度(約200ml)
 ・サウナ休憩中: 少量ずつこまめに(合計約500ml)
 ・サウナ入浴後: コップ1〜2杯(約300〜400ml)

 特に注意したいのは、水分制限によって体重を落とそうとする危険な方法です。ボクサーなどのアスリートが試合前の計量のために一時的に行うこともありますが、一般の方には絶対におすすめできません。サウナ後の水分補給を怠ると、脱水症状や熱中症のリスクが高まります。

食事管理との併用の必要性

 サウナダイエットを成功させるためには、適切な食事管理が不可欠です。サウナ単体の消費カロリーは限られており、食事を見直さなければ十分な減量効果は期待できません。

効果的な食事管理のポイント

 1. カロリー収支を意識する: 1日の摂取カロリーを消費カロリーより少なめに設定
 2. タンパク質を十分に摂取: 筋肉量の維持と代謝アップのため
 3. 食物繊維を増やす: 満腹感を得やすく、腸内環境も改善
 4. 加工食品や糖質の過剰摂取を避ける: 血糖値の急上昇を防ぐ
 5. サウナ前後の食事タイミングに気を付ける: サウナ直前・直後の大量摂取は避ける

 特に注目したいのは「サ飯」と呼ばれるサウナ後の食事です。サウナ後は一時的に代謝が上がっている状態。なので、この時間帯にバランスの良い食事を摂ることで、栄養素の吸収効率が高まる可能性があります。ただし、「サウナで頑張ったから」という理由で過剰に食べてしまうと、せっかくの効果が台無しになってしまいます。

過度なサウナ利用のリスク

 サウナの効果を最大化したいあまり、過度な利用は逆効果になることがあります。適切な頻度と時間を守り、体の声に耳を傾けることが大切です。

過度なサウナ利用によるリスク

 ・疲労回復の遅れ: 長時間・高頻度のサウナは体に負担をかけ、回復を遅らせる可能性
 ・サウナ依存: 徐々に長い時間や高い温度を求めるようになり、健康リスクが増大
 ・肌の乾燥やダメージ: 頻繁なサウナ利用は皮膚の水分バランスを崩す可能性
 ・心臓への負担: 特に心臓に問題を抱える方は過度な高温環境に注意が必要

 サウナの効果を最大限に引き出すには、「質」を重視することが大切です。長時間のサウナよりも、適切な温度と時間で、質の高いサウナ体験を心がけましょう。

 また、体調が優れない日や睡眠不足の日は、無理にサウナに入らず休むことも大切です。サウナダイエットは、長期的な視点で継続することが成功の鍵となります。

サウナ×痩せる:ダイエットに関するよくある質問

 サウナダイエットについて、多くの方が気になる疑問にお答えします。ここでは、科学的根拠に基づいた正確な情報をご提供します。

毎日サウナに入ると痩せる?

 結論から言うと、毎日のサウナ利用が必ずしも最適なダイエット方法とは言えません。週に2〜3回のサウナ利用が、体への負担とダイエット効果のバランスが取れた頻度とされています。

 体が適応するためには休息も必要です。特にサウナダイエットを始めたばかりの方は、まずは週に1〜2回から始め、徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。個人の体質や生活スタイルに合わせて調整しましょう。

サウナで10キロ痩せることは可能ですか?

 サウナだけで10キロの脂肪を減らすことは、現実的には難しいと言わざるを得ません。10キロの脂肪を燃焼させるには、約7万kcalのカロリー消費が必要とされています。サウナの消費カロリーだけでこれを達成するのは非常に困難です。

10キロの持続的な減量には、以下のような総合的なアプローチが必要です:

 1. カロリー制限: 1日約500〜1000kcalの摂取カロリー削減
 2. 定期的な運動: 筋トレと有酸素運動の組み合わせ
 3. 生活習慣の改善: 十分な睡眠と適度なストレス管理
 4. 長期的な取り組み: 3〜6ヶ月以上の継続的な努力

 サウナはこれらのアプローチの補助的手段として位置づけるのが現実的です。サウナによる代謝アップ効果や血行促進効果を活かしながら、食事管理と適切な運動を組み合わせることで、健康的に痩せることが可能になります。

サウナと風呂、どちらが痩せるのに効果的ですか?

 サウナと一般的な入浴では、体への熱刺激の質が異なるため、効果にも違いがあります。比較すると以下のような特徴があります:

項目サウナ一般的な入浴
体温上昇速く、高温穏やかで持続的
発汗量多い比較的少ない
消費カロリー10分で約15〜30kcal10分で約10〜20kcal
血行促進効果強い(特に温冷交代浴)穏やかだが持続的
筋肉への効果筋肉の緊張緩和筋肉の疲労回復
継続のしやすさ施設が必要自宅で手軽

 ダイエット効果だけを比較すると、サウナの方が短時間でより大きな代謝アップ効果が期待できます。特に温冷交代浴を取り入れることで、血行促進効果が高まります。

 一方、入浴は日常的に継続しやすいのが利点。適切な温度(38〜40℃)で20〜30分浸かることで、サウナに近い効果を得ることも可能です。

 理想的なのは、両方を組み合わせることです。例えば、週に2〜3回のサウナと毎日の入浴を組み合わせることで、継続的な代謝アップ効果を得ることができます。

サウナで基礎代謝はどのくらい上がりますか?

 サウナによる基礎代謝の上昇は、一般的に体温が1℃上昇すると基礎代謝が約10%上昇するという原則に基づいています。実際の数値を見てみましょう。

 一般的なサウナ(100℃前後)に15〜25分入ることで、体温は約1.5℃上昇すると言われています。これにより、基礎代謝は一時的に約15〜20%上昇する可能性があります

例えば、基礎代謝が1,400kcal/日の方の場合:

 ・通常時の1時間あたりの基礎代謝:約58kcal
 ・サウナ後の1時間あたりの基礎代謝:約67〜70kcal

 このサウナによる代謝アップ効果は、個人差はありますが、サウナ後2〜3時間程度持続すると言われています。つまり、サウナ後の数時間は脂肪燃焼効率が高まった状態が続くのです。

 ただし、これはあくまで一時的な上昇。サウナを定期的に利用しないと持続的な代謝改善にはつながりません。週に複数回のサウナ利用を継続することで、じわじわと代謝が改善していく効果が期待できます

まとめ

サウナとダイエット効果の関係をまとめた図。カロリー制限などダイエットのメインのアクティビティをサウナの効果でサポートすることでダイエット効果を向上させることが説明されています。

 サウナダイエットについて詳しく解説してきました。このダイエットは、即効性のある方法ではありません。長期的な健康習慣として取り入れることで効果を発揮します。サウナの代謝アップ効果、血行促進効果、ストレス軽減効果などを活かしながら、バランスの良い食事と適度な運動を組み合わせることで、持続可能なダイエットを実現することができるでしょう。また、体質を内側から改善するため、ダイエット効果を長く持続させる効果も期待できそうです。

 サウナの気持ち良さを楽しみながら、健康的に理想の体を目指していきましょう。

サウナで痩せる×家庭用サウナルームのススメ

 サウナの定期的な利用が健康的なダイエットに効果があることは分かった。けれど、週に何度もサウナに通うのはコスト的にも時間的にも大変…。そんなときは思い切って家庭用サウナルームを導入してしまうのもおすすめです。

自宅サウナならダイエットが続くかも!

 サウナで健康的に痩せたい。そんな人にこそ自宅サウナがおすすめ。自宅サウナなら好きなタイミングで、好きなスタイルで楽しめる上、施設に通うよりリーズナブル。人の目を気にする必要もありません。サウナ後すぐに運動もできます。サ飯についても外食の誘惑も少なくなるので、カロリー制限もうまくいきそうですよね。また、パートナーや家族と運動後に一緒に入ることもできるので、モチベーションも維持できそうです。

個宅サウナがあるとサウナダイエットが円滑に進むメリットをまとめた図。

一回あたりのコストは自宅サウナの方がリーズナブル

 自宅サウナとサウナ施設、一回当たりのコストはどっちが安いのでしょうか?

 答えは自宅サウナ。例えば、出力2.7kWのデルタ3を搭載しているハルビアのソポ0909(1人用)やソポ1212(1~2人用)を例にとると、東京電力(36.6円/kWh)の場合、1時間当たり98.82円。温め、サウナ利用、乾燥運転で1日3時間運転させると296.46円。サウナ施設に毎日通うことと比べるととてもコスパが良いことがわかります。

 とはいえ、もちろん初期費用は掛かります。ただ、新築やリフォームの際であれば住宅ローンに組み込むこともできます。また、ハルビアサウナディーラーではサウナ用ローンのご相談も承っております。気になった方は是非お問い合わせください。

自宅サウナの費用について詳しくはこちら

フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」

 ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

 一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

 購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

サウナで「ととのう」時に危ないポイントを解説し、安全に「ととのう」ための具体的な対策を詳述。自宅サウナでのポイントも含め、安全な楽しみ方を徹底支援します。

サウナで「ととのう」とは?

そもそも「ととのう」とはどんな状態をいうのか?色々な説がありますが、ここではフィンランドでのサウナのあり方から概論で解説します。

「ととのう」の定義と心身への健康効果

サウナでの「ととのう」感覚の説明は十人十色。色々な表現があります。フィンランドではどうかというと「ととのう」という概念は有りません。日本生まれの概念で、フィンランドには日本から逆輸入されました。
サウナに入ると体温が上昇して血行が促進され、エンドルフィンが分泌されます。これにより、幸福感やリラクゼーションが得られるとされています。「ととのう」とは概して、身体が熱によってリラックスし、心身のバランスが取れる状態といえそうです。
この結果ストレスが軽減され、心身の健康に良い影響を及ぼすと考えられています。また、サウナは瞑想や深いリラクゼーションを促すため、メンタル面でも効果的です。サウナ室内での静寂や、温かい空気に包まれる感覚は、現代社会の喧騒から一時的に逃れ、自分自身と向き合う貴重な時間を提供します。
さらに、サウナには睡眠の質を向上させる効果も期待できます。定期的なサウナ利用は、心身の健康維持に役立ち、長期的な健康促進にも貢献します。

ととのう&温冷交代浴

「ととのう」というフレーズと共にサウナブームの中心にあるのは、サウナ→水風呂→外気浴という入浴サイクルです。サウナ後、水風呂に入ったりすることで、温冷交代浴をすることになります。これによって自律神経が強制的にリセットされ、心身に様々なメリットをもたらします。
ただしこの温冷交代浴は、極端な温度差で行うのがほとんどです。これは心臓に負担をかける行為です。適度な刺激である限りはメリットが大きいですが、身体のコンディションによってはリスクの方が高くなります。温度差による快感を追求するあまり、我慢や限界への挑戦に走ってしまうのは危ない行為です。具体的にどんな危険性があるのかは後述していきます。

サウナで「ととのう」のは危ないのか:潜在的な危険性

サウナで「ととのう」こと=危ない、とは違いますが、潜在的な危険性が存在します。ここでは 公益社団法人 日本サウナ・スパ協会監修「サウナの安全管理ガイドブック」の内容も踏まえながら、サウナで「ととのう」のが危ないといわれる、潜在的な危険性を解説します。

サウナの持つ潜在的な危険性をまとめた図。

血圧の変化とヒートショック

まずはサウナとヒートショックの関係から。ヒートショックとは、気温等の変化によって血圧が上下し、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患が起こることを言います。
サウナで「ととのう」中で血圧に急激な変化が生じるタイミングは二回。1回目は、サウナ室内に入る時。2回目は水風呂に入ったり冷水を浴びたりするときです。
まず、急激な温度変化により、サウナに入った直後、交感神経が緊張し血管を閉じるために血圧が高くなります。その後、身体が熱にさらされると、熱で血管の柔軟性が増します。結果として、血管が拡張し、血圧は徐々に下がります。そしてサウナ室を出て水風呂に入るとき、再び急激な温度変化で血圧が上がります。この2回が、ヒートショックの文脈において、サウナで「ととのう」ことと「危ない」が近づくタイミングです。
ヒートショックは取り返しのつかない結果につながります。サウナに入る際はヒートショックを引き起こさないよう十分な注意が必要です。リスクが高い人や、リスクを下げる対策については後述します。

脱水症状と熱中症

次にサウナで「ととのう」ことと「危ない」が繋がりやすい要素は脱水症状と熱中症です。
サウナ室内は高いところで100℃以上になります。健康状態が良好で、水分補給をしっかりしていれば、発汗によって体温が調整されるので問題ありません。しかし、サウナに入る前の水分補給が十分でないと、汗をかくことができません。急激に体温が上がってしまい、気づかない間に熱中症になっていまいます。
身体のほてった感じ、めまい、頭痛、吐き気、だるさなどを感じた場合はサウナ浴を中止し、水分を取って涼しいところで安静にしましょう。
一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。

低血糖

サウナで「ととのう」ことが「危ない」につながる要素として、低血糖も上げられます。サウナ浴は、エネルギーを消費する活動です。空腹時など、血糖値の低い状態でサウナにはいると、消費するエネルギーが上回って低血糖になる可能性があります。糖尿病で服薬をしている場合は特にリスクが高いです。
だるさや脱力、冷や汗、手足の震えなどの症状が出た場合は、スポーツドリンクや糖分の入った甘いものを飲んだり食べたりしましょう

やけどや転倒

やけどや転倒のリスクも、サウナの潜在的な危険性のひとつです。着ていたとしても水着のみ、という無防備な状態なので、思わぬ怪我につながることもあります。濡れた床や段差で転倒しないよう注意しましょう。
また、サウナヒーターは運転中、部分的にかなりの高温になります。ヒーター本体には触らないように注意してください。また、乱暴すぎるロウリュも、高温になった水が跳ね返ってくるなどしてやけどする危険があります。ロウリュの際も注意してください。
飲酒時や過労時など、適切な注意力を維持できない体調の時も、サウナ浴を控えましょう

サウナで「ととのう」のが危ない健康状態

心身に様々なメリットをもたらすサウナ。ですが、健康状態に問題がある場合はリスクの方が高くなる可能性があります。ここではサウナで「ととのう」と危ない可能性が高い人や、注意するべき健康状態について解説します。

サウナのメリットよりもリスクが高い人

特に下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。

注意するべき健康状態

サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。また、温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、注意が必要です。次に当てはまる状態のときはサウナ浴を控えるようにしましょう。

安全にサウナでととのうための基本ポイント

サウナには潜在的な危険性があると前述しました。ここでは、サウナでととのう=危ないとならない為の、具体的なリスク回避策を解説します。

サウナで安全にととのうためのポイントをまとめた図

サウナ前のシャワー

シャワーなどを使ってサウナに入る前に身体を洗いましょう。体温を上げておくことで、ヒートショックを回避することにもつながります。

💡防げる危険:ヒートショック

サウナの温度と室内のポジション

室内では、ポジションによって温度が違います。体調などによって座る位置を調整して、熱中症などのリスクを回避しましょう。
温度が一番高い場所:ヒーターに近い上段のベンチ
温度が一番低い場所:ヒーターから遠い下段のベンチ

💡防げる危険:熱中症

水風呂前のシャワーやかけ湯

水風呂前にもシャワーやかけ湯を行いましょう。サウナ後に水風呂に入る行為は、身体に大きな負担をかけます。健康な人にもリスクが伴います。シャワーで汗を流した後、足からゆっくりと浸かるようにしましょう。また、無理をせず、シャワーや外気浴のみで済ませるなど柔軟に「ととのう」ことも重要です。

💡防げる危険:ヒートショック

十分な休息

十分な休息も、サウナで「ととのう」ことによる危ない要素を解消するために重要な要素です。血圧や体温を落ち着ける必要があるため、脈拍がある程度落ち着くまでしっかり休憩しましょう。

💡防げる危険:ヒートショック、熱中症

水分補給

サウナ前、サウナ中、サウナ後に、十分な水分補給をしましょう。まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。このイメージで水分補給をするといいでしょう。 このときスポーツドリンクを飲むことで、低血糖も予防できます。血糖値が低い方などは水ではなくスポーツドリンクの摂取をお勧めします。

💡防げる危険:熱中症、脱水症状、低血糖

自宅サウナでも安全に楽しむために

サウナで「ととのう」際、気を付けないと危ないポイントを解説してきました。ここでは「自宅にサウナをつけた」「家庭用サウナの導入を検討している」という方向けに、自宅サウナで気を付けるべきポイントをご紹介します。

ひとりで入るときはいつも以上に気を付ける

自宅サウナを一人で利用する際は、特に体調管理を徹底してください。周囲に誰もいない場合、体調が急変してもすぐに助けを求められないためです。
事前に家族や友人に知らせておくのも良いでしょう。また、サウナに入る前に携帯電話を近くに置いておくことで、緊急時に迅速に連絡を取ることができます。安全を確保するために、常に自分の体調に注意を払いましょう
さらに、一人での利用時はこまめに休憩を取ることも忘れずに。自宅サウナの安全対策は、公共サウナ以上に重要です。

お酒を飲んだら入らない

サウナ利用時の飲酒は、脱水症状を悪化させるだけでなく、心臓に余計な負担をかける可能性があります。また、アルコールは体内の水分を奪い、体温調節を難しくします。したがって、サウナの効果を最大限に享受するためには、飲酒を控え、水分補給を最優先に考えることが必要です。
特に自宅では飲酒の機会が増えるため、利用前や利用中の飲酒は避けるよう心掛けましょう。

お子さんのやけどや怪我にも対策を

自宅サウナでは、子供が誤って熱源に触れてやけどを負う危険性があるため、十分な注意が必要です。子供をサウナに入れる際は、常に目を離さないようにすることが大切です。また、サウナの温度を適切に管理し、子供にとって安全な環境を提供しましょう。子供がサウナに慣れるまでは、特に慎重に見守ることが求められます。子供の安全は、家庭内での最優先事項です。

サウナで「ととのう」と「危ない」をイコールで結ばないために

サウナには、心臓病リスクの低減や睡眠の質向上、脳卒中やアルツハイマー病リスクの低減など様々な健康効果があります。しかし、身体に負担をかける行為でもあります。正しくリスクを把握し、安全に利用しましょう。また、普段から、体調を優先する意識でサウナを利用することも重要です。

自分のペースで無理なく楽しむ

極端な高温サウナやシングルの水風呂は、身体に大きな負担を掛けます。「こうしなければならない」「これが正しい入り方」と拘らず、自分のペースで楽しむようにしましょう。10分以上入らなければならないというルールもなければ、必ず水風呂に入らなければならないわけでもありません。サウナの本質は楽しむこと。その日の気分や体調に合わせて、一番気持ちよくととのえるようにするのが一番です。

常に体調に注意を払い、サウナの入り方を柔軟に変える

サウナ浴中も常に体調に注意を払いましょう。

応急手当の知識もつけておくと安心

同行の人や周りの人が体調に異変をきたしたときのために、応急手当の知識もつけておくと安心です。施設の場合は、スタッフの所在やAEDの場所を事前に確認しておくといいでしょう。
緊急時の連絡先の確認や、症状から救急車要請の要不要を診断できるアプリのダウンロードをしておくといざという時役に立ちます。

いざというときのために 応急手当の知識と技術を身につけておきましょう | 政府広報オンライン

💡救急車の要請 119番

💡救急車を呼ぶべきか迷ったとき #7119

💡全国版救急受信アプリ Q助

サウナに行ってみたい!でも何を持っていけばいいの?という方向けに、サウナの持ち物と便利グッズをご紹介。施設ごとに置いてあるアメニティを確認する方法や、人気のフィンランド式サウナを探す方法なども解説します。

サウナに行く前に知っておくべきこと

サウナの持ち物を確認する前に、前提を解説。必要持ち物は訪れる施設によって異なることが多いです。どんなものが揃っているのか、どんなルールがあるのか、手ぶらOKな施設の見つけ方などをご紹介します。

殆どの施設で用意されているもの

基本的にどの施設にも揃っているものは以下の通りです。
・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
・バスタオル、フェイスタオル ・ドライヤー
・サウナマット
基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っています。こだわりがある場合以外はもっていかなくても大丈夫でしょう。
バスタオル、フェイスタオルもほぼ全ての施設で用意があります。ただし、レンタル料(数百円)がかかる場合も多いので、マイタオルを持参するとお得です。施設のホームページ等で確認できるので、心配な場合は事前にチェックしましょう。
サウナマットも殆どの施設で用意があります。コロナ禍以降、サウナマットはビート板タイプのものが多くなりました。水で流せますが、他の人が使ったものはちょっと…という場合はマイサウナマットを用意したほうがいいでしょう。

施設のルールが最優先。禁止されているものの持ち込みはやめましょう

この記事ではサウナの持ち物や便利グッズを紹介していきますが、グッズなどの持ち込みにおいては施設のルールが優先です。サウナハットやサウナマットの持ち込みを禁止している施設もあります。その場合は施設のルールを守りましょう。事前にホームページ等で確認しておくと安心です。

手ぶらOKなサウナ施設の見つけ方

手ぶらで気軽にサウナを楽しみたい方には、手ぶらOKの施設がおすすめです。こうした施設では、タオルやバスローブ、アメニティがすべて揃っており、持ち物の心配が不要です。
手ぶらOKの情報は、各施設の公式サイトやサウナポータルサイトで確認できます。訪れる前に調べておくと良いでしょう。手ぶらOKの施設を選ぶことで、荷物の軽減だけでなく、急な予定変更にも対応しやすく、いつでも気軽にサウナを楽しむことが可能になります。
さらに、手ぶらOKの施設は、出張や旅行先でも便利です。急に予定ができた時でも、必要なアイテムが揃っている施設ならば、準備に時間を割く必要がありません。このような施設では、アメニティの質も高いことが多く、安心して利用することができるでしょう。また、これらの施設はサウナ初心者に特におすすめです。準備の手間を省くことで、初心者でもサウナ体験に集中することができ、リラックスした時間を過ごせます。
手ぶらOKの施設を利用する際は、事前に予約が必要な場合もあるので、施設の利用条件をしっかりと確認することを忘れずに。これにより、スムーズな利用が可能となり、サウナを最大限に楽しむことができます。

サウナに行く際に必要な持ち物

まずは、サウナに行くときの必須アイテムから解説していきます。サウナ用のバッグを一つ作って必需品を入れておくと便利ですよ。

サウナに行く際の持ち物をまとめた図

サウナの持ち物① クレンジング、洗顔料

基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っていますが、クレンジングや洗顔料は持参をお勧めします。特にクレンジングは無い場合が多いので、日常的にお化粧をされているかたは、サ活セットに入れておくと安心でしょう。
ウォータープルーフの化粧品を使ってお化粧を落とさずサ活する、という方法もあります。 ただし、せっかく美肌効果もあるサウナなので、クレンジングや洗顔をしっかりして、清潔な状態でサウナに入ることをお勧めします。

サウナの持ち物② 水分補給のためのドリンク

サウナに入ると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。 一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
殆どの施設で給水器や自動販売機が設置されていますが、持参すると安心です。マイボトルを用意するのもおすすめですよ。

サウナの持ち物③ スキンケア用品

サウナ後に使用するスキンケア用品を持参すると、肌の乾燥を防ぎ、サウナ体験をより快適なものにすることができます。化粧水、乳液は必須アイテムとして持参しましょう。施設によっては有名ブランドの基礎化粧品を提供しているところもありますが、普段使用しているものを持参すると安心です。
スキンケアアイテムをしっかり準備しておくことで、サウナ後も肌の調子を保つことができ、リラックスした時間を過ごすことができます。さらに、肌の乾燥を防ぐために、保湿クリームやフェイスマスクを持参するのも良いアイデアです。これにより、サウナ後も肌が潤いを保ち、翌日の肌の調子も良くなります。

サウナの持ち物④ ヘアブラシやスタイリング剤、化粧品

サウナの持ち物に、サウナ後の身支度用品も忘れずに入れておきましょう。意外と忘れがちなのがヘアブラシやスタイリング剤。ヘアブラシは使い捨てタイプのものを提供している施設も多いですが、スタイリング剤は無い場合がほとんどです。また、ドライヤーは殆どの施設にありますが、ヘアアイロンがある施設はごく僅か。いずれも旅行用の小さいものをサ活バッグに入れておくといいでしょう。
サウナ後にお出かけの予定がある場合などは、化粧品も忘れずに。ノーメイクで帰りたくないけどサウナ後の肌に重い化粧はあまりしたくない…という方は、洗顔料で落とせるタイプなど、軽めの化粧品がおすすめです。

サウナの持ち物⑤ 水着

男女でエリアが分かれている場合は必要ありませんが、男女一緒のサウナ室を使う施設では水着が必要です。アウトドア施設や、プールと併設されている施設などは水着着用のところが多いです。
水着のレンタルがある場合も多いですが、事前に確認して持参したほうが無難でしょう。施設によっては、温浴エリアは男女別でサウナエリアは共通ということも。事前に公式サイト等で確認しましょう

サウナに持っていくと便利なグッズ

サウナの持ち物:便利グッズ編。ここでは、持っていくとサ活が更に快適になる便利グッズをご紹介します。

サウナハット

サウナハットは、熱から髪を守るだけでなく、サウナ内での快適さを向上させます。自然素材でできたハットは通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいのが特徴です。
深めのタイプや、頭から顔にかけてぐるっと巻けるタオル型のサウナハットなら、鼻や唇も一気に保護できますよ。色々な素材のサウナハットが販売されていますが、それぞれの特長は以下の通りです。
遮熱性の高い素材:羊毛フェルト、ナイロン
お手入れしやすい素材:リネン、コットン、タオル地
吸水性と速乾性の高い素材:羊毛フェルト、タオル地
小さくたためる素材:タオル地、ナイロン、リネン、コットン
サウナ室内は80度~100度になるので、遮熱性の高さが重要です。フェルトは遮熱性が高く、吸水速乾性も高いのでスタンダードな素材です。また、ウール自体に抗菌機能があるため、毎回洗う必要がありません。一方で、小さく畳んで持ち運ぶにはやや不向きで、手洗いが必要というデメリットも。何を重視するかで選ぶのがよさそうです。

ハルビアロゴ入りサウナハット白

¥3,850(税込)

…………………………商品説明…………………………
SA4100740 ハルビアロゴ入りサウナハット白

サウナ&スパ業界のグローバルマーケットリーダーの風格を表す「HARVIA(ハルビア)」ブランドのロゴをあしらったサウナハット。
光沢のある刺繍ロゴが、サウナルームで目立つこと間違いなし。

サウナタオル

施設で借りられるフェイスタオルとは別に、サウナタオルがあると便利です。長めの物であれば、鼻や口を覆うように巻いて使えます。ロウリュの蒸気やアウフグースの熱波から口や鼻を守ると快適さが増すのでおすすめですよ。頭に巻いてサウナハットの代わりにしたり、お尻に敷いてサウナマットの代わりにすることもできます。
また、濡れたタオルを持ち帰るためのビニール袋やポーチも一緒にもっていくようにしましょう。

サウナマット

共有のサウナマットを使うことに抵抗がある方には、個人用サウナマットの持参をおすすめします。これにより、衛生面での不安を解消でき、より快適にサウナを楽しむことができます。
折りたたんで持ち運べるコンパクトなタイプも多く、荷物になりません。また、個人用マットを持つことで、いつでも清潔で安心できる環境を確保でき、サウナ体験をより良いものにすることができます。厚みや素材によって座り心地が異なるため、自分の好みに合わせて選びましょう。
サウナマットを持っていく際も、濡れた状態で持ち帰れるよう、ビニール袋やポーチを一緒に持ちましょう。

スパバッグ

シャンプーや洗顔料など小物を浴室に持ち込む際、スパバッグがあると便利です。メッシュ素材やビニルバッグなど、濡れてもすぐ乾くものや水分を拭きとりやすいものがいいでしょう。浴室内には小物を置く棚が用意されていることが多いので活用しましょう。取り違えがないよう、チャームなどをつけておくと安心ですね。

ヘアバンドやシュシュ

髪が長い方は髪を纏められるグッズの用意をお勧めします。髪をまとめてサウナハットの中にしまえばダメージも防げますし、水風呂などに浸かる時も楽ちん。ととのいタイムも快適に過ごせるでしょう。サウナ室内は高温になるので、金属のチャームなどがついているととても熱くなります。金属が使われていないものを選びましょう。また、どうしても汗が染み込むので、メンテナンスしやすい素材のものがおすすめです。

サウナの持ち物とサウナ施設の情報収集方法

ここまで、サウナの持ち物や便利グッズについて解説してきました。サウナに行く際の持ち物は、訪れる施設によって異なることが多いです。ここでは、施設の設備やアメニティについて事前に調べる際、どこを探せばいいのか解説します。

アメニティ情報の確認方法

サウナ施設を訪れる前に、以下のような場所で、アメニティの情報をしっかりと確認しておきましょう。
①施設の公式サイト
②サウナ専用のポータルサイト

特に「サウナイキタイ」などのポータルサイトでは、ユーザーが実際に確認したアメニティの詳細が掲載されています。公式サイト等に細かい記載がない場合も多いので、初めての施設を訪れる際は、これらを参考に持ち物を準備すると安心です。
アメニティ情報を事前に把握することで、必要なアイテムを無駄なく用意し、サウナ体験をスムーズに進めることができます。さらに、口コミサイトやレビューをチェックすることで、実際に訪れた人々の意見を知ることができ、施設選びの参考にもなります。これにより、予想外のトラブルを避けることができ、安心してサウナを楽しむことができるでしょう。

フィンランド式サウナを探すためのツール

HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのロウリュサウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。

自宅サウナなら持ち物を気にする必要ゼロ

サウナの持ち物や便利グッズを紹介してきましたが、正直、こだわるほどに荷物が多くなるのが現実です。好みのケア用品を使いたい!こだわりのグッズでサ活したい!そうなると、毎回準備するだけで一仕事。ここは思い切って自宅にサウナをつけてしまうというのも選択肢のひとつです。

自宅にサウナがあればいつでも思い立った時にサ活できる

自宅にサウナがあれば、持ち物を準備する必要もありません。いつでも好きなタイミングで、好きな温度で、サ活ができます。好きな音楽をかけたり、好きな香りのアロマロウリュをする…という、施設では実現が難しいことも自宅サウナなら思いのまま。 でも家庭用サウナルームって高いでしょう…?いえいえ、意外とお手頃なんです。

自宅サウナの費用について詳しくはこちら

フィンランド産、日本仕様の家庭用サウナルーム「ソポ」

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。さらに、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。

購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。
また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。

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