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COLUMN コラム

2025.06.25 自宅サウナ

自宅にサウナがあるって良い?種類・費用から導入方法まで解説

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 サウナブームが続く中、「自宅にサウナがあったら…」と夢見る方も多いのではないでしょうか。忙しい日常の中で、施設に足を運ぶ時間がないけれど、「ととのい」たい。そんな願いを叶えてくれるのが自宅サウナです。

 この記事では、自宅サウナの種類や特徴から、メリット・デメリット、選び方のポイント、導入方法まで徹底的に解説します。これから自宅サウナの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.自宅にサウナを導入するメリット6選

自宅にサウナを導入することには、多くのメリットがあります。主なメリットを6つ紹介しましょう。

1-1.1. いつでも好きな時に利用できる

 自宅サウナの最大のメリットは、24時間いつでも好きな時に利用できることです。朝の目覚めに、仕事の合間に、夜の就寝前に…と、自分のライフスタイルに合わせて自由に使えます。特に、営業時間や混雑状況を気にする必要がないのは大きな魅力です。持ち物を用意したり外出の準備をする必要もありません。また、小さなお子様がいる家庭でのサ活のハードルも大きく下がります。

1-2.2. 自分好みの環境設定が可能

 温度や湿度、明るさまで、自分の好みや体調に合わせて自由に調整できる。これも自宅サウナの強みです。公共施設では他の利用者との兼ね合いもあり、必ずしも理想的な環境で楽しめるとは限りません。自宅なら音楽を流したり、お気に入りの香りを楽しんだりと、カスタマイズの幅が広がります。

1-3.3. 長期的に見れば費用対効果が高い

 初期費用はかかるものの、長い目で見れば公共施設に通い続けるよりも経済的です。一般的なサウナ施設の利用料は1回あたり1,000円前後。週に2回利用するとして年間約10万円。毎日利用するなら年間36万円以上かかる計算になります。対して、自宅サウナなら、導入後は電気代などのランニングコストだけで済みます。利用回数が多い人の場合、数年で元がとれることも。

1-4.4. プライバシーが守られる

 自宅サウナなら、完全なプライバシーの中でリラックスできます。公共施設では他の利用者との共有空間になるため、どうしても人の目が気になります。特に人混みが苦手な方や、他人に身体を見せたくない方は足が遠のきがちですよね。自宅というプライベートな空間でサウナを楽しめるのは誰にとっても大きな魅力となるでしょう。

1-5.5. 混雑を気にせず利用できる

 週末や夜のピーク時に公共サウナを利用すると、座る場所がなかったり、水風呂に入れなかったりすることもあります。自宅サウナなら混雑の心配はなく、いつでも快適に利用できます。「ととのい」のために重要な適切なタイミングでの温冷交代浴も、スムーズに行えるのが魅力です。入浴前後の身支度もゆっくりできて快適です。

1-6.6. 衛生面での安心感

 特に感染症が気になる昨今。他者と共有する公共施設よりも、自宅の方が衛生面で安心感があります。自分で清掃・管理するため、いつでも清潔な状態でサウナを楽しむことができます。肌が敏感な方や衛生面に不安を感じる方にとって、大きなメリットと言えるでしょう。

2.自宅にサウナを入れるデメリットと対策法

 自宅サウナには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは主なデメリットと、それを克服するための対策法を紹介します。

2-1.1. 初期費用の負担

 自宅サウナの導入には、タイプにもよりますが一定の初期投資が必要です。簡易的なものでも数万円、本格的な屋内埋め込みタイプなら数百万円かかることもあります。

 まずは予算に合った種類を選ぶことが大切です。テントサウナや簡易サウナであれば比較的手頃な価格で始められます。

 また、長期的な視点で考えれば、サウナ施設へ通い続けるよりもコストは低くなる場合が多いです。

費用面について詳しくはこちら

2-2.2. 設置スペースの確保

 日本の住宅事情では、サウナ専用のスペースを確保するのが難しい場合があります。特にマンションや賃貸住宅では制約が多いでしょう。

 住環境に合った種類を選ぶことがポイントになります。スペースに限りがある場合、折りたためるテントサウナや、コンパクトなインドアサウナルームが適しています。また、浴室内で簡易的にサウナ環境を作る方法もあります。

2-3.3. 電気代などのランニングコスト

 特に電気式のサウナヒーターを使用する場合、電気代がかさむことがあります。

 ただし、効率的な使用を心がけることで緩和することができます。例えば、連続して複数人で使用する、使用頻度が高い時間帯に合わせて事前に温度を調整しておくなどの工夫ができます。また、省エネタイプのサウナヒーターを選ぶことも一つの方法です。

サウナの種類1時間あたりの電気代目安月に12回(各1時間)使用した場合
電気式フィンランド式サウナ80円~150円960円~1,800円
遠赤外線サウナ50円~100円600円~1,200円

※電力会社や契約内容、季節によって変動します。

2-4.4. メンテナンスの手間

 サウナ室は高温多湿な環境のため、カビや細菌が発生する可能性があります。そのため、定期的な清掃・メンテナンスが必要です。また、日々のお手入れを怠ると劣化が早く進みます。長く使うためにもメンテナンスはしっかりと行いましょう。

自宅サウナのカビ対策について詳しくはこちら

2-5.5. 住宅の種類によっては設置できない

 マンションでは管理規約により設置が制限される場合や、賃貸物件では大規模な改修が難しいなどの制約があります。

 事前に管理組合や大家さんに確認することが重要です。設置できない場合、テントサウナや簡易サウナなど、建物に負担をかけない方法を検討しましょう。また、電気式のサウナを使う場合は、コンセントの容量や電気配線の問題もチェックしておく必要があります。

3.自宅にサウナを導入するときの選び方ポイント5つ

 自宅サウナを選ぶ際には、以下の5つのポイントを考慮すると、後悔のない選択ができます。

自宅サウナの選び方のポイントをまとめた図

3-1.1. 予算と費用対効果

 まずは導入可能な予算を明確にしましょう。初期費用だけでなく、ランニングコストも含めた総合的な費用を考える必要があります。また、どれくらいの頻度で使用するかも重要なポイントです。週に数回以上使用するなら、多少高くても品質の良いものを選ぶ方が長期的には満足度が高くなります。

サウナタイプ初期費用月間ランニングコスト
テントサウナ2万円~20万円1千円~3千円
インドアサウナルーム40万円~1千円~2千円
バレルサウナ100万円~2千円~4千円
屋内埋め込み型サウナ100万円~2千円~5千円
簡易サウナ2千円~5万円数百円(水道・光熱費)

3-2.2. 設置場所と必要スペース

 住環境に合ったサウナを選ぶことが重要です。マンションや賃貸住宅では、管理規約や契約内容を確認し、許可が必要な場合は事前に取得しておきましょう。また、設置場所の広さや重量制限、電源の有無なども確認が必要です。

 戸建て住宅の場合、庭やベランダなど屋外設置の選択肢も広がります。ただし、近隣への配慮を忘れないようにしましょう。加えて、熱気や煙、騒音などが問題にならないか事前に検討することも大切です。

3-3.3. 利用人数と使用目的

 一人で使うことが多いのか、家族や友人と一緒に楽しむのかによって、適切なサイズや種類が変わってきます。一人用なら小型のインドアサウナルームでも十分です。一方、複数人で使うならバレルサウナや屋内埋め込み型サウナの方が適しています。

 また、サウナの使用目的も考慮しましょう。本格的な発汗や「ととのい」体験を求めるなら、フィンランド式サウナが向いています。

3-4.4. 重視する機能

 サウナに求める機能によっても、選ぶべき種類が変わります。例えば、ロウリュ(水をかけて蒸気を発生させる行為)を楽しみたい場合は、それに対応したストーブを選ぶ必要があります。また、細かい温度調節、スマホアプリとの連携機能など、便利な機能も増えてきています。

 音楽を聴きながら入りたい場合はスピーカー内蔵型、照明やLEDで雰囲気を楽しみたい場合はそれらの機能を備えたモデルを選ぶとよいでしょう。

3-5.5. メンテナンス性と耐久性

 長く快適に使うためには、メンテナンスのしやすさと耐久性、保証内容も重要な選択ポイントです。メーカーサポートや清掃のしやすさを確認しましょう。また、木材の種類によっても耐久性が異なります。一般的に使用されるのは、ヒノキやアスペン、レッドシダーなど。サーモ加工など熱に強い加工のされたものは無加工のものより耐久性が高く、メンテナンスも容易です。

 また、故障やヒーターの部品交換の際の販売元のサポートも事前に確認しましょう。メーカーの保証内容やアフターサービスが手厚いところを選ぶと良いでしょう。

4.自宅に導入できるサウナの種類と特徴

 自宅サウナには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。予算や設置場所、希望する機能などに合わせて、最適なものを選びましょう。

サウナの費用相場を種類別にまとめた図

4-1.テントサウナ(価格帯:2万円~20万円)

 テントサウナは、その名の通りテント状の簡易サウナです。折りたたみ式で持ち運びが可能なため、設置場所を選ばず、使わないときは収納できるのが大きな特徴です。

メリット:

  • 比較的安価で導入できる
  • 設置・撤去が簡単で場所を取らない
  • 屋外で使用すれば湿気や熱気を気にしなくて良い
  • ロウリュ(水をかけて蒸気を発生させる行為)も対応可能なモデルがある

デメリット:

  • 保温性・断熱性に劣る場合がある
  • 風雨の影響を受けやすい
  • 高温になりにくい場合がある
  • 耐久性は他のタイプより劣る

 テントサウナはストーブの種類によって薪式と電気式に分かれます。薪式は本格的な熱波とロウリュを楽しめますが、火の管理や薪の準備に手間がかかります。電気式は手軽に使える反面、本格的な高温を得るには向かないケースもあります。

 ベランダや庭などの屋外に設置するのが一般的ですが、室内に設置する場合は湿気対策が必要です。また、火災の危険性も考慮して、安全な設置方法を確認することが重要です。

4-2.インドアサウナルーム(価格帯:20万円台~)

 インドアサウナルームは、室内に設置する箱型のコンパクトなサウナです。脱衣所やリビングなど、室内のスペースに置くことができ、雨風を気にせず使用できます。一人用のサイズから用意されており、狭いスペースでも設置可能です。遠赤外線式ヒーターとフィンランド式サウナヒーターの二種類が一般的です。

メリット:

  • 室内に設置できるため、天候に左右されない
  • コンパクトで設置場所の選択肢が多い
  • 温度調節が比較的容易
  • 賃貸物件でも導入できる

デメリット:

  • 大人数での利用が難しい
  • 本体価格のほかに設置費用がかかる
  • 電気工事が必要な場合がある
  • 集合住宅では設置できない場合がある

 インドアサウナルームには遠赤外線タイプとフィンランド式サウナの2種類があります。遠赤外線タイプは一般的に温度が50~60℃程度と低めですが、じんわりと体を温めるのに適しています。フィンランド式サウナはより高温(80℃以上)になり、ロウリュも可能。本格的なサウナ体験ができます。

 設置場所には防水加工された床が必要です。洗面エリアで良く使われる塩化ビニールやタイル敷が良いでしょう。排水機構は必要ありません。ただし、湿気対策や換気には十分注意が必要です。

4-3.バレルサウナ(価格帯:100万円~)

 バレルサウナは、樽(バレル)のような円筒形をしたサウナで、主に屋外に設置します。見た目にも美しく、庭やベランダのアクセントになる本格的なサウナです。

メリット:

  • 本格的なサウナ体験が可能
  • 円筒形のため熱効率が良い
  • 2~4人程度で一緒に楽しめる
  • 見た目がおしゃれで庭の景観を向上させる
  • ロウリュを楽しめるモデルが多い

デメリット:

  • 初期費用が高額
  • 設置には広めのスペースが必要
  • 重量があるため設置場所の選定に制限がある
  • 定期的なメンテナンスが必要

 バレルサウナのヒーターは薪式と電気式があります。薪式は本格的なサウナ体験ができる一方、薪の調達や火の管理に手間がかかります。また、排煙について周囲への配慮が必要で、地域によっては設置できません。電気式は使いやすく温度管理も容易ですが、専用の電気工事が必要な場合があります。

 設置には平らな地面や基礎が必要で、重量にも耐えられる場所を選ぶ必要があります。また、屋外設置のため、防水処理や定期的なメンテナンスが重要です。近隣の目線や環境への影響も考慮しましょう。

4-4.屋内埋め込み型サウナ(価格帯:100万円~)

 屋内埋め込み型サウナは、住宅の一部を改修して作る最も本格的な自宅サウナです。浴室の一部として組み込んだり、専用の部屋として設けたりするなど、様々な形態があります。

メリット:

  • 住宅と一体化した本格的なサウナ体験
  • サイズや機能を自由にカスタマイズできる
  • 水風呂や休憩スペースも含めた一体設計が可能
  • 資産価値の向上につながる可能性がある
  • 美観と機能性を両立できる

デメリット:

  • 費用が最も高額
  • 工事期間中は使用できない
  • 賃貸物件では導入が難しい
  • 将来的な住み替え時に取り外せない

 屋内埋め込み型サウナでは、サウナ室のデザインや素材、ストーブの種類、光や音の演出など、細部までカスタマイズが可能です。また、水風呂やシャワー、休憩スペースなども一体的に設計できるため、理想的なサウナ体験を実現できます。

 導入にあたっては専門業者への相談が必須で、設計から施工まで一貫して対応してくれる会社を選ぶと安心です。建築基準法や消防法などの法規制にも配慮した設計が必要になります。また、専用の建材や照明を選ぶなど、長く楽しめるよう材料の質にも注意しましょう。

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4-5.簡易サウナ(価格帯:2千円~5万円)

 簡易サウナは、既存の浴室を利用して手軽にサウナ環境を作る方法です。最小限の投資で始められます。

メリット:

  • 非常に低コストで導入できる
  • 設置工事が不要
  • 収納スペースもほとんど取らない
  • 試しやすい敷居の低さ

デメリット:

  • 本格的なサウナ体験とは違いがある
  • 温度や湿度の調節が難しい
  • 耐久性が劣る場合が多い
  • 発汗効果は限定的

 簡易サウナの代表的な方法として、浴槽に張ったお湯の蒸気を利用する「サウナ傘」や、シート状の遠赤外線マット、浴室暖房機能を活用した方法などがあります。また、シャワーで温まった後に水風呂に入る「温冷交代浴」も、サウナに近い効果を得られる方法の一つです。

 設置や準備が簡単で、手軽に試せる反面、本格的なサウナ体験には及ばない点は理解しておきましょう。しかし、初めての方や本格導入前の試用としては十分価値があります。

その他サウナの種類について詳しくはこちら

5.自宅サウナのランニングコスト徹底分析

 自宅サウナを導入する際、初期費用だけでなくランニングコストも重要な検討材料です。ここでは主な費用項目と、費用を抑えるコツを紹介します。

5-1.電気代

 電気式サウナの最も大きなランニングコストは電気代です。サウナの種類、使用頻度、設定温度によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

サウナタイプヒーター容量1時間あたりの電気代月12回使用した場合の月額
電気式フィンランド式サウナ3〜6kW80円~150円960円~1,800円
遠赤外線サウナ1.5〜3kW50円~100円600円~1,200円

※電力会社や契約内容、季節によって変動します。(東京電力の場合、27円/kWhで計算)

5-2.メンテナンス費用

 サウナを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。主なメンテナンス費用には以下のようなものがあります。

  • 清掃用品:消毒液、カビ取り剤など(年間3,000円~5,000円程度)
  • サウナストーンの交換:2~3年に一度(5,000円~10,000円程度)
  • ヒーター部品の交換:5~10年に一度(10,000円~50,000円程度)
  • 木材部分のメンテナンス:オイルやワックス(年間2,000円~5,000円程度)

 これらの費用を抑えるコツとしては、日常的なケアを丁寧に行うこと。日々のメンテナンスは、大きな修繕を防ぐことに繋がります。使用後の換気、水滴の拭き取り、定期的な清掃などを習慣づけましょう。

5-3.水道代

 水風呂の水の入れ替えや、シャワーの使用による水道代も考慮する必要があります。都市部の水道料金を基準にすると、以下のような目安になります。

  • 水風呂(200L程度)の水入れ替え:約100円/回
  • シャワー使用(5分間):約40円/回

 1か月の使用回数にもよりますが、月に1,000円~2,000円程度の追加費用を見込んでおくとよいでしょう。

5-4.自宅にサウナvsサウナ施設:総合的なコスト比較

 自宅サウナと公共施設の利用を比較すると、長期的にはどちらがお得になるのでしょうか?例として、電気式インドアサウナルーム ソポ0909(本体費用160万円)を導入した場合のシミュレーションをご紹介します。いずれも週4回利用する設定です。公共施設の利用料や交通費、自宅サウナの電気代等は東京都で試算しています。また、電気代は余熱と入浴、乾燥運転で1回あたり3時間稼働させる想定です。

項目自宅サウナ(5年使用の場合)公共施設(週4回・5年間)
初期費用(本体+設置費)1,800,000円0円
電気代4,320円/月×60ヶ月=259,200円0円
水道代1,000円/月×60ヶ月=60,000円0円
メンテナンス費用10,000円/年×5年=50,000円0円
利用料0円2,000円/回×16回/月×60ヶ月=1,920,000円
交通費0円500円/回×16回/月×60ヶ月=480,000円
合計1,969,200円2,400,000円

 このシミュレーションでは、5年間で約43万円自宅サウナの方がお得になります。さらに使用頻度が高い場合や、長期間使用する場合はさらにコスト面でのメリットが大きくなります。また、サウナの為に外出するとついつい嵩んでしまうサ飯やドリンク代も、自宅サウナなら抑えられそうです。

6.サウナを自宅に設置する際の注意点

 サウナを自宅に設置する前に、以下の条件を確認する必要があります。事前によく確認しておきましょう。

6-1.法的制約や契約内容の確認

 マンションや賃貸住宅では、管理規約や契約内容で、サウナの設置に関わる事項が制限されている場合もあります。設置前に必ず確認しましょう。特に屋内埋め込み型の場合は、建築基準法や消防法などの法規制も考慮する必要があります。

6-2.法令遵守品かどうかの確認

 サウナルームやヒーターが法規制を遵守した製品かどうかも、確認が必要です。法令違反品が原因で事故や火災などが起きた場合、保険申請に問題が生じる可能性もあります。主に関係してくる法令は下記の二つです。

・電気用品安全法:<PS>E適合品かどうか

 10kW以下のヒーター及びそれを付属品とするサウナルームは、電気用品安全に基づき、<PS>Eに適合することが義務付けられています。並行輸入品は<PS>E非適合品であり、日本国内で販売することは法令違反に当たります。
 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもありますので十分ご注意ください。

・電波法(Wi-Fiコントロール機能付きの場合)

 Wi-Fiコントロール機能付きのサウナヒーターの場合、技適認証を受けていないものを使用すると電波法違反になる可能性があります。電波法違反の場合、1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の拘禁刑又は250万円以下の罰金の対象となります。Wi-Fiコントロール機能付き機器を検討する場合は技適マークの有無を必ず確認しましょう。

総務省 電波利用ポータル|電波監視|技適マークのQ&A

6-3.電気容量のチェック

 電気式サウナの場合、必要な電気容量を確保できるかどうかを確認します。一般的な家庭用コンセントは15A(アンペア)が大多数。ですが、サウナヒーターは大きな電力を消費します。専用回路や容量の増設が必要になる場合があります。

6-4.設置場所の確認

 設置予定場所の広さ、床の耐荷重性、防水性、換気条件などを確認します。特に木造住宅の2階以上に設置する場合は、床の補強が必要になることもあります。マンションでは重量制限がある場合も。事前にしっかり確認しましょう。

6-5.水回りの確認

 水風呂やシャワーを併設する場合は、給排水設備が利用できるかどうかを確認します。既存の設備から遠い場所に設置する場合は、追加工事が必要になる可能性があります。

7.まとめ:自宅にサウナがある生活で毎日をちょっと豊かに

 自宅サウナは初期費用とメンテナンスの手間がかかります。しかし、前述したように多くのメリットがあります。そして予算や住環境に合わせた選択肢も豊富です。自分に最適なタイプを選ぶことで満足度の高い自宅サウナ生活も手に入るはず。

 適切な設置場所の確保と法的制約の確認、電気容量のチェックなど事前準備を十分に行い、ランニングコストも考慮した上で導入しましょう。そうすれば、自宅でサウナの「ととのい」体験を存分に楽しむことができるでしょう。

8.フィンランド式サウナを自宅で楽しみたいなら、ハルビアのソポシリーズがおすすめ

 サウナブームの中心、フィンランド式サウナ。フィンランド生まれのハルビアのヒーターは全てロウリュ対応です
 「家でロウリュサウナを楽しめたらいいのに…」ロウリュサウナの気持ちよさに目覚めた方なら一度は考えたことがあるのでは?そんなニーズに応えて、家庭用サウナルームが販売されています。実は意外とリーズナブルに、簡単に実現できるってご存じでしたか?ロウリュができて高品質かつリーズナブルなおすすめサウナルームをご紹介します。

8-1.フィンランドの世界No.1ブランドが日本のために特別開発した「ソポ」

 ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
 SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。

8-2.1m四方あれば設置可能!オールインクルーシブで税込160万円台~

 一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
 ソポには劣化しにくくお手入れも簡単な、サーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。

8-3.安心の<PS>E適合品

 運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。
 一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。
 ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。

8-4.購入~メンテナンスまで、ハルビアサウナディーラーがトータルサポート

 購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。
 また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。