
「ととのう」という言葉。聞いたことは有っても、具体的な状態やその方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。本記事では「ととのう」とは一体どんな状態なのか?またその感覚を得るための実践的な手順をわかりやすく解説します。初心者でも簡単に「ととのう」感覚を味わえるよう、具体的なステップとコツを詳しく紹介していきます。
「ととのう」とは、サウナ後、水風呂や外気浴でクールダウンした際に得られる感覚です。頭が不思議なほどスッキリして気分が高揚してくる感覚のことを指します。
もともと専門的な医学用語でもなければ、古くからある伝統語でもありません。第三次サウナブームと共に、SNSやメディアを通じて広く使われるようになりました。
中小企業退職金共済事業本部では、「ととのう」感覚は次のように定義されています。
サウナの後、水風呂に入ると、過酷な状況に対応しようと交感神経(激しい活動や緊張している時に活発になる) が働いて、集中力を高めたり、覚醒作用を起こしたりするアドレナリンを分泌します。次に外気浴を行うと、体は危険な状況を脱したと判断し、今度はお休みモードの時に働く副交感神経優位の状態となり、アドレナリンの分泌もストップします。しかし、血液中にはアドレナリンがしばらく残っているため、副交感神経と交感神経が共存するという珍しい状態になり、「リラックスしているけれど意識は冴えている」という、特殊な「ととのう」感覚になるのです。
引用:サウナで身体をととのえる
「ととのう」は、若者言葉が生まれやすいSNS文化の中で一躍注目されました。もともとはフィンランド式サウナを体験した人々が「なんだか頭の中が整ったみたいにスッキリする」という感覚を、短くわかりやすい形で言い表したのが始まりだといわれています。
テレビ番組や雑誌、YouTubeなどでサウナを楽しむタレントやインフルエンサーがこの言葉を使ったことで瞬く間に広がり、次第に「サウナに入ってスッキリすること=ととのう」というイメージが定着していきました。
サウナでじっくりと身体を温め、水風呂や外気浴を織り交ぜながら温冷差の刺激を取り入れることは、疲労回復から免疫力向上まで幅広いメリットが期待できるとして注目を集めています。
ここでは具体的にどんなメリットがあるのか、そしてなぜそうした効果が生まれるのかを簡単にひも解いてみましょう。

日々の生活のなかで溜まっていくストレス。これを放っておくと自律神経のバランスを乱す大きな要因になります。この自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。活動するべきタイミングで働くのが交感神経、リラックスするべきタイミングで働くのが副交感神経です。
温冷交代浴においては、サウナや水風呂の刺激で交感神経が優位になります。そして、その後ゆっくりとクールダウンをするうちに副交感神経優位に変わります。いわば、温冷交代浴は自律神経を強制的に動かしてリセットするような働きをするのです。このリセット効果で、ストレスで崩れた自律神経を整えられると考えられています。
また、サウナ入浴には、リラックス効果によるストレスホルモン「コルチゾール」の低減効果があります。サウナは、パフォーマンス維持や心の健康を保つうえでも大いに役立ちそうです。
サウナでしっかりと発汗すると、体温が上昇します。そして全身の血管が拡張し、血液が巡りやすい状態になります。その後、水風呂や外気浴で急激に冷やすことで血管が収縮。再び温まる過程でもう一度拡張が起こるため、血液循環が何度も活発化します。
定期的にサウナに入ることで血管機能が強化され、心血管疾患のリスクが減るという研究結果も発表されています。
温冷差による血行促進は、免疫力の維持にも寄与する可能性が指摘されています。季節の変わり目や体力が落ちているときこそ、サウナで代謝や血行を高めることが健康管理の一環として有効かもしれません。
サウナに入浴していると、以下のような危険性が伴います。
・血圧の変化とヒートショック
・脱水症状と熱中症
・低血糖
・やけどや転倒
しかし、体の調子を考え無理をしないこと、水分補給をしてしっかりと休憩をとることなどによりこれらを防ぐことができます。
ととのう際の危険性やその対策についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
以下の例に当てはまる場合、上に記載した危険性がより高まります。入浴・サウナ利用を避けましょう。
・体調のすぐれないとき
・食事の直後
・運動の直後
・飲酒後
また、脳卒中や心臓疾患、高血圧などで治療中の方、妊娠中の方や高齢者はサウナに入ってよいか主治医に確認してください。
引用:国民生活センター サウナ浴での事故に注意 ー 体調に合わせて無理せず安全に ー
サウナで「ととのう」ためには、正しい順序とポイントを押さえることが重要です。具体的なコツを知ることで、初心者でも確実に「ととのう」感覚を得ることができます。ここではそのための手順を4つのステップに分けて詳しく解説します。

「ととのう」ためにはサウナに入る前の準備が欠かせません。まずはシャワーを浴びて身体を清潔にしましょう。これによって汗をかきやすくなり、身体全体を効率よく温められます。
また、サウナに入る前の水分補給も必須です。サウナ室に入る30分前までにコップ1杯程度の水を摂りましょう。一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ飲むのがポイントです。これで脱水症状を防ぎ、「ととのう」までのプロセスがスムーズになります。
サウナ室に入ったら、まずは自分が快適に感じられる位置を見つけて座りましょう。初心者の方は温度が高すぎると疲れやすくなるため、下段に座ることをおすすめします。
効果的に「ととのう」ための滞在時間は約5~8分です。この間、深い呼吸を心掛けると熱が身体中に巡りやすくなり、短時間でもしっかり汗をかけます。特に鼻からゆっくり吸い、口からゆっくり吐くことを意識すると良いでしょう。
汗が出始め、「もう少し入っていたい」と感じたところで切り上げるのが最も効果的。このタイミングが後の「ととのう」感覚を強く引き出します。
「ととのう」ための重要なポイントはサウナの後に水風呂で身体を冷やすことです。この温冷交代浴により、自律神経が整い、深いリラックス状態を得られます。
水風呂に浸かる時間は30秒から1分程度で十分です。短い時間でも血管の収縮を促し、「ととのう」ための自律神経の調整に役立ちます。
ただし、消費者庁では水風呂に入る前にぬるま湯で汗を流し、その後ゆっくり水風呂に浸かることを推奨しています。
引用:サウナ浴での事故に注意 ー 体調に合わせて無理せず安全に ー
最後のステップである外気浴は「ととのう」感覚を確かなものにするために不可欠です。水風呂を出た後、ベンチや椅子に腰かけて十分にクールダウンしましょう。
クールダウンを効果的に行うための最大のポイントは深呼吸です。特に息をゆっくり吐き切ることを意識してください。これにより副交感神経が優位となり、身体と心が深くリラックスし、「ととのう」状態を強く体感できます。
外気浴は5分程度を目安にしましょう。1セットのサイクルを初心者なら2〜3回、慣れてきたら3~4回繰り返すことで、「ととのう」状態がより深まります。
これらのステップをしっかりと守ることで、日頃の疲れやストレスを効果的に解消し、快適な「ととのう」感覚を手に入れることができます。
ここまでご紹介してきたように、サウナにはストレス解消や健康維持など、実にさまざまなメリットがあります。その中心にあるのが「ととのう」という独特の感覚です。
サウナ室で体を温め、水風呂や外気浴でクールダウンするというシンプルなサイクル。これを繰り返すだけで、心身共にスッキリと晴れやかになる瞬間が訪れます。
仕事や家事の疲れがなかなか取れない方や、最近イライラすることが増えてしまったという方。思い切ってサウナの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
「ととのう」を味わいたい!思い立ったが吉日です。サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。
サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。
サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。
そして、2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!
SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。
HARVIA JAPANでは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中です。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。

家庭用サウナとカビ。自宅にサウナを導入する方が増えている中、多くの方が頭を悩ませているのが「カビ問題」です。せっかくの家庭用サウナが、カビによって台無しになってしまうのは避けたいものですよね。この記事では、家庭用サウナにカビが発生する原因から予防策、そして効果的な清掃方法まで徹底解説します。
適切なメンテナンス方法をマスターして、清潔で気持ちの良いサウナライフを送りましょう。
家庭用サウナでカビが発生するのは偶然ではありません。サウナの環境は、実はカビにとって絶好の生育条件を揃えているのです。カビの発生原因を正しく理解することが、効果的な対策の第一歩となります。

サウナの高温多湿の環境は、残念ながらカビの成長にも理想的な条件です。カビは一般的に20〜30℃の温度と60〜80%の湿度環境で最も活発に成長します。サウナ使用中は高温であるため、カビの活動は抑制されます。しかし使用後に冷える過程でサウナ内は湿度が高いまま適温になり、カビが繁殖しやすい状態になります。
特に梅雨時期や夏場は外気の湿度も高くなるため、サウナ室内の湿度もさらに上昇。カビの発生リスクが高まります。この季節には特に注意が必要です。
サウナには木材が使われますが、木材には湿気を吸収・保持しやすいという側面も。木材の微細な孔や割れ目は、カビの胞子が定着するのに最適な場所となり得ます。
また、木材自体が有機物であることから、カビにとっては栄養源にもなり得ます。特に未処理の木材や保護処理が不十分な木材は、カビに対する抵抗力が弱く、発生リスクが高まります。
サウナは基本的に密閉性の高い空間です。そのため使用後に適切な換気を行わないと、湿気が室内に滞留してしまいます。密閉された高湿度の環境は、カビの胞子が活性化し繁殖する絶好の条件となります。
特に屋内のサウナや、通気口が少ないサウナでは、この問題が顕著に表れます。使用後にドアを閉めたまま放置すると、湿気が逃げ場を失い、室内の湿度が長時間高いままに。これによってカビの発生リスクが高まります。
汗や皮脂は、木材の表面に付着することでカビの栄養源となります。人間の汗には塩分やミネラル、皮脂には脂肪酸やタンパク質など、カビが好む栄養素が豊富に含まれているからです。
これらの有機物が木材に付着したまま湿度の高い環境に置かれると、カビが発生・繁殖するための理想的な条件が整ってしまいます。特にベンチやバックレストなど、肌が直接触れる部分はカビが発生しやすい箇所です。
カビが発生したサウナは、健康面でも様々な問題を引き起こす可能性があります。また、サウナ設備自体にも悪影響を及ぼすため、早期の対策が重要です。
サウナ内に発生したカビは、単なる見た目の問題ではなく、健康上のリスクも伴います。カビの胞子が空気中に放出され、呼吸によって体内に取り込まれると、アレルギー反応や呼吸器系の不調を引き起こす可能性があります。
カビの種類によっては、マイコトキシン(カビ毒)を産生するものも。長期間の曝露は深刻な健康問題につながる可能性があります。安全にサウナを楽しむためにも、カビの発生・繁殖は徹底的に防ぐ必要があります。
カビはサウナの木材を侵食し、長期的には構造的な劣化を引き起こす可能性があります。特に湿気を吸収した木材は、カビの繁殖によって腐食や強度の低下を引き起こすことがあります。
また、カビが発生した木材は、表面の質感や色が変化し、元の美しさが損なわれます。一度深く侵食されたカビは完全に除去することが困難です。最悪の場合は、木材の部分的な交換が必要になることもあります。
さらに、電気系統やヒーターなどにも影響が及ぶと、接触不良や故障の原因に。こうなると修理費用が発生する可能性があります。カビを放置することで、サウナの寿命が短くなり、初期投資の価値が損なわれることにもつながります。
サウナの魅力は、清潔で心地よい空間でリラックスできることにあります。カビが発生すると、不快な臭いや見た目の悪さによって、リラクゼーション効果が大幅に減少してしまいます。
また、カビ特有の臭いは、サウナの木材に浸透すると取り除くのが非常に困難です。この臭いは、サウナ使用時の高温によってさらに強く感じられることがあり、本来のサウナの香りを損ねます。
| カビによる問題点 | 具体的な影響 | 対策の重要性 |
|---|---|---|
| 健康リスク | アレルギー症状、呼吸器系の問題、頭痛など | 予防と早期除去が必須 |
| 設備への悪影響 | 木材の腐食、強度低下、電気系統の故障 | 定期的な点検とメンテナンス |
| 快適性の低下 | 不快な臭い、見た目の悪化、リラックス効果の減少 | 清潔な環境維持が満足度向上に直結 |
カビは一度発生すると完全に除去するのが困難。なので、予防が最も効果的なアプローチです。日常的なメンテナンスを習慣化することで、カビの発生リスクを大幅に低減できます。

サウナを使用した後は、必ず追加で1時間ほど、サウナヒーターを運転させましょう。これによってサウナ室内を乾燥させることができます。また、乾燥運転の後もドアを開けて室内の湿気を逃がすことが重要です。これにより、カビの繁殖に適した高湿度環境を素早く解消することができます。理想的には、使用後15〜30分程度はドアを開放状態にしておきましょう。
屋内サウナでは、扇風機やサーキュレーターで空気の循環を促進することも効果的です。風を送ることで、木材の隅々まで乾燥を早めることができます。ただし、強制的な急速乾燥は木材の反りや割れの原因になる可能性があります。自然な風の強さを心がけましょう。
夏場や梅雨時期など湿度が高い季節には、換気の時間を通常より長めに取ることをおすすめします。季節に応じた換気時間の調整が、効果的なカビ予防につながります。
サウナの清掃は使用頻度に応じて計画的に行うことが大切です。毎回の使用後に簡単な清掃を行い、週に1回程度はより丁寧な清掃を実施しましょう。
毎回の簡易清掃では、よく絞った布で木材表面の汗や水滴を拭き取ります。特にベンチやバックレストなど、体が直接触れる部分は念入りに行いましょう。
週に1回の定期清掃では、専用のクリーナーで木材表面を優しく拭き、その後きれいな水で洗剤を拭き取ります。洗剤が残らないよう、しっかりとすすぎましょう。清掃後は十分に乾燥させることを忘れないでください。
サウナのベンチは最もカビが発生しやすい場所の一つです。使用時には必ずタオルをベンチに敷いて座る習慣をつけましょう。これにより、汗や皮脂が直接木材に付着するのを防ぐことができます。
使用後のタオルはサウナ内に放置せず、すぐに洗濯するか乾燥させましょう。湿ったタオルを放置すると、それ自体がカビの温床になる可能性があります。
可能であれば、取り外し可能なベンチやすのこを採用することも検討してください。定期的に取り外して日光に当てることで、より徹底的な清掃が可能になります。日光には天然の殺菌効果があり、カビの繁殖を抑制する効果があります。
旅行や出張などで長期間サウナを使用しない場合は、閉め切ったままにせず、適度な換気ができる状態にしておくことが重要です。完全に閉め切ると湿気が溜まり、カビが発生しやすくなります。
ただし、戸外に設置されているバレルサウナなどの場合は、雨や雪が直接入らないよう、換気口は開けつつもドアはしっかり閉める配慮が必要です。
長期不在前には、サウナ内を徹底的に清掃し、乾燥させておくことも大切です。可能であれば、シリカゲルなどの除湿剤を適量配置しておくと、湿度上昇を抑えることができます。
サウナの木材に発生する黒ずみや変色は、必ずしもすべてがカビではありません。木材特有の「灰汁(アク)」と呼ばれる現象と混同されることがあります。適切な対処のためにも、両者の違いを正確に把握しましょう。
灰汁とは、木材内部の成分(タンニンなど)が表面に染み出す現象です。黒や茶色の変色として現れます。一方、カビは微生物の一種。湿気と栄養があれば繁殖し、様々な色(白、緑、黒など)の斑点や模様を形成します。
灰汁の大きな特徴は、人体に無害なこと。むしろ木材の自然な経年変化として捉えられるます。中には防虫効果があるとされる成分も含まれています。一方、カビは健康リスクを伴う可能性があります。
また、灰汁は比較的均一な変色として現れ、時間の経過とともに少しずつ広がります。対してカビは、斑点状や綿毛状の不規則な模様として現れ、環境条件が合えば数日で急速に広がることがあります。
カビと灰汁を見分けるための簡単なチェックポイントをいくつか紹介します:
1. 臭いを確認する: カビには特有の不快な臭いがあります。特にサウナの温度が上がると強くなります。灰汁には特別な臭いはありません。
2. 触った感触: カビは表面が粉っぽく、ふわふわした質感があることがあります。灰汁は木材の表面と同じ平らな質感です。
3. 広がり方の観察: 数日間で明らかに範囲が広がる場合は、カビの可能性が高いです。灰汁は緩やかに変化します。
4. パターンの確認: 不規則な斑点や特定の場所に集中している場合はカビの可能性が高いです。一方、全体的に均一な変色は灰汁の特徴です。
簡易的なテスト方法として、薄めたエタノールを少量、綿棒に含ませて変色部分を軽く拭いてみる方法があります。カビであれば色が取れることがありますが、灰汁は簡単には取れません。ただし、このテストだけで判断せず、複数の特徴を総合的に判断することが重要です。
| 特徴 | カビ | 灰汁(アク) |
|---|---|---|
| 色と形状 | 白、緑、黒などの斑点や模様、綿毛状 | 均一な黒や茶色の変色 |
| 臭い | カビ特有の不快な臭い | 特になし |
| 健康への影響 | 潜在的な健康リスクあり | 基本的に無害 |
| 広がり方 | 条件が合えば急速に拡大 | ゆっくりと徐々に広がる |
| 触感 | 粉っぽい、ふわふわした感触あり | 木材と同じ平らな質感 |
カビが発生してしまった場合でも、適切な方法で対処すれば、サウナを清潔な状態に戻すことが可能です。ただし、木材を傷めないように注意しながら掃除を行うことが重要です。
カビの掃除を始める前に、まずサウナ内の湿度を下げ、換気を十分に行いましょう。これにより、掃除中にカビの胞子が飛散するのを最小限に抑えることができます。掃除の際は、マスクと手袋を着用して、健康を守ることも大切です。
基本的な掃除方法としては、柔らかいブラシや布と中性洗剤を使用するのが最適です。強い洗剤や研磨剤は木材を傷める可能性があるため避けましょう。
具体的な手順は以下の通りです。
1. 中性洗剤を水で薄め、洗浄液を作ります。
2. 柔らかいブラシや布に洗浄液を含ませ、カビが発生している部分を優しくこすります。
3. きれいな水で湿らせた布で洗剤をしっかり拭き取ります。
4. 乾いた布で水分を拭き取り、その後十分に乾燥させます。
市販のカビ取り剤を使用する前に、上記の方法を2〜3回繰り返してみましょう。多くの場合、これだけでかなりの改善が見られます。
市販のカビ取り剤を使用する場合は、木材に安全で、サウナ環境での使用に適したものを選ぶことが重要です。一般的な塩素系カビ取り剤は木材を傷める可能性があるため、避けるべきです。
代わりに、以下のような特徴を持つカビ取り剤を探しましょう:
・ 木材用または天然素材の家具に使用可能と明記されているもの
・ 非塩素系または弱酸性タイプ
・ アルコールベースの製品
・ 「自然由来」や「エコフレンドリー」と表示されている製品
カビ取り剤を使用する際は、必ず製品の説明書をよく読み、指示に従いましょう。使用前に目立たない場所でパッチテストを行いましょう。木材の変色や損傷がないことを事前に確認することが大切です。
カビ取り剤を使用した後は、必ず十分に換気し、サウナを完全に乾燥させてから使用してください。残留した化学物質が高温のサウナ環境で蒸発すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
家庭用サウナにおけるカビの問題が広範囲に及ぶ場合は、専門的なクリーニングサービスの利用を検討することが賢明な選択と言えます。特にカビが木材の内部まで浸透している疑いがある場合や、広い範囲でカビが発生している状況、何度掃除をしても繰り返しカビが発生する場合には、プロの手を借りることが効果的です。また、サウナから強いカビ臭が消えない場合や、ご家族の中にアレルギーや呼吸器系の健康問題を抱えている方がいる場合も、専門家による徹底的な清掃が推奨されます。
プロのクリーニングサービスを選ぶ際には、サウナやスパ設備の清掃経験が豊富な業者を選ぶことが重要です。事前に使用される洗剤の種類や清掃方法について詳しく質問し、木材の特性を理解した上で優しく効果的なアプローチを取る業者であることを確認しましょう
カビ対策を効果的に行うために、便利なグッズや用品を活用することで、予防と清掃がより簡単になります。ここでは、家庭用サウナのカビ対策に役立つアイテムをご紹介します。
サウナの湿度管理は、カビ予防の鍵となります。以下のようなグッズを活用して、効果的な湿度管理を実現しましょう:
1. 湿度計: サウナ内に設置して湿度レベルを常に把握しておきましょう。適切なタイミングでの換気や除湿対策が可能になります。デジタルタイプは見やすく正確で便利です。
2. 小型除湿機: サウナ専用の小型除湿機を設置するのも◎。使用後の湿度を効率的に下げることができます。ただし、木材を急速に乾燥させすぎないよう、適切な使用が必要です。
3. サーキュレーター: 小型のファンやサーキュレーターによる空気の循環促進。湿気のこもりを防ぎます。特に角や隅の換気を改善するのに効果的です。
4. 自動換気システム: 一定の湿度を検知すると自動的に換気を行うシステム。不在時も適切な湿度管理が可能になります。
5. 調湿木炭: 天然の調湿効果がある木炭を適量配置します。湿度の変動を緩やかにし、カビの発生を抑制できます。
これらのグッズは、定期的なメンテナンスと組み合わせることで、より効果的にカビを予防できます。サウナの使用頻度や設置環境に合わせて、最適な組み合わせを見つけることが大切です。
サウナの清掃とメンテナンスには、木材の特性を考慮した専用のアイテムを活用しましょう。まず、湿気や汗を効率よく拭き取るためには、柔らかく吸水性に優れたマイクロファイバークロスが最適です。このクロスを使うことで、木材表面を傷つけることなく水分を吸収できます。
また、サウナ内の木材には溝や隙間が存在します。そうした箇所の清掃には柔らかい毛のブラシが役立ちます。
清掃後の木材保護には、サウナ専用の木材用保護オイルの塗布が効果的です。このオイルが木材に浸透することで水分の侵入を防ぎ、結果的にカビの発生リスクを低減することができます。
これらのメンテナンスアイテムを適切に組み合わせて使用することで、サウナの木材を長期間美しく保ちながら、カビの発生を効果的に予防することが可能になります。
新しくサウナを導入する予定の方や、買い替えを検討している方にとって、カビに強いサウナを選ぶことは非常に重要です。初期の選択が、その後のメンテナンスの手間や頻度に大きく影響します。

サウナに使用される木材の中でも、カビへの抵抗力や耐久性に違いがあります。カビに強いサウナを選ぶ際には、以下のような木材や素材の特徴に注目しましょう:
木材の処理方法も重要なポイントです。適切な材質のサウナを選ぶことで、カビのリスクを大幅に低減できます。購入時には、木材の種類だけでなく、処理方法についても確認することをおすすめします。
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)シリーズは、カビへの抵抗力が強いアスペンを更に熱処理したサーモアスペンを使用しています。
また、造作のサウナルームを作られる方には、サウナ専用木材をお勧めします。高温多湿環境でも快適に使える機能性を備えており、日々のお手入れも楽になりますよ。
THERMORYサーモリー | サーモ処理木材とサウナ用建材の世界最大のメーカー
カビ対策において、換気システムの良し悪しは非常に重要な要素です。効果的な換気システムを備えたサウナを選びましょう。湿気の滞留を防ぎ、カビの発生リスクを大幅に低減できます。
1. 自然換気システム: 温度差による空気の流れを利用した換気システム。換気口が適切に配置されているか確認しましょう。特に天井付近と床付近の両方に換気口があると、効率的な空気循環が期待できます。
2. 強制換気システム: ファンを使った強制換気システムです。これが搭載されているモデルは、より確実な湿度管理が可能です。特に使用後の湿気を素早く排出する機能があると便利です。
3. 湿度センサー連動型: 湿度を感知して自動的に換気を行うシステムです。不在時のカビ対策に非常に効果的です。特に頻繁に家を空けることがある方には重宝するでしょう。
4. すのこ床構造: 床の構造がすのこ状になっているもの。すのこがあると、下部からの空気の流れが生まれます。これにより、床面の湿気滞留を防ぐことができます。特に床は水分が溜まりやすい場所なので、この設計は重要です。
5. 取り外し可能なパーツ: ベンチやすのこなどが簡単に取り外せる設計のもの。清掃や乾燥が容易になり、カビ対策に大いに役立ちます。
購入前には、ショールームで実物を確認し、換気システムについて相談するのがおすすめです。また、既存のユーザーからの口コミや評価も参考になるでしょう。
家庭用サウナのカビ対策は、日常的な習慣として継続することが大切です。ここでは、これまでに解説したポイントを踏まえて、サウナを清潔に保つための習慣づくりについてまとめます。
家庭用サウナを、カビの心配なく長く愛用するためにも、対策を実践してみてください。
家庭用サウナをカビから守るには日々のお手入れが大切。でもカビにくい素材のサウナルームや建材を選ぶのも重要です。

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。
また、サウナの本場フィンランド産なので換気もしっかりと設計されています。
材質はサーモアスペン。もともと比較的カビへの耐性が高い性質を持つアスペン材を、サーモ処理(熱処理加工)によって更に強くしています。カビへの耐性の他、寸法安定性や耐久性にも優れています。また、節のない美しい外観がサウナタイムをクラスアップしてくれます。
1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

一からこだわった造作のサウナを考えている方には、サウナ用建材がおすすめです。エストニアのサーモリー(Thermory)社は、サーモ加工木材とサウナ用建材の世界最大のメーカー。高温多湿な環境でも安定した品質を維持できるサーモウッドを世界中に供給しています。サーモ加工は熱と蒸気のみで行われ、化学薬品を一切使用しません。そのため、使用中も廃棄の際も有害物質が発生せず、安心です。
本記事では、多彩なタイプの特徴や効果を分かりやすく解説しています。初心者の方でも目的に合ったサウナを選べるよう、実用的なポイントをぎゅっとまとめました。自分にお勧めのサウナの種類が知りたい方は是非ご覧ください。

サウナといえば「熱い空間で汗をかく場所」。そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。実は温度帯や湿度、塩やアロマを取り入れたものなど、その種類は意外にも豊富です。サウナの種類を一覧にまとめました。
| サウナの種類 | 特徴 | 効果 |
|---|---|---|
| ドライサウナ | ・高温(80〜100℃)で低湿度(5〜10%) ・短時間で大量発汗が可能 | ・短時間でも爽快感を得られる ・ストレス解消や疲労回復をサポート |
| フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ) | ・中温(60〜80℃)で中湿度(15〜30%) ・サウナストーンに水をかけるロウリュと香りが魅力 | ・瞬間的に発汗を促し、爽快感がアップ ・アロマを加えればリラクゼーション効果が高まる |
| スチームサウナ | ・低温(40〜60℃) ・高湿度(80〜100%) ・呼吸しやすく肌や髪にやさしい | ・保湿効果が高く、のどや鼻の乾燥を防ぎ、リラックスしやすい ・初心者や高温が苦手な方でも入りやすい |
| ミストサウナ | ・スチームサウナに似た低温・高湿度 ・細かな霧状の蒸気を使い、肌や呼吸器への負担が少ない | ・やわらかい蒸気でリラックス度が高い ・初心者や高温が苦手な方でも入りやすい |
| 塩サウナ | ・スチーム・ミスト環境で塩を塗り角質ケアを行う ・マッサージ効果で血行促進 | ・角質除去で肌をすべすべに整えやすい ・エステ感覚でリラックスできる |
| 薬草サウナ | ・ハーブや薬草を焚きしめる、または薬草パックを使う | ・ハーブの香りで自律神経を整えやすい ・リラックスや安眠効果が期待できる |
| スモークサウナ | ・フィンランド伝統の薪をいぶすサウナ ・室内が煙で満たされ、香ばしい風味を味わえる | ・自然を感じる独特のリラックス感 ・薪の香りに包まれて体を温められる |
| アイスサウナ | ・氷や冷気を利用した低温空間 ・クールダウンを目的とする逆転の発想サウナ | ・冷熱の温度差で血行を高め、リラクゼーション効果を上げる ・温冷交代浴で体調管理をサポート |
ドライサウナは80〜100℃の高温帯で湿度が低いのが特徴です。汗をかきやすい環境なうえに短時間でもリフレッシュできます。そのため、忙しい方やとにかくしっかり汗をかきたい方に向いてる種類のサウナです。
ただし、湿度が低いぶん息苦しさを感じやすい場合もあります。そのため、高温環境が苦手な方には少しハードルが高いかもしれません。第二次サウナブームで一気に普及したタイプのサウナです。スーパー銭湯や銭湯に多く設置されているので、手軽にサウナ習慣を始めたい方によく選ばれています。

ロウリュサウナとも呼ばれるのは、フィンランド式サウナ。60~90℃の中温度帯です(施設によっては100℃以上のところもあります)。高温のサウナストーンに水をかけることで蒸気を発生させ、発汗を促進させます。アロマオイルを混ぜた水を使うと、爽快感と同時にリラックス効果も。
ドライサウナよりも温度が低く湿度が高いので、この種類のサウナは初心者の方にもおすすめです。また、息苦しくなく、リラックスしながらサウナ浴ができます。「ととのう」というワード共に、現在人気のタイプです。
ただし、瞬間的に湿度や体感温度がぐっと上がるので、熱さが苦手な方には刺激が強いかもしれません。
フィンランド式サウナは、サウナ愛好家の間では欠かせない存在となっています。フィンランド式サウナについては下記記事で詳しく紹介しています。

スチームサウナは40〜60℃ほどの比較的低い温度で、湿度が高いのが特徴です。蒸気が室内を満たしているため、のどや鼻が乾きにくく呼吸がしやすいのがメリット。肌や髪が潤いやすいことから美容面を重視する人にはこの種類のサウナがおすすめです。
一方で温度がやや低めなので、ドライサウナほどの発汗量は感じられません。ゆったり長く入って体を温めたい方や、ゆるめの温度帯でリラックスしたい方に向いています。

ミストサウナはスチームサウナに似た温度と湿度です。さらに細かな霧状の蒸気を使うところが多い点で異なります。肌や呼吸器への負担が少なく、独特のやわらかい感覚を楽しめます。ゆったりとリラックスしながらサウナで体を温めたい方にはこの種類が向いています。
ただし、短時間でがっつり汗をかきたい人には物足りないと感じるケースもあります。サウナ初心者や高温が苦手な方におすすめです。
塩サウナは、スチームサウナやミストサウナの中で塩を使って肌をマッサージするタイプです。塩が角質ケアや血行促進につながります。美肌を目指す方にとってはエステ感覚で楽しめる種類のサウナといえます。
ただし、塩をこすりすぎると肌を傷める恐れも。自分の肌に合った使い方を意識することが大切です。
美容目的でサウナを取り入れたい方には魅力的ですが、施設数が少ないタイプです。体験したい場合は事前にどの施設にあるのかをチェックしておくことが重要です。
薬草サウナは、サウナ室内にハーブや薬草を焚いたり、専用の薬草パックを入れて蒸気を発生させたりするスタイルです。薬草独特の香りと成分がリラックスやストレス解消を促します。アロマセラピーを受けているような感覚で楽しめるところが魅力です。
サウナ自体の温度や湿度は施設によってさまざま。いずれも、ハーブの香りが苦手でなければ心地よい時間を過ごせるはずです。疲労回復や安眠効果を期待したい方にとっては、ぜひ試してみたい種類のサウナでしょう。

スモークサウナは、フィンランドの伝統的なサウナスタイルのひとつです。ストーブで長時間薪をいぶし、煙を充満させた室内で入ります。他のサウナとは異なる独特な香ばしさが特徴です。
日本ではあまり普及していない種類のサウナですが、アウトドア施設やサウナイベントで体験できることもあります。高温に加えて木や薪の煙が漂う独特の空気感が楽しめるので、自然やキャンプが好きな方には非常に魅力的です。ただし煙のにおいが気になる方には向かない面もあります。
アイスサウナは逆転の発想で、氷や低温の環境を作り出した空間でクールダウンを楽しむサウナです。とても冷えた室内で体を冷やすことで血行が活性化。その後再び温かいサウナに戻るとより深いリラックス状態が得られると言われています。
こちらも日本ではあまり見かけませんが、海外の高級スパや一部のホテルで導入されています。温度差を活かしたサウナ体験を味わいたい方に人気です。 普通のサウナとは少し違ったものを楽しみたいサウナ上級者には面白いサウナです。

サウナとひと口にいっても、その楽しみ方や効果は人によって様々です。ここでは、代表的な目的別におすすめのサウナの種類を整理してみました。
サウナの効果については下記記事で詳しくまとめていますので、ご覧ください。
一日仕事を頑張ったあとや精神的に張りつめた状態から解放されたいとき。そんなときは、しっかり汗をかきながら自律神経を整えてくれるサウナがおすすめです。
例えば高温低湿のドライサウナ。短時間でも大量の汗をかきやすく、疲れを吹き飛ばすような爽快感を得やすいです。
もっとリラックス感を得たい場合は、フィンランド式サウナ。サウナストーンにアロマ水をかけて発生する蒸気にはリラックス効果が。熱い空気のなかでも心地よい香りに包まれると、心も体もほぐれていく感覚が味わえます。さらに、ロウリュで発汗作用が促進されます。発汗による血行促進によって、疲労回復やストレス解消など様々な効果を得られます。ストレスが多い方や睡眠不足ぎみの方にとって大いに役立つはずです。
短時間で一気にストレスを解消したい場合はドライサウナを、じっくりと疲れをほぐしたい場合はフィンランド式サウナを試してみてください。
美肌やダイエットを目的にサウナを活用するなら、スチームサウナや塩サウナ。
スチームサウナは比較的低温ながら、高い湿度によって肌や髪をしっとり保ちやすいのが特徴です。熱さで息苦しくなることも少ないです。肌荒れしやすい方や、高温が苦手な方にも嬉しいポイントですね。
一方、塩サウナは肌の角質ケアをしながら発汗を促すことができます。このため、美肌を目指す方にも適しています。塩を使ったマッサージで血行を良くしながら汗をかけば、エステ感覚でデトックスできるはずです。
とはいえ、サウナ自体にはダイエット効果はありません。美容やダイエットのためには適度な運動や食事管理も大切です。ここにサウナの温熱効果を上手に取り入れることで、内側からのケアがよりスムーズになるでしょう。
サウナが初めてという方や、いきなり高温のサウナに入るのが不安な方には、ミストサウナやスチームサウナがおすすめです。
どちらも、息苦しさを感じにくい種類のサウナです。また、肌や髪にもやさしい環境が整っています。「サウナは熱すぎて体力的に負担が大きいのでは」と心配な方にも最適。ミストサウナやスチームサウナであればゆっくり入ることが可能です。初心者の段階では、一度に長時間入らずに汗をかくリズムをつかむのがコツ。無理なく快適に楽しむために自分に合った温度帯を探してみてください。
慣れてきたら、ドライサウナやフィンランド式サウナにも挑戦して、自分が心地よいと感じるスタイルを見つけるのも楽しいですよ。
サウナの種類には、形や設置場所に応じた多様なスタイルがあります。大きな施設に設置されるものから、キャンプ場などアウトドアで楽しめるもの、家庭向けの小型タイプまで、現代のサウナは選択肢がとても豊富です。ここではユニークな形のサウナをいくつかご紹介していきます。
バレルサウナは、その名の通りワインやウイスキーの樽のような形状が特徴です。かわいらしい、丸みを帯びた外観。庭先などに設置しておけば、ちょっとしたリゾート気分を味わえるのが魅力でしょう。
樽状の構造はサウナ内の空気が効率的に循環しやすく、熱ムラが少なくなるともいわれています。木の香りも存分に感じられます。五感をフルに使って癒やされたい方にぴったりかもしれません。
アウトドアでサウナを楽しみたいなら、テントサウナ。専用のテントとストーブを持ち込めば、自然のなかで手軽にサウナ体験ができます。テント内で十分に温まったあと、すぐ外の川や湖に飛び込んでクールダウンするのは、自然との一体感を存分に味わえる贅沢な時間です。
設営は少しコツがいりますが、「自分でサウナを作っている」という楽しさも。アクティブにサウナを楽しみたい人には打ってつけでしょう。
自宅でもサウナを楽しみたいという方には、家庭用サウナルームが注目されています。家庭用にコンパクト設計されたタイプなら、リフォームや新築時にバスルームに組み込むことも容易。また、既存物件の空きスペースに設置することも可能です。
時間や利用者を気にせず、好きなタイミングで汗を流せるのが大きな魅力。家族や友人と一緒に入ってコミュニケーションの時間にすることも。いつでもリラックスできる“自分専用の癒やし空間”を手に入れることができます。
自分に合ったサウナの種類に狙いを定めたら、サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。

サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。
サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。
2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!
SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。
HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。
サウナブームの中心、フィンランド式サウナ。フィンランド生まれのハルビアのヒーターは全てロウリュ対応です。
「家でロウリュサウナを楽しめたらいいのに…」ロウリュサウナの気持ちよさに目覚めた方なら一度は考えたことがあるのでは?そんなニーズに応えて、家庭用サウナルームが販売されています。実は意外とリーズナブルに、簡単に実現できるってご存じでしたか?ロウリュができて高品質かつリーズナブルなおすすめサウナルームをご紹介します。

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。
一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。
ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。
また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
サウナに興味のある方必見!サウナの入り方やマナー、ロウリュのやり方、「ととのう」って何?などなど、気になる基本知識を解説。健康的に楽しむための注意点も要チェックです。

そもそもサウナとは?必要な持ち物は?「正しい」サウナの入り方ってあるの?「ととのう」とは?サウナって危険?等々、基本的な疑問について解説します。
サウナは、身体を温めて汗をかくことでリフレッシュとリラクゼーションを提供する伝統的な入浴法です。フィンランド発祥の文化で、近年日本でも多くの人々に親しまれています。その魅力は多岐にわたります。心身をリフレッシュさせるだけでなく、血行促進や体内の老廃物の排出を助ける効果も。さらに、サウナに入ることでストレスが軽減され、精神的なリラックス効果も得られます。日常の疲れを癒すのに最適な手段と言えるでしょう。
サウナには色々なタイプがあります。現在のサウナブームの中心にあるのは、ロウリュが出来るフィンランド式サウナです。
必要な持ち物は訪れる施設によって異なることが多いです。お出かけ前に、施設の公式サイトやサウナポータルサイトなどで確認しておきましょう。
基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っています。こだわりがある場合以外はもっていかなくても大丈夫でしょう。
バスタオル、フェイスタオルもほぼ全ての施設で用意があります。ただし、レンタル料(数百円)がかかる場合も多いので、マイタオルを持参するとお得です。
クレンジングや洗顔料、水やスポーツ飲料、スキンケア用品などは持参をおすすめします。そのほか、サウナハットやサウナタオルなどを持っていくとサ活が充実します。

「正しい」サウナの入り方としてサウナ→水風呂→外気浴のサイクルが色々な媒体で紹介されています。サウナでしっかりと汗をかき、水風呂で身体を引き締め、外気浴でリラックスすることで、気分がクリアになり、深いリラックスを感じられます。
“ととのう”とは、概して、これによって得られる心身のリラックス状態を指します。特に、心拍数の落ち着きを感じることができる外気浴は、このサイクルの鍵となります。サウナの熱と水風呂の冷たさが交互に刺激を与えることで、体内の循環を促進。身体がリセットされる感覚を味わうことができます。
これがまさに”ととのう”の醍醐味であり、多くの人がサウナを愛する理由の一つです。反面「ととのう」ことを目的にしすぎる傾向も。どういう状態になれば「ととのう」と言えるのかを突き詰めすぎて、「今日はととのえなかった」と、せっかくのサウナ体験にネガティブな評価をつけてしまうのは少し残念です。
サウナで一番大切なことは「楽しむこと」。実際、フィンランドではサウナの入り方に決まった「型」はありません。その日の気分や体調に合わせて、入り方のパターンは様々です。あまり難しく考えず、その日のコンディションに合わせて自由に楽しむことが、一番の「正しい入り方」かもしれません。
サウナは心身の健康に様々なメリットをもたらします。同時に、身体に負担をかける行為でもあります。例えば、サウナのメリットをもたらす要因の一つである心拍数の上昇。健康な人にとっては心血管疾患のリスクの低下につながります。その一方、すでに心血管疾患を患っている方にとっては深刻なリスクを生みます。心臓疾患や高血圧のある方、心臓に負担をかけることについて注意が必要な方は、サウナ浴は避けたほうがいいでしょう。
また、発汗作用も健康効果を生む要素ですが、これは脱水のリスクもはらんでいます。サウナ後の水風呂も、メリットがある一方、ヒートショックのリスクが高い行為です。
サウナの健康効果は、基本的には現状健康な人向け。基礎疾患がある方や、体調の悪い方にとってはハイリスクな場合が多いということを念頭に置いておく必要があります。 サウナ利用時の健康上の注意点については後述します。是非しっかりチェックしてください。
ここではサウナの入り方の詳細を解説していきます。
入浴前に軽くシャワーを浴び、身体を清潔に保ちます。シャワー後は水分をしっかりふき取りましょう。これによりサウナの熱が伝わりやすくなり、より効果的に汗をかくことができます。また、体を洗うことで毛穴が開き、発汗作用が高まります。
サウナマットを使用し、ベンチに腰掛けます。あぐらや体育座りなどで、足までベンチの上に乗せるのがおすすめです。サウナ室内にいる時間は10分が目安ですが、時間に拘らず、体調を優先しましょう。心地よい温度を感じるまで、無理せず、リラックスしながら入浴することが大切。サウナに入る際には、深呼吸を心がけ、徐々に体を慣らしていくことがポイントです。
サウナ後はシャワーで汗を流し、心臓に負担をかけないよう足からゆっくり水に浸かります。手桶が置いてある場合は、水風呂の水を脚や腕にかけてから入るのを推奨します。入水時は、急激な温度変化を避けるため、少しずつ体を慣らしてから入ると良いでしょう。水風呂には、身体を引き締めるだけでなく、心拍数を落ち着かせる効果もあります。
水風呂後は、脈拍が落ち着くまでリラックスします。心身を自然に戻す大切な時間です。この時間をしっかりと取ることで、”ととのう”感覚をより深く味わうことができます。外気浴や内気浴の時間は、その日の体調や気分に応じて調整しましょう。基本的には、脈拍が落ち着くまで休むようにするといいでしょう。
フィンランドでは、サウナは自由に楽しむことが基本です。ルーティンに拘らず、自分の心地よいペースでサウナを楽しむことを大切にしています。”ととのう”ことよりも、リラックスを重視することを忘れずに。
フィンランドの人々にとって、サウナは日常生活の一部。そのため、ルールにも柔軟性を持たせています。自分の身体と心の声を大切にし、その時々の気分や体調に合わせたサウナの楽しみ方を見つけること。真のサウナ体験と言えるでしょう。フィンランド流のサウナ文化では、友人や家族と一緒にリラックスする時間も大切にしています。
サウナは身体に負担をかけることもあります。体調が優れないときや空腹・満腹時、飲酒後の利用は避けましょう。特に高血圧や心臓疾患をお持ちの方は、利用を避けるか、医師に相談の上、無理せず楽しむことが大切です。サウナに入る前には、自分の体の状態を常に把握しておく。これも、健康的なサウナ体験のための第一歩です。
体調を崩さないためにも、無理をせず、自分に合ったペースでサウナを楽しむことが推奨されます。また、健康的に楽しむという観点を忘れないようにしましょう。
サウナブームの中心、ロウリュサウナ。「ロウリュはサウナの魂」「ロウリュが出来ないサウナはサウナじゃない」とフィンランドの人々が口をそろえるほど、フィンランド式サウナにとってなくてはならない存在です。ここではその楽しみ方と注意点を解説します。
ロウリュは、サウナと同じくフィンランド語。löylyと綴ります。「サウナストーブの石に水を掛けて発生させる蒸気」を意味する単語です。こんな特定の蒸気を表す単語があるなんて、さすがサウナ発祥の地ですね。
日本では「サウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させること」を指す場合が多いです。 ロウリュが出来るのは、ヒーターの上に石を積んでサウナを温める、フィンランド式(ストーン対流式)サウナ。遠赤外線式や格納式のボナサウナではロウリュはできません。

ロウリュには、次のような効果があります。
①サウナ室内の湿度を上げる
②蒸気によって体感温度を上げる
③発汗作用を促進する
ロウリュによって蒸気が発生すると、体感温度が一気に上昇します。これによって発汗が促進され、サウナの健康効果にブーストがかかるというわけです。
一方で、体感温度が上がりすぎる場合も。ロウリュを前提としているフィンランド式サウナの推奨温度は70℃~80℃。ところが、日本では多くの商業施設が90℃~100℃以上に設定しています。この場合、高温の蒸気によって危険を感じるほど熱くなる可能性があります。やけどのリスクもあります。熱すぎると感じたら絶対に我慢せず、サウナ室を出るかヒーターから離れてください。
施設によっては、利用者が自分でロウリュが出来る「セルフロウリュ」を実施しています。好きなタイミングでロウリュができるので人気です。ただし、蒸気の刺激が強すぎると感じる人もいるので、事前に一声かけて理解を得ることが大切。周りの利用者に一声かけるなど、配慮を忘れずに行いましょう。
また、蒸気の量を調節しながら、適度に楽しむことが推奨されます。周囲の状況を確認し、他の利用者に不快感を与えないよう心掛けましょう。
加えて、ロウリュは電気製品に水を掛ける行為です。つまり、頻繁すぎるロウリュはサウナヒーターの寿命を短くします。「15分に1回」など、施設のルールを守り適度に楽しみましょう。
ロウリュではサウナヒーターに水を掛けますが、これにロウリュ専用のアロマオイルを入れることができます。蒸気と共にアロマに包まれるリラックス体験は、ロウリュサウナならでは。
ただし、運転中、ヒーター内部は400度以上の高温になっています。ロウリュ用でないアロマオイルや、濃度の高いアロマ水を掛けると、発火の危険があります。火災や怪我につながり、非常に危険です。アロマロウリュの際は、必ず専用のアロマオイルを使い、用法容量を守りましょう。
また、殆どの施設ではアロマオイルの持ち込みを認めていません。プライベートサウナなどでは好きなアロマを選んでロウリュ水に入れられるところも。この場合も用法容量についてのルールをしっかり守るようにしましょう。
サウナは共用スペースです。そのため、他の利用者への配慮が重要です。独自のルールを設定している施設も多いです。お出かけ前や入浴前に、注意書きをしっかり確認しましょう。
フィンランドにおけるサウナは交流の場所でもあります。フィンランドの公共サウナでは基本的に会話は禁止されていません。一方、日本のサウナ施設では黙浴をルールにしているところも少なくありません。その場合は施設のルールに従いましょう。また、会話OKの施設でも、非常識な声量で会話しないよう注意が必要です。
共有スペースであるサウナ。サウナの入り方で一番問題になるのが、汗の処理。誰しも、他人の汗には極力触れたくないものです。とはいえ汗をかくのは自然なことですし、サウナのメリットでもあります。皆が気持ちよく過ごせるように、以下のことに気を付けましょう。
サウナ室内はスペースが限られています。足先まで温めるためには胡坐をかいたり体育座りをしたりしたほうがいいですが、混んできたら足を下ろして他の人の座るスペースを空けてあげることも必要です。また、外で待っている人がいる場合は早めに上がるなどの気遣いが必要な場合も。思う存分サウナ浴が出来ないのは残念かもしれません。それでも共有スペースであることを念頭に、配慮するようにしましょう。
前述の通り、サウナは健康上のリスクもはらんでいます。ここでは健康的にサウナを楽しむための入り方を解説します。

体調不良時は、サウナのメリットがリスクになります。特に、下のような場合はサウナの利用を控えましょう。
・飲酒後や二日酔いの時
・空腹時や満腹時
・寝不足、過労など体調が万全でないとき
・ケガや炎症があるとき
少しでも健康上の不安がある場合は、サウナの利用を避けるか、医師に相談の上で利用してください。
サウナ中も、体調を最優先にして、入浴時間や入浴方法を調整しましょう。入る前は特に不調を感じていない場合でも、サウナ浴中に不調を感じたら無理せずサウナ室をでることが重要です。
また、不調の時は水風呂をやめてシャワーで済ませるなど、負担の少ない入り方にするのもおすすめです。サウナは上に行くほど温度が高い為、下の段に座ることで負担を減らすこともできます。
身体からの不調のサインを見逃さず、サウナの入り方を柔軟に変えましょう。
サウナにはいると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。 このイメージで水分補給をするといいでしょう。
サウナによる健康効果は、健康体であること、が大前提です。サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、入り方には特に注意が必要です。下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。

自宅にサウナがあれば、好きな時に自由な入り方で楽しむことができます。また、家族や友人と共に、心地よいサウナタイムを過ごすことで、日常生活に新たな楽しみを加えることができるでしょう。自宅サウナは、日常の疲れを癒すための新しい方法として、多くの利点をもたらします。
前述してきた通り、サウナ施設の空間は共有スペース。ルールを守る必要がありますし、他の利用者への配慮も必要です。その点、自宅サウナであれば、他の方に配慮する必要もなく、ルールも自由。更に、気分や体調に合わせて設定温度を変えることもできてしまいます。
中でストレッチをしたい日は低めの温度にしたり、体調を調整したい日は中温設定にしたり。好きなアロマオイルをつかうのも、好きな音楽をかけるのも、気分次第!友達や家族とおしゃべりをしながらサウナを気兼ねなく楽しむこともできます。
でも高いのでは…?と思った方に朗報ですが、設置費も維持費も、意外と手頃なんです。

おすすめは、ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)。サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。さらに、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。
家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
サウナに行ってみたい!でも何を持っていけばいいの?という方向けに、サウナの持ち物と便利グッズをご紹介。施設ごとに置いてあるアメニティを確認する方法や、人気のフィンランド式サウナを探す方法なども解説します。

サウナの持ち物を確認する前に、前提を解説。必要持ち物は訪れる施設によって異なることが多いです。どんなものが揃っているのか、どんなルールがあるのか、手ぶらOKな施設の見つけ方などをご紹介します。
基本的にどの施設にも揃っているものは以下の通りです。
・シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
・バスタオル、フェイスタオル ・ドライヤー
・サウナマット
基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っています。こだわりがある場合以外はもっていかなくても大丈夫でしょう。
バスタオル、フェイスタオルもほぼ全ての施設で用意があります。ただし、レンタル料(数百円)がかかる場合も多いので、マイタオルを持参するとお得です。施設のホームページ等で確認できるので、心配な場合は事前にチェックしましょう。
サウナマットも殆どの施設で用意があります。コロナ禍以降、サウナマットはビート板タイプのものが多くなりました。水で流せますが、他の人が使ったものはちょっと…という場合はマイサウナマットを用意したほうがいいでしょう。
この記事ではサウナの持ち物や便利グッズを紹介していきますが、グッズなどの持ち込みにおいては施設のルールが優先です。サウナハットやサウナマットの持ち込みを禁止している施設もあります。その場合は施設のルールを守りましょう。事前にホームページ等で確認しておくと安心です。
手ぶらで気軽にサウナを楽しみたい方には、手ぶらOKの施設がおすすめです。こうした施設では、タオルやバスローブ、アメニティがすべて揃っており、持ち物の心配が不要です。
手ぶらOKの情報は、各施設の公式サイトやサウナポータルサイトで確認できます。訪れる前に調べておくと良いでしょう。手ぶらOKの施設を選ぶことで、荷物の軽減だけでなく、急な予定変更にも対応しやすく、いつでも気軽にサウナを楽しむことが可能になります。
さらに、手ぶらOKの施設は、出張や旅行先でも便利です。急に予定ができた時でも、必要なアイテムが揃っている施設ならば、準備に時間を割く必要がありません。このような施設では、アメニティの質も高いことが多く、安心して利用することができるでしょう。また、これらの施設はサウナ初心者に特におすすめです。準備の手間を省くことで、初心者でもサウナ体験に集中することができ、リラックスした時間を過ごせます。
手ぶらOKの施設を利用する際は、事前に予約が必要な場合もあるので、施設の利用条件をしっかりと確認することを忘れずに。これにより、スムーズな利用が可能となり、サウナを最大限に楽しむことができます。
まずは、サウナに行くときの必須アイテムから解説していきます。サウナ用のバッグを一つ作って必需品を入れておくと便利ですよ。

基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っていますが、クレンジングや洗顔料は持参をお勧めします。特にクレンジングは無い場合が多いので、日常的にお化粧をされているかたは、サ活セットに入れておくと安心でしょう。
ウォータープルーフの化粧品を使ってお化粧を落とさずサ活する、という方法もあります。 ただし、せっかく美肌効果もあるサウナなので、クレンジングや洗顔をしっかりして、清潔な状態でサウナに入ることをお勧めします。
サウナに入ると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。 一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
殆どの施設で給水器や自動販売機が設置されていますが、持参すると安心です。マイボトルを用意するのもおすすめですよ。
サウナ後に使用するスキンケア用品を持参すると、肌の乾燥を防ぎ、サウナ体験をより快適なものにすることができます。化粧水、乳液は必須アイテムとして持参しましょう。施設によっては有名ブランドの基礎化粧品を提供しているところもありますが、普段使用しているものを持参すると安心です。
スキンケアアイテムをしっかり準備しておくことで、サウナ後も肌の調子を保つことができ、リラックスした時間を過ごすことができます。さらに、肌の乾燥を防ぐために、保湿クリームやフェイスマスクを持参するのも良いアイデアです。これにより、サウナ後も肌が潤いを保ち、翌日の肌の調子も良くなります。
サウナの持ち物に、サウナ後の身支度用品も忘れずに入れておきましょう。意外と忘れがちなのがヘアブラシやスタイリング剤。ヘアブラシは使い捨てタイプのものを提供している施設も多いですが、スタイリング剤は無い場合がほとんどです。また、ドライヤーは殆どの施設にありますが、ヘアアイロンがある施設はごく僅か。いずれも旅行用の小さいものをサ活バッグに入れておくといいでしょう。
サウナ後にお出かけの予定がある場合などは、化粧品も忘れずに。ノーメイクで帰りたくないけどサウナ後の肌に重い化粧はあまりしたくない…という方は、洗顔料で落とせるタイプなど、軽めの化粧品がおすすめです。
男女でエリアが分かれている場合は必要ありませんが、男女一緒のサウナ室を使う施設では水着が必要です。アウトドア施設や、プールと併設されている施設などは水着着用のところが多いです。
水着のレンタルがある場合も多いですが、事前に確認して持参したほうが無難でしょう。施設によっては、温浴エリアは男女別でサウナエリアは共通ということも。事前に公式サイト等で確認しましょう。
サウナの持ち物:便利グッズ編。ここでは、持っていくとサ活が更に快適になる便利グッズをご紹介します。
サウナハットは、熱から髪を守るだけでなく、サウナ内での快適さを向上させます。自然素材でできたハットは通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいのが特徴です。
深めのタイプや、頭から顔にかけてぐるっと巻けるタオル型のサウナハットなら、鼻や唇も一気に保護できますよ。色々な素材のサウナハットが販売されていますが、それぞれの特長は以下の通りです。
・遮熱性の高い素材:羊毛フェルト、ナイロン
・お手入れしやすい素材:リネン、コットン、タオル地
・吸水性と速乾性の高い素材:羊毛フェルト、タオル地
・小さくたためる素材:タオル地、ナイロン、リネン、コットン
サウナ室内は80度~100度になるので、遮熱性の高さが重要です。フェルトは遮熱性が高く、吸水速乾性も高いのでスタンダードな素材です。また、ウール自体に抗菌機能があるため、毎回洗う必要がありません。一方で、小さく畳んで持ち運ぶにはやや不向きで、手洗いが必要というデメリットも。何を重視するかで選ぶのがよさそうです。
ハルビアロゴ入りサウナハット白
¥3,850(税込)
…………………………商品説明…………………………
SA4100740 ハルビアロゴ入りサウナハット白
サウナ&スパ業界のグローバルマーケットリーダーの風格を表す「HARVIA(ハルビア)」ブランドのロゴをあしらったサウナハット。
光沢のある刺繍ロゴが、サウナルームで目立つこと間違いなし。
施設で借りられるフェイスタオルとは別に、サウナタオルがあると便利です。長めの物であれば、鼻や口を覆うように巻いて使えます。ロウリュの蒸気やアウフグースの熱波から口や鼻を守ると快適さが増すのでおすすめですよ。頭に巻いてサウナハットの代わりにしたり、お尻に敷いてサウナマットの代わりにすることもできます。
また、濡れたタオルを持ち帰るためのビニール袋やポーチも一緒にもっていくようにしましょう。
共有のサウナマットを使うことに抵抗がある方には、個人用サウナマットの持参をおすすめします。これにより、衛生面での不安を解消でき、より快適にサウナを楽しむことができます。
折りたたんで持ち運べるコンパクトなタイプも多く、荷物になりません。また、個人用マットを持つことで、いつでも清潔で安心できる環境を確保でき、サウナ体験をより良いものにすることができます。厚みや素材によって座り心地が異なるため、自分の好みに合わせて選びましょう。
サウナマットを持っていく際も、濡れた状態で持ち帰れるよう、ビニール袋やポーチを一緒に持ちましょう。
シャンプーや洗顔料など小物を浴室に持ち込む際、スパバッグがあると便利です。メッシュ素材やビニルバッグなど、濡れてもすぐ乾くものや水分を拭きとりやすいものがいいでしょう。浴室内には小物を置く棚が用意されていることが多いので活用しましょう。取り違えがないよう、チャームなどをつけておくと安心ですね。
髪が長い方は髪を纏められるグッズの用意をお勧めします。髪をまとめてサウナハットの中にしまえばダメージも防げますし、水風呂などに浸かる時も楽ちん。ととのいタイムも快適に過ごせるでしょう。サウナ室内は高温になるので、金属のチャームなどがついているととても熱くなります。金属が使われていないものを選びましょう。また、どうしても汗が染み込むので、メンテナンスしやすい素材のものがおすすめです。
ここまで、サウナの持ち物や便利グッズについて解説してきました。サウナに行く際の持ち物は、訪れる施設によって異なることが多いです。ここでは、施設の設備やアメニティについて事前に調べる際、どこを探せばいいのか解説します。
サウナ施設を訪れる前に、以下のような場所で、アメニティの情報をしっかりと確認しておきましょう。
①施設の公式サイト
②サウナ専用のポータルサイト
特に「サウナイキタイ」などのポータルサイトでは、ユーザーが実際に確認したアメニティの詳細が掲載されています。公式サイト等に細かい記載がない場合も多いので、初めての施設を訪れる際は、これらを参考に持ち物を準備すると安心です。
アメニティ情報を事前に把握することで、必要なアイテムを無駄なく用意し、サウナ体験をスムーズに進めることができます。さらに、口コミサイトやレビューをチェックすることで、実際に訪れた人々の意見を知ることができ、施設選びの参考にもなります。これにより、予想外のトラブルを避けることができ、安心してサウナを楽しむことができるでしょう。
HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのロウリュサウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。
サウナの持ち物や便利グッズを紹介してきましたが、正直、こだわるほどに荷物が多くなるのが現実です。好みのケア用品を使いたい!こだわりのグッズでサ活したい!そうなると、毎回準備するだけで一仕事。ここは思い切って自宅にサウナをつけてしまうというのも選択肢のひとつです。
自宅にサウナがあれば、持ち物を準備する必要もありません。いつでも好きなタイミングで、好きな温度で、サ活ができます。好きな音楽をかけたり、好きな香りのアロマロウリュをする…という、施設では実現が難しいことも自宅サウナなら思いのまま。 でも家庭用サウナルームって高いでしょう…?いえいえ、意外とお手頃なんです。

ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。さらに、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。
また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
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