サウナで「ととのう」時に危ないポイントを解説し、安全に「ととのう」ための具体的な対策を詳述。自宅サウナでのポイントも含め、安全な楽しみ方を徹底支援します。
そもそも「ととのう」とはどんな状態をいうのか?色々な説がありますが、ここではフィンランドでのサウナのあり方から概論で解説します。
サウナでの「ととのう」感覚の説明は十人十色。色々な表現があります。フィンランドではどうかというと「ととのう」という概念は有りません。日本生まれの概念で、フィンランドには日本から逆輸入されました。
サウナに入ると体温が上昇して血行が促進され、エンドルフィンが分泌されます。これにより、幸福感やリラクゼーションが得られるとされています。「ととのう」とは概して、身体が熱によってリラックスし、心身のバランスが取れる状態といえそうです。
この結果ストレスが軽減され、心身の健康に良い影響を及ぼすと考えられています。また、サウナは瞑想や深いリラクゼーションを促すため、メンタル面でも効果的です。サウナ室内での静寂や、温かい空気に包まれる感覚は、現代社会の喧騒から一時的に逃れ、自分自身と向き合う貴重な時間を提供します。
さらに、サウナには睡眠の質を向上させる効果も期待できます。定期的なサウナ利用は、心身の健康維持に役立ち、長期的な健康促進にも貢献します。
「ととのう」というフレーズと共にサウナブームの中心にあるのは、サウナ→水風呂→外気浴という入浴サイクルです。サウナ後、水風呂に入ったりすることで、温冷交代浴をすることになります。これによって自律神経が強制的にリセットされ、心身に様々なメリットをもたらします。
ただしこの温冷交代浴は、極端な温度差で行うのがほとんどです。これは心臓に負担をかける行為です。適度な刺激である限りはメリットが大きいですが、身体のコンディションによってはリスクの方が高くなります。温度差による快感を追求するあまり、我慢や限界への挑戦に走ってしまうのは危ない行為です。具体的にどんな危険性があるのかは後述していきます。
サウナで「ととのう」こと=危ない、とは違いますが、潜在的な危険性が存在します。ここでは 公益社団法人 日本サウナ・スパ協会監修「サウナの安全管理ガイドブック」の内容も踏まえながら、サウナで「ととのう」のが危ないといわれる、潜在的な危険性を解説します。
まずはサウナとヒートショックの関係から。ヒートショックとは、気温等の変化によって血圧が上下し、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの疾患が起こることを言います。
サウナで「ととのう」中で血圧に急激な変化が生じるタイミングは二回。1回目は、サウナ室内に入る時。2回目は水風呂に入ったり冷水を浴びたりするときです。
まず、急激な温度変化により、サウナに入った直後、交感神経が緊張し血管を閉じるために血圧が高くなります。その後、身体が熱にさらされると、熱で血管の柔軟性が増します。結果として、血管が拡張し、血圧は徐々に下がります。そしてサウナ室を出て水風呂に入るとき、再び急激な温度変化で血圧が上がります。この2回が、ヒートショックの文脈において、サウナで「ととのう」ことと「危ない」が近づくタイミングです。
ヒートショックは取り返しのつかない結果につながります。サウナに入る際はヒートショックを引き起こさないよう十分な注意が必要です。リスクが高い人や、リスクを下げる対策については後述します。
次にサウナで「ととのう」ことと「危ない」が繋がりやすい要素は脱水症状と熱中症です。
サウナ室内は高いところで100℃以上になります。健康状態が良好で、水分補給をしっかりしていれば、発汗によって体温が調整されるので問題ありません。しかし、サウナに入る前の水分補給が十分でないと、汗をかくことができません。急激に体温が上がってしまい、気づかない間に熱中症になっていまいます。
身体のほてった感じ、めまい、頭痛、吐き気、だるさなどを感じた場合はサウナ浴を中止し、水分を取って涼しいところで安静にしましょう。
一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
サウナで「ととのう」ことが「危ない」につながる要素として、低血糖も上げられます。サウナ浴は、エネルギーを消費する活動です。空腹時など、血糖値の低い状態でサウナにはいると、消費するエネルギーが上回って低血糖になる可能性があります。糖尿病で服薬をしている場合は特にリスクが高いです。
だるさや脱力、冷や汗、手足の震えなどの症状が出た場合は、スポーツドリンクや糖分の入った甘いものを飲んだり食べたりしましょう。
やけどや転倒のリスクも、サウナの潜在的な危険性のひとつです。着ていたとしても水着のみ、という無防備な状態なので、思わぬ怪我につながることもあります。濡れた床や段差で転倒しないよう注意しましょう。
また、サウナヒーターは運転中、部分的にかなりの高温になります。ヒーター本体には触らないように注意してください。また、乱暴すぎるロウリュも、高温になった水が跳ね返ってくるなどしてやけどする危険があります。ロウリュの際も注意してください。
飲酒時や過労時など、適切な注意力を維持できない体調の時も、サウナ浴を控えましょう。
心身に様々なメリットをもたらすサウナ。ですが、健康状態に問題がある場合はリスクの方が高くなる可能性があります。ここではサウナで「ととのう」と危ない可能性が高い人や、注意するべき健康状態について解説します。
特に下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。
サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。また、温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、注意が必要です。次に当てはまる状態のときはサウナ浴を控えるようにしましょう。
サウナには潜在的な危険性があると前述しました。ここでは、サウナでととのう=危ないとならない為の、具体的なリスク回避策を解説します。
シャワーなどを使ってサウナに入る前に身体を洗いましょう。体温を上げておくことで、ヒートショックを回避することにもつながります。
💡防げる危険:ヒートショック
室内では、ポジションによって温度が違います。体調などによって座る位置を調整して、熱中症などのリスクを回避しましょう。
温度が一番高い場所:ヒーターに近い上段のベンチ
温度が一番低い場所:ヒーターから遠い下段のベンチ
💡防げる危険:熱中症
水風呂前にもシャワーやかけ湯を行いましょう。サウナ後に水風呂に入る行為は、身体に大きな負担をかけます。健康な人にもリスクが伴います。シャワーで汗を流した後、足からゆっくりと浸かるようにしましょう。また、無理をせず、シャワーや外気浴のみで済ませるなど柔軟に「ととのう」ことも重要です。
💡防げる危険:ヒートショック
十分な休息も、サウナで「ととのう」ことによる危ない要素を解消するために重要な要素です。血圧や体温を落ち着ける必要があるため、脈拍がある程度落ち着くまでしっかり休憩しましょう。
💡防げる危険:ヒートショック、熱中症
サウナ前、サウナ中、サウナ後に、十分な水分補給をしましょう。まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。このイメージで水分補給をするといいでしょう。 このときスポーツドリンクを飲むことで、低血糖も予防できます。血糖値が低い方などは水ではなくスポーツドリンクの摂取をお勧めします。
💡防げる危険:熱中症、脱水症状、低血糖
サウナで「ととのう」際、気を付けないと危ないポイントを解説してきました。ここでは「自宅にサウナをつけた」「家庭用サウナの導入を検討している」という方向けに、自宅サウナで気を付けるべきポイントをご紹介します。
自宅サウナを一人で利用する際は、特に体調管理を徹底してください。周囲に誰もいない場合、体調が急変してもすぐに助けを求められないためです。
事前に家族や友人に知らせておくのも良いでしょう。また、サウナに入る前に携帯電話を近くに置いておくことで、緊急時に迅速に連絡を取ることができます。安全を確保するために、常に自分の体調に注意を払いましょう。
さらに、一人での利用時はこまめに休憩を取ることも忘れずに。自宅サウナの安全対策は、公共サウナ以上に重要です。
サウナ利用時の飲酒は、脱水症状を悪化させるだけでなく、心臓に余計な負担をかける可能性があります。また、アルコールは体内の水分を奪い、体温調節を難しくします。したがって、サウナの効果を最大限に享受するためには、飲酒を控え、水分補給を最優先に考えることが必要です。
特に自宅では飲酒の機会が増えるため、利用前や利用中の飲酒は避けるよう心掛けましょう。
自宅サウナでは、子供が誤って熱源に触れてやけどを負う危険性があるため、十分な注意が必要です。子供をサウナに入れる際は、常に目を離さないようにすることが大切です。また、サウナの温度を適切に管理し、子供にとって安全な環境を提供しましょう。子供がサウナに慣れるまでは、特に慎重に見守ることが求められます。子供の安全は、家庭内での最優先事項です。
サウナには、心臓病リスクの低減や睡眠の質向上、脳卒中やアルツハイマー病リスクの低減など様々な健康効果があります。しかし、身体に負担をかける行為でもあります。正しくリスクを把握し、安全に利用しましょう。また、普段から、体調を優先する意識でサウナを利用することも重要です。
極端な高温サウナやシングルの水風呂は、身体に大きな負担を掛けます。「こうしなければならない」「これが正しい入り方」と拘らず、自分のペースで楽しむようにしましょう。10分以上入らなければならないというルールもなければ、必ず水風呂に入らなければならないわけでもありません。サウナの本質は楽しむこと。その日の気分や体調に合わせて、一番気持ちよくととのえるようにするのが一番です。
サウナ浴中も常に体調に注意を払いましょう。
同行の人や周りの人が体調に異変をきたしたときのために、応急手当の知識もつけておくと安心です。施設の場合は、スタッフの所在やAEDの場所を事前に確認しておくといいでしょう。
緊急時の連絡先の確認や、症状から救急車要請の要不要を診断できるアプリのダウンロードをしておくといざという時役に立ちます。
いざというときのために 応急手当の知識と技術を身につけておきましょう | 政府広報オンライン
💡救急車の要請 119番
💡救急車を呼ぶべきか迷ったとき #7119
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そもそもサウナは本当に健康にいいの?科学的な根拠や本場フィンランドでの研究結果も交えて徹底解説!サウナの健康効果を最大限に得られる自宅サウナのメリットも紹介します。
サウナ浴の健康効果とマイナス面については、フィンランドなどで50年以上にわたって医学的に研究されています。この記事は、医学博士ヤリ・ラウッカネン氏監修、カリタ・ハルユ サウナ・フロム・フィンランド協会代表著「究極のサウナフルネス 世界最高の教科書」の内容を参照しています。最新医学エビデンスと最高の入浴法について詳しく知りたい方は、是非本書をお読みください。
定期的なサウナ浴は慢性的な高血圧による心臓突然死など、あらゆる心血管疾患のリスクを低下させるといわれています。
人間の体は熱にさらされると、心拍数が上昇して血流が早くなります。サウナ浴中、入浴者の平均心拍数は毎分約120回まで上昇。これは中程度の運動と同等の心拍数です。同時に熱で血管の柔軟性が上昇して血管が拡張され、血圧が下がります。
一回のサウナ浴による血圧の低下は永続しません。ただし、定期的にサウナ浴で血管を拡張させることで、慢性的な高血圧によるリスクを低下させることができます。
2015年には、「週4~7回の頻度でサウナに入る男性は、週1回サウナに入る男性に比べて、心臓突然死のリスクが60%以上も低い」という研究結果が出ています。また、「サウナ浴の頻度が高いほど心血管疾患による死亡率が下がる」「血中CRP値の高い人でも、サウナに週3回以上入っているグループ内では死亡率の上昇が見られない」等、様々な研究結果も発表されています。
「夕方のサウナ習慣」で睡眠の質が向上するという、現代人に嬉しい効果も。
睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠が交互にやってきます。この内ノンレム睡眠はとりわけ重要です。十分なノンレム睡眠がとれないと、ストレスや集中力の低下、物忘れ、注意散漫、憂鬱、頭痛などを招いてしまいます。
サウナはこのノンレム睡眠を誘発するといわれています。1976年の実証研究では、サウナ後の睡眠の方が、最初の二時間で70%強、6時間で約45%、統計的にノンレム睡眠量が増加していることが明らかにされました。
この効果は、体内の温度変化に伴って分泌されるセロトニンによるものと指摘されています。サウナ浴によってセロトニンが増加。そして、入浴後のノルアドレナリン(覚醒をつかさどるホルモン)が降下します。これにより、サウナ浴後約2~3時間後に最も入眠しやすくなり、眠りの深さも増加します。
また、身体の深部の温度が十分に下がると眠りに落ちやすいと言われています。つまり温冷交代浴(サウナ→水風呂→リラックス)をクールダウンで終えると、質の良い睡眠を得られやすいと言えるでしょう。
時間を見計らって夕方にサウナ浴を行うことで、睡眠の質を上げることが出来そうです。
定期的なサウナ浴が、脳梗塞や記憶障害などの脳疾患のリスクを低減させることも研究で明らかになっています。
・週4~7回サウナに入る人は、週に1回しか入らない人に比べて、脳卒中になる確率が60%以上低い(2018年臨床神経学分野の名門誌「Neurology」誌に掲載された長期縦断研究による)
・週4~7回サウナに入る人は、週1回しか入らない人に比べて、アルツハイマー病や認知症のリスクも60%以上低下する(2017年、オックスフォード大学出版刊行の医学誌「Age and Aging」誌)
・サウナの入浴頻度が高いほど、認知症の発症率が下がる(2020年、長期間かつ大規模な観察研究)
これらの結果に至る正確なメカニズムはまだ解明されていません。ただし、サウナ後の心拍変動の測定結果から、自律神経バランスの均等化や、身体の内部のストレスレベルの軽減が確認されています。このことから、サウナ浴のリラックス効果自体が脳に好影響を与えていると考えられています。
サウナによるリラクセーションこそ、最高の健康効果と言えるかもしれません。
サウナがもたらす健康効果については、前述した
①心臓病や脳卒中の疾患・死亡リスクの低減
②認知症やアルツハイマー病の発症予防
③睡眠の質向上
これ以外にも
④リラックス効果による脳疲労やストレスの軽減
⑤発汗による皮膚のバリア機能や保湿力の向上
⑥温冷交代浴による老廃物の排出や筋肉疲労の緩和
など、さまざまな健康効果が明らかになっており、継続的に研究が続けられています。こうした効果は、週4回以上の定期的なサウナ浴によって高まる傾向があるようです。家の近くにお気に入りのサウナを見つけて定期的に通う、または、家に家庭用サウナルームを導入して自分のペースでサウナ浴を行うなど、無理なく続けてサウナ浴のメリットを最大化したいですね。
サウナには様々な健康効果がありますが、同時にリスクもあります。注意点や安全対策、サウナの利用に注意が必要な人についてもご紹介します。
サウナによる健康効果は、健康体であること、が大前提です。サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。また、温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、健康な方でも注意が必要です。特に下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。健康な方でも飲酒後や過労、睡眠不足、その他体調不良時の利用は避けましょう。
サウナ浴の前には必ず身体を洗いましょう。身体を温めることでサウナに入ったときの体の負担を和らげることができます。
サウナ室内では高い位置の方が温度が高く、低い位置では温度が低くなります。また、ヒーターに近いほど温度が上がります。体調に合わせて適切な温度帯の位置を選びましょう。 また、サウナ浴の長さも、体調に合わせて調節しましょう。苦しくなってきたら絶対に我慢せず、無理のない範囲で外に出ましょう。
サウナで温まった身体ですぐに水風呂に入ると、血管の収縮により血圧が急上昇します。心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳卒中の危険があります。必ず水風呂に入る前にかけ湯をして負担を和らげましょう。 また、首まで水風呂に浸かると心臓への負担が大きくなります。水風呂が不安な方や高血圧症や心血管疾患のある方は、半身浴にするか、シャワーの利用をおすすめします。
水風呂でクールダウンした後は、内気浴や外気浴スペースでしっかりと休憩しましょう。5~10分程度と言われていますが、脈拍が落ち着くまで休むのが確実です。
サウナにはいると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。 一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。
このイメージで水分補給をするといいでしょう。
定期的なサウナ浴は、様々な健康効果をもたらしてくれます。とはいえ、週に何回もサウナに通うのはなかなか難しい方も多いはず。通いやすいサウナが近くにない、週に何度も入るのは金銭的に負担が大きい、ひとりで楽しみたいけれどプライベートサウナは頻繁に利用できない……そんな悩みを解決するのが自宅サウナ!家にサウナがあるとどんなメリットがあるのかご紹介します。
たとえば朝出勤前にさっとサウナに入ったり、在宅ワーク中にリフレッシュしたり、安眠のために夜じっくりサウナで身体を温めたり……。その都度施設に行くとなると中々出来ないことが、自宅サウナなら叶います。 また、時間帯や体調に合わせて好きな温度でサウナを楽しめるのも大きなメリットです。朝は高めの温度で短く1セット、休日は低めの温度で昼寝代わりにリラックス、夜は高めの温度でとことん3セット……なんて、夢のような生活も可能です。
サウナは好きだけど、他の人が同じ空間にいるのは苦手……あまり身体を見せたくない……でもプライベートサウナは料金が高い……。そんな方にも自宅サウナがおすすめです。 また、温浴施設では、利用者全員が快適に過ごせるよう、いろいろなルールも設定されています。サウナで寝転びたい、今日は友達としゃべりながら過ごしたい、好きな音楽を流したい……自宅サウナがあれば、人の目を気にせず自分の気分で自由なサ活が可能です。
施設に行ってサ飯を外食で済ませると、大体1回につき数千円の費用が掛かります。対して、自宅サウナの1回あたりの電気代は300円~と安価。さらにサ飯も自炊で賄えます。初期費用やメンテナンス費用を考えると、ヘビーサウナーほどコストメリットが大きいと言えるでしょう。 定期的なサウナ浴の健康効果を考えると、入れば入るほどお得な自宅サウナはとても理にかなった選択肢です。
温浴施設でサ活をするとなると、準備や移動の時間が余分にかかってしまいます。自宅サウナなら準備や移動の時間が省けるため、タイムパフォーマンスも高くなります。忙しい毎日の中でも無理なくサ活を続けられるので、健康効果の増進にも期待が持てますね。
本場フィンランドにおいて、サウナはコミュニケーションの場。家族と一緒にコミュニケーションを取ったり、友人とサウナを楽しむのが日常です。 自宅にサウナを導入したら、パートナーや家族、友人と一緒にサウナに入ってみましょう。スマホを手放してリラックスしているときなら、普段話せないことも良い形で口に出せるかもしれません。大切な人との関係を円滑にできるのも、サウナの効果の一つです。 家族みんなで心身ともに健康になれるのも、自宅サウナの大きなメリットと言えそうです。
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、最小サイズは約96センチ角と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しており、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は色の変更も可能なので、気分に合わせて演出を変えることもできます。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用されるので、もしもの時も安心です。
また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。
自宅サウナに興味はあるけどデメリットもあるのでは…?と気になっている方のために、自宅へのサウナ導入について、デメリットを解説。導入前にしっかり検討できるよう、デメリットとあわせて、メリットを確認しましょう。デメリットを軽減できるおすすめ商品もご紹介します!
こんなはずじゃなかった…と後悔しないために、デメリットをしっかりチェックしておきましょう。
家庭用サウナと施設のサウナの一番の違い、それはやはり広さ。一部屋丸ごとサウナで使えます!という方や、庭に大きなサウナキャビンを置けます!という方は別ですが、サウナに割けるスペースはそれほど多くないはず。1人用や2人用のサウナルームがスペース的に精いっぱい…となると、やはり、銭湯やサウナ施設のように広々とした空間でととのうことはできません。
広さは割り切れる、プライベートサウナが落ち着く、という方にはおすすめできます。
自宅にサウナを設置する上で一番大きなハードルは費用でしょう。しっかりとしたサウナルームを導入するとなると本体価格のほかに設置費用も必要です。本格的にカスタムサウナを作るとなると数百万円は予算を見ておいた方がいいでしょう。
ハルビアのサウナルームの場合、一番小さなソポ0909で本体価格が税込1,601,600円。ここに組み立て施工費と電気工事費等が加わります。とはいえ、住宅ローンなどに組み込んで、一括で支払う金額を軽減させることは可能です。
室内設置型や屋内埋め込み型、バレルサウナの場合は施工と電気工事が必要です。業者との打ち合わせを重ねて施工を依頼する手間と時間がかかります。
また、マンションの場合は管理組合の事前承認や、消防検査が必要な場合が多いです。賃貸物件の場合は契約内容等で設置が認められないケースもあるので注意が必要です。
ただし、そうした場合でも、法令を遵守した製品であれば問題ない場合が多いです。自宅サウナを設置する場合は、購入前に管理組合等に要件を確認しておきましょう。
特に既存の住宅へサウナを導入するとなった場合に問題になるのがスペースです。設置する場所のスペースと、サウナによっては組み立てのスペースも必要になります。新築やリフォームの場合も、組み立てスペースも考慮して工程を調整する必要があります。製品サイズだけでなく、搬入動線や組み立てスペース等も必ず確認しておきましょう。
長く安全に使うためには、日々のお手入れや定期的なメンテナンスが必要です。使用後はルームを乾燥させ、汗で汚れた部分を水拭きで綺麗にしなければいけません。施設のように、ととのった後は帰るだけとはいきません。また、サウナヒーターには消耗部品があるため、定期的なメンテナンスも必要です。
とはいえ、サウナマットを敷くなど、日々のお手入れを軽減させることは可能です。また、サポート体制の整ったメーカーから購入することで、機材のメンテナンスを販売元にお願いすることもできます。メンテナンスが面倒な方はサポートの手厚い事業者を検討しましょう。ハルビアジャパンでは、全国のハルビアサウナディーラーが一貫してサポートします。
自宅サウナでは利用料の代わりに光熱費が掛かります。出力2.7kWのデルタ3を搭載しているハルビアのソポ0909(1人用)やソポ1212(1~2人用)を例にとると、東京電力(36.6円/kWh)の場合、1時間当たり98.82円。温め、サウナ利用、乾燥運転で1日3時間運転させると296.46円。大きなサウナルームには出力の大きなヒーターが必要になるため、電気代もかさみます。電気代も考えてサウナルームの大きさを決める必要があります。
自宅サウナでネックになってくるのが水風呂です。水道水を浴槽にためて水風呂にする場合、温度管理ができません。特に夏の水温が20度以上になる地域では温冷交代浴が出来なくなってしまいます。温浴施設等ではチラー(循環冷却装置)を使って水風呂の温度管理をしています。これを家庭に導入するとなると、水風呂用の浴槽と設置工事が必要です。ただし、最近は家庭用水風呂への使用を想定したチラーも販売されています!シングル(10度以下)の水風呂でこだわりのととのい導線を実現したい!という方は業者に相談してみるのが良いでしょう。
運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。
また、使用上の注意を守って安全に使用することが重要です。特にロウリュ用の水にアロマオイルを混ぜて使用する場合、オイルの濃度が高すぎると発火の危険があります。アロマオイルを使用する場合は必ずロウリュ用のものを使用し、用法容量を守りましょう。
デメリットを把握したところで、メリットと比較していきましょう!
自宅サウナの一番のメリットと言えばやはりこれでしょう。たとえば朝出勤前にさっとサウナに入ったり、在宅ワーク中にリフレッシュしたり、安眠のために夜じっくりサウナで身体を温めたり……。その都度施設に行くとなると中々出来ないことが、自宅サウナなら叶います。
また、時間帯や体調に合わせて好きな温度でサウナを楽しめるのも大きなメリットです。朝は高めの温度で短く1セット、休日は低めの温度で昼寝代わりにリラックス、夜は高めの温度でとことん3セット……なんて、夢のような生活も可能です。
温浴施設では、利用者全員が快適に過ごせるよう、いろいろなルールがあります。サウナで寝転びたい、今日は友達としゃべりながら過ごしたい、好きな音楽を流したい……自宅サウナがあれば、人の目を気にせず自分の気分で自由なサ活が可能です。
また、サウナは好きだけど、他の人が同じ空間にいるのは苦手……あまり身体を見せたくない……でもプライベートサウナは料金が高い……。そんな方にもおすすめできます。
施設に行って利用料金を払いサ飯を外食で済ませると、大体1回につき数千円。対して、自宅サウナの1回あたりの電気代は300円~と安価で、サ飯も自炊で賄えます。初期費用やメンテナンス費用を考えると、ヘビーサウナーほどコストメリットが大きいと言えるでしょう。
本場フィンランドにおいて、サウナはコミュニケーションの場。家族と日々のコミュニケーションを取ったり、友人とゆっくり楽しむのが日常です。
自宅にサウナを導入したら、パートナーや家族、友人と一緒にサウナに入ってみましょう。スマホを手放してリラックスしているときなら、普段話せないことも良い形で口に出せるかもしれません。大切な人との関係を円滑にできるのも、サウナのメリットの一つです。
デメリットをなるべく減らして自宅サウナを楽しみたい。そんな方向けに、ハルビアが日本の住宅サイズに合わせて開発したサウナルーム「SÖPÖ(ソポ)」をご紹介します。
ソポは一番小さいサイズで96.5センチ角。1メートル四方の設置スペースがあれば導入できます(別途施工スペースが必要です)。エントリーモデルなので価格も税込160万円台~ととってもリーズナブル。世界No.1シェアを誇るハルビアの純正品ですから、品質も折り紙つきです。
💡 軽減できるデメリット:スペース&初期費用
ソポシリーズはルームとして<PS>E適合検査をクリアしています。商品として安全なのはもちろん、消防検査なども通過しやすいので安心です。
💡 軽減できるデメリット:火災のリスク
サイズに余裕のあるソポ1212とソポ1616には、深めのベンチを採用。自宅でもゆったりとあぐらをかいてサウナを満喫できます。
💡 軽減できるデメリット:狭さ
ハルビアジャパンが輸入・販売している正規輸入品は、ハルビアサウナディーラーが、購入相談から、設置、電気工事、アフターメンテナンスまでトータルサポートします。
2024年6月現在、全国22の都道府県に55のハルビアサウナディーラーがあり、今後も拡充予定。お近くのディーラーがサポートする体制になっているので、安心してお使いいただけます。
また、ハルビアサウナディーラーは体験型ショールームを開設しています。購入前に見て触って体験して、ご納得の上、ご購入ください。
💡 軽減できるデメリット:設置の大変さ、メンテナンスの手間