「ととのう」という言葉。聞いたことは有っても、具体的な状態やその方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。本記事では「ととのう」とは一体どんな状態なのか?またその感覚を得るための実践的な手順をわかりやすく解説します。初心者でも簡単に「ととのう」感覚を味わえるよう、具体的なステップとコツを詳しく紹介していきます。
「ととのう」とは、サウナ後、水風呂や外気浴でクールダウンした際に得られる感覚です。頭が不思議なほどスッキリして気分が高揚してくる感覚のことを指します。
もともと専門的な医学用語でもなければ、古くからある伝統語でもありません。第三次サウナブームと共に、SNSやメディアを通じて広く使われるようになりました。
中小企業退職金共済事業本部では、「ととのう」感覚は次のように定義されています。
サウナの後、水風呂に入ると、過酷な状況に対応しようと交感神経(激しい活動や緊張している時に活発になる) が働いて、集中力を高めたり、覚醒作用を起こしたりするアドレナリンを分泌します。次に外気浴を行うと、体は危険な状況を脱したと判断し、今度はお休みモードの時に働く副交感神経優位の状態となり、アドレナリンの分泌もストップします。しかし、血液中にはアドレナリンがしばらく残っているため、副交感神経と交感神経が共存するという珍しい状態になり、「リラックスしているけれど意識は冴えている」という、特殊な「ととのう」感覚になるのです。
引用:サウナで身体をととのえる
「ととのう」は、若者言葉が生まれやすいSNS文化の中で一躍注目されました。もともとはフィンランド式サウナを体験した人々が「なんだか頭の中が整ったみたいにスッキリする」という感覚を、短くわかりやすい形で言い表したのが始まりだといわれています。
テレビ番組や雑誌、YouTubeなどでサウナを楽しむタレントやインフルエンサーがこの言葉を使ったことで瞬く間に広がり、次第に「サウナに入ってスッキリすること=ととのう」というイメージが定着していきました。
サウナでじっくりと身体を温め、水風呂や外気浴を織り交ぜながら温冷差の刺激を取り入れることは、疲労回復から免疫力向上まで幅広いメリットが期待できるとして注目を集めています。
ここでは具体的にどんなメリットがあるのか、そしてなぜそうした効果が生まれるのかを簡単にひも解いてみましょう。
日々の生活のなかで溜まっていくストレス。これを放っておくと自律神経のバランスを乱す大きな要因になります。この自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類があります。活動するべきタイミングで働くのが交感神経、リラックスするべきタイミングで働くのが副交感神経です。
温冷交代浴においては、サウナや水風呂の刺激で交感神経が優位になります。そして、その後ゆっくりとクールダウンをするうちに副交感神経優位に変わります。いわば、温冷交代浴は自律神経を強制的に動かしてリセットするような働きをするのです。このリセット効果で、ストレスで崩れた自律神経を整えられると考えられています。
また、サウナ入浴には、リラックス効果によるストレスホルモン「コルチゾール」の低減効果があります。サウナは、パフォーマンス維持や心の健康を保つうえでも大いに役立ちそうです。
サウナでしっかりと発汗すると、体温が上昇します。そして全身の血管が拡張し、血液が巡りやすい状態になります。その後、水風呂や外気浴で急激に冷やすことで血管が収縮。再び温まる過程でもう一度拡張が起こるため、血液循環が何度も活発化します。
定期的にサウナに入ることで血管機能が強化され、心血管疾患のリスクが減るという研究結果も発表されています。
温冷差による血行促進は、免疫力の維持にも寄与する可能性が指摘されています。季節の変わり目や体力が落ちているときこそ、サウナで代謝や血行を高めることが健康管理の一環として有効かもしれません。
サウナに入浴していると、以下のような危険性が伴います。
・血圧の変化とヒートショック
・脱水症状と熱中症
・低血糖
・やけどや転倒
しかし、体の調子を考え無理をしないこと、水分補給をしてしっかりと休憩をとることなどによりこれらを防ぐことができます。
ととのう際の危険性やその対策についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
以下の例に当てはまる場合、上に記載した危険性がより高まります。入浴・サウナ利用を避けましょう。
・体調のすぐれないとき
・食事の直後
・運動の直後
・飲酒後
また、脳卒中や心臓疾患、高血圧などで治療中の方、妊娠中の方や高齢者はサウナに入ってよいか主治医に確認してください。
引用:国民生活センター サウナ浴での事故に注意 ー 体調に合わせて無理せず安全に ー
サウナで「ととのう」ためには、正しい順序とポイントを押さえることが重要です。具体的なコツを知ることで、初心者でも確実に「ととのう」感覚を得ることができます。ここではそのための手順を4つのステップに分けて詳しく解説します。
「ととのう」ためにはサウナに入る前の準備が欠かせません。まずはシャワーを浴びて身体を清潔にしましょう。これによって汗をかきやすくなり、身体全体を効率よく温められます。
また、サウナに入る前の水分補給も必須です。サウナ室に入る30分前までにコップ1杯程度の水を摂りましょう。一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつ飲むのがポイントです。これで脱水症状を防ぎ、「ととのう」までのプロセスがスムーズになります。
サウナ室に入ったら、まずは自分が快適に感じられる位置を見つけて座りましょう。初心者の方は温度が高すぎると疲れやすくなるため、下段に座ることをおすすめします。
効果的に「ととのう」ための滞在時間は約5~8分です。この間、深い呼吸を心掛けると熱が身体中に巡りやすくなり、短時間でもしっかり汗をかけます。特に鼻からゆっくり吸い、口からゆっくり吐くことを意識すると良いでしょう。
汗が出始め、「もう少し入っていたい」と感じたところで切り上げるのが最も効果的。このタイミングが後の「ととのう」感覚を強く引き出します。
「ととのう」ための重要なポイントはサウナの後に水風呂で身体を冷やすことです。この温冷交代浴により、自律神経が整い、深いリラックス状態を得られます。
水風呂に浸かる時間は30秒から1分程度で十分です。短い時間でも血管の収縮を促し、「ととのう」ための自律神経の調整に役立ちます。
ただし、消費者庁では水風呂に入る前にぬるま湯で汗を流し、その後ゆっくり水風呂に浸かることを推奨しています。
引用:サウナ浴での事故に注意 ー 体調に合わせて無理せず安全に ー
最後のステップである外気浴は「ととのう」感覚を確かなものにするために不可欠です。水風呂を出た後、ベンチや椅子に腰かけて十分にクールダウンしましょう。
クールダウンを効果的に行うための最大のポイントは深呼吸です。特に息をゆっくり吐き切ることを意識してください。これにより副交感神経が優位となり、身体と心が深くリラックスし、「ととのう」状態を強く体感できます。
外気浴は5分程度を目安にしましょう。1セットのサイクルを初心者なら2〜3回、慣れてきたら3~4回繰り返すことで、「ととのう」状態がより深まります。
これらのステップをしっかりと守ることで、日頃の疲れやストレスを効果的に解消し、快適な「ととのう」感覚を手に入れることができます。
ここまでご紹介してきたように、サウナにはストレス解消や健康維持など、実にさまざまなメリットがあります。その中心にあるのが「ととのう」という独特の感覚です。
サウナ室で体を温め、水風呂や外気浴でクールダウンするというシンプルなサイクル。これを繰り返すだけで、心身共にスッキリと晴れやかになる瞬間が訪れます。
仕事や家事の疲れがなかなか取れない方や、最近イライラすることが増えてしまったという方。思い切ってサウナの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
「ととのう」を味わいたい!思い立ったが吉日です。サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。
サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。
サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。
そして、2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!
SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。
HARVIA JAPANでは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中です。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。
「サウナに入れば痩せるんじゃないか」と期待している方も多いのではないでしょうか?サウナブームの中で、ダイエット効果についても注目が集まっています。しかし、サウナと痩せることの関係は一筋縄ではいきません。この記事では、サウナが本当に痩せるのか、その効果のメカニズムや正しい活用法を科学的根拠に基づいて解説します。
「サウナで汗をかいた分だけ痩せられる」というのは、残念ながら誤解です。サウナでの発汗による体重減少は、ほとんどが一時的な水分の喪失によるもの水分補給をすればすぐに元の体重に戻ってしまいます。
しかし、だからといってサウナに痩せる効果がまったくないわけではありません。サウナには、私たちの体を「痩せやすい状態」に導く様々な効果が。継続的なサウナ利用で、代謝アップや血行促進、ストレス軽減などの効果が期待できます。これらが間接的にダイエットをサポートしてくれるのです。
つまり、サウナ単体で脂肪を燃焼させる効果は限定的ですが、適切な食事管理や運動と組み合わせることで、ダイエットの強力な味方になると言えるでしょう。
サウナに入ると体温が上昇し、体は汗をかくことで体温調節を行います。これによる大量の発汗で、1kg前後の体重減少が見られることもあります。
汗の量による体重減少の目安
軽い発汗(100ml)
中程度の発汗(500ml)
大量発汗(1,000ml以上)
しかし、この減少は水分の一時的な喪失によるもの。水分補給をすれば数時間から1日以内に元の体重に戻ります。体脂肪の燃焼によって本当に痩せるためには、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くする「カロリー収支のマイナス」が必要です。
つまり、一時的な体重減少に一喜一憂することには、あまり意味がありません。サウナがもたらす「痩せやすい体質への変化」に注目することが重要です。
サウナ入浴は直接的な脂肪燃焼効果は限定的です。ただし、以下の5つの効果によって「痩せやすい体質」を作り出す手助けができます。これらの効果が、適切な食事管理や運動と組み合わさることで、ダイエットの相乗効果を生み出すのです。
サウナで体温が上昇すると、体は体温を下げようと余分なエネルギーを消費します。そしてこれにより、基礎代謝が一時的に向上します。研究によれば、体温が1℃上昇すると基礎代謝は約10%上昇するとされています。
例えば、成人女性の基礎代謝が1,200kcalだとすると、サウナによる体温上昇で約120kcalの代謝アップが期待できることになります。これは、30分程度のウォーキングに相当するエネルギー消費量です。
また、サウナと水風呂の交互浴は血管の拡張と収縮を促し、血行を大幅に改善します。血行が良くなると、細胞への酸素や栄養素の供給が増加し、脂肪燃焼効率が高まるという相乗効果も期待できます。結果、サウナで痩せる効果を得られます。
サウナの高温環境は、HSP(ヒートショックプロテイン)と呼ばれるタンパク質の生成を促進します。HSPは細胞を保護・修復する役割を持つだけでなく、脂肪を燃やす褐色脂肪細胞を活性化する効果があります。
HSPは体温が38℃以上になると増加し始めるため、サウナが効果的。褐色脂肪細胞は熱を産生するためにより多くのカロリーを消費します。これがダイエットに有利に働きます。
そしてこの効果は、サウナから出た後も一定時間継続します。サウナ浴後の適度な運動と組み合わせることで、さらなる脂肪燃焼効果が期待できます。
入浴などで増える!ヒートショック・プロテインとは | 睡眠リズムラボ | 大塚製薬
サウナでの発汗は、体内に溜まった老廃物や毒素の排出を促進します。発汗によるデトックス効果は、代謝をスムーズにし、体の機能を最適化するのに役立ちます。
特に、サウナでの発汗は通常の汗と比べて「深部発汗」と呼ばれます。深部発汗は、より多くの老廃物を含む汗を排出すると言われています。これにより、皮下脂肪に蓄積された余分な物質も排出されやすくなります。
サウナ入浴による血行促進は、体内の余分な水分の排出を助け、むくみの改善に効果的です。特に、長時間のデスクワークや立ち仕事で足がむくみやすい方にとって、サウナは即効性のあるデトックス法と言えるでしょう。
むくみの原因 | サウナによる改善効果 |
---|---|
血液循環の悪化 | 血管拡張による血流改善 |
リンパ液の滞り | 発汗と体温上昇によるリンパ流促進 |
水分・塩分の過剰摂取 | 発汗による余分な塩分・水分排出 |
むくみが改善されると、体重自体の大きな変化がなくても、見た目にすっきりとした印象になります。
サウナ入浴には、リラックス効果によるストレスホルモン「コルチゾール」の低減効果があります。コルチゾールは過剰に分泌されると、内臓脂肪の蓄積を促進してしまうホルモンです。
ストレスによる食欲増加や過食は、ダイエットの大敵です。サウナは、ストレスによる無意識の過食を防ぎ、健全な食習慣の維持をサポートします。
また、サウナの「ととのう」体験は、自律神経のバランスを整える効果もあります。自律神経が正常に機能するようになると、睡眠の質も向上し、成長ホルモンの分泌が促されます。成長ホルモンには脂肪分解を促進する効果があります。これが結果的にダイエットをサポートしてくれます。
サウナ入浴中の消費カロリーについて、具体的な数値を見ていきましょう。実は、サウナでの消費カロリーは思ったほど多くありません。これが、サウナだけで痩せるとは言えない理由です。
一般的に、サウナに10分間入ることで消費されるカロリーは約15〜30kcalとされています。これは、ゆっくりと歩く程度の消費カロリーに相当します。以下の表で、サウナと他の活動の消費カロリーを比較してみましょう。
活動内容 | 10分あたりの消費カロリー目安(60kg体重の場合) |
---|---|
サウナ浴 | 15〜30kcal |
ウォーキング(通常速度) | 30〜40kcal |
ジョギング | 80〜100kcal |
水泳(クロール) | 100〜120kcal |
エアロビクス | 70〜90kcal |
この比較から分かるように、サウナ単体での消費カロリーは、運動と比べるとかなり少ないと言えます。つまり、サウナだけでは大きな脂肪減少効果が期待できないのです。
しかし注目すべきは、サウナによる代謝アップ効果です。前述のように、サウナで体温が上昇すると基礎代謝が向上し、サウナ後も一定時間は代謝が高まった状態が続きます。これを「アフターバーン効果」といいます。これにより、サウナ後の運動や日常活動での脂肪燃焼効率が向上する可能性があります。
つまり、サウナだけで痩せるのは難しいですが、適切な運動や食事管理と組み合わせることで、ダイエット効果を高める「触媒」としての役割を期待できるのです。
サウナを活用して痩せるためには、適切な入り方が重要です。ここでは、ダイエット効果を最大化するサウナの入り方をご紹介します。
温冷交代浴は、代謝を大きく高める効果的な方法です。この方法は、血管の拡張と収縮を繰り返すことで血行を促進し、代謝を活性化させます。
具体的な手順は以下の通りです。
・準備段階: 入浴前に水分を補給し、湯船に5分ほど浸かり、体を温めます
・サウナ入浴: 体の水分を拭き取り、6〜12分程度サウナに入ります(初心者は5分程度から始めましょう)
・水風呂: サウナ後、シャワーで汗を流してから30秒〜1分程度水風呂に入ります
・休憩: 5〜10分の休憩を取ります(外気浴がおすすめです)
・繰り返し: この過程を2〜3セット繰り返します
水風呂が苦手な方は、冷水シャワーで代用することも可能です。ただし、水風呂に浸かるほどの効果は得られにくいことを覚えておきましょう。
温冷交代浴は体温調節機能も活性化させ、代謝が高い状態を長時間維持できます。これにより、サウナ後の脂肪燃焼効率が高まるのです。一方で、健康体でない方にはリスクもあります。安全な入り方を事前に確認して、注意をしながら楽しみましょう。
繰り返し浴は、水風呂を挟まずにサウナを複数回利用することで、大量の発汗を促す方法です。特に皮下脂肪を減らしたい方におすすめのテクニックです。
繰り返し浴の基本手順:
1. 事前準備: 十分な水分補給をし、浴槽で体を温めておきます
2.サウナ入浴: 90〜100℃のサウナに10分程度入ります
3.休憩: サウナから出たらぬるめのシャワーで汗を流し、5分間休憩します(水風呂は使用しません)
4.繰り返し: サウナ→休憩のサイクルを3〜4回繰り返します。ただし、サウナの時間は徐々に短くしていきます(例:8分→5分→3分)
繰り返し浴の重要ポイントは、サウナ後に冷水を浴びないことです。体を冷やさないことで代謝を高い状態に保ち、多くの汗をかくことができます。ただし、脱水症状を防ぐため、サウナ前後には必ず水分補給を行ってください。
この方法は一時的なむくみ解消や老廃物排出に効果的です。ただし水分補給を怠ると危険なため、体調を十分に確認しながら行うことが大切です。
サウナダイエットの効果を最大化するためには、適切な頻度と時間配分が重要です。一般的に週に2〜3回のサウナ利用が理想的とされています。
サウナ利用の頻度 | 効果と注意点 |
---|---|
毎日 | 代謝効果は高いが、体への負担や依存のリスクあり |
週2〜3回 | 最も効果的とされる頻度。休息日を設けることで体の回復も促進 |
週1回 | 効果はあるが、継続的な代謝アップには少々物足りない |
1回あたりのサウナ時間については、初心者は5分程度から始め、慣れてきたら10〜15分を目安にしましょう。ただし、個人の体調や体質によって適切な時間は異なります。無理をせず、心地よいと感じる範囲で調整することが大切です。
サウナと痩せる相乗効果を高めるには、サウナ前の軽い運動も効果的です。筋肉を使って体温を上げておくことで、サウナでの発汗がより促進され、代謝アップ効果も高まります。例えば、10分程度のウォーキングやストレッチをサウナ前に行うと良いでしょう。
サウナ後は十分な休息を取り、体を回復させることも忘れないでください。サウナによる代謝アップ効果は、適度な休息とのバランスがあってこそ最大化されます。
サウナダイエットを安全かつ効果的に行うためには、いくつかの重要な注意点があります。ここでは、健康を維持しながらサウナダイエットを成功させるためのポイントを解説します。
サウナでは大量の汗をかくため、適切な水分補給は絶対に欠かせません。水分不足は、脱水症状やめまい、頭痛などの体調不良を引き起こす恐れがあります。
水分補給のタイミングと量の目安:
・サウナ入浴前: コップ1杯程度(約200ml)
・サウナ休憩中: 少量ずつこまめに(合計約500ml)
・サウナ入浴後: コップ1〜2杯(約300〜400ml)
特に注意したいのは、水分制限によって体重を落とそうとする危険な方法です。ボクサーなどのアスリートが試合前の計量のために一時的に行うこともありますが、一般の方には絶対におすすめできません。サウナ後の水分補給を怠ると、脱水症状や熱中症のリスクが高まります。
サウナダイエットを成功させるためには、適切な食事管理が不可欠です。サウナ単体の消費カロリーは限られており、食事を見直さなければ十分な減量効果は期待できません。
効果的な食事管理のポイント
1. カロリー収支を意識する: 1日の摂取カロリーを消費カロリーより少なめに設定
2. タンパク質を十分に摂取: 筋肉量の維持と代謝アップのため
3. 食物繊維を増やす: 満腹感を得やすく、腸内環境も改善
4. 加工食品や糖質の過剰摂取を避ける: 血糖値の急上昇を防ぐ
5. サウナ前後の食事タイミングに気を付ける: サウナ直前・直後の大量摂取は避ける
特に注目したいのは「サ飯」と呼ばれるサウナ後の食事です。サウナ後は一時的に代謝が上がっている状態。なので、この時間帯にバランスの良い食事を摂ることで、栄養素の吸収効率が高まる可能性があります。ただし、「サウナで頑張ったから」という理由で過剰に食べてしまうと、せっかくの効果が台無しになってしまいます。
サウナの効果を最大化したいあまり、過度な利用は逆効果になることがあります。適切な頻度と時間を守り、体の声に耳を傾けることが大切です。
過度なサウナ利用によるリスク
・疲労回復の遅れ: 長時間・高頻度のサウナは体に負担をかけ、回復を遅らせる可能性
・サウナ依存: 徐々に長い時間や高い温度を求めるようになり、健康リスクが増大
・肌の乾燥やダメージ: 頻繁なサウナ利用は皮膚の水分バランスを崩す可能性
・心臓への負担: 特に心臓に問題を抱える方は過度な高温環境に注意が必要
サウナの効果を最大限に引き出すには、「質」を重視することが大切です。長時間のサウナよりも、適切な温度と時間で、質の高いサウナ体験を心がけましょう。
また、体調が優れない日や睡眠不足の日は、無理にサウナに入らず休むことも大切です。サウナダイエットは、長期的な視点で継続することが成功の鍵となります。
サウナダイエットについて、多くの方が気になる疑問にお答えします。ここでは、科学的根拠に基づいた正確な情報をご提供します。
結論から言うと、毎日のサウナ利用が必ずしも最適なダイエット方法とは言えません。週に2〜3回のサウナ利用が、体への負担とダイエット効果のバランスが取れた頻度とされています。
体が適応するためには休息も必要です。特にサウナダイエットを始めたばかりの方は、まずは週に1〜2回から始め、徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。個人の体質や生活スタイルに合わせて調整しましょう。
サウナだけで10キロの脂肪を減らすことは、現実的には難しいと言わざるを得ません。10キロの脂肪を燃焼させるには、約7万kcalのカロリー消費が必要とされています。サウナの消費カロリーだけでこれを達成するのは非常に困難です。
10キロの持続的な減量には、以下のような総合的なアプローチが必要です:
1. カロリー制限: 1日約500〜1000kcalの摂取カロリー削減
2. 定期的な運動: 筋トレと有酸素運動の組み合わせ
3. 生活習慣の改善: 十分な睡眠と適度なストレス管理
4. 長期的な取り組み: 3〜6ヶ月以上の継続的な努力
サウナはこれらのアプローチの補助的手段として位置づけるのが現実的です。サウナによる代謝アップ効果や血行促進効果を活かしながら、食事管理と適切な運動を組み合わせることで、健康的に痩せることが可能になります。
サウナと一般的な入浴では、体への熱刺激の質が異なるため、効果にも違いがあります。比較すると以下のような特徴があります:
項目 | サウナ | 一般的な入浴 |
---|---|---|
体温上昇 | 速く、高温 | 穏やかで持続的 |
発汗量 | 多い | 比較的少ない |
消費カロリー | 10分で約15〜30kcal | 10分で約10〜20kcal |
血行促進効果 | 強い(特に温冷交代浴) | 穏やかだが持続的 |
筋肉への効果 | 筋肉の緊張緩和 | 筋肉の疲労回復 |
継続のしやすさ | 施設が必要 | 自宅で手軽 |
ダイエット効果だけを比較すると、サウナの方が短時間でより大きな代謝アップ効果が期待できます。特に温冷交代浴を取り入れることで、血行促進効果が高まります。
一方、入浴は日常的に継続しやすいのが利点。適切な温度(38〜40℃)で20〜30分浸かることで、サウナに近い効果を得ることも可能です。
理想的なのは、両方を組み合わせることです。例えば、週に2〜3回のサウナと毎日の入浴を組み合わせることで、継続的な代謝アップ効果を得ることができます。
サウナによる基礎代謝の上昇は、一般的に体温が1℃上昇すると基礎代謝が約10%上昇するという原則に基づいています。実際の数値を見てみましょう。
一般的なサウナ(100℃前後)に15〜25分入ることで、体温は約1.5℃上昇すると言われています。これにより、基礎代謝は一時的に約15〜20%上昇する可能性があります。
例えば、基礎代謝が1,400kcal/日の方の場合:
・通常時の1時間あたりの基礎代謝:約58kcal
・サウナ後の1時間あたりの基礎代謝:約67〜70kcal
このサウナによる代謝アップ効果は、個人差はありますが、サウナ後2〜3時間程度持続すると言われています。つまり、サウナ後の数時間は脂肪燃焼効率が高まった状態が続くのです。
ただし、これはあくまで一時的な上昇。サウナを定期的に利用しないと持続的な代謝改善にはつながりません。週に複数回のサウナ利用を継続することで、じわじわと代謝が改善していく効果が期待できます。
サウナダイエットについて詳しく解説してきました。このダイエットは、即効性のある方法ではありません。長期的な健康習慣として取り入れることで効果を発揮します。サウナの代謝アップ効果、血行促進効果、ストレス軽減効果などを活かしながら、バランスの良い食事と適度な運動を組み合わせることで、持続可能なダイエットを実現することができるでしょう。また、体質を内側から改善するため、ダイエット効果を長く持続させる効果も期待できそうです。
サウナの気持ち良さを楽しみながら、健康的に理想の体を目指していきましょう。
サウナの定期的な利用が健康的なダイエットに効果があることは分かった。けれど、週に何度もサウナに通うのはコスト的にも時間的にも大変…。そんなときは思い切って家庭用サウナルームを導入してしまうのもおすすめです。
サウナで健康的に痩せたい。そんな人にこそ自宅サウナがおすすめ。自宅サウナなら好きなタイミングで、好きなスタイルで楽しめる上、施設に通うよりリーズナブル。人の目を気にする必要もありません。サウナ後すぐに運動もできます。サ飯についても外食の誘惑も少なくなるので、カロリー制限もうまくいきそうですよね。また、パートナーや家族と運動後に一緒に入ることもできるので、モチベーションも維持できそうです。
自宅サウナとサウナ施設、一回当たりのコストはどっちが安いのでしょうか?
答えは自宅サウナ。例えば、出力2.7kWのデルタ3を搭載しているハルビアのソポ0909(1人用)やソポ1212(1~2人用)を例にとると、東京電力(36.6円/kWh)の場合、1時間当たり98.82円。温め、サウナ利用、乾燥運転で1日3時間運転させると296.46円。サウナ施設に毎日通うことと比べるととてもコスパが良いことがわかります。
とはいえ、もちろん初期費用は掛かります。ただ、新築やリフォームの際であれば住宅ローンに組み込むこともできます。また、ハルビアサウナディーラーではサウナ用ローンのご相談も承っております。気になった方は是非お問い合わせください。
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
本記事では、多彩なタイプの特徴や効果を分かりやすく解説しています。初心者の方でも目的に合ったサウナを選べるよう、実用的なポイントをぎゅっとまとめました。自分にお勧めのサウナの種類が知りたい方は是非ご覧ください。
サウナといえば「熱い空間で汗をかく場所」。そんなイメージを持つ方が多いかもしれません。実は温度帯や湿度、塩やアロマを取り入れたものなど、その種類は意外にも豊富です。サウナの種類を一覧にまとめました。
サウナの種類 | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
ドライサウナ | ・高温(80〜100℃)で低湿度(5〜10%) ・短時間で大量発汗が可能 | ・短時間でも爽快感を得られる ・ストレス解消や疲労回復をサポート |
フィンランド式サウナ(ロウリュサウナ) | ・中温(60〜80℃)で中湿度(15〜30%) ・サウナストーンに水をかけるロウリュと香りが魅力 | ・瞬間的に発汗を促し、爽快感がアップ ・アロマを加えればリラクゼーション効果が高まる |
スチームサウナ | ・低温(40〜60℃) ・高湿度(80〜100%) ・呼吸しやすく肌や髪にやさしい | ・保湿効果が高く、のどや鼻の乾燥を防ぎ、リラックスしやすい ・初心者や高温が苦手な方でも入りやすい |
ミストサウナ | ・スチームサウナに似た低温・高湿度 ・細かな霧状の蒸気を使い、肌や呼吸器への負担が少ない | ・やわらかい蒸気でリラックス度が高い ・初心者や高温が苦手な方でも入りやすい |
塩サウナ | ・スチーム・ミスト環境で塩を塗り角質ケアを行う ・マッサージ効果で血行促進 | ・角質除去で肌をすべすべに整えやすい ・エステ感覚でリラックスできる |
薬草サウナ | ・ハーブや薬草を焚きしめる、または薬草パックを使う | ・ハーブの香りで自律神経を整えやすい ・リラックスや安眠効果が期待できる |
スモークサウナ | ・フィンランド伝統の薪をいぶすサウナ ・室内が煙で満たされ、香ばしい風味を味わえる | ・自然を感じる独特のリラックス感 ・薪の香りに包まれて体を温められる |
アイスサウナ | ・氷や冷気を利用した低温空間 ・クールダウンを目的とする逆転の発想サウナ | ・冷熱の温度差で血行を高め、リラクゼーション効果を上げる ・温冷交代浴で体調管理をサポート |
ドライサウナは80〜100℃の高温帯で湿度が低いのが特徴です。汗をかきやすい環境なうえに短時間でもリフレッシュできます。そのため、忙しい方やとにかくしっかり汗をかきたい方に向いてる種類のサウナです。
ただし、湿度が低いぶん息苦しさを感じやすい場合もあります。そのため、高温環境が苦手な方には少しハードルが高いかもしれません。第二次サウナブームで一気に普及したタイプのサウナです。スーパー銭湯や銭湯に多く設置されているので、手軽にサウナ習慣を始めたい方によく選ばれています。
ロウリュサウナとも呼ばれるのは、フィンランド式サウナ。60~90℃の中温度帯です(施設によっては100℃以上のところもあります)。高温のサウナストーンに水をかけることで蒸気を発生させ、発汗を促進させます。アロマオイルを混ぜた水を使うと、爽快感と同時にリラックス効果も。
ドライサウナよりも温度が低く湿度が高いので、この種類のサウナは初心者の方にもおすすめです。また、息苦しくなく、リラックスしながらサウナ浴ができます。「ととのう」というワード共に、現在人気のタイプです。
ただし、瞬間的に湿度や体感温度がぐっと上がるので、熱さが苦手な方には刺激が強いかもしれません。
フィンランド式サウナは、サウナ愛好家の間では欠かせない存在となっています。フィンランド式サウナについては下記記事で詳しく紹介しています。
スチームサウナは40〜60℃ほどの比較的低い温度で、湿度が高いのが特徴です。蒸気が室内を満たしているため、のどや鼻が乾きにくく呼吸がしやすいのがメリット。肌や髪が潤いやすいことから美容面を重視する人にはこの種類のサウナがおすすめです。
一方で温度がやや低めなので、ドライサウナほどの発汗量は感じられません。ゆったり長く入って体を温めたい方や、ゆるめの温度帯でリラックスしたい方に向いています。
ミストサウナはスチームサウナに似た温度と湿度です。さらに細かな霧状の蒸気を使うところが多い点で異なります。肌や呼吸器への負担が少なく、独特のやわらかい感覚を楽しめます。ゆったりとリラックスしながらサウナで体を温めたい方にはこの種類が向いています。
ただし、短時間でがっつり汗をかきたい人には物足りないと感じるケースもあります。サウナ初心者や高温が苦手な方におすすめです。
塩サウナは、スチームサウナやミストサウナの中で塩を使って肌をマッサージするタイプです。塩が角質ケアや血行促進につながります。美肌を目指す方にとってはエステ感覚で楽しめる種類のサウナといえます。
ただし、塩をこすりすぎると肌を傷める恐れも。自分の肌に合った使い方を意識することが大切です。
美容目的でサウナを取り入れたい方には魅力的ですが、施設数が少ないタイプです。体験したい場合は事前にどの施設にあるのかをチェックしておくことが重要です。
薬草サウナは、サウナ室内にハーブや薬草を焚いたり、専用の薬草パックを入れて蒸気を発生させたりするスタイルです。薬草独特の香りと成分がリラックスやストレス解消を促します。アロマセラピーを受けているような感覚で楽しめるところが魅力です。
サウナ自体の温度や湿度は施設によってさまざま。いずれも、ハーブの香りが苦手でなければ心地よい時間を過ごせるはずです。疲労回復や安眠効果を期待したい方にとっては、ぜひ試してみたい種類のサウナでしょう。
スモークサウナは、フィンランドの伝統的なサウナスタイルのひとつです。ストーブで長時間薪をいぶし、煙を充満させた室内で入ります。他のサウナとは異なる独特な香ばしさが特徴です。
日本ではあまり普及していない種類のサウナですが、アウトドア施設やサウナイベントで体験できることもあります。高温に加えて木や薪の煙が漂う独特の空気感が楽しめるので、自然やキャンプが好きな方には非常に魅力的です。ただし煙のにおいが気になる方には向かない面もあります。
アイスサウナは逆転の発想で、氷や低温の環境を作り出した空間でクールダウンを楽しむサウナです。とても冷えた室内で体を冷やすことで血行が活性化。その後再び温かいサウナに戻るとより深いリラックス状態が得られると言われています。
こちらも日本ではあまり見かけませんが、海外の高級スパや一部のホテルで導入されています。温度差を活かしたサウナ体験を味わいたい方に人気です。 普通のサウナとは少し違ったものを楽しみたいサウナ上級者には面白いサウナです。
サウナとひと口にいっても、その楽しみ方や効果は人によって様々です。ここでは、代表的な目的別におすすめのサウナの種類を整理してみました。
サウナの効果については下記記事で詳しくまとめていますので、ご覧ください。
一日仕事を頑張ったあとや精神的に張りつめた状態から解放されたいとき。そんなときは、しっかり汗をかきながら自律神経を整えてくれるサウナがおすすめです。
例えば高温低湿のドライサウナ。短時間でも大量の汗をかきやすく、疲れを吹き飛ばすような爽快感を得やすいです。
もっとリラックス感を得たい場合は、フィンランド式サウナ。サウナストーンにアロマ水をかけて発生する蒸気にはリラックス効果が。熱い空気のなかでも心地よい香りに包まれると、心も体もほぐれていく感覚が味わえます。さらに、ロウリュで発汗作用が促進されます。発汗による血行促進によって、疲労回復やストレス解消など様々な効果を得られます。ストレスが多い方や睡眠不足ぎみの方にとって大いに役立つはずです。
短時間で一気にストレスを解消したい場合はドライサウナを、じっくりと疲れをほぐしたい場合はフィンランド式サウナを試してみてください。
美肌やダイエットを目的にサウナを活用するなら、スチームサウナや塩サウナ。
スチームサウナは比較的低温ながら、高い湿度によって肌や髪をしっとり保ちやすいのが特徴です。熱さで息苦しくなることも少ないです。肌荒れしやすい方や、高温が苦手な方にも嬉しいポイントですね。
一方、塩サウナは肌の角質ケアをしながら発汗を促すことができます。このため、美肌を目指す方にも適しています。塩を使ったマッサージで血行を良くしながら汗をかけば、エステ感覚でデトックスできるはずです。
とはいえ、サウナ自体にはダイエット効果はありません。美容やダイエットのためには適度な運動や食事管理も大切です。ここにサウナの温熱効果を上手に取り入れることで、内側からのケアがよりスムーズになるでしょう。
サウナが初めてという方や、いきなり高温のサウナに入るのが不安な方には、ミストサウナやスチームサウナがおすすめです。
どちらも、息苦しさを感じにくい種類のサウナです。また、肌や髪にもやさしい環境が整っています。「サウナは熱すぎて体力的に負担が大きいのでは」と心配な方にも最適。ミストサウナやスチームサウナであればゆっくり入ることが可能です。初心者の段階では、一度に長時間入らずに汗をかくリズムをつかむのがコツ。無理なく快適に楽しむために自分に合った温度帯を探してみてください。
慣れてきたら、ドライサウナやフィンランド式サウナにも挑戦して、自分が心地よいと感じるスタイルを見つけるのも楽しいですよ。
サウナの種類には、形や設置場所に応じた多様なスタイルがあります。大きな施設に設置されるものから、キャンプ場などアウトドアで楽しめるもの、家庭向けの小型タイプまで、現代のサウナは選択肢がとても豊富です。ここではユニークな形のサウナをいくつかご紹介していきます。
バレルサウナは、その名の通りワインやウイスキーの樽のような形状が特徴です。かわいらしい、丸みを帯びた外観。庭先などに設置しておけば、ちょっとしたリゾート気分を味わえるのが魅力でしょう。
樽状の構造はサウナ内の空気が効率的に循環しやすく、熱ムラが少なくなるともいわれています。木の香りも存分に感じられます。五感をフルに使って癒やされたい方にぴったりかもしれません。
アウトドアでサウナを楽しみたいなら、テントサウナ。専用のテントとストーブを持ち込めば、自然のなかで手軽にサウナ体験ができます。テント内で十分に温まったあと、すぐ外の川や湖に飛び込んでクールダウンするのは、自然との一体感を存分に味わえる贅沢な時間です。
設営は少しコツがいりますが、「自分でサウナを作っている」という楽しさも。アクティブにサウナを楽しみたい人には打ってつけでしょう。
自宅でもサウナを楽しみたいという方には、家庭用サウナルームが注目されています。家庭用にコンパクト設計されたタイプなら、リフォームや新築時にバスルームに組み込むことも容易。また、既存物件の空きスペースに設置することも可能です。
時間や利用者を気にせず、好きなタイミングで汗を流せるのが大きな魅力。家族や友人と一緒に入ってコミュニケーションの時間にすることも。いつでもリラックスできる“自分専用の癒やし空間”を手に入れることができます。
自分に合ったサウナの種類に狙いを定めたら、サウナの種類で施設を探せるサイトを活用してみましょう。自宅や職場の近く、旅先で探して色々なサウナを楽しんでみてください。ここでは代表的なサイトをご紹介します。
サウナイキタイは全国9630件のサウナ施設を掲載中。エリアやサウナの種類での絞り込みには勿論対応。他にもサウナや水風呂の温度など、マニアックな条件でも検索ができます。アプリ版有り。
サ活登録やサウナイキタイ登録など独自の機能が満載で、サ活がもっと楽しくなります。
2025年3月7日から、ハルビアが連携を開始!ハルビア製サウナヒーター導入施設を絞込検索できるようになりました!
SAUNA TIMEには全国4673件のサウナ施設が掲載されています。エリアや駅名のほか、サウナの種類や温度、休憩スペースのタイプ等から検索できます。WEBのみ。口コミも載っているので参考になりますね。
HARVIA JAPANは、公式サイトにて、スペシャルマップ「HARVIA EXPERIENCE MAP “Hyvä Löyly!”(ヒュバ・ロウリュ)」を公開中。
ハルビア製のヒーター(ストーブ)は、全てロウリュ対応。つまり、ハルビア製品を採用している施設をマップにすれば、ロウリュができるサウナを効率よく探せるはず。そしてロウリュサウナの心地よさをたくさんの人に知ってもらえるはず。そんな思いから作られたのがこのマップです。 サ活やサ旅、はじめてのフィンランド式サウナ体験の際に、是非ご活用ください。
グーグルマップを利用しているので、施設の公式サイトにすぐアクセスすることができ、設備やアメニティの確認も簡単です。
サウナブームの中心、フィンランド式サウナ。フィンランド生まれのハルビアのヒーターは全てロウリュ対応です。
「家でロウリュサウナを楽しめたらいいのに…」ロウリュサウナの気持ちよさに目覚めた方なら一度は考えたことがあるのでは?そんなニーズに応えて、家庭用サウナルームが販売されています。実は意外とリーズナブルに、簡単に実現できるってご存じでしたか?ロウリュができて高品質かつリーズナブルなおすすめサウナルームをご紹介します。
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
運転中、サウナヒーターは非常に高温になるため、火災のリスクをはらんでいます。購入の際は、日本の法規制に準拠した安全な製品を選びましょう。
一部の電気用品には電気用品安全法の規制が課されています。サウナ機器では、一般的に家庭用とされる10kW以下のヒーター及びルームが対象。PSEの中でもより厳しい菱形PSE(<PS>E)に適合することが義務付けられてます。 万が一火災事故などがあり、その原因が法令違反品にある場合は、保険適用にも問題が生じるケースもあります。
ハルビアジャパンが輸入販売している10kW以下のサウナヒーター全機種及び、家庭用サウナルーム「ソポ」シリーズは<PS>Eに適合しています。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。
また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
サウナに興味のある方必見!サウナの入り方やマナー、ロウリュのやり方、「ととのう」って何?などなど、気になる基本知識を解説。健康的に楽しむための注意点も要チェックです。
そもそもサウナとは?必要な持ち物は?「正しい」サウナの入り方ってあるの?「ととのう」とは?サウナって危険?等々、基本的な疑問について解説します。
サウナは、身体を温めて汗をかくことでリフレッシュとリラクゼーションを提供する伝統的な入浴法です。フィンランド発祥の文化で、近年日本でも多くの人々に親しまれています。その魅力は多岐にわたります。心身をリフレッシュさせるだけでなく、血行促進や体内の老廃物の排出を助ける効果も。さらに、サウナに入ることでストレスが軽減され、精神的なリラックス効果も得られます。日常の疲れを癒すのに最適な手段と言えるでしょう。
サウナには色々なタイプがあります。現在のサウナブームの中心にあるのは、ロウリュが出来るフィンランド式サウナです。
必要な持ち物は訪れる施設によって異なることが多いです。お出かけ前に、施設の公式サイトやサウナポータルサイトなどで確認しておきましょう。
基本的に、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはどの施設にも揃っています。こだわりがある場合以外はもっていかなくても大丈夫でしょう。
バスタオル、フェイスタオルもほぼ全ての施設で用意があります。ただし、レンタル料(数百円)がかかる場合も多いので、マイタオルを持参するとお得です。
クレンジングや洗顔料、水やスポーツ飲料、スキンケア用品などは持参をおすすめします。そのほか、サウナハットやサウナタオルなどを持っていくとサ活が充実します。
「正しい」サウナの入り方としてサウナ→水風呂→外気浴のサイクルが色々な媒体で紹介されています。サウナでしっかりと汗をかき、水風呂で身体を引き締め、外気浴でリラックスすることで、気分がクリアになり、深いリラックスを感じられます。
“ととのう”とは、概して、これによって得られる心身のリラックス状態を指します。特に、心拍数の落ち着きを感じることができる外気浴は、このサイクルの鍵となります。サウナの熱と水風呂の冷たさが交互に刺激を与えることで、体内の循環を促進。身体がリセットされる感覚を味わうことができます。
これがまさに”ととのう”の醍醐味であり、多くの人がサウナを愛する理由の一つです。反面「ととのう」ことを目的にしすぎる傾向も。どういう状態になれば「ととのう」と言えるのかを突き詰めすぎて、「今日はととのえなかった」と、せっかくのサウナ体験にネガティブな評価をつけてしまうのは少し残念です。
サウナで一番大切なことは「楽しむこと」。実際、フィンランドではサウナの入り方に決まった「型」はありません。その日の気分や体調に合わせて、入り方のパターンは様々です。あまり難しく考えず、その日のコンディションに合わせて自由に楽しむことが、一番の「正しい入り方」かもしれません。
サウナは心身の健康に様々なメリットをもたらします。同時に、身体に負担をかける行為でもあります。例えば、サウナのメリットをもたらす要因の一つである心拍数の上昇。健康な人にとっては心血管疾患のリスクの低下につながります。その一方、すでに心血管疾患を患っている方にとっては深刻なリスクを生みます。心臓疾患や高血圧のある方、心臓に負担をかけることについて注意が必要な方は、サウナ浴は避けたほうがいいでしょう。
また、発汗作用も健康効果を生む要素ですが、これは脱水のリスクもはらんでいます。サウナ後の水風呂も、メリットがある一方、ヒートショックのリスクが高い行為です。
サウナの健康効果は、基本的には現状健康な人向け。基礎疾患がある方や、体調の悪い方にとってはハイリスクな場合が多いということを念頭に置いておく必要があります。 サウナ利用時の健康上の注意点については後述します。是非しっかりチェックしてください。
ここではサウナの入り方の詳細を解説していきます。
入浴前に軽くシャワーを浴び、身体を清潔に保ちます。シャワー後は水分をしっかりふき取りましょう。これによりサウナの熱が伝わりやすくなり、より効果的に汗をかくことができます。また、体を洗うことで毛穴が開き、発汗作用が高まります。
サウナマットを使用し、ベンチに腰掛けます。あぐらや体育座りなどで、足までベンチの上に乗せるのがおすすめです。サウナ室内にいる時間は10分が目安ですが、時間に拘らず、体調を優先しましょう。心地よい温度を感じるまで、無理せず、リラックスしながら入浴することが大切。サウナに入る際には、深呼吸を心がけ、徐々に体を慣らしていくことがポイントです。
サウナ後はシャワーで汗を流し、心臓に負担をかけないよう足からゆっくり水に浸かります。手桶が置いてある場合は、水風呂の水を脚や腕にかけてから入るのを推奨します。入水時は、急激な温度変化を避けるため、少しずつ体を慣らしてから入ると良いでしょう。水風呂には、身体を引き締めるだけでなく、心拍数を落ち着かせる効果もあります。
水風呂後は、脈拍が落ち着くまでリラックスします。心身を自然に戻す大切な時間です。この時間をしっかりと取ることで、”ととのう”感覚をより深く味わうことができます。外気浴や内気浴の時間は、その日の体調や気分に応じて調整しましょう。基本的には、脈拍が落ち着くまで休むようにするといいでしょう。
フィンランドでは、サウナは自由に楽しむことが基本です。ルーティンに拘らず、自分の心地よいペースでサウナを楽しむことを大切にしています。”ととのう”ことよりも、リラックスを重視することを忘れずに。
フィンランドの人々にとって、サウナは日常生活の一部。そのため、ルールにも柔軟性を持たせています。自分の身体と心の声を大切にし、その時々の気分や体調に合わせたサウナの楽しみ方を見つけること。真のサウナ体験と言えるでしょう。フィンランド流のサウナ文化では、友人や家族と一緒にリラックスする時間も大切にしています。
サウナは身体に負担をかけることもあります。体調が優れないときや空腹・満腹時、飲酒後の利用は避けましょう。特に高血圧や心臓疾患をお持ちの方は、利用を避けるか、医師に相談の上、無理せず楽しむことが大切です。サウナに入る前には、自分の体の状態を常に把握しておく。これも、健康的なサウナ体験のための第一歩です。
体調を崩さないためにも、無理をせず、自分に合ったペースでサウナを楽しむことが推奨されます。また、健康的に楽しむという観点を忘れないようにしましょう。
サウナブームの中心、ロウリュサウナ。「ロウリュはサウナの魂」「ロウリュが出来ないサウナはサウナじゃない」とフィンランドの人々が口をそろえるほど、フィンランド式サウナにとってなくてはならない存在です。ここではその楽しみ方と注意点を解説します。
ロウリュは、サウナと同じくフィンランド語。löylyと綴ります。「サウナストーブの石に水を掛けて発生させる蒸気」を意味する単語です。こんな特定の蒸気を表す単語があるなんて、さすがサウナ発祥の地ですね。
日本では「サウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させること」を指す場合が多いです。 ロウリュが出来るのは、ヒーターの上に石を積んでサウナを温める、フィンランド式(ストーン対流式)サウナ。遠赤外線式や格納式のボナサウナではロウリュはできません。
ロウリュには、次のような効果があります。
①サウナ室内の湿度を上げる
②蒸気によって体感温度を上げる
③発汗作用を促進する
ロウリュによって蒸気が発生すると、体感温度が一気に上昇します。これによって発汗が促進され、サウナの健康効果にブーストがかかるというわけです。
一方で、体感温度が上がりすぎる場合も。ロウリュを前提としているフィンランド式サウナの推奨温度は70℃~80℃。ところが、日本では多くの商業施設が90℃~100℃以上に設定しています。この場合、高温の蒸気によって危険を感じるほど熱くなる可能性があります。やけどのリスクもあります。熱すぎると感じたら絶対に我慢せず、サウナ室を出るかヒーターから離れてください。
施設によっては、利用者が自分でロウリュが出来る「セルフロウリュ」を実施しています。好きなタイミングでロウリュができるので人気です。ただし、蒸気の刺激が強すぎると感じる人もいるので、事前に一声かけて理解を得ることが大切。周りの利用者に一声かけるなど、配慮を忘れずに行いましょう。
また、蒸気の量を調節しながら、適度に楽しむことが推奨されます。周囲の状況を確認し、他の利用者に不快感を与えないよう心掛けましょう。
加えて、ロウリュは電気製品に水を掛ける行為です。つまり、頻繁すぎるロウリュはサウナヒーターの寿命を短くします。「15分に1回」など、施設のルールを守り適度に楽しみましょう。
ロウリュではサウナヒーターに水を掛けますが、これにロウリュ専用のアロマオイルを入れることができます。蒸気と共にアロマに包まれるリラックス体験は、ロウリュサウナならでは。
ただし、運転中、ヒーター内部は400度以上の高温になっています。ロウリュ用でないアロマオイルや、濃度の高いアロマ水を掛けると、発火の危険があります。火災や怪我につながり、非常に危険です。アロマロウリュの際は、必ず専用のアロマオイルを使い、用法容量を守りましょう。
また、殆どの施設ではアロマオイルの持ち込みを認めていません。プライベートサウナなどでは好きなアロマを選んでロウリュ水に入れられるところも。この場合も用法容量についてのルールをしっかり守るようにしましょう。
サウナは共用スペースです。そのため、他の利用者への配慮が重要です。独自のルールを設定している施設も多いです。お出かけ前や入浴前に、注意書きをしっかり確認しましょう。
フィンランドにおけるサウナは交流の場所でもあります。フィンランドの公共サウナでは基本的に会話は禁止されていません。一方、日本のサウナ施設では黙浴をルールにしているところも少なくありません。その場合は施設のルールに従いましょう。また、会話OKの施設でも、非常識な声量で会話しないよう注意が必要です。
共有スペースであるサウナ。サウナの入り方で一番問題になるのが、汗の処理。誰しも、他人の汗には極力触れたくないものです。とはいえ汗をかくのは自然なことですし、サウナのメリットでもあります。皆が気持ちよく過ごせるように、以下のことに気を付けましょう。
サウナ室内はスペースが限られています。足先まで温めるためには胡坐をかいたり体育座りをしたりしたほうがいいですが、混んできたら足を下ろして他の人の座るスペースを空けてあげることも必要です。また、外で待っている人がいる場合は早めに上がるなどの気遣いが必要な場合も。思う存分サウナ浴が出来ないのは残念かもしれません。それでも共有スペースであることを念頭に、配慮するようにしましょう。
前述の通り、サウナは健康上のリスクもはらんでいます。ここでは健康的にサウナを楽しむための入り方を解説します。
体調不良時は、サウナのメリットがリスクになります。特に、下のような場合はサウナの利用を控えましょう。
・飲酒後や二日酔いの時
・空腹時や満腹時
・寝不足、過労など体調が万全でないとき
・ケガや炎症があるとき
少しでも健康上の不安がある場合は、サウナの利用を避けるか、医師に相談の上で利用してください。
サウナ中も、体調を最優先にして、入浴時間や入浴方法を調整しましょう。入る前は特に不調を感じていない場合でも、サウナ浴中に不調を感じたら無理せずサウナ室をでることが重要です。
また、不調の時は水風呂をやめてシャワーで済ませるなど、負担の少ない入り方にするのもおすすめです。サウナは上に行くほど温度が高い為、下の段に座ることで負担を減らすこともできます。
身体からの不調のサインを見逃さず、サウナの入り方を柔軟に変えましょう。
サウナにはいると心拍数があがり、発汗作用で水分が体外に排出されます。一回のサウナ浴による発汗は約500ミリリットルと言われています。汗で失う水分をしっかり補給しなければ脱水症状の危険があります。一回のサウナ浴の間に水約1~1.5リットルの摂取が必要と言われています。
まずサウナ前にグラス2杯分(約500ミリリットル)。その後クールダウンの度に、グラス1~2杯分の水分を補給。そしてサウナ浴後もグラス1~2杯分の水を飲む。 このイメージで水分補給をするといいでしょう。
サウナによる健康効果は、健康体であること、が大前提です。サウナ浴は体温を急激に変化させる活動です。温冷交代浴は特に体温の上下が激しいため、入り方には特に注意が必要です。下記に当てはまる方はサウナ(特に高温サウナや極端に低温な水風呂)の利用を避けるか、サウナ浴の是非について主治医の判断を仰いでください。
自宅にサウナがあれば、好きな時に自由な入り方で楽しむことができます。また、家族や友人と共に、心地よいサウナタイムを過ごすことで、日常生活に新たな楽しみを加えることができるでしょう。自宅サウナは、日常の疲れを癒すための新しい方法として、多くの利点をもたらします。
前述してきた通り、サウナ施設の空間は共有スペース。ルールを守る必要がありますし、他の利用者への配慮も必要です。その点、自宅サウナであれば、他の方に配慮する必要もなく、ルールも自由。更に、気分や体調に合わせて設定温度を変えることもできてしまいます。
中でストレッチをしたい日は低めの温度にしたり、体調を調整したい日は中温設定にしたり。好きなアロマオイルをつかうのも、好きな音楽をかけるのも、気分次第!友達や家族とおしゃべりをしながらサウナを気兼ねなく楽しむこともできます。
でも高いのでは…?と思った方に朗報ですが、設置費も維持費も、意外と手頃なんです。
おすすめは、ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)。サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。
SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。さらに、ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。
ソポには高級材であるサーモアスペンを使用。上質な仕上がりなのでインテリアを損ないません。また、日々の簡単なお手入れだけで長くご愛用いただけます。LED照明は調光だけでなく、色の変更も可能で、気分に合わせて演出を変えられます。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。
家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
サウナの温度設定と効果の違いを知ろう!フィンランドと日本のサウナの温度の比較や、目的に合わせた適切な温度、サウナヒーターの種類と温度の関係について解説します。結局何度がいいの?熱ければ熱いほどいいの?などなど、サウナの温度に疑問や興味を抱いているサウナ愛好家必見の情報です!
今や一過性のブームを超えて日本でも定着してきたサウナ。ロウリュの出来るフィンランド式サウナが人気です。ところで、実は日本のサウナの設定温度が本場よりかなり高いってご存じでしたか?ここでは日本とフィンランドのサウナ温度の違いや適切な設定温度について解説します。
日本のサウナは、一般的に高温で知られています。多くの施設では温度が90度以上に設定されており、場合によっては100度を超えることもあります。
短時間で効率的に発汗を促すことができるため、多くのサウナ愛好者に人気があります。一方で、高温による負担も考慮する必要があります。特に初めてサウナを利用する人や体調が優れない場合には、無理をせず適切な休憩を取ることが重要です。
フィンランド式サウナは、水を熱した石にかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が特徴です。この方法により、湿度が高まり、体感温度が上昇します。
本場フィンランドでは、一般的に70度から80度程度に設定されています。湿度が高いため、比較的低温でも十分に発汗を促すことができ、体への負担も少ないとされています。また、心地よい蒸気に包まれることで心身ともにリフレッシュすることができます。
それでは適切なサウナの設定温度はどれくらいなのでしょうか?それは、求める効果や体調によって異なるというのが結論です。こちらについては次のブロックで解説します。
とはいえ、フィンランド式サウナの特徴上、高すぎる設定はあまりお勧めしません。
前述の通り、フィンランド式サウナはロウリュが前提です。ロウリュによって、空気よりも熱伝導率が高い水分が室内に満ちるため、体感温度が一気に上がります。つまり設定温度が高すぎると、ロウリュ後の体感温度が上がりすぎてしまうのです。
ロウリュをしたら熱すぎて目や鼻が痛くなった、サウナ室内にいられなくて慌てて外に出た…という経験があるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
サウナの本質は心身のリラックス。施設によっては超高温のハードなロウリュを売りにしているところもあります。ただ、安全性や心地よさの観点からすると、設定温度は高くても90℃程度に抑えるのをお勧めします。
現在主流となりつつあるフィンランド式サウナの温度については前述しました。ここではその他サウナの温度帯と、温度帯別の効果についても解説します。
サウナの種類は大きく分けて3種類。フィンランド式サウナは高温サウナに属します。
・高温サウナ 温度:75~110℃ フィンランド式サウナ、一部の遠赤外線サウナ(ガスタイプなど)
・中温サウナ 温度:60~70℃ 一般的な遠赤外線サウナ、中温設定のフィンランド式サウナ(電気式)
・低温サウナ 温度:40~60℃ ミストサウナ、スチームサウナ、塩サウナなど
フィンランド式サウナと一部の遠赤外線サウナ(主にガス式の遠赤ストーブ)が該当します。
フィンランド式サウナはロウリュで湿度が上がるため、湿度は~40%程度。息苦しさや肌の乾燥を感じにくくなっています。対して、いわゆる「昭和のカラカラサウナ」である高温遠赤外線サウナの湿度は10%程度と低いです。
高温サウナは、短時間で大量の発汗を促すため、デトックス効果が非常に高いです。発汗によって肌の調子が良くなり、代謝も活発になります。また、血行促進効果も期待でき、筋肉の緊張を緩和し、リラックス効果も得られます。
ただし、高温サウナは体への負担も大。長時間の利用は避け、適切な水分補給と休憩を取ることが重要です。 また、熱すぎるサウナや乾燥しすぎているサウナは、肌や髪にダメージを与える可能性もあります。サウナハットやタオルなどを利用して保護し、サウナ後に適切なケアを実施しましょう。
遠赤外線サウナ(主に電気式)とフィンランド式サウナが該当します。
湿度は10~15%と低めですが、温度も低いので息苦しさは感じません。
遠赤外線式は、他のサウナよりも低い温度でより激しい発汗を身体に促します。中温サウナは高温サウナに比べて温度が低いため、循環器系の問題を抱える人にも適しています。また、リラックスしながら読書をするなど、複数のことを同時に行うのに最適です。
電気式ヒーターのフィンランド式サウナも温度設定により、中温で楽しむことができます。ロウリュで体感温度を上げながらゆっくりリラックスしたいときにおすすめです。
ミストサウナやスチームサウナなどが該当します。
湿度は90~100%。湿度が高いため熱が伝わりやすく、低温ですがしっかりと温まることができます。 低温サウナは、比較的長時間リラックスして入ることができるのが特徴です。体への負担が少なく、心地よい温度でじっくりと汗をかくことができます。
低温サウナは、ストレス解消やリラクゼーション効果が高く、心身のリフレッシュに最適です。また、湿度が高い環境では、呼吸器系にも良い影響を与えるため、風邪予防や喉のケアにも効果的です。肌や髪への保湿効果もあります。
前述の通り、サウナの温度によってそれぞれ異なる効果があります。ここでは、目的別に最適な温度や、サウナ室内での位置と温度の関係を解説します。
リラックスしたいときは、低温~中温のサウナがおすすめです。
身体への負担が少ないので、体調が万全でないけれど温まりたいというときも低温~中温サウナがいいでしょう。遠赤外線サウナは筋肉の痛みや苦痛の軽減に効果があり、スチームサウナやミストサウナは呼吸器系のケアに効果があります。気分や体調などに合わせてサウナを選択しましょう。
フィンランド式サウナの場合はロウリュの水に専用のアロマオイルを混ぜて、アロマロウリュをすると更にリラックス効果が高まるのでおすすめです。
デトックス効果を高めたい場合は、高温サウナが適しています。
短時間で集中的に汗をかくことで、体内の老廃物を効率よく排出することができます。
ただし、体への負担も大きいため、適切な水分補給と休憩を忘れずに行いましょう。また、体調が優れない場合は無理をせず、低温サウナに切り替えることも一つの方法です。
特にフィンランド式サウナの場合、サウナ室内の温度は場所によって異なります。温められた空気は上に向かうためで、高い位置の方が温度は高くなります。
ベンチの高さが数種類ある場合、下段と上段を温度で使い分けるのもおすすめです。効率的に汗をかいてデトックスを促進させたい場合は上段、一休みしたい場合は下段など移動する…といった具合に一度のサ活で温度帯を変えることもできますよ。
サウナの種類と温度帯は前述の通りですが、フィンランド式サウナが高温と中温の両方に出てきていたことにお気づきでしょうか?実は、一言でフィンランド式サウナといっても、ヒーターのタイプによって適した温度帯が違います。ここではヒーターのタイプと適した温度帯、そして温度の設定方法の違いを解説します。
フィンランド式サウナのサウナヒーターの特徴はサウナストーン。フィンランド式サウナではヒーターで加熱された石が室内の空気を温めます。この空気を介した熱は対流熱と言われ、ヒーターから直接伝わる熱(輻射熱)に比べて非常に柔らかく感じます。
中温サウナに適したヒーターはこの対流熱の割合が高いヒーター=ストーンの数が多いヒーター。ヒーター全面に石が配置されているものがこれにあたります。
ハルビアのサウナヒーターでは、シリンドロシリーズやスピリットシリーズ、レジェンドシリーズが該当します。
部屋を温める前に石を温める仕組みのため、適温になるまでに時間がかかりますが、柔らかな熱に包まれてじっくり温まることができます。
【石が多いヒーターの特徴】
〇フィンランド式サウナ本来の柔らかな熱を味わえる
△部屋を温めるのに時間がかかる=高温設定にしたときのエネルギー効率が悪い
△石が多いのでメンテナンスが大変 ➡中温設定のサウナ、少人数用のサウナ室におすすめ
100℃前後の高温でフィンランド式サウナを楽しむ場合は、ストーンの数が少ないヒーターが最適。
ストーン部分から生まれる対流熱と、本体から直接身体を温める輻射熱を併用するタイプで、箱型のヒーターの上部に石が積まれているものが多いです。
ハルビアのサウナヒーターでは、キップシリーズやクラブシリーズ、ヴィルタプロがこれに該当します。
輻射熱は遠赤外線式のように直接身体を温める熱なので、対流熱のみのタイプよりも早く温度を上げることができます。ただし、直接的な熱が大きい分、熱の柔らかさは控えめ。設定温度によってはヒリヒリ感を感じることもあります。
【石が少ないヒーターの特徴】
〇部屋が早く温まる=高温設定にしたときのエネルギー効率がよい
〇石がすくないのでメンテナンスが容易
△フィンランド式サウナ特有の熱の柔らかさは控えめ ➡高温設定のサウナ、大人数用のサウナ室におすすめ
フィンランド式サウナのサウナヒーターの加熱方式は、電気式と薪式の二種類。薪式の場合は温度設定ができません。電気式には、液晶コントローラーで設定が出来るタイプと、本体についたダイヤルで設定するタイプがあります。
前者は液晶パネルから1℃単位で温度が設定可能。後者の場合は弱・中・強のような大まかな温度帯で設定できます。 正確に設定したい場合はコントローラー式をお勧めします。正確な温度設定は必要ない、という方には、より安価なダイヤルタイプがおすすめです。
さて、サウナの温度別の効果などをお伝えしてきましたが、色々な温度設定やサウナタイプの商業施設を把握しておいて、体調や気分に合わせて選ぶ…というのはあまり現実的ではありませんよね。その点、自宅にサウナがあればいつでも好きな温度で楽しむことができます。ここでは多々ある自宅サウナのメリットのうち、温度に関するものをご紹介します。
サウナの温度に関わる自宅サウナのメリットといえば、自由に温度を設定できること。自分の体調や目的に合わせて最適な温度を設定することができます。例えば、リラックスしたいときには低温に設定し、デトックス効果を高めたいときには高温に設定することが可能です。
自宅サウナなら、家族全員がそれぞれの好みに合わせて温度を調整可能。誰もが快適にサウナを楽しむことができます。フィンランドにおいて、サウナは家族のコミュニケーションの場でもあります。温度を低めに設定してお子さんと一緒に入ったり、という活用もおすすめです。スマホを置いて一緒に汗をかくひと時は、日々の生活においてもかけがえのない時間になるはずです。
自宅サウナで気になるのは電気代。当然ですが、設定温度が高いほど電気代は高くなります。サウナに入る際は、暖機運転と入浴、入浴後の乾燥運転で1回3時間ほど運転が必要です。電気代が気になる方は、この点でも温度に注意を払いましょう。とはいえ、1~2人用のサウナルームを3時間運転させた場合の電気代はおよそ300円程度。施設に行くよりもお得です。
自宅サウナを導入して好きな温度で快適にととのいたい!そんな方には、サウナ&スパの世界No.1ブランド ハルビアの純正サウナルームがおすすめです。手軽なダイヤルタイプのヒーターが標準付属されていますが、1℃単位で設定したい場合は液晶コントローラー式のヒーターに変更も可能です。
ハルビアの家庭用サウナルームSÖPÖ(ソポ)は、サウナ&スパ製品で世界No.1のシェアを持つフィンランドのHARVIA(ハルビア)社が、日本の住宅事情に合わせて開発したコンパクトサイズのサウナルームです。SÖPÖ(ソポ)は、フィンランド語で”かわいい”という意味。その名前の通り、約96センチ角~と非常に省スペースです。1人~3人用の3サイズを展開しています。ライフスタイルに合わせて最適なサウナルームをお選びいただけます。
一番小さな1人用のソポ0909は、税込1,601,600円。ロウリュのできるサウナヒーター、サウナストーン、ヒーターガード、遮熱板に加え、ロウリュ用のバケット&ラドル、温湿度計と砂時計もついてくるので、設置が終わったその日からサ活を満喫できます。もちろん<PS>E適合品です。
購入相談から販売、施工、メンテナンス、アフターサポートまで、ハルビアサウナディーラーが責任もって担当するので安心して導入いただけます。家庭用利用で2年間の長期保証が適用される為、もしもの時も安心です。また、全国に、体感型ショールーム「ハルビアサウナショールーム」を開設しています。ソポ等のサウナルームを実際に体験いただけますので是非お出かけください。
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