
空前のブームもあり、サウナはリフレッシュや健康増進の手段として多くの人に親しまれています。しかし、その一方で「サウナは健康に悪いのではないか」という声も。高温の環境と水風呂による急激な温度変化は、本当に体に良いのでしょうか。この記事では、サウナが健康に与える影響について、リスクとメリットの両面から深く掘り下げ、誰もが安全にサウナを楽しめるための知識を解説します。
「サウナは健康に良い」というイメージが強い一方で、安全性に疑問を呈する意見も存在します。実際、サウナが体に与える影響は、個人の健康状態や入り方によって大きく変わります。そのため、一方的に「良い」「悪い」と決めつけることはできません。大切なのは、リスクとメリットを正しく理解すること。そして、自分に合った方法で利用することです。
近年、メディアでサウナが頻繁に取り上げられ、多くの著名人がその魅力を語っています。その結果、サウナ人口は急増しました。しかし、サウナ室内で倒れたり、利用後に体調を崩したりするケースも散見されています。そのため、「サウナは体に悪い」という意見が注目されるようになってきました。特に、サウナに慣れていない人が自己流で無理な入り方をすることが、健康リスクを高める一因と考えられています。
サウナが健康に悪いというのは、必ずしも正しいわけではありません。多くの研究で、サウナの適切な利用は心血管機能の改善やストレス軽減に良い影響を及ぼすことが示されています。例えば、サウナ発祥の地フィンランドの研究では、サウナ入浴の頻度が高い人ほど心血管系の病気のリスクが低いという結果も出ています。問題は「どう入るか」。正しい知識を持って利用すれば、サウナは健康の強力な味方になり得ます。
参考:サウナ入浴と致命的な心血管および全死因死亡イベントとの関連 |理学療法 |JAMA内科 |JAMAネットワーク
サウナが健康に悪いと言われる背景には、いくつかの具体的な医学的リスクが存在します。これらを理解することが、安全なサウナ利用の第一歩です。

| リスクの種類 | 主な原因 | 具体的な症状・危険性 |
|---|---|---|
| ヒートショック | 高温と低温の急激な温度変化 | 血圧の乱高下 |
| 心筋梗塞 | ||
| 脳卒中 | ||
| 脱水症状 | 大量の発汗と水分補給不足 | めまい |
| 頭痛 | ||
| 吐き気 | ||
| 血栓形成 | ||
| 皮膚・髪へのダメージ | 高温と乾燥 | 肌の乾燥 |
| バリア機能低下 | ||
| 髪のパサつき | ||
| のぼせ | 長時間の利用 | めまい |
| 体温の過度な上昇 | 立ちくらみ | |
| 転倒事故 | ||
| 自律神経の乱れ | 過度な我慢 | 疲労感 |
| 無理な温冷交代浴 | 不眠 | |
| 動悸 |
サウナの高温環境では血管が拡張して血圧が下がります。そして、その後の水風呂で血管が急激に収縮して血圧が上昇します。この急激な血圧の変動は「ヒートショック」と呼ばれ、心臓や血管に大きな負担をかけます。特に、高血圧や心臓に持病のある方にとっては、心筋梗塞や脳卒中の引き金となる可能性があり、非常に危険です。
サウナでは、1回の利用で300〜500mlもの汗をかくと言われています。適切な水分補給を怠ると、脱水症状を引き起こす可能性があります。脱水症状は、血栓ができやすくなるなど、深刻な事態を招くことがあります。
サウナ室の高温と乾燥した空気は、肌の水分を奪い、乾燥肌や皮膚のバリア機能の低下を招くことがあります。また、髪の毛はタンパク質でできており、高温に弱い特性があります。濡れたまま高温のサウナに入るとキューティクルが傷つき、パサつきや枝毛の原因となります。
長時間サウナに入り続けると、体の体温調節機能が限界を超え、のぼせてしまうことがあります。のぼせは、めまい、立ちくらみ、吐き気などの症状を引き起こします。これはサウナ室内や浴室内での転倒事故につながる危険性があります。特に、体調が万全でないときは注意が必要です。
サウナと水風呂の温冷交代浴は、自律神経のバランスを整える効果が期待されます。しかし、我慢して長時間サウナに入ったり、冷たすぎる水風呂に無理に入ったりするのは禁物。交感神経が過剰に刺激され、かえって自律神経のバランスを乱す原因に。疲労感が抜けなくなったり、睡眠の質が低下したりすることがあります。
サウナは誰にでも良い効果をもたらすものではありません。健康状態によっては、サウナの利用が大きなリスクとなる場合があります。以下に該当する方は、サウナの利用を控えるか、事前にかかりつけの医師に相談してください。

不安定狭心症、最近心筋梗塞を起こした方、重度の高血圧や大動脈狭窄症など、心血管系に疾患のある方はサウナの利用は原則として禁忌です。血圧の急激な変動が、命に関わる事態を引き起こす可能性があります。状態が安定している場合でも、必ず医師の許可を得てから利用するようにしてください。
アルコールを摂取すると、血管が拡張し血圧が下がりやすくなります。この状態でサウナに入ると、さらに血圧が低下し、意識を失ったり、不整脈を誘発したりする危険性が高まります。また、アルコールの利尿作用とサウナの発汗作用が重なり、深刻な脱水症状に陥るリスクもあります。「汗をかけばアルコールが抜ける」というのは誤解です。飲酒後のサウナは絶対にやめましょう。
風邪をひいている時、発熱している時、極度に疲れている時など、体調が万全でない時のサウナ利用は避けるべきです。体力が低下している状態でサウナに入ると、身体に更なる負担がかかります。これは回復を遅らせるだけでなく、症状を悪化させる可能性もあります。自分の体調をよく観察し、少しでも不安があれば無理をしないことが重要です。
妊娠中、特に初期は、体温の過度な上昇が胎児に影響を与える可能性が指摘されています。 また、妊娠中は脱水症状や立ちくらみを起こしやすい状態です。サウナの利用は避けるのが賢明です。体温調節機能が未熟な小さなお子さんも同様です。熱中症などのリスクが高いため、特に高温のサウナの利用には注意が必要です。
サウナのリスクを理解した上で、いくつかのポイントを守れば、安全にその効果を享受することができます。初心者から上級者まで、すべての人が心掛けるべき安全な入り方を紹介します。

サウナに入る前には、必ずコップ1〜2杯(約300〜500ml)の水分を補給しましょう。水やお茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。サウナの途中や後にも、こまめな水分補給を忘れないでください。一度に大量に飲むのではなく、少しずつ継続して飲むのが効果的です。
サウナにいる時間は、6分から12分程度を目安にしましょう。 大切なのは時間よりも自分の体感です。「少しきついな」と感じる前にサウナ室を出るのがポイントです。特に初心者は、温度が低めの場所に座るなどして、無理のない範囲から始めましょう。
サウナで温まった体を急に冷たい水につけると、心臓に大きな負担がかかります。水風呂に入る際には、足先、手先からゆっくりと体を水に慣らしていきましょう。かけ水をするだけでもクールダウンの効果はあります。水風呂が苦手な方は無理に入る必要はありません。
サウナ、水風呂の後は、外気浴などでゆっくりと休憩することが非常に重要です。休憩時間は、サウナに入っていた時間と同じくらい取るのが理想。この時間に副交感神経が優位になり、心身がリラックス状態になります。ここで焦らず、体の感覚に集中することが「ととのう」ための鍵です。
サウナの後は、体から水分とミネラルが失われています。水分補給はもちろんのこと、ミネラルを豊富に含む食事を摂ることを心がけましょう。また、サウナ直後の激しい運動は避けましょう。体をゆっくり休ませてあげることが、健康効果を持続させることにつながります。
リスク管理を徹底した上で、サウナの効果をさらに高めるためのポイントを紹介します。
「ととのう」とは、サウナと水風呂による極限状態から、休憩によって心身が平常に戻る過程で訪れる、多幸感や深いリラックス状態を指します。これは、交感神経と副交感神経が激しく切り替わることで起こる現象です。このメカニズムを理解し、特に休憩時間を大切にしましょう。より質の高い「ととのい」を体験することができますよ。
サウナには、高温で湿度が低い「ドライサウナ」の他に、蒸気で湿度を高める「フィンランド式サウナ」や、低温でじっくり体を温める「遠赤外線サウナ」など、様々な種類があります。それぞれ体に与える負担や効果が異なるため、自分の体調や好みに合わせてサウナを選ぶことも、安全に楽しむための工夫の一つです。
サウナの健康効果は、一度の利用で劇的に現れるものではありません。運動と同様に、無理のない範囲で定期的に続けましょう。継続することで、血行促進や自律神経の調整といった効果が定着しやすくなります。週に1〜2回など、自分に合ったペースで、長く付き合っていくことが理想です。
「サウナは健康に悪い」という言葉は、誤った入り方をした場合に当てはまるものです。サウナがもたらすリスクを正しく理解し、水分補給や時間管理、そして自身の体調との対話を怠らなければ、サウナは心身に多くの恩恵をもたらす素晴らしい習慣となります。この記事で紹介したポイントを参考に、安全で快適なサウナライフをお楽しみください。
参考:
ヒートショック対策~サウナを楽しむために~| 病院・診療科について | 杏林大学医学部付属病院 KYORIN UNIVERSITY HOSPITAL
ととのう2.0 – 活動・支援|公益社団法人日本サウナ・スパ協会
妊娠中や妊活中のサウナ利用:リスクと効果、そして安全な選択 – idetox (アイデトックス)
子どものサウナ浴① – Saunology -Studies on Sauna-
初心者でも安心!正しいサウナの入り方と心掛けたいマナーとは? |ルネサンスマガジン
サウナで疲れる?リラックスするはずが、なぜかサウナで疲れてしまう原因を詳しく解説します。水分不足や間違った入り方が、だるさを引き起こしているかもしれません。この記事では、疲労回復効果を最大限に高める正しいサウナの入り方や対策を分かりやすく紹介します。

サウナで汗を流して心身ともにリフレッシュ。そんな体験を期待していたのに、なぜか翌日疲れが残ってしまった経験はありませんか。実は、サウナの入り方を少し間違えるだけで、リラックス効果を得るどころか、逆に疲労を溜め込んでしまうことがあります。しかし、ご安心ください。サウナで疲れてしまうのには明確な原因があります。正しい知識を身につければ、誰でも最高の「ととのい」体験を得ることが可能です。この記事では、サウナで疲れる原因から、疲労回復効果を最大限に高めるための具体的な方法まで、分かりやすく解説していきます。
サウナは体に様々な良い効果をもたらしますが、一方で特有の負荷もかかります。その負荷が許容範囲を超えると、リフレッシュ効果よりも疲労感が上回ってしまいます。まずは、なぜサウナで疲れるのか、その代表的な5つの原因を見ていきましょう。

サウナで疲労を感じる最も一般的な原因は、水分不足です。1回のサウナ浴(3セット程度)で、体からは約300~500mlもの水分が汗として失われます。 水分を適切に補給しないと、体は脱水状態に陥ってしまうのです。脱水状態になると、血液の巡りが悪化。体中に酸素や栄養素が十分に行き渡らなくなります。その結果、疲労感やだるさ、時には頭痛を引き起こしてしまうのです。喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分を摂りましょう。
「長く入れば入るほど効果がある」というのは、サウナにおける大きな誤解の一つです。高温の環境に身を置くことは、体にとって想像以上にエネルギーを消費する行為です。特に、限界まで我慢して長時間サウナに入り続けるのはNG体力を過剰に消耗し、マラソンを走った後のような疲労感を覚えてしまうことがあります。サウナは我慢大会ではなく、心身をリラックスさせるためのものです。気持ち良いと感じる範囲で楽しむことが、疲れを残さない秘訣です。
サウナ浴のプロセスで非常に重要なのが「外気浴・内気浴」です。サウナの熱さと水風呂の冷たさという強い刺激を受けると、体を活動的にする「交感神経」が優位になります。その後、ゆっくりと休憩することで、体をリラックスさせる「副交感神経」へとスイッチが切り替わり、自律神経のバランスが整います。しかし、この時間が短すぎると、交感神経が優位なままの興奮状態が続いてしまいます。これでは体が十分に休まりません。結果として、リラックスするどころか、緊張状態が続いて疲れ果ててしまうのです。
仕事や日常生活で既に心身の疲労がピークに達している状態でサウナに入ると、かえって疲れることがあります。サウナは体に良い刺激を与えますが、それはあくまで「適度なストレス」です。体が極度に疲れている状態では、そのストレスに耐えうる余力が残っていません。結果、サウナの刺激が回復のきっかけになるどころか、さらなる負担となってしまうのです。ひどく疲れている日は十分な睡眠をとることを優先しましょう。
サウナ後のビールを楽しみにしている方も多いかもしれませんが、これも疲れる一因です。原因は、アルコールの利尿作用。サウナで水分が失われた体に追い打ちをかけ、脱水症状を助長してしまいます。また、サウナは睡眠の質を高める効果がありますが、 夜遅くにサウナに入るのも逆効果。就寝時間がずれてしまうと、睡眠不足となり、せっかくの効果も半減してしまいます。サウナ後の過ごし方も、疲労回復には大きく影響するのです。
サウナで疲れる原因が分かれば、対策は難しくありません。ここでは、疲労回復効果を最大限に引き出すための、サウナの基本的な入り方を5つのステップでご紹介します。この流れを意識するだけで、サウナ体験は格段に向上するはずです。

サウナに入る30分ほど前に、コップ1~2杯(約300~500ml)の水やお茶を飲んで、体を内側から潤しておきましょう。これによって発汗がスムーズになり、脱水のリスクも軽減できます。また、その日の自分の体調を正直に確認することも大切です。少しでも気分が優れない、寝不足気味だと感じたら、無理は禁物です。
サウナの最も基本的な入り方は、「サウナで体を温める」「水風呂や外気浴で体を冷ます」という2つのプロセスを1セットとして繰り返すことです。温冷交代浴が自律神経に刺激を与え、心身を心地よい状態へと導きます。
サウナ室にいる時間は、一般的には6分から10分程度が目安です。その日のコンディションや室内の温度・湿度によって調整しましょう。大切なのは時間ではなく、自分の体の感覚です。体が芯から温まり、汗がじんわりと出てきたら、無理せずサウナ室を出ます。「まだいられる」と感じる少し手前で切り上げるのが、疲れを残さないコツです。
サウナ室から出たら、まずはシャワーやかけ湯で汗をしっかりと流します。その後、水風呂に入りますが、時間は30秒から1分程度で十分です。息をゆっくり吐きながら入ると、冷たさの刺激が和らぎます。心臓に負担をかけないよう、足先からゆっくりと入りましょう。水風呂が苦手な方は、冷たいシャワーを浴びるだけでも問題ありません。
水風呂から出たら、体の水分をタオルで優しく拭き取り、外気浴スペースへ移動します。この外気浴こそが、「ととのい」のクライマックス。疲労回復の鍵を握る最も重要な時間です。最低でも10分、できれば15分ほど、深くリラックスしましょう。心拍数が平常に戻り、体の表面がじんわりと温かくなってくるのを感じられたら、心身が深く休息できたサインです。
正しい入り方に加えて、いくつかのポイントを意識することで、サウナで疲れるのをさらに防げます。サウナをより安全で快適なものにするための注意点を確認しておきましょう。

水分補給はサウナ前だけでなく、セット間の休憩中やサウナ後にも必ず行いましょう。合計で500mlから1リットル程度の水分を、数回に分けて摂取するのが理想的です。水やお茶のほか、スポーツドリンクやイオンウォーターもおすすめです。ただし、糖分の多いドリンクの飲みすぎには注意しましょう。
| タイミング | 摂取量の目安 | おすすめの飲み物 |
|---|---|---|
| サウナ前 | 300~500ml | 水 |
| 麦茶 | ||
| セット間の休憩中 | 200~300ml | スポーツドリンク |
| イオンウォーター | ||
| サウナ後 | 300~500ml | ミネラルウォーター |
| ビタミンC入り飲料 |
サウナ室内で周りの人が長く入っていると、つい自分も頑張らなければと感じてしまうかもしれません。しかし、サウナの耐性は人それぞれです。他人と比べることなく、自分の体の声に耳を傾けましょう。少しでも苦しい、のぼせそうだと感じたら、それは体が発しているサインです。他人は気にせずサウナ室を出て、休憩しましょう。
サウナに入ると、血行が促進されて体の表面に血液が集まります。そのため、消化器官への血流が一時的に減少し、消化能力が低下します。満腹の状態でサウナに入ると消化不良を起こしやすくなるため、食事はサウナの1~2時間前までに済ませます。また、消化の良い軽めの食事が理想です。 サウナ後の食事も、胃腸に負担の少ないものを選びましょう。
特に疲れがたまっていると感じる日は、一般的なドライサウナ(80~100℃)ではなく、ミストサウナや遠赤外線サウナといった、比較的温度の低いサウナ(40~60℃)を選ぶのも一つの方法です。低温サウナは体への負担が少なく、じっくりと時間をかけて体を温めることができます。
サウナに入ると体温が一時的に上昇し、その後ゆっくりと下降していきます。この体温の変化が、自然で深い眠りを誘発します。この効果を最大限に活かすためにも、サウナ後はリラックスして過ごし、十分な睡眠時間を確保しましょう。スマートフォンなどの強い光は避け、穏やかな気持ちでベッドに入ることが、翌日のすっきりとした目覚めに繋がります。
サウナは多くの健康効果をもたらしますが、体調によっては利用を控えるべき場合があります。安全にサウナを楽しむために、以下のような状態の時は利用を避けましょう。
アルコールを摂取した後は、脱水症状を起こしやすく、血圧も不安定になっています。この状態でサウナに入ると、急激な血圧の変動や不整脈などを引き起こす危険性が非常に高くなります。飲酒後のサウナは絶対にやめましょう。
前述の通り、体が極度に疲弊している状態でのサウナは、回復を助けるどころか、さらなる負担となります。体が休息を求めているサインを見逃さず、そんな日はサウナをお休みして、体を休めることを最優先してください。
食後すぐは消化のために胃腸に血液が集中しており、サウナに入ると消化不良の原因に。逆に、空腹すぎると血糖値が低下しており、サウナで立ちくらみやめまいを起こしやすくなります。サウナは、食事から1~2時間ほど空けた、小腹が満たされている程度の状態で利用するのがベストです。
サウナで疲れるのは、水分不足や長時間の利用、不十分な休憩など、いくつかの原因が重なっている場合がほとんど。しかし、これらの原因は、正しい入り方と少しの知識で簡単に対策することができます。今回ご紹介したポイントを参考に、無理のない範囲でサウナを楽しんでみてください。正しい知識を身につけることで、サウナはあなたの心と体を癒す、最高の疲労回復ツールとなるはずです。
参考:
活動・支援|公益社団法人日本サウナ・スパ協会
20220726睡眠×サウナvf
医師が教えるサウナ効果のウソ・ホント 体や脳の疲れは取れる?:日経クロストレンド
サウナに化粧したまま入るのはマナー違反?この記事では、サウナでの化粧に関する疑問を解決します。化粧を落とすべき理由から、どうしてもすっぴんが気になる方向けの対策、サウナ後の最適なスキンケアとメイク直しのコツまで分かりやすく解説。ぜひ参考にしてください。

友人や恋人とサウナへ行く時、「化粧はどうしたらいいの?」と悩んだ経験はありませんか。サウナの気持ちよさは知っていても、化粧のマナーや肌への影響、すっぴんになることへの抵抗感など、悩みは尽きないものです。この記事では、そんな「サウナと化粧」に関する疑問を解消していきます。基本的なマナーから、すっぴんに自信がない時のための裏技、サウナ後のスキンケア方法まで、詳しく解説します。正しい知識を身につけて、心も体も、そしてお肌も喜ぶサウナライフを楽しみましょう。

結論から言うと、サウナに化粧をしたまま入るのは、マナーと肌への影響の両面から避けるべきです。多くの温浴施設では、入浴前に化粧を落とすことが推奨されています。なぜ化粧を落とす必要があるのでしょうか?その具体的な理由を3つのポイントから解説します。
| 項目 | 化粧をしたままサウナに入った場合 | 化粧を落としてサウナに入った場合 |
|---|---|---|
| マナー | 施設を汚す可能性があり、マナー違反と見なされる | 清潔な状態で利用でき、マナーが良い |
| 肌への影響 | 毛穴が詰まり、肌トラブルの原因になる可能性がある | 肌の新陳代謝が高まる 、肌トラブルのリスクが低い |
| 美容効果 | 保湿効果や血行促進効果が十分に得られない | サウナの美容効果を最大限に享受できる |
サウナは多くの人が利用する公共の空間です。化粧をしたままサウナに入ると、汗でファンデーションやアイメイクが溶け出し、タオルやサウナ室のベンチ、さらには水風呂を汚してしまう可能性があります。次に使う人が気持ちよく利用できるよう、周囲への配慮として化粧は落とすのが基本的なマナーです。
サウナの高温環境では毛穴が開き、汗とともに皮脂などを排出しようとします。しかし、化粧品が肌の表面を覆っていると、毛穴が塞がれた状態になってしまうのです。その結果、汗や皮脂がスムーズに排出されず、化粧品の成分と混ざり合って毛穴に詰まり、ニキビや吹き出物といった肌トラブルの原因になりかねません。肌の呼吸を妨げないためにも、メイクオフは必須です。
サウナには、血行を促進し、新陳代謝を高めることで美肌に導く効果が期待されています。しかし、化粧で毛穴を塞いだままでは、これらの効果を十分に得られない可能性が。せっかくサウナに入るのであれば、その美容効果を最大限に享受したいですよね。そのためにも、しっかりと化粧を落としてから臨みましょう。
サウナに行く日は、施設に着いてから化粧を落とすことが多いと思われます。どのタイミングで落とすのが最もスムーズで、肌にとっても良いのでしょうか。ここでは、化粧を落とすのに最適なタイミングと、便利なアイテムについて解説します。
化粧を落とす最もおすすめのタイミングは、脱衣所で服を脱ぎ、浴室に入る直前です。多くの温浴施設の脱衣所にはパウダールームや洗面台が設置されています。ここでメイクを落とすのがスムーズです。浴室内の洗い場で落とす方法もありますが、混雑していて落ち着いてメイクオフできない可能性も。また、施設によっては化粧落としが洗い場に置いていない場合もあります。その場合は自身の化粧落としを使う必要があります。この時も、脱衣所で使えばそのままロッカーにしまって浴室へ行くことが出来ますね。クレンジングは脱衣所で済ませるのがおすすめです。
サウナに持って行く化粧落としは、手軽に使えるシートタイプが非常に便利です。ボトルタイプのクレンジングオイルやジェルは荷物がかさばりがち。その点、シートタイプならポーチにすっきりと収まります。また、場所を選ばずにさっと拭き取るだけでメイクを落とせるため、洗面台が混んでいる時でもスムーズです。シートは苦手という方は、ミニボトルタイプのクレンジングを持参すると良いでしょう。普段使っている化粧品の名前に「トラベル」「お試し」などを加えて検索するとWEBですぐに見つかりますよ。
「マナーや肌への影響は分かったけれど、どうしてもすっぴんには抵抗がある……」特にサウナデートなど、特別な場面ではそう感じる方も少なくないでしょう。そんな方のために、周りに配慮しつつ、肌への負担も最小限に抑えられる「サウナでの裏技メイク」を3つご紹介します。
顔の印象を大きく左右するのが眉毛です。前日までに眉ティントで眉を染めておけば、すっぴんでも眉毛が消える心配がありません。眉ティントは肌の角質層に色素を定着させるため、汗をかいても落ちにくく、数日間は効果が持続します。サウナや水風呂で顔が濡れても安心です。自然な仕上がりのものを選べば、「メイクしている感」を出さずに、目元をはっきりと見せることができます。
【徹底比較】眉ティントのおすすめ人気ランキング【1週間落ちなかったのはどれ?2025年10月】
もしサウナ内で少しでも肌をきれいに見せたい場合は、「石鹸で落とせる」と表示されているミネラルコスメなどを活用しましょう。肌への密着度が比較的低く、毛穴を完全に塞ぎにくい成分で作られていることが多いです。ただし、使用する際はごく薄く、気になる部分をカバーする程度に留めてください。そして、サウナ後は必ず丁寧に洗い流すことを忘れないようにしましょう。
石けんで落とせる!コスメ特集 – アットコスメ公式通販【アットコスメショッピング】
メイクに頼らず、物理的に顔を隠すのも有効な手段です。最近ではデザイン性の高いサウナハットも増えています。つばが広いタイプや、深くかぶれるデザインのものを選べば、自然に顔周りをカバーできます。また、サウナ専用のマスクも販売されています。すっぴんを隠しながら、熱による肌の乾燥を防ぐ保湿効果も期待できるため、一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。
サウナ後の肌は、血行が良くなり、毛穴の汚れも取れて一見するとツヤツヤに見えます。しかし、同時に大量の汗をかいたことで水分が失われ、非常に乾燥しやすいデリケートな状態です。ここでは、サウナの美容効果を台無しにしないための、正しいスキンケアと化粧直しの手順を解説します。

【皮膚科医が解説】サウナで「肌活」定期的なサウナ浴で肌の悩みを解決する方法。サウナ後におすすめな化粧品やスキンケア手順も | 株式会社HARVIA JAPAN
サウナ後のスキンケアで最も大切なのは、何よりもまず保湿です。お風呂から上がったら、できるだけ早く化粧水をつけましょう。ミストタイプの化粧水を持参し、脱衣所で顔の水分をタオルで軽く押さえた直後に吹きかけるのも効果的です。その後、通常のスキンケアに移ります。
サウナあがりの乾燥した肌には、まず少量ずつ、2〜3回に分けて優しく肌に押し込むように馴染ませる「重ね付け」がおすすめです。その後、乳液やクリームで油分を補い、水分が逃げないように蓋をしましょう。
スキンケアで肌を整えたら、次にメイク直しに入ります。サウナ後の肌は敏感になっているため、ベースメイクは極力シンプルに仕上げましょう。ファンデーションを厚塗りは禁物。色付きの下地やCCクリーム、フェイスパウダーだけで済ませるのがおすすめです。肌への負担が少ない、石鹸でオフできるタイプのコスメを選ぶとさらに良いでしょう。
サウナに入ると化粧なしでも自然な血色感が出ますが、時間が経つと引いてきてしまうこともあります。そんな時は、クリームチークや色付きリップで血色をプラスしてあげましょう。健康的な印象になります。また、肌の内側から滲み出るような自然なツヤ感を出しやすい、クリームやリキッドタイプのアイテムがおすすめです。
サウナへ行く際の荷物は、できるだけコンパクトにまとめたいものです。ここでは、サウナに持って行くと便利なコスメやスキンケアアイテムを、「必須アイテム」と「便利アイテム」に分けてリストアップしました。自分のスタイルに合わせて、ポーチの中身を準備しましょう。
これさえあれば、サウナ前後のケアは万全です。まずは基本のアイテムを揃えましょう。
| アイテム | 用途・ポイント |
|---|---|
| クレンジング | シートタイプか、ミニボトルのものが持ち運びに便利 |
| 洗顔料 | 普段使っているもののトラベルサイズがおすすめ |
| 化粧水・乳液 | オールインワンジェルも可、保湿力の高いものを選ぶ |
| タオル | フェイスタオルが1枚あると何かと便利 |
必須アイテムに加えてこれらを持って行くと、サウナの快適度が格段にアップ!より質の高いスキンケアが可能になります。
| アイテム | 用途・ポイント |
|---|---|
| フェイスマスク | サウナ後の集中保湿ケアに最適、個包装が衛生的 |
| ミスト化粧水 | お風呂上がりにすぐ保湿できる優れもの |
| 色付きリップクリーム | すっぴんでも唇に血色を与え、保湿もできる |
| ヘアオイル | サウナの熱で乾燥しがちな髪を保湿・保護する |
今回は、サウナと化粧に関するマナーや肌への影響、具体的な対策について詳しく解説しました。サウナ室では化粧を落とすのが基本です。一方、眉ティントやサウナハットなどを上手に活用すれば、すっぴんへの抵抗感を和らげることは可能です。また、サウナ後のデリケートな肌には、何よりも保湿を重視したスキンケアが大切です。正しい知識と準備があれば、サウナを楽しみながら、美しい肌を育むことができます。この記事を参考に、あなたらしい快適なサウナライフを送ってください。

サウナブームが続く中、特に注目を集めているのが「屋外サウナ」です。川や湖、海など自然の中のサウナで、汗を流した後に自然の水で身体を冷やす贅沢。そんな特別な体験を楽しむことができます。
本記事は、屋外サウナについての情報を網羅したガイドです。
屋外サウナとは、文字通り屋外に設置されたサウナ施設のことです。室内施設とは異なり、自然の中でサウナを楽しむというコンセプトが特徴です。テント型やバレル(樽)型、専用の小屋など、さまざまな形態があります。キャンプ場やアウトドア施設に設置されていることが多いですが、個人宅の庭にプライベートサウナとして設置するケースも増えています。
屋内サウナと屋外サウナには、いくつかの大きな違いがあります。主な相違点を表にまとめました。
| 項目 | 屋内サウナ | 屋外サウナ |
|---|---|---|
| 設置環境 | 室内(スーパー銭湯、ジム、ホテルなど) | 屋外(キャンプ場、川辺、湖畔、海辺、庭など) |
| 外気浴 | 専用の休憩スペースで実施 | 自然の中で開放的に実施可能 |
| 水風呂 | 人工的な水風呂 | 川、湖、海などの自然水系を活用可能 |
| 開放感 | 限られた空間内で密閉的 | 自然を感じながら開放的 |
| 季節の影響 | 季節を問わず一定環境 | 季節や天候の影響を受けやすい |
屋内サウナは一年中安定した環境で利用できる反面、その体験は箱の中に限定されます。一方、屋外サウナでは自然との一体感を味わえる点が最大の魅力です。サウナ室から出て、清らかな空気を胸いっぱいに吸い込み、川や湖に身を委ねる贅沢な時間は、屋外サウナならではの体験といえるでしょう。
屋外サウナには数多くのメリットがあります。その魅力は単なる汗を流す場所にとどまりません。自然との一体感やコミュニケーションの場としての価値も含まれています。
屋外サウナ最大の魅力は、何と言っても大自然の中でサウナを楽しめる点です。高温のサウナで身体が温まり、汗が滴り落ちた後に体験する外気浴。ここには、屋内施設では味わえない爽快感があります。山々の景色、川のせせらぎ、森の香り、波の音…。五感を通じて自然を感じることができる体験は、心身のリラックス効果をさらに高めてくれます。
屋外サウナは「楽しさを共有する場」としての側面も持っています。仲間や家族と一緒に火を起こしたり、サウナテントを組み立てたり。その過程そのものが、コミュニケーションの機会を生み出します。特にテントサウナの場合、準備や後片付けを通して、一体感や達成感を共有できます。
また、屋内サウナと違い、屋外サウナでは比較的自由な会話や交流が許容される傾向にあります。熱々のサウナ室での会話、水風呂での歓声、外気浴スペースでの語らいなど、リラックスした環境での交流は普段とは違った親密さを生み出します。非日常体験と相まって、より思い出深いイベントになるでしょう。
屋外サウナの魅力は多いものの、認識しておくべきデメリットや課題も存在します。設置や利用を検討する際は、これらの点もしっかりと考慮する必要があります。
屋外サウナ最大のデメリットは、天候に左右されやすい点です。急な雨や強風、気温の変化は、サウナ体験の質を大きく左右します。特にテントサウナの場合、強風時には設営が困難に。安全上の問題で使用を中止せざるを得ないケースもあります。
SaunaCamp.のガイドラインによると、風速5m以上ではテントサウナの使用を控えることが推奨されています。
プライバシーの確保も課題の一つです。特に公共の場所でのサウナ利用では、水着着用が必要になることが多いです。そのため、素肌でのサウナ体験とは異なる感覚になります。また、外部からの視線を気にする必要があり、リラックス度合いが減少する可能性もあります。
屋外サウナを設置する場合、初期費用や維持費、メンテナンスの負担が発生します。特にバレルサウナなどの木製サウナは、屋外環境に常時さらされます。このため、屋内サウナと比較して劣化が早まる傾向にあります。
木材の定期的なメンテナンス(防水処理、塗装の塗り直しなど)、サウナストーンの交換、ストーブや煙突の清掃と点検など、継続的なケアが必要です。バレルサウナでは雨漏り対策も重要になります。
また、冬季には凍結防止策が必要になる場合もあります。さらに、自然環境の中では虫や小動物の侵入なども考慮する必要があるでしょう。燃料費も負担の一つ。薪ストーブを使用する場合は薪の調達と保管コストがかかります。電気ストーブの場合は電気代が必要です。
屋外サウナにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。自分のライフスタイルや予算、設置場所に合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。ここでは主な4つのタイプについて解説します。

テントサウナは、専用のテントと薪ストーブを組み合わせた移動可能なサウナです。比較的低コストで始められ、持ち運びができる点が最大の魅力です。キャンプ場や河川敷、湖畔など、場所を選ばずに設置できるので、アウトドア好きの方に特に人気があります。
一番のメリットは、手頃な価格(6万円台~30万円程度)で購入可能なこと。また、軽量で持ち運びや収納、設営・撤去が比較的簡単なところも魅力です。様々な場所でサウナ体験ができる自由度の高さも人気の理由のひとつです。
一方、耐久性に限界があり長期使用には不向きなことが大きなデメリットです。また、断熱性が低く外気温の影響を受けやすいという弱点も。そして、風に弱いので強風時には使用できません。設営や薪の管理など手間もかかります。
そして、テントサウナを利用する際は、安全対策が非常に重要です。通気口の確保、一酸化炭素チェッカーの使用、適切な場所選び、周囲の可燃物との距離確保などが必須です。水辺で楽しむ場合は水難事故にも十分気を付けましょう。
バレルサウナは、樽(バレル)の形をした木製のサウナです。主に庭やテラスなどの屋外スペースに設置されます。見た目の美しさと実用性を兼ね備え、屋外サウナの中でも人気の高いタイプです。
一番のメリットは、円筒形の構造により熱が均一に広がり温まりやすいこと。デッドスペースが少なく効率的に熱を利用できるのも魅力です。また、木の匂いに包まれながらサウナ浴ができるのも人気の理由。テントサウナよりも耐久性が高く、適切なメンテナンスをすれば長期間使用可能です。
一方、価格が比較的高い(100万円~200万円程度)のはデメリットです。また、屋外設置のため雨漏りや木材劣化のリスクがあります。多くのバレルサウナには断熱材が入っていないため、テントサウナほどではありませんが外気温の影響を受けます。設置のために基礎工事が必要な場合もあり、テントサウナほど容易には設置できません。
バレルサウナを選ぶ際は、設置場所の確保とメンテナンスの計画を立てることが重要です。平らで安定した場所に設置し、定期的な木材の保護処理や雨漏り対策を行いましょう。
アウトドアサウナキャビンは、屋外用のサウナキャビンです。材質は木やコンクリートなど様々です。高級感のあるモデルや、ガラス面の大きなモデルがあり、ハイクオリティなアウトドアサウナエリアを実現できます。
メリットとして挙げられるのは、外気温の影響を受けにくい事。アウトドアサウナキャビンには基本的に断熱材が入っています。バレルサウナよりも更に耐久性が高く、長期間使用することができます。
一方デメリットとして大きいのはコスト面です。アウトドアサウナキャビンは価格が高く(200万円~500万円以上)、設置費用も必要です。また、重量によっては基礎工事が必要です。組み立て式ではないものもあるので、搬入経路の問題で設置できないこともあります。
アウトドアサウナキャビンを選ぶ際は、設置ができるかどうか、経路も含めて十分に確認しましょう。
自分で屋外サウナを購入せずに楽しむ手段もあります。キャンプ場やアウトドア施設に併設されたサウナを利用する方法です。近年では、テントサウナやバレルサウナを備えたキャンプ場や日帰り施設が増えています。サウナ付きのグランピング施設であれば、屋外サウナを快適に楽しむことができそうです。
メリットとしては、初期投資なしで屋外サウナを体験できることが大きいでしょう。メンテナンスや設置の手間もかかりません。また、専門スタッフのサポートがあり初心者でも安心です。必要な道具や設備が整っているのも魅力ですね。
デメリットは、施設の予約状況や営業時間に左右される点が大きいでしょう。もちろん利用料金も必要です。施設のルールに従う必要があること、完全なプライベート空間ではないことなどもデメリットです。
この方法は、屋外サウナを試してみたい初心者の方や、設置場所や予算の制約がある方、様々なサウナ体験を楽しみたい方に適しています。また、サウナ仲間との交流を楽しみたい方にもおすすめです。
自宅に屋外サウナを設置するのではなく、既存の施設を利用する方法も人気です。全国各地に魅力的な屋外サウナ施設が増えており、手軽に非日常の体験を楽しむことができます。
屋外サウナを楽しめる施設を選ぶ際のポイントとして、まず施設タイプによる特徴が挙げられます。キャンプ場併設型は宿泊とセットで楽しめて、自然との距離が近いのが魅力です。一方、日帰り専門施設は手軽に利用でき、サウナ専用の設備が充実しています。
温浴施設併設型であれば通常の温浴設備と併用でき、雨天時も楽しめます。そしてリゾート・グランピング型は高級感のある体験ができ、食事やアクティビティも充実しています。
立地と環境、サウナの種類と設備、予約と利用条件、男女別・混浴の別、口コミや評価などを考慮して選ぶと良いでしょう。
施設を決める際は、自分の優先順位を明確にすることも大切です。自然との一体感を求めるのか、アクセスの良さを重視するのか、設備の充実度を優先するのかなど、自分のニーズに合った施設を選びましょう。
屋外サウナ施設を訪れる際の当日の基本的な流れを事前に確認しておきましょう。多くの場合、まず受付・チェックインで予約確認、利用料金の支払い、タオルやアメニティのレンタル、施設内のルール確認を行います。次に更衣と準備として更衣室での着替え(水着着用が必要な施設が多い)、持参したサウナグッズの準備、貴重品の管理を済ませます。
その後、シャワーでの体の洗浄を行い、サウナタイムです。休憩と回復として水分と塩分の補給もしっかりと行いましょう。心行くまで堪能したら、帰り支度。シャワーで汗を流し、ゆっくり着替え、体調を確認してから帰路につきます。
屋外サウナでも、自分のペースを大切にすることが大事。水分補給も忘れずに行いましょう。最大の魅力である自然との一体感は、全力で堪能しましょう。また、コミュニケーションのバランスをとること、写真撮影はほかの人に配慮を持って行うことも大切です。
屋外サウナを快適に楽しむためには、適切な服装と持ち物の準備が欠かせません。季節や施設のルールに合わせた準備をすることで、より充実したサウナ体験が可能になります。
屋外サウナを訪れる際の必須アイテムは次の通り。
施設側で準備されている場合や、持ち込みにルールがある場合もあります。事前に確認しましょう。
屋外サウナ利用時には、水着の選択もポイント。男性はサウナパンツや水陸両用のショートパンツ、女性は動きやすい水着、締め付けの少ないものがおすすめです。また、脱衣後の服装も考慮しておきましょう。クールダウン用にサウナポンチョやラッシュガードがあると安心です。
また、金属のアクセサリーはサウナ内で熱くなるため外しておきましょう。川や湖に入る場合は紛失する可能性もあるので注意が必要です。
基本アイテムを準備する際は、コンパクトにまとめることも大切です。貴重品は鍵のかかるロッカーに入れられるようにまとめておきましょう。サウナグッズはスパバッグなどを活用すると持ち運びが便利です。
基本アイテムに加えて、便利なグッズで屋外サウナ体験を充実させましょう。
季節別の追加アイテムとして、夏季はUVカット用品・虫除けスプレー・冷感タオル・日陰を作る簡易テントなどがあります。冬季の場合は保温性の高いアウター・ヒートテック等の機能性インナー・防寒用ブランケット・使い捨てカイロ・厚手の靴下などが役立ちます。
防水バッグと通常バッグを分けたり、乾いたものと濡れたものを分けられるような準備もしておくと便利です。また、モバイルバッテリーや、防水ケース付きの充電器もあると安心です。
自分に合ったサウナの種類に狙いを定めたら、サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。
サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。
サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。
**2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!**ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!
SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。
HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。
屋外サウナでは、自然との一体感を味わいながら心身をリフレッシュできる贅沢な体験ができます。テントサウナ、バレルサウナ、施設のサウナなど様々な形態から自分に合ったものを選ぶことで、より充実したサウナライフを楽しむことができるでしょう。設置から利用まで適切な知識を持ち、安全に配慮しながら、日常から離れた特別なリラクゼーションの時間を堪能してください。

風邪をひいた時、「サウナに入ったら良くなるのでは?」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、サウナは免疫力を高める効果があると言われています。しかし一方で、風邪の状態によっては逆効果になることも。
この記事では、風邪をひいた際のサウナ利用の是非や、風邪の段階別での適切な入り方、さらには最新の研究から明らかになった免疫機能との関係性まで詳しく解説します。健康的にサウナを活用するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
「風邪をひいたらサウナで汗をかいて治す」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、医学的な観点から見ると、風邪をひいている時のサウナ利用は基本的に避けるべきです。その理由について詳しく見ていきましょう。

風邪をひいているとき、ウイルスと戦うために体はすでに多くのエネルギーを使っています。そこにサウナの高温環境が加わると、体にさらなる負担がかかります。また、風邪の時は体の体温調節機能も正常に働いていない状態です。高温のサウナに入ると大きな負担となり、回復が遅れる可能性があります。
昔は「風邪でも汗をかけば治る」という風習がありました。しかし強制的に汗をかくことは体力の消耗につながります。体力がなくなると、風邪と戦う力も弱まってしまうのです。
風邪は周囲の人に感染する可能性があります。サウナは密閉された空間で多くの人が利用するため、風邪の症状がある状態で利用すると、他の利用者に感染を広げてしまう恐れがあります。
また、風邪の初期症状は他の感染症とも似ています。実はインフルエンザや新型コロナウイルスなどの重篤な感染症かもしれません。公衆衛生の観点からも、風邪の症状がある場合はサウナの利用は控えましょう。
サウナに入ると大量の汗をかきます。健康なときは適切な水分補給を行えば問題ありません。しかし、風邪で体調を崩している時は、すでに発熱により体内の水分が失われている状態です。
そこにサウナでの発汗が加わると、脱水症状を引き起こすリスクが高まります。脱水は風邪の回復を遅らせるだけでなく、深刻な場合は命に関わる危険性もあります。この点でも、風邪の時はサウナを避けたほうがいいでしょう。
とはいえ、風邪と一言で言っても、その症状や段階によってサウナ利用の是非は異なります。ここでは、風邪の各段階におけるサウナ利用の考え方を解説します。

風邪の初期症状(軽い喉の違和感や鼻のムズムズ感など)がある場合、サウナの利用は体調によっては可能です。サウナの熱刺激が免疫力を活性化させ、症状の進行を抑える可能性があるという意見もあります。
ただし、体調に不安を感じる場合は、無理せず休養を優先することをおすすめします。また、公共のサウナは使わず、自宅など感染拡大の恐れがないサウナを使いましょう。
ポイント: 風邪の初期でサウナを利用する場合は、通常より短い時間(5分程度)にとどめ、水分補給を十分に行いましょう。また、極端な高温サウナや長時間の水風呂は避けるのが賢明です。
発熱、強い倦怠感、咳や鼻水が多いなど、風邪の症状がピークに達している場合は、サウナの利用は避けるべきです。この時期は体を十分に休ませ、水分と栄養を摂ることに専念してください。
サウナの高温環境は体にさらなる負担をかけ、回復を遅らせる可能性があります。また、他の利用者への感染リスクも最も高い時期です。
風邪の主な症状が治まり、回復に向かっている段階では、体調と相談しながらサウナの利用を検討できます。この時期のサウナは、循環促進や代謝アップによって、回復を早める効果が期待できます。
ただし、通常より控えめな温度と時間でサウナを利用し、体調の変化に敏感に対応することが大切です。少しでも不調を感じたら、すぐにサウナから出るようにしましょう。また、咳や鼻水など感染を拡大させる症状が残っている場合は公共のサウナは使わないようにしましょう。
ポイント: 回復期のサウナ利用時は水分補給を徹底します。また、サウナと休憩のバランスを重視しましょう。通常の3分の2程度の時間で控えめに利用するのがおすすめです。
サウナは共有空間であるため、風邪やその他の感染症の拡大を防ぐための配慮が必要です。以下のポイントを心がけましょう。
感染リスクが気になる場合は、自宅用のサウナを検討するのも一つの選択肢です。最近では家庭用のコンパクトなサウナ製品も増えており、自宅で安心してサウナを楽しむことができます。
自宅サウナのメリットは以下の通りです:
サウナに継続的に入ることで免疫力が上がることが期待できます。その結果、風邪を予防することができるとされています。その理由や仕組みをご紹介します。
サウナに入ると体温が上昇し、細胞はストレス反応としてHSP(ヒートショックプロテイン)を生成します。HSPは熱によるダメージから細胞を保護するタンパク質。そして同時に免疫機能の調整や強化にも重要な役割を果たします。
HSPの増加により、免疫細胞の活性化や、体内の炎症反応の調整が促進されます。これにより、ウイルスや細菌への抵抗力が高まるとされています。
参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/onki1962/71/1/71_1_23/_pdf
サウナによる温熱刺激は、白血球(特にリンパ球)の数を増やすことが研究で示されています。白血球は体の免疫系の主要な構成要素。病原体と戦う役割を担っています。
健康な被験者がサウナ入浴後、白血球数が増加したという研究結果も。これが風邪予防効果につながっていると考えられます。
サウナが風邪予防に効果的であることがわかりました。しかし、その効果を最大限に引き出すには適切なサウナの入り方が重要です。ここでは、風邪予防を目的としたサウナの効果的な利用方法をご紹介します。
風邪予防のためには、週に2〜3回のサウナ利用が理想的です。これは免疫系の刺激を定期的に与えつつ、体に過度の負担をかけない頻度です。免疫機能の向上効果は一度のサウナで得られるものではなく、継続的な利用によって徐々に高まっていきます。
1回のサウナ滞在時間は、サウナの種類や温度、個人の体調や慣れによって異なります。風邪予防を目的とする場合は、以下の目安が適切です:
初心者の方は短い時間から始め、徐々に体を慣らしていくようにしましょう。無理をして長時間滞在するよりも、複数回のサイクル(サウナ→水風呂/冷水シャワー→休憩)を行う方が効果的です。
ポイント: サウナ後の冷却(水風呂や冷水シャワー)も免疫刺激には重要です。しかし、風邪予防を目的とする場合は極端な温度差は避けたほうが無難。シングル水風呂などは控え、適度な温度変化を心がけましょう。
水分補給は、風邪予防効果を高める上で非常に重要です。サウナでは大量の汗をかくため、適切な水分補給を行わないと脱水症状のリスクがあります。脱水状態になると、免疫機能が低下し、せっかくのサウナの効果が半減してしまいます。
1回のサウナ入浴で合計1〜1.5リットルの水分補給が理想的です。特に風邪予防を目的とする場合は、十分な水分補給が免疫機能を正常に保つために欠かせません。
サウナには主に乾式(ドライ)サウナと湿式(スチーム/ミスト)サウナの2種類があります。風邪予防という観点からは、どちらのタイプも効果が期待できます。それぞれ特徴を把握して選びましょう。
乾式サウナは湿度が低く、温度が高い(70〜100℃)のが特徴です。乾いた熱で体を芯から温めるため、深部体温の上昇効果が高く、免疫細胞の活性化に効果的です。
フィンランド式サウナはサウナストーンに水を掛ける「ロウリュ」で湿度を上げるため、遠赤外線式よりも湿度が高め(20~30%)です。風邪予防の場合、フィンランド式サウナがおすすめです。
風邪予防には、極端な高温は避けましょう。80〜90℃程度の温度設定が適しています。高温すぎると体への負担が大きくなりすぎるためです。初心者や高齢の方は、さらに低めの温度(70〜80℃)から始めるのがおすすめです。
湿式サウナは湿度が高く(70〜100%)、温度が比較的低め(40〜60℃)です。湿度の高さが特徴で、体表面からじっくりと温まります。湿った空気は呼吸器系を潤し、鼻や喉の粘膜の機能を高める効果があります。
風邪の初期症状がある場合や、喉や鼻の乾燥が気になる季節には、湿式サウナが特におすすめです。湿度の高い環境が粘膜を保護し、ウイルスの侵入を防ぐ働きを助けます。
この記事では、風邪とサウナの関係について科学的根拠に基づいて解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめておきましょう。
サウナは正しく利用すれば、風邪予防に役立つ素晴らしい健康法です。この記事の情報を参考に、サウナを健康管理の一環として上手に活用してみてください
風邪の初期症状段階や回復段階ではサウナが有効。また、日々の風邪予防にも役立ちます。けれど、週に何度もサウナに通うのはコスト的にも時間的にも大変です。更に、感染拡大の可能性がある場合、公共のサウナには入れません。そんなときは思い切って家庭用サウナルームを導入してしまうのもおすすめです。
定期的なサウナ浴には様々な健康上のメリットがあるので、風邪予防以外の健康増進にも自宅サウナをおすすめできます。

サウナを風邪予防や健康増進に活かしたい。そんな人にこそ自宅サウナがおすすめ。自宅サウナなら好きなタイミングで、好きなスタイルで楽しめます。体調に合わせて温度を調整することもできますし、並ぶ必要もありません。加えて、施設に通うよりリーズナブル。感染を広げてしまう心配もないので、回復期などでもサウナを安心して活用できます。
自宅サウナとサウナ施設、一回当たりのコストはどっちが安いのでしょうか?
答えは自宅サウナ。例えば、出力2.7kWのデルタ3を搭載しているハルビアのソポ0909(1人用)やソポ1212(1~2人用)を例にとると、東京電力(36.6円/kWh)の場合、1時間当たり98.82円。温め、サウナ利用、乾燥運転で1日3時間運転させると296.46円。サウナ施設に毎日通うことと比べるととてもコスパが良いことがわかります。
とはいえ、もちろん初期費用は掛かります。ただ、新築やリフォームの際であれば住宅ローンに組み込むこともできます。また、ハルビアサウナディーラーではサウナ用ローンのご相談も承っております。気になった方は是非お問い合わせください。
自宅サウナの費用について詳しくはこちら
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
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